モブに厳しいこの世界で平穏に生きるのは1000%不可能 作:LEGION ONE
この俺は天神 戒は転生者である。
いや、頭でも打っておかしくなったとか、厨病でもないから!本当だから!学校が終わって友達と帰っていた時に信号無視のトラックが友達を引きそうになって咄嗟に友達を庇い亡くなったんだ。そこで俺の人生は終わったと思った……しかし、俺は神から転生と言う措置を受けて別世界に転生し第2の生を得た。
そして、その第二の生を得た世界は『戦姫絶唱シンフォギア』という世界だった。どんな世界かというと……ノイズという一度度触れれば、その部位から炭と化し人は死に至るという特異災害やヤバい組織が色々と暗躍している、モブがめちゃくちゃ死ぬモブにとっては厳しい世界です。もう、ここがシンフォギアだと知った時は絶望したよ。
でも、その時の俺は少し調子に乗っていた部分があった……それは転生する時にもらった特典の力だ。俺がもらった特典はとある仮面ライダーの力……それを使って無双して原作のキャラとイチャイチャしたいう浅さかな考えをしていた。今、思うと転生して仮面ライダーの力を持って浮かれていたのがあるな。
そんでノイズ戦、どうなったというと……ノイズの一体も倒すことが出来ず逃げ帰ったよ。二次創作のように仮面ライダーにはノイズの攻撃は効かないと思っていたけど、それは間違えだった……仮面ライダーの力は全く通用せず、逆にこちらの装甲が灰化されたよ。その瞬間、俺は迫り来る死への恐怖に一目散に逃げた。
「調子に乗って自らノイズに挑んで……情けなかったな〜あの時は」
そこでやっと理解したよ……この世界は自分が思っているほどご都合的な働く世界ではない、創作の世界ではない現実の世界……一つの油断で死んでしまう世界だと。
それを理解した俺はモブとして原作にかかわらないように決めた。幸いにも俺の身内に原作キャラは存在しない為、原作に関わらなければ大丈夫だ。
「下手なことをしなければ、原作に介入することはない。俺はモブとしてこの世界で生をまっとうするんだ」
どんだけ俺を転生させた神がつまらなさそうにしても知ったことではない!これは俺の人生なんだ何をしようとも勝手だろ。
「はぁ……欲望に負けて転生しなければ良かった」
転生できるからって調子乗って頷くんじゃなかったな〜……って、今更後悔しても遅いけど。俺が転生した影響で変なものが出回り始めているし、それはちゃんと責任をもって処理をしないとな。
「さてと……夕飯の買い物でも行くか」
俺は背を伸ばすと座っていた椅子から立ち上がり、夕飯の買い物に行く準備をする。準備をしていると俺の足元にロボットの犬が駆け寄ってきた。
「さうざー、これから夕飯の買い物に行くからお留守番をよろしくね」
『きゃん♪』
さうざー……幼い頃からずっと一緒にいる自立型エンタテインメントロボットであるAI犬で俺の家族でもある存在だ。モブに厳しい世界に住む俺にとっては癒しの存在だ。
「……一応持って行くか」
何かあるか分からないしな……そう考えた俺は机に置いてある『金色と銀色、紫色に黒を基調とした扉のようなものが付いたバックル』と『コーカサスオオカブトが描かれたデバイス』、『アルシノイテリウムが描かれたデバイス』を持って夕飯の買い物に出かけた。
これは1000%のライダーの力を特典にもらった青年が必死にモブとして生きようとするも、原作キャラと関わりを持ってしまい原作に巻き込まれてしまったり、自ら原作に関わろうとする物語である。