とあるいつかの世界にて   作:猫箱_

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D2 6周年、開発運営レターによると3部ではアウラゲートについて深堀されるようなので楽しみ。

これからも気が向いたら更新していこうと思います。



3話

 

―≪メギドラオン≫―

 

その悪魔の攻撃で残っている数名が吹き飛んだ。

 

 

―≪ゴッドハンド≫―

―≪物理貫通≫―

 

 

「…!ッ゛ェ…ハッ」

 

 

―≪踠くもの・欠≫―

 

 

 

踠くもの・欠D2 ???固有 改変

自身が死亡するときHP中量で踏みとどまる。この効果は戦闘中に3度まで適用される。

とある英雄が保持している異能(スキル)、その再現ではあるが本来のそれと比べて性能が著しく欠けている。

 

踠くものD2 称号

これはいつかのどこかで彼が足掻いたことを示す、ただそれだけのもの

これに意味などない

 

 

 

物理に対する耐性なんてものは簡単に貫かれて普通に死ぬ攻撃を受ける。

無理やり体を動かしているとはいえ限界は近い。

 

逃げたいと思わなくもないが、そもそもここは船の上だし逃げだせば瀕死(dying)のメンバーは確実に死ぬ。そしてあいにくと今の僕にはそれを回復している余裕は無い。

 

 

―≪トリスアギオン≫―

―≪火炎貫通≫―

 

 

「ギャウ!」

 

今された攻撃は相棒――仲魔のケルベロスがかばってくれたがどこまでやれるか。

 

だが少なくとも僕は他のメンバーがこいつとともに出てきた大量の悪魔を全部倒すまで時間を稼がねばならない。

 

 

 

???悪意の塊LV68

 

 

 

レベルが上がりやすい()()()()()()()()1().()5()()()()()()()()()()()()()()()2()()()()のレベルを持つ強大な悪魔だ。いや、そもそも悪魔なのかすらよくわからない。

 

明確なのはこの相手が強く、倒さなければいけないということ。

 

 

絶望的と言っていい戦力差ではあるが諦めるわけにはいかない。

それは選択した僕の責任でもあるのだから。

 

 

 

 


 

 

デビルトレーナーD2 D2スキル

戦闘に参加したメンバーの獲得する経験値を中量増加させる

 

 


 

 

 

 

ふと、懐かしいことを思い出した。

 

あの時どうやって乗り切ったんだったか。最終的に囲んでボコボコにした覚えはあるがその詳しい過程はどうにも思い返せない。まあ思い返そうとしてもなかなかでてこないのは生きてればよくあることだ。辛いこともあったがあの日々に戻りたいという郷愁がある。だが、

 

 

……そもそも僕が元の世界に戻れることはないだろう。

 

 

アウラゲートは龍脈の中に存在する特殊な空間だ。なぜ存在するのか、どのように生まれたのかなどそういった疑問のもろもろは調査中で、こんなことになっている現状は対症療法しかできていない。

 

理由や原理などはおいておいてアウラゲートには元の世界から人やモノが流れ着いてくることがある。特に霊的な才能がなくとも気づいたらいた、みたいな人もいるので日々そういった人を見つけては送り返しているのだが問題は起きる。

 

こちらの話を聞かず攻撃してきたり命令してきたりする相手がいたり、オカルトアイテムなのかそうでないのかよくわからないものが流れ着いてきたり……

 

そんな中で稀に話した相手から総理大臣を数代遡って聞いてみたりすると異なっていたり、新元号の話がでたりと、全く同じ環境から流れ着いてはいないだろうということは確信に近い。そもそも大日本帝国新聞とかいうものを拾ったこともあるし。

 

平行世界という形にしろ何にしろ僕が過ごしたあの場所に戻れる可能性はほぼ0だろう。

 

だったら僕がここにいる意味もないかもしれないがメガキンのことを聞くとたまに知っている人もいるし、意味はあるかと考える。自分がやることは極悪魔を殺して待つことだけだ。

 

 

とはいえ変わらない日々というのは普通につらくなってくるもの。たまの息抜きは必要だ。

 

 

というわけで

 

 

 

「よし、遊園地に行こう」

 

 

 

龍脈渡り(階層移動)

 

 

 

 


 

 

 

 

―ジゴクぱーく

 

 

 

「前来た時は乗らなかったけどコーヒーカップもなかなか面白いよね」

 

 

そんなことを一緒にアトラクションに乗っている相手――アスタロトに言った。今の姿だとジャボって呼んだほうがいいかな?まあ面倒だからアスタロトで通すんだけど。

 

 

「僕はとくには。君が楽しんでるならそれでいいが」

 

「面白みのない……」

 

 

すかした感じがむかついたのでコーヒーカップを高速で回してやった。悪魔の遊園地なだけあって最高速はかなりのものだ。

 

ここのアトラクションは特に代金は払っていないが息抜きとしてはかなり有用なのでたまに使わせてもらっている。

 

 

 

 

―≪サンダーストーム≫―

 

―≪テンペスト≫―

 

 

 

 

ときおり雑音(戦闘音)は入るがジェットコースターやお化け屋敷なんかを一通り楽しんだ。

 

 

 

 

―ジゴクぱーく・カフェ

 

 

 

 

「やっぱりもう少しどうにかできないかい?」

 

 

休憩としてカフェにやってきたがアスタロトはそんなことを言い出した。よくある発作だ。

 

 

「発作じゃないからね。僕の元の姿があの程度のわけがないという純然たる事実からくる意見だよ」

 

 

心を読むな。別に読心能力とかある覚えはないからただの推測ではあるんだろうけど。

 

元の姿、というのは女神イシュタルのことである。女神イシュタルが神から悪魔としての姿に落とされたのがアスタロトという悪魔だ。

 

 

「どうにかって言われてもな……今引き出せてる分からどうするんだ?」

 

 

そもそも最初も最初は全体万能にタルカジャとタルンダがついてるだけの正直遅すぎて話にならない性能から今やラスタキャンディとランダマイザ効果に加え、条件付きとはいえコンセントレイトも連動で使えるんだからこっからどうしろという気しかしないんだが。

 

 

 

メソポタミアの星D2 初期 イシュタル固有

敵全体に万能属性の魔法型中ダメージ+3ターンのタルンダ効果&味方全体に3ターンのタルカジャ効果

 

メソポタミアの星D2 上方修正1回目 イシュタル固有

敵全体に万能属性の魔法型中ダメージ+3ターンのランダマイザ効果&味方全体に3ターンのラスタキャンディ効果

 

メソポタミアの星D2 上方修正2回目 イシュタル固有???

 

 

 

「いや、まだどうにかできるはずだ。……というかそれ以前に僕は元の姿にもどりたいんだけど?」

 

「ダメです」

 

 

正直アスタロトはアスタロトのままで十分強いしイシュタルとして強くなったところで物理アタッカーと魔法アタッカーとして使い分けするだけのような気もする。

 

アスタロトがこのことを言い出すのは、現状が元に戻せるとはいえB連打して進化キャンセルしてるようなもんだからとは認識している。そりゃ進化したいって言うだろうね。アスタロトの姿のほうが便利だからさせないけど。

 

最後にあそこに行くのは当然として次どこ行こうかな……おみやげ買ってこ。

 

 


 

 

ジゴクまんD2 アイテム

特殊なMAGが込められているおまんじゅう。

召喚の供物にするとそこそこ格の高い悪魔が召喚される。

お土産屋で売ってる。

 

 


 

 

―ジゴクぱーく・ジゴクきゃっする

 

 

 

「やあキングフロスト君、久しぶりだね」

 

「うわぁーー!やっぱりここまできたホー!」

 

 

いつもどうりにこの遊園地の最深部である城まで突入してボスであるキングフロストと遭遇した。というかむしろ会いに来た。目的?そんなものは決まっている。

 

 

 

悪魔会話(デビルトーク)!→アイテム要求

 

 

「万能思念頂戴、キングフロスト君」

 

 

というか君はここのボスとして極まり切ってて使えないんだけどね。

 

 

「いやだホ、おいらはこいつを使ってもっとグレートなおうさまになることを諦めないんだホ」

 

 

悪魔は会話に応じる気が無いようだ……→失敗

 

 

 

 

チッ

 

 

「カイザーとかエンペラーとかになるつもりなの?そんな形態あるのか知らないけど」

 

「ふふふ、いつもみたいにいくとおもってたら大間違いだホ……先生!」

 

 

いつもより余裕があるように感じたのは気のせいでは無く、どうやら今回は助っ人をよんでいるようだ。定期的に来てはここの悪魔からいろいろもらってい(カツアゲして)るが具体的な対策をうってこられるのは久しぶりだ。

 

そうして出てきた悪魔をすぐにアナライズする。

 

 

 

鬼神コウモクテンLV65

鬼神ジゴクテンLV65

 

 

 

……あー、これは、

 

 

「先生たちがいればあの天使にも赤いのにも殴られてもへっちゃらなんだホ!」

 

「……間違えてるよ?」

 

「ホ?」

 

 

うーん、前に話したことを憶えてたのは驚いたが残念なことに違うんだよなあ。というかあの2体はここ(ジゴクぱーく)の悪魔だね。四天王とか言われててもここの悪魔である以上、上司的な立場にあるのはあのキングフロストだ。ちょっと同情する。

 

 

「前は言ってなかったけどあの話は極悪魔のデミウルゴスの取り巻きとして見たもので……とりあえずそこの2体は君が欲してる万能100%カット持ってないよ」

 

「な、なんだ…ホ!?」

 

 

 

東の守りD2 ジゴクテン敵専用

電撃・衝撃・破魔・呪殺の吸収を得るが、物理・火炎・氷結の弱点を得る。自身が生存中、味方全体が万能属性で受けるダメージが100%減少する。自ターン開始時、自身が死亡していた場合、つぎの連動効果が発動。「自身をHP100%で復活する。」(全滅時には発動しない)

 

西の守りD2 コウモクテン敵専用

物理・火炎・氷結の反射を得るが、電撃・衝撃・破魔・呪殺の弱点を得る。自身が生存中、味方全体が万能属性で受けるダメージが100%減少する。自ターン開始時、自身が死亡していた場合、つぎの連動効果が発動。「自身をHP100%で復活する。」(全滅時には発動しない)

 

 

 

これに加えて≪制圧の構え≫が吸収も反射もあるのにどっちも貫通対応のひどい相手だったなあ……

 

あとあの時とは違ってそれに加えて……

 

 

「万能対策されてもまだ手段はあるんだよね」

 

 

―≪サバトマ≫―

 

 

召喚した悪魔の名は――アドラメレク

 

 

―≪太陽神の威厳≫―

 

 

キングフロスト火炎相性2段階低下火炎相性:無効→―(なし)

 

 

「ホ!?!?!?!?」

 

「じゃ、やろっか」

 

 

ここの異界は召喚・維持がしやすいから5体同時召喚だ。普段は4体、自分もメインで戦うと3体ってところだけど。

 

 

「……おいらは、負けない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通に焼いて万能思念を頂き(カツアゲ)ました。

 

 


 

 

ジゴクしーるどD2 キングフロスト敵専用

自身の耐性が全て無効となる。

また、自身が生存している間、味方の属性無効が貫通に対しても効果を発揮する。

 

 


 

 

 

「万能思念ありがとー、またしばらくしたら来るよ」

 

「うぅ……おいらは騙されたんだホ」

 

 

騙してなどいない。君が勘違いをしただけだ。

 

 

「まあまあ、最近困ってることとかある?悪魔の合体もできるだけやるけど」

 

「……先生たちはできるのかホ?」

 

「できたらとっくに作ってるんだよね」

 

 

万能100%カットは僕も欲しいよ。それに頼り切るなんて絶対にしないけど。

1回ティターン×4でこれ最強では?とか思ってたけど普通にテトラカーン解除されて殴られた悲しみ……

 

 

「じゃあ拾ってきたものいっぱいあるから何か買ってってホ」

 

「ゴミ回収かー」

 

 

ゴミといっても漫画とかあるかもしれないから行くけどね。ただ続刊も前の刊も手に入れることは絶望的な仕様だ。普通に漫画が買える世界が恋しい。

 

なんか世界が救われましたって言ってくれる存在とかいないかな?こんなところで過ごさなくていいのならそれに越したことはないんだし。

 

まあ実際にでてきたら怪しすぎるからぶん殴るんだけど。

 

 

 





さすがにとある英雄≠ルーキーです。


―追記―

ティターンの固有スキルですが検証したところ実機の文章どうりの挙動をするので自身に耐性が存在しなくても適用されます。
攻略サイトの情報を確認すると少し紛らわしく、またわかりづらいかと思ったので追記です。


鉄壁の重装兵D2 ティターン固有

このスキルを持っている悪魔が生きている間、味方全体は次の効果を発揮する。
「打撃型ダメージ反射状態のときに貫通による打撃型ダメージを受けた場合、自身が受けるダメージが30%減少する。」


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