一体いつからサッカーに筋肉が必要ないと錯覚していた? 作:リーリンリーリン
ありがとうございます!!
感想もくださった方々ありがとうございます!!
俺が転生させられたのは、前世で話題を生んだサッカー漫画『ブルーロック』の世界。
18歳以下のサッカー選手300人が集い、
そんなイカれた世界で俺はよりにもよってサッカーを始めてしまった。
(これも運命なのだろうか・・・)
正直に言おう。
俺はブルーロックが大好きだ。
だから事故で死ぬ直前に買った最新巻が読めなくてとても残念である・・・
好きだからこそ俺自身出来れば原作キャラ達と関わりを持ちたい。
というか俺も
(原作世界まで後どのくらいだったか・・・)
俺の記憶が正しければ原作の世界は2018年だったはず。
時期は正確には把握できないが、潔が高校選手権を終えた後ぐらいだったから多分1年の終わり頃だろう。
要するに
その期間で俺自身が高校まである程度結果を示し、
ここまでは良い。
(問題は選ばれるために何をすべきか・・・)
俺は前世でサッカーどころかスポーツもまともにやったことがない。
かと言って凪誠士郎みたいな才能は俺にはないし、何より転生時のチート能力特典がないのだ。
そんな俺がただ単にサッカーを習って人より少し練習して頑張った所でその強化指定選手に選ばれるだろうか?
(無理だろうな・・・)
彼らが選ばれたのには明確な理由がある。
純粋に個人の能力値はもちろん、ストライカーに必要とされる得点力を持つ選手たちが
「こうしちゃ居られない・・・!!」
原作まで時間はたくさんある。
だからと言って悠長にしている暇はない。
早い段階で自身の武器を見つけ、原作開始までにその武器を十分に使いこなせるようにならないといけない。
それが最も効率良いだろう。
(自分の武器か・・・)
とはいえ俺はまだ、サッカーボールに触って1週間すら経っていないヒヨッ子。
そんな簡単に己の武器など見つかるはずなかろう。
。
「はぁ・・・もっと早く気づいていればなぁ・・・」
今まで自分は何をしていたのかと後悔の念を抱く。
「この世界に来て頑張った事といえば筋トレくらいしか・・・
ん?
筋トレ・・・?」
そこで俺に一つの考えが浮かぶ。
(筋肉って確かどのスポーツでもあって損はないよな?野球や水泳、バスケや陸上競技だって筋肉量が多い選手は当然強い。ならそれはサッカーだって同じはず!)
スポーツ経験のない俺の頭には、こんな単調な考えが浮かぶ。
しかし普通に考えれば筋肉がある分フィジカルは上がる。それだけでなくスピードやキック力だって筋力トレーニングを重ねれば能力値は上がるはずだ。
フィジカルの強い原作キャラといえば
事実あの三人も筋肉量があっただけブルーロックランキングは上位にいた。
ということは元スポーツ経験無し+ザ平凡ステータスで転生させられた俺でも、筋肉を鍛えまくればサッカー選手として成功するのでは?
幸い俺はこの5年父から施された筋力トレーニングによって、5歳児とは思えないほどの筋肉を身に纏っている。
ならやることは一つだ。
ここから更にこの筋肉を鍛えあげ、この筋肉を己の武器と化させ
そう考えた時、俺はすでにスクワットを行っていた。
後日折り入って父に頼み、近くのサッカークラブに所属させてもらった。
「増瑠筋夫です!よろしくお願いします!!」
ここなら年齢問わずサッカーを習うことが出来る。
何より12歳までとかなり幅広い人員がいるため、いつでも格上と練習が出来るというわけだ。
「ふっ・・・ふっ・・・!」
まずはシュート、ドリブル、パス、トラップなど基礎練習から始める。
基礎はどの分野においても大事だ。
一流のサッカー選手はこの基礎が出来上がっている。
ミニゴールでのシュート練習、三角コーンを使ったドリブル練習、同年代の子達とのパス&トラップ練習・・・それらを練習の日以外でもひたすら繰り返す。
正直めちゃくちゃキツイ・・・
「ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・うぉぉぉぉぉぉ!!」
「よし!!筋夫!!残り5本だ!!」
加えて練習後は父考案の特別トレーニングを行っている。
サッカーは単に筋肉があるだけでは駄目だ。
筋力のみならず筋肉の柔軟性・伸張性(バネ)や瞬発性や持久力も必要だと指摘される。
ラダートレーニングやシャトルラントレーニングなどの他にヨガも行い、身につけた筋肉を自在に操れるようにする。
改めて父がスポーツトレーナーで良かったと心から感謝した。
「・・・このプラン・・・5歳の君からすれば少しハード過ぎないかな・・・?」
ある日コーチからこんなことを言われた。
まぁ普通に考えれば俺くらいの年齢でここまで練習してるのだ。
家がよほどのスパルタでなければ説明がつかない。
しかし俺には明確な目標がある。
「俺は将来一流のサッカー選手になりたいです!!だからどんな辛いことでもやり切ってみせます!!」
決意を込めて俺はそう返した。
このクラブに入って一年程経ったある日。
俺はコーチからの指示により、急遽上級生との練習に参加させてもらった。
年齢はだいたい8歳〜10歳程。
「よ・・・よろしく・・・」
「よろ・・しく・・・おい・・本当に6歳なのか・・・?」
「知らねぇよ・・・」
上級生達は俺を何か違う物を見るかのような目で見ていた。
まぁ当然だろう。
今の俺の身体は上級生達と同じくらい、いや下手すればそれ以上に大きいかったからだ。
父も言っていたが、筋トレで成長が阻害されるというのは嘘らしい。
むしろ年を重ねるにつれ身長も筋肉量もグングン伸びていく一方だ。
「そっち上がったぞ!!マークしろよ!!」
「こっちだ!!パスパス!!」
基礎練習は勿論だが、上級生達は主に試合形式での練習がほとんど。
コーチ曰く高学年の子たちは中学に上がった時を想定して実戦形式を積むべきとのこと。
そんな俺ももちろんその試合形式の練習に参加させて貰っている。
「こ・・こい!!いくらデカくてもまだ6歳だろ・・!?」
パスを受けて始まる上級生との1on1。
相手はかなり年の離れた高学年だ。
しかしこちらも簡単に負けてやるつもりはない。
「ふっ!!」
「はやッ・・・!?誰かそいつをとめろ!!」
スクワットやハムストリングス、全力シャトルラントレーニングによって俺は強靭な脚力を身に付けた。
スピードと瞬発力はある程度身に付いている。
それに加え繰り返してきたドリブル練習によって強力な突破力を実現させる。
とにかくパワーとスピードで相手をぶっちぎる。
原作だと雪宮の【1on1皇帝戦法(エンペラースタイル)】に少し似ているかも。
「ぐッ・・・なんだコイツ・・!?」
「パワーやばすぎんだろ・・!?強すぎる・・・!!」
上級生といえど彼らは鍛えてもいない
長年筋トレに加え体幹トレーニングをしてきた俺にフィジカルで勝てるはずがない。
「でりゃぁぁ!!」
「え・・・?」
俺の打ったシュートに、キーパーは反応もできずゴールを許す。
これも今まで積み重ねてきたシュート練習の賜物だろう。
「すっげぇッ!!なんだよ今の!?」
「かっけぇぇッ!!」
「おまえすごいな!!」
おぉ。
なんか凄い褒められた。
小学生に褒められて何ちょっと喜んでるんだ?元大学生 って感じだが、別にいいだろう//
何よりこれまで頑張って来た基礎練習の成果が実った事に大きな喜びを抱いていた。
そして翌日
「ふっ!ふっ!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ラストぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「よし!!休憩!!」
なぜか他の練習生も筋トレをし始めた。
side コーチ in
私はある青少年のサッカークラブのコーチをしている。
かつては私もプロとまではいかないが、サッカー歴はそれなりに長い。
指導者として3歳〜12歳の少年達にサッカーの素晴らしさを教える。
ゆくゆくは彼らを一流のプレイヤーとして育て上げたい。
それが私の夢だ。
「まするすじおです!!よろしくおねがいします!!」
ある日このチームに新たな仲間が加わった。
礼儀正しい振る舞い、そして何より目を見開いたのは少年の肉体だ。
鍛え抜かれた鋼の如き筋肉が彼の着るスポーツウェアの上からわかる。
この歳でここまで鍛えているとは、相当なアスリート一家だと伺える。
しかも聞けばこの少年はまだ5歳と言うではないか!!
こんな5歳児は日本では稀に見る事もないだろう・・・
そしてこの少年はサッカーは未経験だという。
正直これほどの肉体であればどのスポーツにおいても一流になれる。
それでも彼はサッカーを選んでくれた。
それ故に私は少し微笑ましかった。
「ハァ・・・ハァ・・・まだまだ!!」
少年はサッカーにとても熱心に取り組んでいた。
基礎練習はとてつもない集中力と意欲で取り組み、練習後も彼は父親との特別練習をしているではないか!!
そしてその練習も尋常ではなかった・・・
ラダートレーニングや全力シャトルランといった高度なトレーニングをその歳で行っている。
彼の父親はかなり優秀なトレーナーなのだろう。
しかしこの歳でここまでの修練を積んでいるのだ。
心身ともに疲弊しているに違いない。
私は少年を心配していた。
「・・・このプラン・・・5歳の君からすれば少しハード過ぎないか・・・?」
少年の1日の練習プランは平均的な5歳児、いや下手をすれば小学生でもついていけぬものだった。
しかしその後少年から発せられた言葉に私は大きく息を呑み込む。
「おれはしょうらいいちりゅうのサッカーせんしゅになりたいです!!だからどんなつらいことでもやりきってみせます!!」
何と言う強い信念!!
その歳でそこまで先を見据えているとは!!
私はこの少年を完全に見誤っていた・・・
彼は己の未来のために鍛え続けているのだ!!
なら私は彼の信念に応えるべき!!
そして一年が経ち、少年の基礎がほぼ固まったと判断した私は、彼を上級生との練習に参加させた。
そして彼は上級生達との練習初日で驚くべき成果を叩き出した。
「はやッ・・!!誰かそいつをとめろ!!」
「ぐっ・・!!なんだコイツ!?」
「パワーやばすぎんだろ・・!?強すぎる・・・!!」
なんと!!
その肉体は強靭なフィジカルを生み出し、上級生プレイヤーにも勝る!!
何より驚いたのがそのスピードとキック力!!
単純な筋力のみならず柔軟性の高い彼の下半身から生まれるスプリンター並のスピードと突進力!!
「でりゃぁぁ!!」
「え・・・?」
そして放たれるシュート力はもはや小学生・・・・いや中学生プレイヤーにも匹敵するだろう!!
泥臭い?
華麗なテクニック?
美しいフットボールスタイル?
そんなもの関係ない!!
単純なフィジカルに任せた豪快なプレースタイルは男なら誰もが憧れるもの!!
現にイングランドの『マンシャイン・C』が得意とするスピード&ラッシュスタイルも彼同様フィジカルを重視するプレースタイルだ!!
(これでまだサッカー歴一年とは・・・なんとも恐ろしい才・・・
否!!
筋肉!!)
翌日私は彼らのプレースタイルに感化され、他の練習生にも少し筋力トレーニングの練習を施した。
「ふっ!ふっ!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ラストぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「よし!!休憩!!」
彼らも少年に影響され、熱心に取り組んでいる。
素晴らしい関係だ。
いずれ彼らが一流のサッカープレイヤーとして成長する日もそう遠くないだろう・・・
side コーチ out
今回は割りと専門的なワードが多かった方と思いますがどうでしたか?
このワードの意味がわからない・・とかここ間違ってるよ!などがありましたら感想にバンバン書いてください!!
もちろん純粋な感想も嬉しいです!!
奪敵決戦(ライバルリーバトル)誰と組ませる?
-
馬狼
-
國神
-
時光
-
オシャ(蟻生)
-
凛
-
氷織
-
黒奈
-
潔
-
凪
-
その他