一体いつからサッカーに筋肉が必要ないと錯覚していた? 作:リーリンリーリン
ここまで読んでくださったみなさん本当にありがとうございます!!
感想や誤字報告などはとても心優しいものばかりでした・・・(泣)
あと感想欄での筋肉祭りが凄い・・・!!
※追記(2023/2/28 20:55)
間違えて未完成のまま投稿してしまいました。
本当に本当に申し訳ありません。
完成版は後半の部分を再度編集しておりますのでもう一度お読みになってくださいませ。
扉に入った俺達は各バスに乗せられ、山を越えたある場所へと向かっていた。
かなり田舎じみており、周りにはほとんど建物など存在しないような山道ばかり。
それまでは優雅にプロテインを飲みながら外の景色を嗜む。
そしてようやく見えてきた。
【BLUE LOCK】
大きな文字でそう書かれた巨大な施設。
そこはここにいる全員がこれから世界一のストライカーとなるべく場所でもある。
現地に着いた後、ボディスーツの配布が行われる。
確かあれにはランキングとアルファベットが書かれていたはずだ。
それはつまり、これから苦楽を共にする仲間との選別でもある。
てゆーか入り口にいる人って帝襟アンリちゃんだよな?
可愛い過ぎる・・!!
これってあれだよな?彼女からボディスーツ渡されるんだよな?超タノシミィィィィィ♪
と楽しみを待って列を並んでいると・・・
「増瑠筋夫選手。こちらへ」
「へ?」
突然隣からスタッフらしき人に呼び出され、他の部屋へと移される。
何かマズイことでもやらかしたのかと心配したが、後にスタッフからあるものを渡される。
「急に呼び出して申し訳ございません。実は・・・元々貴方の体格に見合うボディスーツがなかったものでして、突然のことですがこちらの特別製ボディスーツをお渡しします」
スタッフのその言葉に俺は唖然の表情を浮かべる。
まさか自分の身体がそこまで大きくなっていたとは・・・
「あ・・ありがとうございます」
クッソォ・・・アンリちゃんに会いたかった・・・・・
と凹みながら俺はボディスーツに知るされた数字とアルファベットを確認する。
そしてそこに記された数字とアルファベットは・・・
事前準備作業を終えた帝襟アンリは仕事を終え報告に向かう。
「絵心さん。彼への専用ボディスーツの受け渡し完了しました」
「うん。ありがとうねアンリちゃん」
「はい。しかし彼とてつもなく大きいですね・・・まさか事前に用意していた伸縮性の高いボディスーツが小さすぎて入らないなんて・・・予め海外の技術開発部にも頼んでおいて良かったですね」
帝襟の言葉を聞き、絵心は一つの資料に目をつける。
「増瑠筋夫17歳 身長:198cm 体重:116kg 実績は中学全国大会3連覇、そして翌年の全国高校サッカー選手権優勝、さらに青い監獄へ来る直前まで地区予選を突破し選手権へ出場・・・・うん。凄いね彼」
「さすがの絵心さんも驚きますよね・・・」
「全員がまったくの見込み無しって訳じゃないよ。ただ初めて彼の身体データを見た時は俺も目を疑ったさ・・・この年齢であれ程の肉体練度とは・・・ロナウドもビックリだよ・・」
とジョークじみた感想を伝える絵心であった。
「では・・・なぜ彼を
「・・・・」
彼女に問いに絵心はしばらく沈黙する。
「しかも彼は以前に会長曰くU20のメンバーにも選ばれていた。そしてそれをなんと彼は断ったそうです」
「うん。知ってるよ。彼見かけによらずクレイジーな男だね。・・・が、同時に
「え?疑問・・ですか?」
そう言うと絵心は自身の抱く疑問の魂胆について話していく。
「U20代表のメンバー選考って確か去年の春前からだったよね?」
「えぇ。ちょうど増瑠君が選手権を優勝した直後会長達に呼ばれた時期でしたね」
「じゃあ俺達がこの
「去年の秋頃。ちょうど日本サッカー協会と揉めたあの日でしたね」
「うん。それを踏まえてもう一つ質問をする。なぜ彼は
「それは・・・わかりません・・・ただ会長からの話だと、彼は『ここには自分のサッカーはない、自分には目指すべき所がある』と言って代表入りを断念したそうです」
「ふ〜ん・・・目指すべき所ねぇ・・・・」
「彼の目指すべき所とは、絵心さんの目的とする世界一のストライカーのことでしょうか?」
「・・・・いや。その可能性は低い」
「え?」
「彼のプレイはビデオで見させてもらった。その規格外のフィジカルに任せた豪快で力強いプレイ。これまでの日本の常識を壊すかの如く超攻撃的サッカースタイルだ」
「世間はそんな彼を『
「『
「彼の実力はすでに世界レベルに匹敵していると日本サッカー界は讃えています」
「うん。確かに彼は世界的に見ても逸材だ。だけどね・・・・彼のプレイからは
「え?『エゴ』・・ですか?」
「うん。もし彼が本当に世界一のストライカーを目指しているのであれば彼からは『エゴ』を感じさせるプレイが現れるはずなんだ。というのもこのシーンを見てくれ」
そう言うと絵心は彼女に一つのビデオを見せる。
「これは去年の高校選手権決勝の時さ。ちょうど彼が優勝した時のね」
「凄い・・・彼ボールを貰って相手のディフェンダーを引き付けてる・・・これだけDFが集まれば周りがフリーになってプレイがやりやすくなりますね。あ!味方が完全にフリーでボールを貰った!からのゴール!凄い・・・チームワークが絶妙に絡み合っていないとここまでのプレーはできないですね」
「その通り。彼のプレイは個人よりもチームプレイを主軸にしているってことさ」
「!・・・それは絵心さんの求める『エゴ』とは相反するものだと・・?」
「まぁ待ちなよ。話は最後まで聞こうよアンリちゃん。そう、一見フィジカルでの個人技ばかり注目されがちだが、本質はその強力なフィジカルを活かしたチームとの連携。特にゴール前でのポストプレーは彼ならではの武器に近しいもの。『One for all』を尊む日本からすれば、チームの得点にも貢献する理想的なFWと言えるだろう」
「えぇ・・・それがなぜ彼に『エゴ』がないと言い切れるんですか?」
「わかっていないようだね。このシーンもう一度よく見て」
「えぇ・・・と・・DFを引き付けてパスを出していますよね?それが何か・・?」
「見て欲しいところはそこじゃない。
「時間ですか?・・・・
延長後半・・・残り1分・・・?」
「そう。これはこのシーンがこの試合のほぼラストプレイであることを示す。彼程の能力なら間違いなく自分でゴール前まで持って行き得点できたはずだ。実際彼ほどの決定力であればむしろそっちの方が得点率は高い。パスを出した味方が必ずしもゴールネットを突き揺らすとは限らないからね。にも関わらず彼はそんな超重要な最終局面でも迷うことなく味方へパスを出していた。もちろんこれだけじゃない。これまでの試合でも彼は状況的不利に陥った場合必ず味方を使って効率的に試合を進めてきたんだ」
「では彼は・・個人ではなくチームとして勝利してきたということですか?」
「おそらくね。まぁそれ自体は別に悪くない。彼がこれまで積み上げて来た実績には彼の持つ勝利に対する執念があったから。が・・・それは今アンリちゃんが言った通りあくまでチームとしての話だ」
「と言うと・・?」
「世界一のストライカーになるということは己のためだけにゴールを追い求める『エゴイスト』になるということ・・・そんな『エゴ』も持たぬ彼が本当に世界一のストライカーを目指しているとでも?」
「・・・絵心さんの話は理解できます・・・・・では彼の言う『目指すべき所』とは一体・・・・?」
「これは俺の予想なんだが・・・彼の言う『目指すべき所』・・・
それはおそらく・・・・
ここ・・・
「!?どういうことですか絵心さん!?」
絵心のその言葉に帝襟は慌て叫んだ。
「確信しているわけじゃない・・・ただ彼のこれまでの行動は明らかに不自然なんだ。特定の選抜チームはおろかU20代表をも断った彼が、何故今になって
「その・・・気まぐれ・・・とか?」
「それはあり得ない。彼の所属する廣田宝泉高校は今年も選手権に出場している。チームプレイを重んじる彼であればこの大事な時期にチームを離れられる訳がない」
「確かに色々と不自然です・・だけどそれはありえません!!だって彼が代表入りを断ったのは
「正解だよアンリちゃん。そこなんだよ・・・
世界一のストライカーを目指しているわけでもない彼が何故今日になってここへやってきたのか?
そう・・・まるでこの
「!?い・・意味がわかりません!!じゃあ彼は一体なんなんですか絵心さん!?」
「落ち着いてよアンリちゃん。さっきも言った通りこれはあくまで予想での話。まぁ・・彼が何者なのかは僕にもわからない・・・増瑠筋夫・・・奴は正体不明の存在だ」
「正体不明の存在・・・」
「だからこそ俺は、そんな奴の
「!?彼の『エゴ』ですか・・・?」
「考えてみなよ。彼のような逸材が己以外のすべてを喰らい尽くさんとばかりの『エゴ』を持ってみろ・・・奴は間違いなく化けるだろう」
「ですが・・・それと今回彼が送り込まれた先とどう関係があるんですか?」
「まだわからない?『エゴ』とは人間の内に存在するある種欲求でもある・・・欲求は環境の苛烈さによって大きく力を発揮させるもの・・・まぁ今時で言う『ハングリー精神』ってやつだよ」
「!! じゃあ・・・絵心さんが彼を
「そう。より過酷な環境下でこそ『エゴ』とは芽生えるもの・・・彼を
「・・・・289・・・・・
原作読んでたから知ってるけど、この五号棟って全棟チームがV〜Zで構成されてる。
それは自分達が最下層のチームだと認識させられることで、上へ上へと目指すハングリーなプレイを出させるためである。
よって俺が望んでいる彼らに100%会えるわけではない。
そうして指定された棟に移動し、恐る恐るチームZと書かれた部屋の俺はドアを開ける。
「お?来た来た・・・ってデカッ!?」
「マジか・・・!?アンタって確か・・・」
「高校サッカー界最強の男・・・」
「増瑠筋夫・・・じゃんか!」
うん。
ある程度そうではないかと予想はしていた。
「また会えたね増瑠君!良かったよ!知っている人がもう一人いてくれて!」
「まさかあの増留筋夫と同じ部屋だなんて・・・」
そこには吉良君と潔君、そして原作お馴染みのチームZの姿だった。
まさか主人公と同じチームになるとは・・・これも転生させられた事による影響か・・・?
ん?
ちょっと待て。
今村 遊大いなくね?
(オーマイガー・・・)
ブルーロックに入ると決めたその日から予想は出来ていた。
俺というイレギュラーがこの世界にやって来て、このブルーロックに選ばれたんだ。
なら当然そこに本来原作で選ばれるはずだった300人のうちの一人が選ばれなくなる。
が、まさか割とメインキャラの彼が不在とは思いもしなかったのだ。
(ゴメンよ今村君・・・学校生活では青春やら恋愛やらを楽しんでおくれ・・・)
まぁ何はともあれ憧れのチームZに入れたことは俺として非常にラッキーだった。
彼らの潜在能力はこれから先ブルーロックを勝ち抜くために必要だ。
てことでまず・・・
「よろしくみんな!!俺は増瑠筋夫!!筋肉ですべてを解決するのがモットーな男だ!!」
原作キャラ達とワチャワチャするぞぉぉぉぉぉ♪
はい!!ということでようやくオリ主のステータス公表+配属先はまさかのチームZ!!?
そして今村不在!❢
これは誰もが予想だにしなかったと思います。
しかしこれにはすべて理由がありますので、各チームに入った場合のパターンを下にまとめます。
①チームXの場合→馬狼との共闘でチームY、Wに勝ち越しチームZが一次セレクションを突破できない。
②チームYの場合→二子+大川に加わることで、ただでさえギリギリだったチームZが負け一次セレクションを突破できず。
③チームWの場合→同様ワニマ兄弟に加わったら久遠の裏切り+でチームZの引き分ける要素がなくなる。
④チームVの場合→天才+金持ち器用貧乏+爆速スプリンターバカに加わったらもう反則やろそんなん・・・
⑤他の練のチームの場合→馬狼が強化されているのでチームXの勝率が高くなり、チームZが一次セレクション突破できなくなる。
はい。そういうことです。
要するに筋尾がチームZ以外のチームに行ってしまうと潔含むチームZのメンツが一次セレクションを突破できなくなるんですよね・・・
チームZは原作を読んでいる方々はご存じかもしれませんが大半が終盤まで生き残り、大活躍しているメンツだらけです。
そんな彼らを当然物語からはずすことなどできません。
+絵心さんからご都合主義的により、増瑠筋尾君はチームZに所属することとなりました。
別ルートや馬狼とのコンビプレイを見たかったって人達もいたかもしれないのですが、ご期待に応えられず申し訳ございません。
ですのでこれからはチームZでの増瑠筋夫を応援してください。
感想や誤字報告などはドンドン書いていってください。
もしよければお気に入り登録も忘れずに・・・
奪敵決戦(ライバルリーバトル)誰と組ませる?
-
馬狼
-
國神
-
時光
-
オシャ(蟻生)
-
凛
-
氷織
-
黒奈
-
潔
-
凪
-
その他