ありふれた世界を救う為に来た最強のカードバトラー 作:異界見聞録
〜第11話「衝突するダンと恵里!」〜
真夜中に対峙する二人…ダンに対して恵里は睨んでいた。
「ナンダッテ?コノボクガ駄々ヲコネテイルダッテ?」
「そうだ……自分の思い通りにならない……構って欲しい……気にいらなくなったら喚き出す。駄々を捏ねてる子供そのものだろう?」
ダンが冷たく恵里に言い放つ
「……レ……」
「終いには、気に入らない相手を貶めようと考える……そんな奴がアイツが好きになるのか?しかも幼馴染に手を出そうとする奴をだ……」
「黙れ……」
「好きな人を思う気持ちがあるなら真っ向から向かっていけ!!」
「黙れ……!」
「それが出来ないならお前に好きになる資格はない!!」
「黙れ!」
恵里は杖から火球をダンに放って攻撃していく
「黙れ!黙れ!黙れ!黙れェェェッ!!」
そのまま連続で恵里はダンに魔法攻撃を休まず使い続けていく
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!!」
息を切らして恵里はダンが居るところを睨み続けていくやがて煙が晴れると無傷のダンがそこにいた。
「この……バケモノめッ!!」
憎ったらしい目でダンを睨んでは魔力を集中させていき
「改めて言うが……お前は結局天之河の事どう思っているんだ?」
しかしダンのその言葉を聞いて思わず集中が切れて杖が震えていく
「な、何を言って……そんなの好きに決まって「お前はただアイツに依存したいだけじゃないのか?」ッ!?」
ダンの一言に思わず息を飲む
「……図星か「ち、違う……!!僕は光輝君のことが!!」好きの割には二の次の感情をしてないか?いや、そもそも好きなのも怪しくなってきたな……」
「ッ!?」
ガシッと心を鷲掴みにされ思っていることを的確に言い当てられて震え出す
「お前はアイツに依存する理由は助けてもらったからだな?居場所になってくれる……」
その言葉を聞いて一歩下がって涙を流していく
「だけど自分の事をもう見られなくなった。最初は好きな感情はあったとしても……居場所だけは取られたくない……」
そう言いながら一歩ずつ恵里に近づいていく
「あ……あっ……いや……いやぁ……!!」
首を振りこれ以上言わないでとダンを見つめていく
「好きじゃないけど居場所だけは欲しい……独りぼっちは嫌だ……そうなんだろ?」
「いやッ!やめて……!!言わないで……!!ごめんなさい……ごめん……なさい……ボクが悪かった……から……これ以上……ボクの心を掻き乱さないで!」
塞ぎ込むように恵里は両耳を塞ぎしゃがみ込んで涙を流しながら首を振りダンに哀願し続けていく
「お前に何があったんだ……?どうしてそこまで歪んだ心を持つようになったんだ?俺は知りたい……」
ダンはしゃがみ込んでいる恵里にゆっくりと腰を下ろして目を合わせるように見つめながらはっきりと言っていく
「どうして……?ボクノ心ヲめちゃくちゃニシテオイテドウシテそんな事ヲ言うのサ…君ガ知って何になるのサ……」
「…………確かにお前に対して酷い事を言ったな…だが、お前とさっきまで争っていて分かった事がある……お前は本当は優しく思いやりがある女の子だってな……」
そう言いながらダンは恵里に優しく微笑んでいく
「……ボクの事否定したくせに……」
涙を流しながらジト目でダンを睨んでいく
「そうだな……」
「それでもボクの事知りたいなんて……変な奴だよ……やっぱお前は……」
「そうだな……よく言われる……」
恵里にそう言われて苦笑しながらハンカチで恵里の涙を優しく拭いてやり
「……いきなり優しくするなんておかしい奴」
「放って置けない性格なんでな……こう見えて……」
「…………ばか(ボソ)」
ダンは恵里にそう言われて思わず苦笑していく
「分かった……今までの事話すよ……ボクがどうしてこんな風になってしまったかね……」
「嗚呼……頼む……」
隣に腰掛けながら恵里の話を聞くように耳を傾けると恵里は体育座りをしてポツポツと話しかけていく
次回恵里編終了