ありふれた世界を救う為に来た最強のカードバトラー 作:異界見聞録
〜第17話「悪意のこもった裏切り」〜
グオオオオオォォォォッ!!!
ベヒモスは目の前の二人の人間に高らかに咆哮を上げつつ唸りも上げていた
「行くぞハジメ!!」
「うん!錬成!」
ダンの掛け声と共にハジメは錬成を行なっていく
無数の剣を錬成すればそれを射出してベヒモスに攻撃を仕掛けていく
「はあぁぁぁっ!!」
更にダンは剣とダガーを巧みに操ってベヒモスの視界外から攻撃していき主に足などにダメージを与えていく
グオオッ!?
少しずつ攻撃が効いているのかベヒモスも足元がふらつき始めていく
「錬成!錬成 !錬成!錬成ッ!!」
ハジメも出来るだ錬成をし続けてベヒモスに反撃する猶予を与えないようにしていくもベヒモスはそんなハジメに怒りを露わにし尻尾を大きく振ってハジメを薙ぎ払おうとしていく
「ッ!?」
ハジメは回避出来ず思わず目を瞑ってしまうしかしハジメを傷つけないとする者は此処にいる為……
「フラッシュタイミング!マジック!サイレントロックを使用!!」
ダンはそう叫ぶと複数の鎖がベヒモスに巻き付き拘束して捕らえた為ベヒモスの攻撃は失敗に終わっていく
「ダン君!?」
「無理するな!俺がいるんだからあまり一人でやろうとするな!」
「う、うん……ごめん……」
ダンの注意にハジメはしゅんと縮こまってしまう
「……無事ならいい……それよりハジメ……仕込みはどれぐらいで終わる?」
ダンは落ち込むハジメに優しく笑みを浮かべていくもすぐに真剣な表情になりながらもハジメに聴いていく
「う、うん……もう少しで……」
そうか…………とダンは拘束されているベヒモスを見るとサイレントロックの鎖が次々と壊れ始めていく
「思っていた以上にタフな奴だな……」
不敵な笑みを浮かべていく……
「ハジメ……後は仕込みに集中してくれ俺が奴の注意を惹きつける……」
「えっ!?で、でも……」
「大丈夫だ……頼む……」
「わかった……」
再び作戦を終えてダンはベヒモスに向く……
「少しばかり相手をしてもらうぞベヒモス……」
グオオオオオォォォォッ!!!
ダンの言葉を聴いたのかベヒモスは咆哮を上げダンに迫っていった。
「フッ……!!」
ベヒモスが迫って来るのに対してダンは笑みを浮かべてベヒモスに走っていく
「(早く……早く……ダン君が頑張ってベヒモスを抑えているんだ……僕の出来る事でダン君を支えなきゃ……!)」
ハジメはダンを見ながらそう言って集中しては作戦を実行していき
「ふっ!はっ!せいっ!!」
剣とダガーを上手く使っていきベヒモスをどんどん追い込んでいき
「ダン君!!準備出来たよ!!!」
「良し!行くぞハジメ!!」
そう言って二人は橋が架かっているところに向かって走り出したそれを追うようにベヒモスも向かっていきダンとハジメが橋を渡って……
「今だ!」
ダンがそう叫ぶと
「全員放てェェェッ!!!」
奥にいるメルドがそう叫ぶと同時に複数の生徒や騎士による魔法攻撃がベヒモスに向かって放たれてベヒモスは怯んでいき……
「ハジメ!!」
「うん!錬成!!」
ダンの声と共にハジメは錬成をしてベヒモスの後ろの橋を攻撃して破壊して崩していく
「走るぞ!!」
「うん!」
そのままハジメとダンは走っていき
「もう少しだ!一気に跳ぶぞ!!」
ダンがそう言って力を溜めて跳ぶと同時にハジメも身体強化をして飛ぼうとしていく。しかし……無数に飛び交う魔法の中で、一つの火球がクイッと軌道を僅かに曲げたのだ。……ハジメだけを狙って…………
「ガッ!?」
その攻撃がハジメに当たるとハジメは吹き飛んでいった。ダンは不自然に軌道が曲がってきた攻撃の先を見ると……そこにはハジメを嘲笑う様に見つめる檜山の姿がいてダンはサイレントロックを念じて檜山を拘束して急いでハジメを助け出そうと動く
「ッ!?ハジメェェェッ!!!」
ダンは手を出してハジメの手を掴もうとして手を伸ばす。ハジメもダンの手を掴もうと手を伸ばすが……既に届かずベヒモスのところまで飛ばされたハジメは橋が完全に崩れて足場が無くなったと同時にそのままベヒモスとハジメは奈落の底に落ちていった。
「ハジメェェェェェェッ!!!」
ダンの声が洞窟内に響いていくが……沈黙だけしか返ってこなかった。
原作通りにハジメだけが落ちました。