ありふれた世界を救う為に来た最強のカードバトラー   作:異界見聞録

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今回はダンたちの方の話です。


〜第23話「王国での怒り!ダンの意志」〜

〜第23話「王国での怒りとダンの意志」〜

 

ハジメとブレイドラが危険な目に遭う前……メルド達一行は王国へと戻る事が出来たのだった。また……勇者の同胞が死んでその原因も勇者の同胞との事……国王にも教会にも報告は必要だった為、メルドもどうしたもんかと考えていた。

 

そしていざメルドがいざ全て報告しようとするもハジメの死亡とそのハジメについて聞かれた瞬間……教会の者や一部貴族は亡くなったハジメを魔人族と戦わずに散った弱者と罵ったのだ。強力な力を持った勇者一行が迷宮で死ぬこと等あってはならないこと。迷宮から生還できない者が魔人族に勝てるのかと不安が広がっては困るのだ。神の使徒たる勇者一行は無敵でなければならないのだから

 

もちろん、公の場で発言したのではなく、物陰でこそこそと貴族同士の世間話という感じではあるが。やれ死んだのが無能でよかっただの、神の使徒でありながら役立たずなど死んで当然だの、それはもう好き放題に貶していた

 

これにはクラスメイト(気絶した香織と罪人の檜山とイジメのメンバー以外)が怒っていた。自分達が生きているのも、あのベヒモスを抑えて弱らせてくれたのも、その無能と罵ったクラスメイトだったが……ある人物が此処に居た為この場が殺気によって支配され一気に沈黙へと変わったのだった。

 

「黙れ……今すぐその口を閉じろ……」

 

そうダンがハジメを罵倒した一部の貴族はもちろん教会にありえないほどの殺気をぶつけたからだ。もちろん殺気を受けた一部の貴族、教会の人達は腰を抜かしガタガタと震えていた。

 

「き、貴様!!我々に対してなんだその口の利き方は……!!」

 

ハジメを罵倒した一部の貴族の一人が震えつつダンに歯向かったのだ。

 

「俺は黙れと言ったんだ。それとその口閉じろともな……さっきから黙って聴いていれば……ハジメが無能?役立たず?死んで当然?お前たちにハジメを罵倒する権利がどこにある?お前たちは召喚した彼等に戦わせておいて自分達は何もせずふんぞりかえっている臆病者の癖に……感謝の言葉や労いの言葉はあれど罵倒する権利はお前たちにはない!!彼等はお前たちの道具か!?違うだろう!!同じ人間だ!!しかも無理矢理召喚された子供たちだぞ!!大人のお前たちが子供たちに戦争を任せるような奴等にハジメを!俺の友達を罵倒することはこの俺が許さない!!」

 

ダンが溢れるばかりの怒りをぶちまけるようにこの場にいる者全員に言ったのだ……

 

「俺はお前たちの世界の救世主になるつもりはこれっぽっちもない!!だがな!彼等やこの国を愛し……心の底から助けを求めてくる者が少なからず居る!だから俺は戦うんだ!!俺が戦う理由はそれで十分だ!!例え罵倒されようが蔑まされようが俺はその為に戦う!!それでも俺の前に立ちはだかるなら俺はソイツを排除するまでだ!!!ハジメを罵倒し笑ったお前たちも排除する!!俺は容赦はしない……!!!覚えておけ!!」

 

ダンがそう宣戦布告に似たことを唱えながら威圧や殺気で本気だと言うことをこの場に居る者たちに分からせていき……そして殺気と威圧を受けハジメを罵倒した一部の貴族や教会たちは気絶して失禁していた。

 

「……アンタはどうだ国王それと残りのアンタ達も……俺の敵か?」

 

ダンの威圧と殺気に当てられた生徒たちや残りの貴族……国王たちも顔を真っ青になるがダンは気にもせずに国王と他の貴族や教会に問い始めていく

 

「…………今の言葉……後悔はないのだな?」

 

「後悔……?フッ……覚悟があってのことだ……で?どうするんだ?」

 

国王の言葉に不敵な笑みで返しながらダンは目を細めつつもう一度聴いていく

 

「そうか……では、我が言えることは一つ……この場で南雲ハジメを罵倒した者達に厳しい処分を下す……御主もそれで許してくれぬか……?」

 

「…………アンタは俺の事を危険とは思わないのか?」

 

国王の予想外の言葉を聴いて目をぱちくりしながら驚くと思わずそう聞き返していく

 

「何……我は御主の真っ直ぐな目…真っ直ぐな気持ちに心を動かされただけだ…………我々国を代表し……改めて御主のご友人…更には勇者様方に対する数々の無礼誠に申し訳ない…………」

 

そう言いながら国王は椅子から立つとダンに近づいて膝を着きながら頭を下げて謝罪をダンと生徒たちに言ったのだった。それを見た貴族達や教会達や騎士達そして生徒たちも驚愕しざわざわと騒いでいく

 

「……頭を上げてくれ…………国王。アンタの思いは十分に伝わった……」

 

「そうか……」

 

ダンが優しくそう言うと手を差し伸べて国王もダンの手を掴み立ち上がっていく

 

「本来ならまだ……報告もある……だが、他の貴族や教会達は出て行って欲しいんだが……いいか?」

 

ダンの言葉に他の貴族や教会達が不服そうに意を唱えるも国王が手で静止していく

 

「わかった……すまぬが……彼の言う通りに御主達は此処から出てもらえぬか?」

 

国王の言葉に貴族達や教会達が何か言おうとするもダンが一睨みで黙らせ貴族達や教会達も出て行った。無論気絶しているハジメを罵倒した貴族達や教会達を騎士達が連れて行ったのだ。

 

「して……話とは?」

 

「メルド続きを頼む……」

 

そう言いながらメルドを見るとメルドはハッとなりながら報告の続きをしていく

 

「…………そうであったか………………」

 

ハイリヒ国王と王妃のルルアリアはなんとも言えなさそうな顔をしており金ランデル王子とリリアーナ王女は未だ昏睡状態の香織を心配していたのだった。特にランデル王子は取り乱しながらダンに聞くもリリアーナによって止められてハイリヒ国王によって黙らせられたのだった。

 

「報告は以上で良いな?」

 

「はい……」

 

「うむ……御苦労であったメルド団長……そして勇者たちよゆっくりと身体を休むがよい……」

 

ハイリヒ国王はそう言うとメルド団長含む騎士たちや生徒たちは頭を下げて出ていくがダンだけはその場に残るのだった。

 




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