ありふれた世界を救う為に来た最強のカードバトラー 作:異界見聞録
〜第28話「リベンジと合流」〜
無事にハジメに再会した香織はハジメに抱きついたまま離れないでいた
「ハジメ君……」
「あー……香織?とりあえず離れてくれないか?まだ爪熊が居る……色々と話したいと思うだろうが……隠れていてくれ」
「う、うん……わかった……あっ!ハジメ君!」
「ああ?」
「そ、その……気を付けてね?」
「……ああ」
香織はハジメから離れては言われた通りに隠れていく
「さて……ナイト・ブレイドラ!」
「キュッ!!」
ハジメに呼ばれて爪熊の注意を引いていたナイト・ブレイドラはハジメのところに着地していく
「時間稼ぎ助かった……さて……よぅ、熊擬き……また会ったな?リベンジしに来たぜ?」
ハジメは爪熊にそう言うとドンナーを構えながら不敵な笑みを浮かべていく
グルアァァァァッ!!!
爪熊はハジメとナイト・ブレイドラを睨んではヨダレを垂らして次は喰らうと意思を出しながら襲い掛かっていく
「ハッ!俺たちを喰らうつもりなんだろうが……もうヘマはしねェ…逆にお前を殺して俺たちが喰ってやるよ!」
肉体強化したハジメは爪熊の攻撃を躱しながらそう叫びながらドンナーを構えて戦闘を開始していく
「ハジメ君……」
その姿を香織は隠れながら観て心配そうな表情を浮かべていく
「どうやらハジメに会えたみたいだな……」
「っ!?ダンお兄ちゃん!それに恵里ちゃん!」
後から来たダンが恵里と共に香織の後ろに立ちながらそう言っていく
「やっと追いついたよ……もう香織が暴走して先行くから大変だったんだよ?」
恵里はそう言って香織をジト目で見つめていく
「うっ!ご、ごめんね!恵里ちゃん……ダンお兄ちゃんもごめんなさい……」
「香織が無事ならそれでいい……それより…アレがハジメか……」
「う、うん……ハジメ君だよ」
「なんだか成長しているし……色々と変わっている気がするんだけど……なんでわかったの?」
香織がハジメだと恵里に告げると恵里は不思議そうに尋ねるようにそう言っては香織は胸を張ってドヤ顔で……
「もちろん愛だよ!!」
「何故そこで愛!?(イヤ、でも……何となくボクも言うと思うし……当たり前なのかな?)」
思わず香織にそうツッコんだが恵里は心の中で納得してしまうのだった。
「そろそろハジメの方も終わるみたいだな……」
「「えっ?」」
ダンがそう言うとハジメの方に二人は視線を向けていき……
「左腕を奪ったツケ払って貰うぜ?」
グルアァァァァッ!!!
傷だらけの爪熊はハジメを睨んでは大きく腕を振り下ろしていく
「キュッ!!」
しかしナイト・ブレイドラがそれよりも早く移動して爪熊の顔ににどげりを放つと爪熊はバランスを崩して壁にブチ当たっていくと爪熊の目の前にハジメがおりドンナーの銃口が爪熊の顔に向けられていく
「テメェが俺たちを喰らうなんざ……2万年早いぜェ!!」
そのセリフと共に発砲して爪熊は絶命していく
「ふぅ……リベンジ達成だな……」
そう言って香織達の方に向かっていく
「ハジメくぅ〜〜んっ!!!」
「へぶっ!?」
勢いよく香織がハジメに抱きついていきハジメは吹き飛びながら地面に倒れていく
「イテテ……香織何しやがる……」
「ハジメ君ハジメ君ハジメ君……」
そのままハジメにすりすりしながら身体に密着していき
「イヤ聞けよ!?」
「よかったね〜〜香織〜ハジメ君とイチャイチャ出来て〜〜♪」
「おうコラ恵里……これの何処がイチャイチャなんだ?」
ニヤニヤと笑みを浮かべている恵里にピクピクとしながらジト目で睨んでいくハジメ……
「ハジメ……」
そこへダンが近づいていき
「あ?ダンか?どうしたそんな辛気臭い顔して……」
「すまない……」
ダンはハジメに謝罪していく
「……気にすんじゃねぇよお前が悪い訳じゃねぇだろう?」
ダンが謝罪する理由を理解しながらハジメはそう返して
「だが……お前を助けると言っておいて俺は……」
「たくっ……お前も難儀な性格をしてるな……俺が気にしてないんだから気にすんじゃねぇよ……それに俺はむしろ感謝している……ダンのおかげで俺は助かった……ブレイドラがいたから心が救われた……お前の存在が俺を助けてくれたんだ。こうして生きているのはお前のおかげだダン……ありがとうよ」
「ハジメ……ああ……どういたしましてだ」
そう言ってハジメは優しく笑みを浮かべダンを見ていくとダンはキョトンとした表情になるもすぐに微笑み返してそう言ったのだった。
「さてと……おーい……香織〜そろそろ退いてくれないか?」
「はーい……」
そして香織はハジメから離れていき
「ハジメ……奈落に落ちた後のことを説明してもらっていいか?」
「ああ……そうだったな……」
そのままハジメは説明を始めた……ベヒモスと共に此処に落ちていきその際にブレイドラと会って共に行動して洞窟を移動しながら魔物を倒していたが爪熊に遭遇してブレイドラは自分を庇って負傷し瀕死の状態になり…更には自分も左腕を奪われてしまったと…それを聞いて恵里は顔を青くして香織はハジメに抱きついては涙を流していく……ダンはそれを聞いて危機の正体に納得した表情になった。そして話は進んで爪熊から逃げる為、自分の切断された左腕を囮にしてブレイドラと共に爪熊から逃げたと答えていく。更に逃げた場所に伝説の神結晶を見つけそこに湧いてある水で痛みとブレイドラの瀕死の状態が回復されたと伝えていくとダンはこれも納得して頷き恵里と香織は興味そうに神結晶の話を聞いていく
「なるほどな……最後にお前とブレイドラの姿が変化したのはその後……襲ってきた魔物を倒してその肉を食べてその姿になったんだな?」
「ああ……そうだ……毒があると知っていたが空腹に耐えられなくなってな……食べたら不味いわ激痛が襲って死にそうになるわで大変だったぜ……」
「そうか……」
「ねぇねぇハジメ君!ブレイドラちゃんが紫色になっているのもそれが原因なのかな?」
香織がナイト・ブレイドラを抱き抱えながらハジメに質問していき
「嗚呼……ブレイドラは確かに食べたが……俺みたいな副作用はなしに魔物の肉を美味しそうに食うからビックリしたぜ……」
「そ、そうか……(人間にはそれ程の影響はあるがスピリットにはない…むしろ姿も変わるだけか……謎が多いな……)」
ハジメの言葉を聞いてダンはそう考えていくのだった。
「(ボクも魔物の肉で強くなれるかな?)」
同じように恵里もそう考えて爪熊の死骸を見ていく
「そう言えば俺を落としたのは…「檜山だ」やっぱあいつか……」
「でも、ダンが檜山に罰を与えて元の世界に還るまで牢屋に閉じ込めたんだよ?」
「そうかい……んじゃアイツの顔見ずに生活も出来ると……」
「嗚呼…後は元の世界で法に裁かれておけばいいだろう……」
「出来るのか?そんなことが?」
ハジメは目を細めながらダンに聞いていく
「その時は任せろ……」
「スゲェ安心感だな……おい……わかった……お前に任せる……俺はそもそも興味無いしな……」
「そうか……わかった」
「それじゃあ……ハジメ君!戻ろう「俺は戻んねぇぞ?」えっ!ど、どうして!?」
「俺はもう彼処には戻らないと決めた……俺を無能と言うようなところに誰が戻るか……」
そう言ってハジメは立ち上がっては爪熊に近づいてダガーを錬成して解体を始めていく
「ハジメ君……なら!私も戻らない!!」
「はっ?何言って「私は元々ハジメ君を探しに来たの!ハジメが戻らないなら私は此処にいる!ハジメ君と一緒にいる!!」あのな……」
「ハジメ……諦めろ……「ダンお前なぁ……」それに国王と約束してハジメの意見によって戻る意思が無い場合は俺もハジメと同行すると伝えてあるからな……」
「はぁっ!?なんで!?というかお前国王と約束って……そんな仲になったのかよ!?」
「まあ……理由は他にもあるがな……」
取り乱すハジメにダンは真剣な表情でそう言っていくのだった。
〜〜ありふれ劇場〜〜
香織)紫ブレイドラちゃんもブレイドラちゃんも可愛い♪
恵里)うんうん!わかるよ!
女子二人はナイト・ブレイドラとブレイドラXを可愛がっていた。
ハジメ)人気あるな……ブレイドラ…確かに可愛いが……
恵里)そう言えばこの子達って性別あるのかな?
香織)あ!確かに気になるかも……
恵里)ねぇ…ダンこの子達の性別って……
ダン)そう言えば……気にしてなかったな……ハジメのブレイドラは召喚されたばかりだから知らないが俺の方はオスだぞ?
恵里)そうなんだ〜
香織)じゃあ、この子は?
ダン)えっと……メスだな……
ハジメ)はっ!?女の子なのか!?
ダン)イヤ、カードに記入されているだろう?
ハジメ)そんなわけ……(ゴソゴソ)どれどれ……
ハジメはカードを確認すると♀のマークがあるのを気づいていく
ハジメ)マジか……(俺メスのブレイドラに助けられたのか?)
ハジメは複雑な気持ちで固まるのだった。
〜〜つづく〜〜