ありふれた世界を救う為に来た最強のカードバトラー 作:異界見聞録
〜第36話「ヒュドラの逆襲!狂わせる幻惑と少女を救う奇跡!!」〜
「「「「「クルァァァァァァァン…………!!!!」」」」」
六頭……現五頭大蛇……ヒュドラは、ダン達やジーク・アポロドラゴンを睨むように威嚇していた。
「フン……怒り心頭ってか?生憎お前の怒りなんざ怖くねぇんだよっ!!」
そう言ってヒュドラにドンナーの銃口を向けてハジメは発砲していくと黄色い頭が攻撃を防いでいく
「そのままにしてな!ダン!!」
「フラッシュタイミング!マジック、ブリザードウォールを使用!!」
そのまま黄色い頭を猛吹雪で凍らせてはヒュドラの身体も次々と凍らせて動きを制限していく
「相変わらずお前の力ってバグの塊だよな?」
「そう言ってる場合じゃないだろう?恵里!ナイト・ブレイドラ !!」
ハジメはニヤニヤしながらダンにそう言うとそのままダンはハジメにそう言葉を返しては恵里とナイト・ブレイドラを呼ぶと……
「いくよ……!」
「キュッ!!」
ブレスと炎魔法の合体攻撃が黄色い頭に直撃したヒュドラは苦しそうに悶えながら黄色い頭は黒焦げとなりだらん……と沈黙していく。二つ目の頭が使えないヒュドラは焦るように頭同士を絡め合わせていく
「けっ!!なんだか知らないがスキだらけだぜ!!ユエ!!!」
「うん……!恵里……次は私に合わせて……」
「いいよ……!」
それじゃあ……っと言ったところで2人を見るように黒い頭の目が一瞬光出した。ダンは最初は警戒したが何も起きなかったので逆に怪訝そうにヒュドラを見るとまるで笑った表情をしていく
「おい!どうしたユエ!恵里!早く攻撃w「「いやぁあああああああっ!!!」」っ!?ユエ!?恵里!?」
ハジメが攻撃しないユエと恵里に若干顔を顰めながら見ると同時に2人は同時に絶叫してその場に座り込んでしまったのだ。
「ユエちゃん!恵里ちゃん!大丈夫!?」
「おいユエ!恵理!しっかりしろ!!」
「ユエ!恵里!!まさかあの頭か!!」
香織はもちろん2人駆け込んでいくが黒い頭以外の頭……赤、緑、青が行く手を阻むように香織やハジメ、ダンやジーク・アポロドラゴンXに攻撃を集中していく
「一体何が……!!「ハジメ!あの黒い頭の所為だ!!」何っ!?どう言う…そうか!幻覚か!!」
「行かないで…!行かないで!行かないで!行かないで!行かないで!行かないで!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
尋常じゃない程にユエと恵里は取り乱していく
「クソッ!胸糞悪りィなオイ!!」
「ハジメ君早く2人を……!!」
「分かっている!!」
香織に言われてユエに近づいていくハジメ……
「おい!大丈夫かユエ!?おい!!」
「ユエちゃんっ!しっかりして!!」
2人が必死に呼びかけては香織が“万天”と唱えていく……状態異常を回復する魔法な為、ユエの目は焦点が戻っていく
「あっ……ハジメ……?カオリ……?」
ぱちぱちと瞬きしながらハジメと香織の顔をジッと見ては安心するように涙を流していく
「……よかった……見捨てられたと……また暗闇に一人で……」
「大丈夫だ……お前を俺たちが置いておくと思うか?「し、しない!!」だろ?だから安心しろ……」
「うんっ……///」
ハジメの言葉に否定するとハジメは優しく笑みを浮かべてユエの頭を撫でていくとユエは頰を赤らめながらぎゅっとハジメに抱きつく
「いつまで撫でてるのハジメ君?それにユエちゃんも抱き着く必要あるのかな?かな?」
少し不満そうにジト目でハジメとユエを睨んで頰を膨らませていくそんなほのぼのをした時間が続く……
「来るなァァァァァァッ!!」
一人の少女によってその時間は来なかった。
「しまった!まだ恵里がいた!?」
「わわわっ!忘れてた!」
「エリも私と同じ……?」
「嗚呼……あの黒い頭にユエ同様幻覚を見せられたらしい……って危なっ!?」
ユエにそう説明するとハジメはユエと香織を右腕でしっかりと抱き寄せながらその場を離れると地面に炎の魔法が当たって風穴が空いて地面がドロドロと溶けていた……
「殺意マシマシ過ぎるだろっ!?」
「死ね!死ね!死ね!死ねぇぇぇっ!!」
容赦なく炎の魔法攻撃が降り注いでいく
「ちくしょっ!厄介過ぎるだろっ!?」
そのまま2人を抱えながら逃げ回っていく
「それよりダンお兄ちゃんは!?」
「そういえばアイツは!?」
「ハジメ!!あれっ!!」
ハジメと香織はダンの事を探すとユエは指を差すそこには……ジーク・アポロがヒュドラと激しい攻防を繰り返している中…ダンは恵里の攻撃を躱しつつ近づいていく
「マジ規格外だろアイツ……」
「恵里ちゃんの攻撃を躱しながら近づいているし……」
「素早い……それに強い……」
「…………俺たちはヒュドラの方に専念するか……」
「「うん」」
ダンの規格外な動きを見ながらハジメたちはそう言ってヒュドラの方に向かっていくのだった。
「来るなァァァァァァァァァッ!!!!」
「くっ!!恵里っ!!しっかりしろ!幻覚に負けるな!!」
「黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!」
集中してダンに巨大な炎の魔法攻撃を放っていく恵里……
「っ!!」
そのまま大きく飛んで躱しながら地面に着地して恵里に近づいていく
「来るなァァァァァァッ!!「恵里っ!!」ッ!!?離せッ!離せッ!離せッ!やめてェェェッ!!」
抱きしめたダンから物凄い力で踠きながら暴れつつ身体中に魔力を溜め込んいく
「っ!?このままじゃ、魔力が暴走してしまう……!!」
恵里の魔力が暴走し始めて時限爆弾状態になっていき魔力が限界を達した時……恵里は死とともに爆発してしまう恐れがあった。
「くっ!どうする!?」
ダンは焦りながら恵里を救いだそうと考えていく。
すると……
「ダン!!ヒュドラの相手はコッチが引き受ける!早く恵里を助け出せ!!」
「お願い恵里ちゃんを助けてあげて!!」
「私からもお願い……!!エリを幻覚から救って……ハジメが私にしたように……!」
「ッ!?ハジメ……!香織…!ユエ……!」
三人の言葉を聴いては再び恵里を見ては暴れ回る魔力の限界が少しずつ訪れるように膨れ始めていき……
「(恵里…すまない……!こんな事して許される事じゃないのは分かっている……だが、お前を助ける為、我慢してくれ……!!まゐ……すまない……俺はお前に一生許されない事をするかもしれない……けど……!お前と同じで俺のことを思ってくれる恵里を助けたい……!だから……許してくれ!!)」
ダンは心の中で恵里や想い人のまゐに謝罪しながらダンは覚悟を決めた表情をしつつゆっくりと…………
ダンは自分の顔を……
暴れている恵里の顔に近づけて…………
自身の唇と……
恵里の唇を……
重ね合わせていくのだった…………。
何故・こう・なっ・たァッ!?