ありふれた世界を救う為に来た最強のカードバトラー 作:異界見聞録
〜第3話「太陽のような暖かさ」〜
ダンのお説教に近い言葉に心がボロボロになったり沈んでいる生徒達(ハジメと愛子先生以外)は重い足を引きずりながらダンと共に移動していく
更に沈黙の中ダンは改めてこの世界やエヒトと名乗る神の事……などを考えていた。
「(改めてこの世界の事が色々ときな臭くなってきたな……どうするか……俺としては、この世界をどうこうする気は無いが……召喚された者達をこのまま見て見ぬ振りはな……流石に……)」
移動しながらダンは色々と考えてこれからの方針を導き出そうとしていた。
「あ、あの馬神君……」(小声)
小声で隣にいる愛子が話しかけてきた
「……なんd、なんですか?」
慌てて敬語に言い直しながら愛子の方を向くダン
「あ、いえ無理に敬語にならなくて結構ですよ?馬神君に敬語で話されると……なんだか距離が……」
「……?そうかわかった……改めてどうした?」
「……すみません。」
ダンが改めて敬語なしで話すと突然頭を下げてくる愛子にダンは顔を顰めていく
「急にどうした?何故謝る?」
「先生なのに馬神君に任せてしまって……それに天之河君や他の生徒たちの態度です……」
「それなら気にしてないし……あの場じゃ俺だって反対もする……戦争の意味も理解しないまま参加しようとしたからな……それに他の連中の態度も気にしてない……慣れているからな……(嫌われるなんて俺の世界とかじゃ良くあったし……)」
頭を下げ続けてる愛子にダンは頰を掻きながらそう応えつつ心の中では、今まで受けた事を思い出しながら苦笑し続けていく
「それでも大人である私がしっかりしなきゃいけなかったんです…!なのに私ったら……」
涙をポタポタ落としながら愛子は悔しくなったり不甲斐ない気持ちにもなってひたすらダンに謝罪を続けていく
「先生一人の問題じゃない……異世界に飛ばされたんだ。誰だって戸惑うし……不安にもなる……愛子先生の所為じゃないのは確かだ……だから…さ……その……泣かないでくれるか?」
色々とフォローした言葉を言いつつあたふたしながらダンは優しく愛子の頭を撫でていく
「馬神君……」
撫でられて落ち着いたのか上目遣いでダンを見る形になっていく
「赤の他人だけど……俺でよければいくらでも力になるからさ……」(なでなで)
「馬神君……(なんだか落ち着きます……太陽みたいに暖かいです……///)」
思わずぎゅって服に掴みながら俯いていく
「元気出たか……?」
しばらくしてはダンは撫でるのをやめて愛子に聴いていく
「あ、はい!ありがとうございます!!」
笑顔で御礼を言いながら愛子はダンを見つめていく
「そうか……んっ?」
「どうしました?馬神君……?あっ……」
そう移動をしていた最中でその上段々愛子の声が大きくなってしまって……
女子生徒「(ニヤニヤ)」
男子生徒(ハジメや天之河以外)「(嫉妬の篭った目でダンを恨めしそうに睨んでおり)」
愛子「っ〜〜〜〜(ボンッ!!)///」
あのやり取りを見られて顔を真っ赤になってしまう愛子
「愛ちゃん先生にも春が来たね〜〜」
「あれは確かに堕ちるわ〜〜怖かったけどカッコイイからね〜〜」
「ねぇねぇ雫ちゃん!愛ちゃん先生凄く顔真っ赤にして可愛いね!」
「そうね……(あそこまで他人のことを想えたら仕方ないわよね)」
「愛ちゃん先生可愛い〜〜ねっ♪エリリン!」
「うん、確かに……(なんだろうこのムカムカなんか嫌な気分だ……アイツ天之河君にムカつく事言った癖に!なんかイライラする!)」
「チッ!やっぱイケメンかよ!クソが!!」
「俺たちの愛ちゃん先生を良くも!!」
「パルパルパルパルパルパル!!」
「ウゾダドンドコドーン!!」
女子生徒(一人例外)から黄色い奇声をあげていき男子生徒たちから二人以外嫉妬など罵声をダンに挙げていく
「あああああアナタ達っ///!先生を揶揄わないでくださ〜〜いっ///!!」
うがぁぁっ!と小さな身体で威嚇するも微笑ましく感じてしまう
「…………あの〜〜そろそろ行ってもよろしいですかな?」
忘れられたのかイシュタルはポツンとしながら手を挙げて話しかけてきた
「嗚呼……すまない……頼む……」
とりあえず先生と生徒たちの戯れを見ながらダンがそう返していく
しばらくして再び歩き出しては現在目的地に到着していく
話を戻して……聖教教会は【神山】の頂上にあるらしく、凱旋門もかくやという荘厳な門を潜るとそこには雲海が広がっていた。
クラスメイト達は太陽の光を反射してキラキラと煌めく雲海と透き通るような青空という雄大な景色に呆然と見惚れていた。
「これは凄いな……」
流石のダンもそう呟いていく
ダンの声にどこか自慢気なイシュタルに促されて先を進むと、柵に囲まれた円形の大きな白い台座が見えてきた。美しい回廊を進みながら促されるままその台座に乗る。
台座には巨大な魔法陣が刻まれていた。柵の向こう側は雲海なので大多数の生徒が中央に身を寄せる。それでも興味が湧くのは止められないようでキョロキョロと周りを見渡していると、イシュタルが何やら唱えだした。
「彼の者へと至る道、信仰と共に開かれんーー“天道,,」
その途端、足元の魔法陣が燦然と輝きだした。そして、まるでロープウェイのように滑らかに台座が動きだし、地上に向けて斜めに下っていく。
どうやら、先ほどの“詠唱,,で台座に刻まれた魔法陣を起動したようだ。この台座は正しくロープウェイなのだろう。ある意味、初めて見る“魔法,,に生徒達はキャッキャッと騒ぎ出す。雲海に突入する頃には大騒ぎになり……やがて、雲海を抜けて地上が見えてきた。眼下には大きな町、否、国が見える。山肌からせり出すように建築された巨大な城と放射状に広がる城下町。ハイリヒ王国の王都だ。台座は王宮と空中回廊で繋がっている高い搭の屋上に続いているようだ。
あれ?愛子先生ヒロイン?おかしいな〜〜?