【出逢いは必然に】~出逢いVol2~   作:kana.0520.rena

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【出逢いは必然に】 ~出逢いvol3

【出逢いは必然に】~出逢いVol3~

 

3人はホットサンドを食べながら、ゆいなからの提案で天堂に話す

 

『浬?七瀬ちゃんの絵を店に飾らせてくれないかしら?』

 

天堂はゆいなからの言葉に驚いた・・・それは今迄、そのような事を言われた事がなかったからだ。

 

『ゆいなさん初めてですね、俺の絵を飾りたいと。それはモデルが七瀬さんだからですか?』

 

『そう、七瀬ちゃんの絵を飾りたいの』

『・・・』

 

『では2枚画かないといけないですね・・・七瀬さん構いませんか?』

 

『あの、・・・天堂さん大変なのではありませんか?』

 

『俺より七瀬さんの時間を頂いてしまいます、それが俺は心配です』

 

『七瀬ちゃん良いかしら?』

『お姉ちゃん私は大丈夫です』

『決まりね』

 

『七瀬さん宜しくお願いします』

『こちらこそ、宜しくお願いします』

 

 

正直、ゆいなは浬からの返事に少し不安を抱いていた・・・暫く考えて返事をした天堂の姿を見たからだ

 

『ゆいなさんが、可愛がってる七瀬さんですからね』

 

その言葉に胸を撫で下ろし・・・・

 

 

『浬ありがとう』

『いえ、七瀬さんの笑った顔の絵も素敵だと思うので』

 

『天堂さん・・・』

『七瀬さんとても素敵な表情していますよ』

『お恥ずかしいです・・・(照れて)』

 

『(くすっ)悪戯したくなりますね』

『珍しいわね?浬の緩やかな表情を見せるのって』

 

『ゆいなお姉ちゃん?そうなんですか?』

『いつも無表情だもの』

『そんな事ないですよ。七瀬さん怖がってしまうからゆいなさん、変な事言わないで下さいよ』

 

『あら?そうかしら?』

『天堂さん大丈夫ですよ』

 

『アトリエだけではなく、外で描かせてもらう事もあるかもしれません。それは大丈夫ですか?』

 

『外ですか?はいっ』

 

『ゆいなさん?七瀬さんと連絡交換しても?』

 

『良いんじゃない?七瀬ちゃんいい?』

『構いません。最初に天堂さん...名刺の裏にお電話番号書いて下さいました』

『ありがとうね、俺は書いて渡したね』

 

『私もお渡しします(手作りの名刺を渡す)これです』

『可愛いね、女性の名刺は遊び心が凄くある』

『ありがとうごさいます』

『ゆいなさん?此処で描くのもあり?』

 

『良いんじゃない?何回か描いて、七瀬ちゃんに慣れてもらうって事かしら。七瀬ちゃん私にもくれる?』

 

『ゆいなさんどうぞ』

 

『それで慣れてもらうのも良いかと思いまして』

 

『良いと思うわ』

『気遣いありがとうごさいます』

『七瀬さんにはまず、安心してもらう事が最優先なので』

 

『七瀬ちゃん良かったね』

『はい』

 

 

ゆいなさんと天堂さんとの、会話はとてもテンポ良く話されて・・・

 

天堂さんのお優しい口調に、緊張も解れお仕事がお忙しい中、息抜きが絵を描く事にも納得した。

 

天堂さんと連絡交換をして・・・

 

 

『聞きたい事があったら、浬に直接聞くのもアリよ』

『返事返せる時はすぐ返事しますので』

『ありがとうごさいます』

 

『この前は手を描かせて頂いたので、簡単に表情を描かせてもらっても?』

『良いんじゃない?どう?七瀬ちゃん?』

『天堂さん?お願いしても良いですか?』

 

 

『ちょっと待ってね(鞄からスケブとペンを取り出す)七瀬さん希望言っていいかな?』

 

『希望ですか?七瀬に出来る事でしたら』

 

『触れますね・・・手はこうして少し手を重ねて』

 

『(ドキッとして)はい』

『俺を見ててね』

『わかりました』

 

 

天堂さんの指示で手を少し重ねて、目は天堂さんを見つめて・・・

 

天堂さんはペンを取って描いて、目は真剣な眼差しで・・・

 

緊張が高まって・・・

 

店の中は緊張感で包まれて

 

 

『(手を触れたせいか)緊張しなくていいからね』

『すみません』

『リラックスしてね』

 

『ありがとうごさいます』

 

『・・・七瀬さん表情が硬くなってますよ(笑)リラックス』

 

『見つめられてると・・・緊張して』

『ドキドキしますか?それも良いかもしれませんよ』

 

『天堂さん・・・』

『浬?七瀬ちゃん意地悪しないでね』

 

『七瀬さんリラックスね』

 

 

(天堂さんは言葉でリラックスさせてくださった)

 

(そして、描き終わって・・・)

 

 

『出来ましたよ』

『わぁ素敵』

『七瀬ちゃん綺麗』

 

『あまり色味がないけど・・・』

『天堂さんありがとうごさいます』

『どういたしまして』

 

『(出来上がった絵に見惚れて・・・)』

『七瀬ちゃん絵に見惚れてるわ』

『絵が素敵すぎて・・・』

『褒めてくれてありがとう』

 

 

天堂さんの描く前と、描いてる時の視線がとても真剣でその眼差しで呼吸に刺激を感じて・・・

 

描いて下さってる姿はとても真剣な眼差し、妥協しないって空気感が私にとても伝わった

 

ペンに全神経を集中させていた天堂さん

 

 

『妥協しないお姿がとても伝わりました』

『七瀬さんをドキドキさせてごめんね』

『いえ』

 

『浬はそうだもんね。作品を大事にする』

 

『ゆいなさんありがとう。ゆいなさんも同じじゃないですか?』

『そうね』

『趣味であっても妥協したら、良いものは出来ないですからね』

『ゆいなお姉ちゃんからのアクセは素敵』

『七瀬ちゃんcolorで作ったわね』

 

『七瀬さん?ゆいなさんの作品持ってるの?』

『はいっ。天堂さんも?』

『シルバーのね。お誕生日のお祝いに貰った』

『集中出来る時じゃないと作れないのよね~』

『お姉ちゃんらしい。お姉ちゃん職人さん』

 

『あら?そうかしら?嬉しいわ』

 

 

お姉ちゃんと何度かお買い物に行った事がある。

それはたまたま休みに予定がなかったのもあり、お姉ちゃんから誘われた

 

『七瀬ちゃんlunchがてら材料の買い出しに付き合ってみない?』

 

そのお誘いがあった

 

行きつけのお店を何件か通い、お姉ちゃんが納得したもの・・・

 

デザインひとつひとつに拘って・・・

 

買い出しを終えてlunchに入ったお店でお姉ちゃんは・・・

 

『付き合ってくれたお礼にひとつ作るわ?何か希望ある?』

 

『・・・お姉ちゃんのイメージで作って欲しいです』

 

そうお願いして・・・下さったプレゼントは・・・素敵なリング

 

 

『お姉ちゃんから貰ったリング』

『そうね』

『ゆいなさんが?七瀬さんに?』

『天堂さん、お姉ちゃんの材料の買い出しにお付き合いしたんです』

 

『そうなんだね・・・俺も七瀬さんにお願いしてもいい?』

 

『え?』

『駄目かな?ひとりだと話す相手いなくてね・・・』

 

『浬?それはお誘いしてるって意味ね』

 

『まぁそう言う事になりますかね』

『私で良ければ・・・』

『ありがとう。その時はお願いするね』

七瀬:わかりました。ホットサンド冷めちゃいます

 

『そうだね』

 

『七瀬ちゃん少し帰り遅くなっても大丈夫よね?帰りは浬と帰りなさいね』

 

『送りますよ』

『ありがとうごさいます』

『今日は車じゃないので電車でご一緒します』

 

『ボディガードお願いね』

『天堂さんお休みって言ってましたからゆっくり休んでくださいね』

『ありがとう』

 

『七瀬ちゃんの気遣いね』

『優しい気遣いですね、七瀬さんも?』

『はいっお休みです』

 

『なら・・・アトリエ見学に来ませんか?』

 

『でも・・・天堂さんのお休みなのに』

『特に忙しいわけでもないから、七瀬さんさえ良ければ・・・気軽な気持ちで』

 

 

『七瀬ちゃん甘えたら?』

『天堂さん?構わないのですか?』

『俺は構わないよ気軽な気持ちでね』

 

『お言葉に甘えさせてもらっても、構いませんか?』

『是非、帰りの電車の中で決めましょう』

『わかりました』

 

(時計の針は10時半を過ぎていた)

 

『かなり遅い時間になっちゃったわね』

『ゆいなさん七瀬さん送ります』

『浬お願いね』

『七瀬さん帰りましょうか?』

『はい、お姉ちゃんありがとう』

『七瀬ちゃん浬遅くまでありがとう』

 

(七瀬と天堂は帰る支度をした)

 

 

 

(歩きながら駅へ向かい電車に乗る)

 

『座りましょうか?』

『はい』

 

夜遅いせいか、車内はカップルや仕事帰りの人達

 

(好きな人と歩くなんていいなぁ・・・)

 

『(七瀬さんがカップルを見つめる目を見て)手繋ぎ憧れます?羨ましそうな目をしてたから』

『いつかはしてみたいですね』』

『(手を出して)俺で良ければ』

 

『で、でも』

『素直になりませんか?甘えましょう』

 

『お言葉に甘えて』

 

『俺たちも(手を繋ぐ)』

『ありがとうございます』

 

『七瀬さん?午後から時間ゆっくり取れそう?』

『午前中はお洗濯とかしてると思うので、午後からなら大丈夫です』

『それでは、時間は1時でも構わない?迎えに行きますよ』

『お迎え宜しいのですか?』

『待ち合わせはマンションの前でいい?』

『はいっ』

『何処かでお昼テイクアウトして行くね』

『私準備します!』

『いいの!俺に準備させてくれる?』

 

『宜しいんですか?』

『いつもひとりで食べてるから、誰かと食べるなんて久しぶりだからね』

 

『私も・・・そうなんです』

 

『誰かと一緒に食べたくなる時ってあるよね?凄く解る』

『ではお任せしても宜しいですか?』

『サンドイッチの美味い店があって、是非食べて欲しくてね』

『楽しみです!ところで天堂さん?お聞きしても構いませんか?』

 

『何かな?』

七瀬:ゆいなお姉ちゃんから経験のない女の子を探しているって言ってましたよね?

 

『それはね、自然の表情で描いてみたいから』

『(そうだったんだ)そうでしたか』

『俺自身が自然の何気ない表情を描きたくてね、ゆいなさんに相談したんだ』

 

『そのような事があったのですね』

『(気になっていたみたいだ)経験のない女の子って言ったから?』

 

『どうして私なんだろうって思ってたので』

 

『初めての世界を見るのも良いんじゃないかな?』

『感じた事の無い世界と言う事でしょうか?』

『新鮮な気持ちって大切だと思うんだ、でもホントに気楽な気持ちでね。休憩を入れながら時間を楽しんで貰いたいからね』

 

『ありがとうございます』

 

(車内のアナウンスが降りる駅に近づく)

 

『降りる駅だね、長い時間話し込んだね』

『楽しく話せました』

『良かった』

 

(降りて歩くふたり)

 

『楽しいお時間ありがとうございます』

『こちらこそありがとう』

『お医者さまってお命預かるお仕事だから大変ですね』

『任せてくれる分未来を差し上げなくてはならないからね』

 

『ホント尊敬します』

『ありがとう』

 

(話してるうちに七瀬の家の前に到着した)

 

『ありがとうございました』

『また明日ね、何か聞きたい事あったら気軽に聞いてね』

 

『はいっ、おやすみなさい』

『明日迎えに伺うね』

『楽しみにしてます』

『(それは俺のほう)おやすみ』

 

 

天堂と七瀬はマンション前でひとりの影があるのは気づかずに...

 

(続く)

 

 

 

 

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