元メスガキさんをお持ち帰りした件   作:黒樹

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その制服の下には

 

 

 

「ただいまー」

 

帰宅と同時に一声掛けると、リビングからパタパタと足音がした。

施錠のために玄関のドアの方へ身体を向けて、しっかりと確認をしていると背中に突如衝撃が加わる。

 

「おかえりなさい」

 

腰の辺りから聞こえた声に振り向くと、抱きつくような体勢で愛理が腰に纏わりついていた。玄関の地面に足をつけないために身体を伸ばしているせいで、お尻を突き出すような形になっている。おまけにそのお尻はズボンどころか下着すら着けておらず、安産型の形の良い曲線が丸見えであった。

 

それだけではなく、背中もかなり露出をしている。あるのはリボン結びにされた二つの紐のみで、前面は一枚の布で覆われているだけである。

 

廊下に押し戻してやると、愛理はその場に直立した。

そのおかげで全容が明らかになる。

胸から下腹部にかけてギリギリ隠れている程度のエプロンを裸で身につけているせいで、横乳がエプロンから溢れそうになっていた。

 

「今日は裸エプロンでお出迎えか……」

 

今すぐエプロンの隙間に手を突っ込みたい衝動が湧き上がる。

そんな俺の露骨な視線を感じてか、愛理は満足そうに笑みを浮かべた。

 

「ごはんにする?お風呂にする?それとも–––」

 

好感触なのをいいことに、愛理はここぞとばかりに攻めてくる。

 

「わ・た・し?」

 

前屈みになった彼女のエプロンから、胸の谷間が覗き込む。

今すぐ食べてと言わんばかりの性的アピールに、俺は逡巡することなく即答するしかなかった。

 

「メシで」

「……」

 

答えた途端、愛理がびっくりして表情を固める。それからゆっくりと不満そうに頰を膨らませた。

 

「もっと美味しそうなものが目の前にあるでしょうが」

「ご飯よりも先に食べて欲しいのか?」

 

誘惑してくる愛理のせいか、うちの愚息が元気になったことは確かだ。仕事の疲れなど知るかとばかりに直立不動の姿勢をとっている。

俺は玄関で適当に靴を脱ぎ捨てて、誘われるがままに彼女を抱きしめる。左手は腰へ、右手は剥き出しの尻へと伸ばした。

 

「一回くらいって言いたいんだけどね」

 

キッチンから香る夕食の匂いが、空腹の腹を擽る。

デザートはじっくり味わいたい俺としては、雑に彼女を抱くようなことは避けたかった。

愛理も同じ気持ちのようで、一度だけ唇を重ねて数十秒にも及ぶ深いキスをすると、おとなしく引き下がってそれ以上誘惑はしてこなかった。

 

「取り敢えず、飯を食べるか」

「うん」

 

そのまま「抱っこ」と手を伸ばしてきた愛理を抱きかかえる。左手を膝裏に、右腕を腰に回して支えるとわざと乳房に手を伸ばす。エプロンから溢れたおっぱいをがっつり掴みながら堪能する。

 

「もう、デザートは後とか言って悪いことするのは誰かしら?」

「いいだろう。少しくらいつまみ食いしても」

 

ダイニングへ二人で行くと、既にテーブルは料理で埋め尽くされていた。

残って配膳をしていた都は、裸エプロンから溢れた胸を収める姉を一瞥すると小さくため息を吐いた。

 

「お姉ちゃんのお尻を触った手で食卓につかないでくださいね。汚いので」

「はーい」

「ちょっとそれどういう意味よ!?」

「どうせお尻の皺を数えるどころか、触ったんでしょう。流石にそのまま食卓につかれるのは……」

 

見ていないのにまるで経験則のように語る都に、俺も愛理も反論することができず、黙ってキッチンで手を洗った。

 

それが終わるとようやく食卓につくことができた。

 

「はぁ。ようやく一日が終わったって気がするなぁ」

 

二人お手製の料理を食べて、お風呂に入って、寝る。一日で一番大切な夜の時間の始まりは、いつも通り美味しい食事から始まる。そのことに感動していると二人が苦笑する。

 

「大袈裟ねぇ」

「でも、まだ一日は終わってないですよ」

 

俺が美味しそうにご飯を食べるのを、満更でもない様子で二人が眺める。言葉で伝えなくても十分伝わってると言わんばかりだ。

 

「美味い」

 

それでも伝えると、二人はやっぱり嬉しそうに破顔する。これ以上褒めると表情筋が溶けてしまいそうなくらい、機嫌良く今日の話を始めた。

学校であったこととか、会社であったこと。交互に話す二人の会話の聞き役に回った。

 

「ふーん、そうなのか」

 

ただ面白くないのは、二人に男の影が多すぎることである。

今日も同じ会社の同僚に、あるいは学校の同級生に、誘いを受けたと話すことがある。

俺が面白くない顔をするのが、二人は面白いようでわざとその話を聞かせてくるのだ。父親だと鬱陶しく感じるくせに。

 

だから、俺は早々に夕食を片付けてリビングに逃げた。

 

「そういえばお兄さんには、今日は朗報がありまして」

 

そんな俺に都は追い縋ってくる。

どうやら今日は愛理が食器の片付けをするらしく、キッチンで洗い物をしている姿がリビングのソファーから見えた。

キッチンからの死角、ソファーの前に立つと都は徐にスカートの端を掴んでひらりと持ち上げる。わざとらしく見せつけるようにスカートの中を見せてきた。

 

「今日はずーっとこの格好で授業を受けてたんですよ」

 

そこにはあるべき下着ではなく、紺色の布地が見えた。

パンツの代わりの逆三角形。恥ずかしげもなく晒されたそれは、季節的には滅多にお目にかかれないものだ。

 

「スクール水着っ?」

「正解です。お兄さんはスクール水着を制服の下に着て登校する私が見たかったんですよね?」

 

卒業前になんという大胆な行動をするのか。リクエスト以上のことをしてくれた都に、俺はつい感激してしまう。

 

「いや、もう凄いな。期待以上だよ」

 

自らスカートをたくし上げるという行為も、性的興奮を促すには十分である。あわよくば穿いてなかったり、水着だと思って下着を穿いているパターンだとなお嬉しい。

ただそれは偶然の産物であるからこそ価値があり、これ以上を求めるのは酷というものであろう。

 

「満足しましたか?」

「そりゃあもちろん」

「本当ですか?他にもオプションがありますが」

「まだあるのか?」

「だってこれはお兄さんへのお礼とご褒美ですので」

「お礼?ご褒美?何かしたっけ?」

「もう忘れたんですか。お兄さんのおかげで両親の離婚を回避したじゃないですか」

「あ〜」

 

そういえばそのリクエストでこんなこと頼んだな、と今更ながらに思い出した。

少し斜め上に視線を逸らして思い出している間に、都が俺の膝に飛び乗ってくる。

 

「だから、今日はスク水で一緒にお風呂に入ってあげます」

「ほう、それは随分と楽しみだな」

 

現役JCのスク水姿。紛い物では得られない栄養素がある。

正直、愛理の裸エプロンより破壊力があった。

 

「それじゃあ行きましょうか」

 

優しく手を引く都の声が、緊張しているのか震えているのがどこか精一杯という感じがして可愛らしかった。

 

 




愛理ちゃんのターンと見せかけて都ちゃんのターンです。
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