元メスガキさんをお持ち帰りした件   作:黒樹

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鬼の居ぬ間にとは言いますが、愛理さんは諸事情によりぐっすり眠っています。


布切れ三段活用

 

 

 

朝起きると、キッチンに都が立っていた。火にかけた鍋の前で、おたまを持っている姿は中々堂に入っている。

起きてきた俺に気づいた都は、味見用の小皿を置いて楽しそうにこう言う。

 

「昨日は随分とお楽しみでしたね」

 

とてもいい笑顔ではあるのだが、若干の嫌味も含まれているようである。

 

「そういうおまえは覗いて何をやってたんだか」

「一人寂しく慰めてましたが」

「せめてオブラートに包め」

「自慰です。仕方ないじゃないですか。そういうお兄さんこそ、私が一人でしてると覗いてくるくせに」

 

偶然たまたま見ただけである。むしろ理性が吹き飛ばなかった自分を褒めたいところだ。

 

「不毛だしこの話はやめないか?」

「お兄さんが私に手を出してくれたら、解決する問題なんですけどね」

 

責められているような気になってしまうが、それはそれで問題である。

半分は冗談だったようで、都はちらりと寝室に視線を向ける。

 

「そういえばお姉ちゃんは?」

「寝てる」

「それじゃあ二人だけで先に食べちゃいましょうか」

 

冷蔵庫から昨日の残りを出して、レンジに入れる。

その間に白米と作りたての味噌汁をよそってダイニングテーブルに配膳してくれる。

 

「こちらお通しです。手を出してください」

 

白米と味噌汁に続いて、言われるままに手を出すと何かを押し付けられる。ほんのり温かい布のようなものを広げてみると、その正体は淡い水色のパンツであった。

 

「……これは?」

「おかずです」

「そういうの聞いてるんじゃねぇよ」

「どうぞ好きなだけ白くてドロドロした熱いものをかけてください。あ、ちなみに脱ぎたてですので新鮮ですよ」

 

確かにほんのりと人肌の温もりを感じるような気がする。

 

「……どこ見てるんですかお兄さん?」

 

都の穿いているミニスカートに視線を向けると、軽く押さえて非難の視線を受けてしまった。

 

「あぁ、いや、穿いてるのかなと思って」

「確かめてみます?」

 

スカートの端を摘み、僅かに上げて見せる都。

揶揄っているのは一目瞭然なので、俺は彼女のスカートを摘んでバッと捲ってみた。

 

「……」

 

何が起きたのか呆然とする都だったが、捲られたスカートが自然に戻った頃にようやく彼女はスカートを下に引っ張るように押さえて、顔を真っ赤にして涙目で睨んでくる。

 

「きゅ、急に何するんですか!?–––っていうか見ましたよね!?」

「……すまん。つい出来心で」

「他に何か言うことは!?」

「……ツルツルなんだな?」

 

べしべしと胸を叩かれる。抗議してくる都に、俺はなされるがまま。ただ全然痛くない。甘えてきているようだ。

しばらく二人で戯れていると、チンと音が鳴ってレンジが停止したので、一旦言い争いは終了した。

 

「……まぁ、別にいいですけど。あとでお兄さんにも見せてもらいますので」

「えっ?」

 

思わぬカウンターに狼狽えたが、前に一度風呂で見られているし今更かと思い直した。

 

昨日の残りを温めたものが食卓に並び、都が隣に座る。

 

「なんで隣?」

「いいじゃないですか。お姉ちゃんがいない間くらい」

 

そう言って味噌汁を口にして、食事を始める。

 

「鰤大根、金平牛蒡、だし巻き卵、味噌汁、白米。朝から豪勢だよな」

「ふふん、私に感謝してくださいね」

「してるよ。いつもありがとう」

「あればあるだけお兄さん食べてしまいますから、多めに作ってるんですけどね」

「だって美味いしなぁ」

 

つい食べ過ぎてしまうのだが、深夜になるとお腹が空くほど運動するので問題はない。

 

「はい、お兄さん、あーん」

「–––うむ。美味い」

 

都が箸で摘んで突き出してきただし巻き卵を食べさせてもらう。するとふんわりとした卵の中にしっかりとした白だしの味が染み出してきた。

 

「お姉ちゃんの分は避けてありますので、全部食べてもいいですよ」

 

–––とのことなので、テーブルの上に出されたものを二人で完食する。

 

「はぁ。美味かった。ごちそうさま」

「ふふ、お粗末さまでした。珈琲飲みます?」

「ん。おう」

「それじゃあそっちのソファーに持っていくので移動しててください」

 

のんびりだらだらと移動して、ソファーに凭れる。

それから十分後、都が二人分のマグカップを手にリビングへやってきた。

 

「はい、お兄さん」

「ありがとう」

 

テーブルの上にコースターを置いて、その上にマグカップを置く。熱い珈琲から湯気がのぼる中、都はソファーに座ると俺に凭れ掛かってくる。

俺の腕をぎゅっと握ったかと思うと、そのまま自らの太腿に誘導して挟み込む。ミニスカートな上、穿いてないせいで妙な緊張感が指先に生まれた。

 

「……穿いた?」

「さぁ、どうでしょう?確かめてみますか?」

 

触って欲しいと言わんばかりに、指が太腿の奥へ飲み込まれる。一寸先は闇–––ならぬスカートの中だ。

 

「いいんですよ。私を弄んでも。お姉ちゃんが寝てるから、そういうことできなかったですよね?」

 

寝てる間に何度か襲った、とはちょっと言えない。

今日は何もしてないことは、断言しておく。

 

「……人の理性を破壊しようとするのやめてくれませんかね?」

「お兄さんが我慢すれば問題ありません」

「酷い暴論だ」

 

しかし、正論でもある。

 

「ところでお兄さん、私のパンツは?」

「さぁ?」

「別に汚してもいいですけど、洗濯するので一時間後には返してくださいね?」

「何故汚す前提なのか」

「今返して貰ってもいいんですよ」

 

そう言って、俺の膨らんだポケットを叩く。

 

「……ほら、食卓に置くわけにはいかないだろ?」

「じゃあ、その代わりに私はお兄さんの手でも借りましょうかね」

 

手がより深く沈み込んでいく。ナニカ当たったような気がする。

 

「んっ……」

 

艶めかしい声を上げて、都がぴたりと静止する。

太腿じゃない、壁に。具体的には三方向が壁に挟まれているようだ。つまり下腹部のあたりにぶち当たったわけである。

触れようと思えば、彼女を好きに蹂躙することだって出来るだろう。理性が今にも沸騰して溶けそうになっている。

 

「–––あ、あの、やっぱり……いいです……」

 

しかし、よっぽど恥ずかしかったのか都が自分から離れてしまう。顔を真っ赤にして目を逸らすその表情は、逆にいじめてやりたくなるくらい魅力的に映った。

 

「それじゃあパンツ返すか」

「あぁ、いや、別に返さなくてもいいですよ?洗濯するだけですので。昨日……汚れてしまいましたし」

「ふ〜ん」

 

ポケットから取り出した布地–––パンツを広げる。

そして、俺はソファーから抜け出すと都の前に膝をついてパンツを穿かせ始めた。

 

「あ、あの、お兄さん……?なにしてるんですか……?」

「なにってパンツを穿かせてるんだが」

「よくそんな真面目な表情をして言えましたね!?」

 

脚を上げさせて、両脚を通す。そのままずるずると上げていくとスカートが行く手を阻む。

 

「ちょっ、そんなところに手を入れられると困るんですけど」

「もっと大胆なところに手を誘導しておいてよく言えるな。それより腰あげて欲しいんだが」

「じ、自分で穿きますよ」

 

スカートの下まで穿かせて、最後に腰を上げてもらおうとしたが拒否されたので最終手段。

 

「えい」

「ひにゃっ!?」

 

お尻を鷲掴みにした。するとあら不思議腰が浮く。その隙にパンツを穿かせた。

 

「……今度愛理にもやろう」

 

–––アングル的に色々と見えたことは、しばらく心の内に秘めておこうと思った。

 

 




脱がせるか、譲渡するか、迷ったので穿かせました。
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