姫の護衛は地底人《ケガレビト》 真・女神転生オタクくんサマナー外伝   作:気力♪

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奥多摩アビス調査行03 掲示板 【鍵】誰か助けてくれ、人間関係が衝突事故起こしている【鍵】

 奥多摩アビスの探索は牛歩の進みであるが、探索拠点となる異界の入り口付近は賑やかになりつつあった。

 

「安いよ安いよ! もちもち鯛焼き*1だ! コイツを食うとマッパーやエストマが長持ちするぜ!」

 

 まずは、キッチンカーで乗り付けている『キリギリス美食部』最近は食事がもたらす特殊効果を検証するために色々やっているらしい。

 小休止の際に、カロリー摂取と共に心を潤すこともできる素晴らしい企てだ。

 

「貰おう!」

「はい、マッカで60な!」

「払うだけの価値はあると理解しているが、円に換算すると愉快な値段になるのよな」

「なぁに、富士山の自販機みたいなもんさ。この探索拠点も何度か襲撃されてるしな」

 

 次に、探索のローテーションがゆるく決まった。検証勢は24時間交代しながらなので除外するが、朝から昼までの朝シフト、昼から夜までの午後シフト、夜から朝までの深夜シフトのいずれかの時間に合わせて探索するようになった。

 

 いざという時に助け合えるように連携してコトに当たらないと、雑魚悪魔に鎧袖一触にされてしまう。そんな異界であるのだから。

 

 もっとも、現在ここの異界に挑んでいる者たちは最前線には一歩劣る程度の者ばかりとなっている。最精鋭は全国の異界破壊を担っているし、最前線のサポートなどで信用のあるものは病院の方に詰めて人員の防衛にあたっているからだ。

 碌でなしばかりなので、不思議な地元感があり己は好きだぞ。

 

「おや? ジエン、君一人かい?」

 

 誰が置いたかわからないベンチに悠々と座っているZEDΩ(ジエド)殿だった。戦闘中にジエの頭ふた文字が被っているせいでややこしい、と見せかけて案外なんとかなったのは若干の笑い話。

 

ZEDΩ.(ジエド)殿は、単身で突っ込みはしないのか?」

「効率の話だよ。一人で闇雲に進むより、ボス撃破を狙う君たちといった方が強くなれる」

「ふむ……」

 

 冷静に見える。けれど内心はグツグツ煮えたぎっていそうな気もする。そうすると、やはり……

 

「復讐か何かか? 敵次第では力を貸すが」

「いいや、不要だよ。僕は、僕が奴を殺したいんだ。僕の国を、仲間を、大切な人たちを踏み躙った『マザー』という害悪を」

 

 ギラギラと周囲に熱が伝播する。ブレイド殿もそうだが、ZEDΩ.(ジエド)殿も感情の昂りと共に力が漏れ出るタイプらしい。

 

「マザーとはどのような敵なのだ?」

「……僕らの世界の日本を支配していた機械だ。強大な力を得るために社会を統制し、人民全てを戦士(異能者)に改造して他の国に流れる龍脈を独占することで数多の民を餓死させた害悪だ。……そして、奴に歯向かった人間たちはは思考を洗浄させられ、奴に絶対服従の戦闘躯体《マリオネット》に改造した。そういう邪悪だよ」

「なるほど」

 

 そう語る節々には、(子供)には憎しみを見せないでいようとする気遣いと、それでも滲み出てしまう殺気が存在する。口での言葉以上に悪どいことをマザーとやらはやっていたらしい。

 

「して、そのような邪悪が相手ならば 何故に助力を求めないのだ?」

「……方法はどうあれ、奴のしていることはセプテントリオンを打倒するための行為だった。この世界でも、話が付けば戦力として世界の味方になるだろうさ……」

 

「だとしても許さない。奴は僕の手で殺すと、仲間たちに誓ったんだ」

 

 その強い言葉から感じたのは、義憤であり、使命感であり、仲間たちへの愛だった。

 

「ならば己は己の勝手で手を貸そう。取り巻きを払い補助をかける程度の助力であれば文句はあるまい」

「……随分と、余裕があるんだね。少年兵としてこんなところ(最前線)にまで連れ回されているのに」

 

「この世界は戦わない無駄飯食らいが惰性で生きていい世界ではあるけれども、己は己の意志で戦う事を定めている。どのみちロクデナシだ。ならば戦い守る事を選びたいのだ」

 

「自分を卑下してるような口ぶりなのに、随分と楽しそうだ」

「当然だとも! 最近はこれまで以上に楽しいからな! 最近は装甲騎兵ボトムズというアニメーションを見ているのだがな、これがなかなか格好いいのだ。渋いというかな……」

 

 心底愉快なものを見る目で見られているが、そこに邪気はなかった。慈しむような、優しい瞳だった。

 

 うむ。やはりZEDΩ.(ジエド)殿は好ましい人だな。復讐の相手もそう変な奴じゃないのだから、共に戦い、復讐を終えてすっきりとした本当のZEDΩ(ジエド)という人物を見てみたいモノだ。

 


 

 キアラ先生の心療内科にてリオに拾ってもらい、奥多摩レルムへと進む道。

 その最中で、一人の女性が目についた。人気のない山道を徒歩で進む彼女は、金の髪に鬼の面の女戦士。

 

「あー、あれ()がない奴だね」

「リオ、同乗させても?」

「おっけーだよ。どうせ行き先一緒だしね」

 

 スイッチを押して窓を下げ、ブレイドに声をかける。少し驚いたようだったが、車に乗る事を了解してくれたようだ。

 

「感謝する。まだバイクなどは買えてなくてな」

「いーのいーの。これから一緒になることも多くなりそうだから、ちょっと話聞きたかったし」

「情報収集が目的か。だが、さしたる情報はないぞ。私は所詮一兵士だ」

 

 少し、意外に思う。

 一度組んだだけでも彼女の強さと速さ、そして気高さは伝わってきた。隊長格、もしくはそれ以上のクリアランスの人物だと錯覚するほどには、凄まじい傑物であったのだから。

 

「兵士っていうけど、あの赤髪成金とやり合ってたんだっけ?」

「そうだな。奴は私の世界の日本に戦争を仕掛けてきた国の一つを統べていた。戦場で相対したことは一度しかなかったが、それでも私は奴の仲間を殺したし、奴も私の国を踏み荒らした」

「人間同士の、戦争ですか」

「成金もそう馬鹿には見えなかったけどねぇ」

「天からのセプテントリオン『アリオト』を仕留めるために龍脈からの力を集約する装置を『マザー』が作り出したのだ。だが、その影響で世界の土地が枯れ、多くの犠牲が出てな。必要な犠牲だったと当時は思っていたが、それを良しとしない者も多かったのだよ」

 

「死ぬよりはマシでは?」

「犠牲になる側が、それを是とするならな」

「しないのですか?」

「しないさ。誰かのため、世界のためだと理由を掲げようと、実行し犠牲になれる人間など多くない。……フジワラ、君は動ける人間であるからこそ、見えなかったのだな」

 

「ですが、あなたも犠牲になれる側に見えますが」

「貧民窟で家族諸共死ぬだけだった女を、力を与えて兵士に取り立てた。外の連中は口々に人倫を考えない改造だなどと言うが、そうしなければ生きられなかった私にしてみれば福音だった。その恩を返すためなら、命程度は安かろう」

「なるほど」

「けどまぁ、負けちゃったんだよね。内ゲバからの準備不足とか、他人事じゃないよねぇ……」

「しかしそれならば、なぜ姫巫女と合流しないのですか? 貴女は誰かを守るために戦うことを誇りにできる人なのに」

 

「……私は、妹を助けたいんだ。スメラギ……私の国を主導していた『マザー』という存在が、私の世界が崩れる直前に大きなダメージを受けてな。その緊急避難として妹の体に寄生をしたのだ。苦しいから分からなかったが、少なくとも自我は封じ込められていたように見えた」

 

「ブレイド……貴女は『マザー』をどうしたいのですか?」

「説得して、コハクの身体から離れて欲しいと乞うつもりだ」

「話が通じなかったら?」

「そのために、力が要る」

 

 なんとなくだが、ブレイドは説得が通じない事を確信しているようだった。

 

「だが、『マザー』の出方次第ではこの世界の敵になることもあり得る。セプテントリオンの敵であって、この世界の味方ではないからな。諸外国のように、この世界も吸い尽くして武器にするかもしれない。……その時私が君たちの仲間であったなら、内側に惑いを産んでしまうだろう。私自身も、コハクのために裏切りをしてしまうかもしれない。だから、君たち『キリギリス』の仲間にはなれない。すこし話が逸れてしまったが、私の理由はこんなところだ」

 

 なんとなく、言っていない事は多そうに思う。『マザー』という存在が他の国々、他の人々にどれだけの圧政を敷いたのかや、龍脈を収集してアリオトを攻撃する必殺が『どれだけ通用したか』のような事。ブレイドの受けた改造手術の広まり方や、どれほど酷い戦争になったのか。そういった実の部分を私を慮って言わないでくれている。

 

 そういう優しい人だからこそ、私は力になりたいと思った。

 

「ブレイド、私は解析の術を得手としています。貴女の目で分からなかった事でも、私から見れば何か違うことがわかるかもしれません。そこに貴女の妹を助ける方法があるのかは断言できませんが……あなたの力になりたいとは、思っています」

「何故、そこまで?」

 

「私が、そうやって頑張る人に命を繋げてもらったからです」

 

「私も、命を繋げる側になりたいのです」

 

「……ありがとう。だが、深く巻き込むつもりはない」

「構いません。私が勝手に貴女の力になるだけなので」

「……なるほど、強情だ」

「ま、ひとまずはあの異界をぶっ潰すのが先決だよ。未来の話は未来にすれば良いでしょう? ブレイドの力は、それなりに使えると思ってるんだからね」

 

 そうして、私たちは駐車場へと辿り着く。山道を適当に切り開いて作ったそこはガタガタであったけれど、だんだんと使いやすく整備されていっていた。

 

「あ、ジエンくんだ。……まーた買い食いしてるや。あそこのキッチンカーマッカ払いだから、相当ぼってるんだよねぇ」

「しかし、ああも美味しそうに食べているとなかなか止めにくいのですよね」

「分かるよ。私の妹も、楽しそうに笑う子だったから」

 

 赤い髪のZEDΩ(ジエド)という男性が楽しそうにジエンと話している。あの人についてはジエンが聞いているだろう。

 

「行きましょうか」

「そだね」

「ああ」

 


 

 そうして、己はZEDΩ《ジエド》殿の事を知った。

 

 そうして、私はブレイドの事を知った。

 

 

 世界の強力な味方になり得る『マザー』を殺すために、おそらくは『コハク』殿ごと仕留めようとする復讐の太陽。

 

 大切な妹の『コハク』を助ける為に、世界の敵になり得る『マザー』に助力するかもしれないという愛深き雷霆。

 

 己は、思う

 私は、思う

 

 

 どうすんだコレ!?

 

 

【専用ユーザースレッド】

【鍵】誰か助けてくれ、人間関係が衝突事故起こしている【鍵】_ドリフターのみログイン可能です

 

 

1:相談者1号@レベル上げ中

 相談半分、愚痴半分のスレ立てをさせてもらった。他人の過去をあれやこれや言いふらすものなので正直気分は良くないが、一つでも多くの意見が欲しい次第だ。

 

2:名無しさん@レベル上げ中

 立て乙。

 

4:相談者2号@レベル上げ中

 スレッドタイトルにある通り、現在奥多摩アビス攻略中の二人の未登録ドリフターの話です。仮称として、『太陽』と『雷霆』と呼称します

 

7:名無しさん@レベル上げ中

 お、二人いるんだ。

 

8:相談者1号@レベル上げ中

 まず、基本スペックだ。己と2号はもう一人と組んでLV60~70の異界を攻略しているバスターだ。そして、攻略が難航している奥多摩アビスに増員として太陽と雷霆がやってきた。二人ともレベルは50後半程度だが、肌感覚では60から70の戦力に思えている。

 

 

9:名無しさん@レベル上げ中

 ド級の最前線でクソ笑うんだけど

 

10:名無しさん@レベル上げ中

 レベル50とかを70レベル級って見るとか、なんかビビりすぎてない? とか思うけど、命削るタイプとか、特定のフィールドを整えるタイプとか色々奥の手ある人いるんよなぁ。

 味方としてはありがたいんだけど、商売敵としては不安なレベル40です。

 

11:名無しさん@レベル上げ中

 微妙にレベルが上がりつつあるとは言え、ドリフター板に屯ってる連中なんてたかが知れてるぞ? どんな相談よ

 

15:相談者2号@レベル上げ中

 太陽と雷霆は、元の世界で殺し合っていた仲だそうです。雷霆の日本はあらゆる犠牲を度外視してセプテントリオンを撃破するために行動をしていました。世界レベルでの龍脈操作で土地を枯らして餓死者を作り出すレベルだそうです。

 

18:相談者1号@レベル上げ中

 それを止めるため、太陽や他の国々は雷霆の国に戦争を仕掛けたのだ。直接言ってはいなかったが、戦争にリソースを割いた事が原因でセプテントリオンに敗北したと雷霆も太陽も考えているみたいだぞ。どちらも戦争を肯定している訳でなく、事実として戦争をしたと語っていたからな。

 正義を信じて戦に向かったのならば、言の葉に奢りや信念が混ざる筈だ。

 

21:名無しさん@レベル上げ中

 遠くない未来にこの世界でも起こりそうダァ……

 

22:名無しさん@レベル上げ中

 えぇ!? ドリフターってだけで差別が起きるんですか!? 

 というか、なんで差別起こしてないんですこの世界の皆さん。なんかどこでも『細かい事は知らんが、戦力として対等に扱うぞ』みたいなあったけぇスタンスなんじゃが。

 

24:相談者1号@レベル上げ中

 己も不思議だが、この環境が続くかどうかは己達次第だろうとは思うぞ。

 己含むドリフターの面々が世界防衛に貢献すれば歓迎ムードは高まるだろうし、悪さをするのならば排斥に流れは変わるだろう。

 もっとも、悪さをしなければ普通に受け入れてくれる感じだと思うがな。

 

26:相談者2号@レベル上げ中

 ちなみに、太陽も雷霆もどちらも好人物ですが、キリギリスに参加しない理由は『これから悪さをするから』になります。

 

28:名無しさん@レベル上げ中

 え、なに? ヤクザとかメシアンとかに降りでもするん? 

 

31:相談者1号@レベル上げ中

 太陽と雷霆の国で黒幕をやっていた『マザー』なる人物? がいるらしい。なのましん? という素材でできたマシンで、受けたダメージを癒すために雷霆の妹君に寄生しているそうなのだ。

 

35:名無しさん@レベル上げ中

 うわ、外道やん。

 

37:相談者2号@レベル上げ中

 雷霆の語り口からでは、苛烈であっても邪悪ではなく、世界を守るために強引な手段を使っていた存在として語られていました。

 故に、雷霆は一応の説得をするつもりだそうです。

 説得が不可能だろうという確信から、レベル上げに勤しんでいましたが

 

38:相談者1号@レベル上げ中

 対して太陽の方だが、太陽の口から出てきた『マザー』の所業は邪悪の権化のそれだった。ガチガチに恨んでいるし、相当の民草が殺されているだろうし、なんならかつての仲間を洗脳されて戦いになったりもしていたそうだぞ。漏れ出る殺意が怨敵に対するそれだった。

 雷霆の妹君を『マザー』から解放するまで待ってくれ、だなどという言葉は間違いなく切り捨てられるし、なんなら妹君ごとだろうが殺すことに躊躇いはなさそうな印象だったぞ。

 それがきっかけでこの世界が滅ぶとしても、殺る男だ。

 

39:名無しさん@レベル上げ中

 ……街ごと焼き払う! とか、地球ごと破壊する! とかやりそうな感じ? 

 

41:相談者1号@レベル上げ中

 やりそうな感じだ。

 というか、そういう外道働きをするつもりだからキリギリスに参加していないのではないか? と推測している。

 

43:名無しさん@レベル上げ中

 ……なら、雷霆を支援して妹ちゃん助けるのが安牌では? 

 

46:相談者2号@レベル上げ中

 雷霆の方ですが、本人曰く『マザー』がどれだけ邪悪を行なっていても妹を助けるために『マザー』を守る側に回ることもある、だそうです。

『マザー』は前科として世界一つ滅ぼしているのに、それを考慮に入れてなおそう語るという事は『マザー側』になる可能性は相当に高いようです。

 

49:名無しさん@レベル上げ中

 けど、『マザー』の行為って世界を守るためなんだよね? 協力できそうじゃない? 

 

52:相談者1号@レベル上げ中

 己はできると感じているが、所詮又聞きだ。直接語った者でしか分からないだろう。

 

55:相談者2号@レベル上げ中

 ただ、太陽がキリギリスに参加していないという事は、少なくとも太陽は『マザー』がこの世界に味方しても不思議ではないと感じていると推理できます。

 

56:相談者1号@レベル上げ中

 無論、外道働きをする可能せも十分にある。だからこそ、雷霆はキリギリスに参加していないのだからな。マザーを正義だと信じていられていないと考えるのが自然だろう。

 

58:名無しさん@レベル上げ中

 ……纏めると

 太陽 『マザー』は世界の味方だが、関係なくどんな犠牲を払ってもぶっ⚪︎す! 

 雷帝 『マザー』は世界の敵だが、妹を助けるためなら世界の敵にだってなってやる! 

 

 に、なる感じ? 

 

60:相談者1号@レベル上げ中

 その通りだ。

 

64:相談者2号@レベル上げ中

 私たちは人生経験がさほど多くなく、知識も過分に偏っています。

 私たちの中だけで悩めば回答など二者を比較してどちらが世界の益になるかで付く側を変えるだけになってしまうので、個人の事情を晒しものにして掲示板で語っています。

 

67:名無しさん@レベル上げ中

 好き嫌いじゃなくて世界の利益不利益で考えてるあたり、相当ギリギリな世界からのドリフだなこの子ら

 

68:名無しさん@レベル上げ中

 両方ぶっ飛ばして話し合いの場に着かせたら? 

 

70:名無しさん@レベル上げ中

 けど、『マザー』ってのがどんな奴なのか分からないと、行動方針なんて立てられなくない? 

 

72:名無しさん@レベル上げ中

 あれ、雷霆と太陽って殺し合ってたりするんっけ? 

 

76:相談者1号@レベル上げ中

 >>72 してないぞ。互いに敵になるのだとしても、レベル上げ効率のために今だけは仲間をやれている程には冷静でもある。

 

77:名無しさん@レベル上げ中

 ……見なかったことにするのはどうでしょう? そのマザーってよくある名前の黒幕さんが何処にいるのかもわからんし

 

80:相談者2号@レベル上げ中

 太陽と雷霆は同じ時期、同じ異界に挑んでいる同じタイプの能力者です。戦闘中の視界の動きも似た感じになっているので、感知方法についても似たタイプだと考えられます。

 

 偶然として、見て見ぬふりをできますか? 

 

 

83:名無しさん@レベル上げ中

 ……奥多摩アビスに『マザー』関係のなにかがある……ってコト⁉︎

 

86:名無しさん@レベル上げ中

 案外本人がいたりして

 

90:名無しさん@レベル上げ中

 怖いこと言うなよ。サポーターとしてあそこにアイテム卸してんだぞ俺

 

93:相談者1号@レベル上げ中

 >>90 いつもアイテム助かっているぞ! 一戦一戦が死闘になるからな! リカームシガレットとルルド水は便利に使わせて貰っている! 

 

96:名無しさん@レベル上げ中

 お、ステマか? 

 

99:名無しさん@レベル上げ中

 ダイマなんだよなぁ

 

103:相談者1号@レベル上げ中

 ダイレクトマーケティングだぞ。アムリタソーダと地返しの玉の代用品であるが、安いのがとても良い。効果も十分だしな! 

 

104:名無しさん@レベル上げ中

 リカームシガレットは体力回復量が低めだから、地返しと反魂香と使い分けてなー。

 

107:名無しさん@レベル上げ中

 現実逃避やめーや

 

111:相談者い1号@レベル上げ中

 なぜ分かったし

 

113:名無しさん@レベル上げ中

 こんなヘビー級の相談してる奴が突然ダイマとかしたらそう思うわ。どうすんだよコレ

 

117:名無しさん@レベル上げ中

 ……まじでどうすんの? 

 太陽側には同情できるけど、世界滅ぼすほどの存在が味方になってくれるのなら太陽さんは黙殺してもいい……とはならんよなぁ。

 

121:名無しさん@レベル上げ中

 ぶっちゃけ、太陽側の気持ち分かるのよなぁ。前の世界だと政府に対してのレジスタンス活動してた訳だし。誰かの犠牲を前提とするクソ野郎はぶっ殺して皆でより良い選択に進もう! とかいうのよく分かるのよ。

 

123:名無しさん@レベル上げ中

 けど、太陽のやった事って世界を守る活動の妨害やで? 実際コイツらが起こした戦争のせいでその世界は負けたんだし(万全でも勝てたとは言ってない)

 この世界の政府とか、キリギリスとかに対して同じことしないって言い切れる? 

 

125:名無しさん@レベル上げ中

 キリギリスは外道働きなんかしねぇだろ。こんな恵まれた世界で、正しいものを見て楽しいこのために命懸けで戦ってる連中だぜ? 

 

126:名無しさん@レベル上げ中

 けど、俺らが知ってるのってキリギリスの末端だけじゃん。上層部がそういう手段を使わないって言い切れる? サブカルチャー守るためなら日本以外全部滅ぼすとかもやるかもじゃん? 

 

130:名無しさん@レベル上げ中

 そういう外道をする連中なら世界を見限って『アリ』ってのになってるんじゃないかな? 自分だけ良ければ良いって浅い考えじゃないと思うよ

 

133:名無しさん@レベル上げ中

 何っ⁉︎漫画アニメゲームその他諸々のために世界を守るのは浅い考えじゃないのか⁉︎

 

134:名無しさん@レベル上げ中

 いつもならこのあたりで介入してくるスタッフさん達が来ない。何でやろ? 

 

137:相談者1号@レベル上げ中

 忙しいからではないか? ここに出入りできるスタッフというのは、巫女殿からの信頼が厚い者たちだ。近々起きる大きな戦いの準備に東奔西走しているのではないか? と考えられる。

 実際己達の仲間のもう一人はそうだしな。

 

139:名無しさん@レベル上げ中

 なんか色々あるらしいね。ヤーさん連中が騒がしいとか

 

140:名無しさん@レベル上げ中

 え、なんか戦争でも起きるの? まだレベル低いから困るんだけど

 

144:名無しさん@レベル上げ中

 戦争前特有の空気はある。けどいつ始まるのか、なんで戦争なんかになるのか、そのあたりは下々の情弱たる俺らの知るところじゃあねぇのよなぁ。

 コネもツテも全然ないからネットで募集してる真っ当そうなパーティ募集に突っ込むしかないんだし。

 

146:名無しさん@レベル上げ中

 俺、前の世界だと裏と繋がってるバーのマスターと仲良くてさ、良い感じの依頼とかあったら紹介してくれたりとかあったのよ。

 そういう馴染みの店と信頼できる紹介役が欲しいです。

 

148:名無しさん@レベル上げ中

 >>146 諦めてネットの怪しい活動に突っ込め。8つに1つくらいの確率で仮面を被って検証する羽目になるけどな! 

 

149:名無しさん@レベル上げ中

 え、もうちょい多くない? 5/16くらいの感覚なんだけど

 

152:名無しさん@レベル上げ中

 なんてそんな刻んでんだよ。調べたのか? 

 

155:名無しさん@レベル上げ中

 >>152 占い系の異能者なのよ

 ちゃんとしてそうな募集を占ってみたらこんな結果だった。まぁ世界一の占い師! ってのじゃないから確率なんてあってないようなもんかもだけど

 

159:名無しさん@レベル上げ中

 個人的に、検証への協力云々よりもあの仮面は割と欲しい。格好いいじゃん

 

163:名無しさん@レベル上げ中

 たまに背が低かったり太ってたりと個体識別可能なボ卿いるよな。ラーメン屋とかで休憩してる時はっと分かる感じの

 

165:名無しさん@レベル上げ中

 普通そこまで見ねぇんだよなぁ……

 

166:名無しさん@レベル上げ中

 そして、ここまで全力で話を逸らしているのに、誰も話を戻そうとしないのである。

 

170:名無しさん@レベル上げ中

 戻したとしてもレスバ待ったなしの口論にしかならなくね? 

 

172:名無しさん@レベル上げ中

 だよなぁ。体制側も反体制側もどっちもごちゃ混ぜな集まりだし

 一応、俺は雷霆側。妹ちゃん事マザーを殺すって太陽の方針は受け入れられない。マザーは妹ちゃん助けてから殺せばいいかなーって

 

174:名無しさん@レベル上げ中

 私は太陽側かなぁ。レベル70とやりあえる太陽がそれでも妹ちゃん事やろうってのは、そうでもしないと殺せないからだと思うから。

 

 実際見て妹ちゃん助けるみたいな事してから解体できるなら、迷わないとは思うけど

 

176:名無しさん@レベル上げ中

『マザー』について、伝聞でしかないからなぁ。案外杞憂で話せば分かってくれたらいいんだけど。

 

179:名無しさん@レベル上げ中

 つか、マザーって名前がいろんな作品とごっちゃになってアレだよな。

 

180:名無しさん@レベル上げ中

 ムラサメ……エアリアルに乗るのです……

 

182:名無しさん@レベル上げ中

 >>180 はい、マザー

 

184:名無しさん@レベル上げ中

 >>182 水星たぬきと妖刀バーテンダーを混ぜるな

 

188:名無しさん@レベル上げ中

 妖刀バーテンダーって何さ? 

 

191:名無しさん@レベル上げ中

 喫茶どんぶらはバーじゃないぞ。あそこは(多分)カフェだ。

 

195:名無しさん@レベル上げ中

 なら妖刀ウェイトレスか? 

 

197:名無しさん@レベル上げ中

 は? ムラサメはショタだろ。妖刀ウェイターな。

 

200:名無しさん@レベル上げ中

 >>197 は? 

 

204:名無しさん@レベル上げ中

 性別不詳キャラが男の子か女の子かの論争が始まってしまう! ここは落ち着いて男の娘という事でどうだろう? 

 

208:名無しさん@レベル上げ中

 >>204 お前を殺す

 

212:名無しさん@レベル上げ中

 >>204 ボーイッシュ女の子と、可愛いショタと、男の娘は全て違うものだ! それを纏めて一つに括ろうとは片腹痛し! 腹を切れぃ! 

 

214:名無しさん@レベル上げ中

 >>204 分からないからって無理やり属性で括ってカテゴライズするってのは、控えめに言ってドブネズミ以下の大罪だから破魔喰らった方がいいんじゃないかな? 

 

217:名無しさん@レベル上げ中

 フルボッコで草なんだが

 

220:名無しさん@レベル上げ中

 違うんや……男の娘って概念を知ったばかりだから使いたかっただけなんや……許してクレメンス

 

223:名無しさん@レベル上げ中

 >>220 反省はしてないらしい。介錯は任せろ

 

225:名無しさん@レベル上げ中

 そんなー

 

 


 

「誰一人まともに解決策探してないわコレ。だからスレ立てなんてするなって言ったのよあの馬鹿二人め」

 

 交代要員として病院に詰めた私は、スマホを眺めながらそう口にしていた。

 他人の傷を掲示板で公開するという人道的にアウトすぎるやり方ではあるが、あの二人はZEDΩ(ジエド)にもブレイドにも敵視されるようになったとしても2人両方をなんとかする方法を探そうとしているのだろう。

 

 その結果として掲示板で晒すというのは……うん、教育頑張ろう。

 

「リオさん、真面目にやってください」

「ごめんごめん、世話してる子が割と人の道踏み外しかけててさ」

「いや、どんな状況ですか」

「リオさんの世話してる子って噂の野生児くんでしょ?なにやらかしちゃたの?」

「千束、一緒になってふざけようとしないでください」

「けど、たきなも気にならない?リコリコで見た時あの子めっちゃいい子だったじゃん。たきな特性ホットチョコパフェをあんな笑顔でさー」

「千束!」

 

 襲撃日が前後する可能性があるからと配備された私たち。

 巫女の予知やビッグデータ活用、物資の流れなどを解析することで、襲撃の日取りを結構な確度の情報として導けたらしい。

 下々の兵隊としては「へー、そうなんだ」と流せる程度の話だが、これが漂流者、というか周回を知った人物に対しての一種の踏み絵であることは想像に難くない。

 

 最前線近くの異界で戦っている力ある戦士だからこそ、今信用に足るかを確かめられているのだ。

 

「……どうするかねぇ?」

 

 私自身には、迷いはない。AC6のプレイ映像を見て、ブーストの慣性を使った挙動にときめいたのは間違いはないのだから。

 けれど、ジエンくんとフジワラは違う。戦うことが生きることの前提になっているから、戦場から離れられなくなっているだけなのだから。

 

 ……まぁ、あれだけ楽しく生きている二人からしてみればただの杞憂であるかもしれないのだけれど、それでも考えることを放棄してはならない。

 

 保護者とは、そういう役回りなのだから。

 

「あ、そうだ。リオさんリオさん、なんかリオさんが野生児くんを性的に襲おうとしたって噂があるんですけど、あれってどこまでがデマなんです?」

「千束、流石に失礼です」

「デマダヨー、ゼンブデマ。リオサンウソツカナイ」

 

 保護者とは!そういう役割なのだから!

 


 

あとがき

注釈芸も戦闘シーンもない、ドリフター二人の掘り下げ話でした。

クソ長注釈がないのだから、ここを後書きに書いてもいいのでは?というのはありましたが、編集のしやすさを考慮して見なかったことにしました。(普通は、注釈の後に後書きがくる)

 

ジエンくん。

ずえど様の自分語りを掲示板に放流したクソガキ一号。地獄生まれ戦場育ちのジエンくんにはこの衝動事故は荷が重かった。

ZEDΩ(ジエド)様とやり合ったら4:6くらいで不利だと踏んでいるから戦闘は避ける方向に舵を取ったリアリスト。復讐に肯定的なのは嘘ではないし、ZEDΩのことは好ましく思っているが、それとこれとは別である。

じゃんけんで勝ったので、相談者1号になった。

 

フジワラちゃん

ブレイドお姉ちゃんの自分語りを掲示板に放流したクソガキ2号。地獄生まれ地獄育ちのフジワラちゃんには正解に辿り着くための知識が足りなかった。

ブレイドの責任感の強さはとても好ましく思っているし、戦力面、人格面、そしてブレイドの話から感じた愛の深さからブレイドを信じたいと思い、力になりたいと思った。素直な心の、正の動きである。

じゃんけんで負けたのは、アナライズで読んだ手をジエンくんが直前で切り替えた為だと理解して、結構悔しがっている。

 

ZEDΩ(ジエド)様 ずえど様

日本に侵略してた系のドリフター。世界滅亡間際で内ゲバとかマブラブか?ただ、セプテン来襲世界ボロボロ日本だけは元気いっぱい!な姿を見せられ、かつ自国の土地が枯れたのが日本の仕業!となったのならそりゃ戦争しかないわけだったりする。

王として、自国の民の犠牲を強いた『マザー』のことを決して許しはしない。しかし、その行動全てが世界を襲う敵を倒す為だったという事実は事実として、認めていた。

 

ブレイドお姉ちゃん

貧民として死ぬしかなかったサイバーパンク世紀末から、改造手術で逆転勝利したスーパーお姉ちゃん。電撃系の最強因子『蒼き雷霆(アームドブルー)』の由来は知らないし、所詮一兵卒なので『マザー』の行為を詳しくは知らない。

しかし『マザー』の手足だった一人として、どれだけの外道を行うかを肌感覚で理解している。自身の人生を変えてくれた恩誼とは別に、そこを理解はしていた。

 

マザー

異世界転生アキュラくんこと、『白き鋼鉄のX2』のラスボス。

続き物のくせに一作目よりアクションの制約が多いのはストレスかもしれませんが、ボスにピザカッターぶち当ててる時の感覚がめっちゃ良いので私は大好きです。ただ、真エンド見るために強制ハードモードはどうかと思う。たのしかったけど。

 

 

*1
ソウルハッカーズ2 ミールの一つ マップスキルの硬化時間が延長する




ここが本当のあとがきのスペース。一話1万字とかやってるアレが言うのもなんですが、いつもの注釈20とかの後のあとがきなんか誰が読むのかなー?という浅い考えからあとがきを本文に入れていたり。

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