姫の護衛は地底人《ケガレビト》 真・女神転生オタクくんサマナー外伝 作:気力♪
奥多摩アビスが崩壊するまで、あと一時間。
大怪獣マシンクトゥルーとの戦闘に絡まなかった面々で周辺警戒をやってもらい、己達戦闘組は装備の点検だとか不詳のチェックだのを行った。
案の定『大天使のブラ*1』は形を保っていただけで霊的防護はぶっ壊れており、あと一発電撃を耐性頼みで受けていたら己は死んでいたと思えてくる。地味に命懸けな綱渡りだった。
ただ、防具に関しては元々更新する予定ではあったので、売値の5000マッカが吹き飛んだだけだとも言い換えれたりするのである。どうせ敵は皆貫通使いなのだから見切りで対処したほうが早いという割り切りもあったりするし、なんなら基礎体力の伸びがいい*2防具にするのも良いかな?と考えている。大天使のブラは耐性が優秀であったが、その辺が弱かったのだ。
「ジエンくーん、ガラクタ始まるっすよー」
「誠か! すぐに行くぞトンボ殿!」
そうしていると、キッチンカーやらの撤収準備が終わったトンボ殿が声をかけてくれた。多くのバスター達が侵入し、『なんだこれ?』と思いとりあえずCOMP内にしまっていた謎の物品のうち「持って帰らなくていいか」と思われ放流されたガラクタを漁りながら、情報を交換しよう! という会である。
己の世界では文明が残っていた頃の『遺物*3』として価値の生まれる事もあったが、文明が生き生きとしているこの世界ではただのガラクタ自慢会である。
「はい! それじゃあ始めるっスよ!」
「……無理やりに連れてこられたのだが、これは?」
「なに、ブレイド殿には知恵を借りたくてな! 己達にはただの異世界のガラクタだが、ブレイド殿達からすれば貴重なものに見えるかもしれないからな!」
「……ククッ、この世界よりテクノロジーの進んでいる技術国家『皇国』の物品だ。俺たちの利になる事は間違いない」
今回のガラクタ収集会のメインは4人。最前線で深いところまで潜っていきながら対してあんまり量を拾えなかった己、ヴリトラ戦車の暗殺部隊としてFOEを破壊しに行ったときに色々拾っていたムラカミ殿、キッチンカー要員とか言いながら前線バスターについて行ってサポート兼バッカーと着いていき、しれっと物品漁りをしていたトンボ殿、この異界で検証をしていた検証勢の一人である『匿名希望』殿だ。尚、匿名殿は検証の最中にガラクタをガメているのを仲間に見咎められられたくないので素顔は晒していない。
などと本人は言っているが、あれはおそらく仮面を脱ぐ機能を失っているが故にでは? と己達は勝手に話をしている。
まぁそれは気にするほどではない。正体は分からなくても同好の士なのは変わらないのだから。
「む? コハク殿はどうした?」
「ふたり一緒にいる。なんでもマシンの方の新しい名前を二人で相談したいらしくな」
「……おお! 目覚めたのか!」
「ああ。ジエン、お前のおかげだ」
「うむ!」
「……あの子、大丈夫っすか? 自分より上位の精神体を体の中に入れ続けるのって結構しんどいんスけど」
「そのあたりは、どうもな。本人的にも自分が自分であるかの確信が持てない状態らしい。なので腕利きのマインドマンサーを紹介してもらう事にはなっている。……どこまで頼れたものか知れたものではないがな」
「そのあたりは可奈美殿に相談すれば良いのではないか? 精神を切り分ける魔剣の使い手であるのだし、心に対する名医の類にも顔が効くと思うぞ?」
「……言われてみれば、そうだな」
「早速脱線してるっスねー」
そんな感じにサブとして連れてきたブレイド殿。そこそこ騒ぐ予定なので他にも来るだろうが、皆に「ガラクタをどうするか?」と聞いて任せるとフリーハンドを貰ったのは己達なので横取りはない。これぞ根回しという奴だ。
「話していても仕方あるまい。漁るぞ」
「うむ!」
「……ただのゴミ山に見えるのだが」
「甘いっすねーブレイドさん。私らにはわからなくても好事家には分かるものがあるかもじゃないっスか! それっぽくて金になるものを探してるんスからね! 私たちは!」
「……ムラカミもなのか?」
「ふっ、俺は浪漫を求めている。金回りしか考えていないコイツと一緒にするな」
「己は両方だ! 浪漫のある物品は欲しいし、金になるものも欲しいぞ! 赤字だったからな!」
「へぇ、赤字なっちゃったんすスか! 幾ら飛んだんです?」
「10万マッカなので、今の換算レートに合わせると……」
「
笑顔で言い切った己に対して、ドン引きするムラカミ殿。マッカ換算なら別に大した額に思わなかったのだが、日本円に換算するとエグすぎて逆に大爆笑である。
「……すまないジエン。この借りは、いずれ必ず……ッ!」
「うむ! 利子をつけた行動で返してくれると嬉しいぞ! 共動の依頼とかな!」
「恩に着せているようでカラっとしてるっスねぇ」
「その瞬間に楽しければいいとする博徒の考えは、あまり推奨せんのだがな」
「おや?」
そうしていると、なにやらボロボロな冊子が見つかった。ほこりを叩いて開けてみれば、中には様々なモノの写真が載せられており、価格なども書かれていた。
「これは、お品書きか?」
「うん? お中元の奴っスかねぇ? 眺めた事くらいしかないんスけど」
「これはスメラギの通信販売カタログだな。どんな僻地にも3日で届けるという優れものだ」
「……なぜカタログを媒体に?」
「動くか? ……動くな。これを見てくれ」
そうして差し出されたカタログだったが、そこにブレイド殿が電気をぴりっとすると表示されている情報が変化していた。
「このカタログはこの世界でいうところのタブレット端末のようなモノでな。背表紙のあたりのCPUが紙面の情報表示を変えているのだ」
「普通にタブレットではダメなのか?」
「セキュリティ回りを堅固なものにするための独自規格だと聞いている。他所のデバイスで侵入するのは困難な作りにするのだとかでな」
「あ、天下の林檎さんがやってる奴っス」
「とはいえそれは表向きの理由だ。実際はスメラギの技術屋の趣味でしかないらしいぞ」
へぇ、と3人の声が重なる。電子書籍が主流となりつつある現代でも紙の本の方を好む心と同じだろうか?
「本型タブレットって考えればそこそこ売れそうっスね。OSをチョチョイとすればこの世界でも使えそうですし」
「だがそのままでは使えないぞ!無線通信に関係するものには、『技適』というルールがあるのだ。気をつけねば幾らかの罰金を課せられる事になるのだ!己のスマホは引っかかった!」
「そういえばそんなルールもあったっスねぇ。皆無視してるもんかと」
「一応補足だが、個人で分解や修理するなどをすると技適は適用されなくなる。認定された業者以外の修理は一律で改造扱いになるからだ」
「まぁ、さほど厳密には取り締まられんがな」と補足するムラカミ殿。己は内心冷や汗ダラダラである。
己の連絡用スマホは何度か壊れたので自分で画面の交換はしたし、技研のゲームコントローラーのへたれたスティックの交換とかもやった。言わなければ取り締まられないのだろうがそれでもルール違反はルール違反だ。バレれば罰はあるだろう。
ムラカミ殿がそれを見抜いて言ったかはさておき、まぁ注意するには越したことはない。
「承知した! 今後はバレないようにより一層の注意を払おう!」
「やらないじゃないあたりがジエンくんっスよねぇ」
一応個人で申請して、かつ電波の強さや周波数だとかが規定の範囲内であれば金銭で技適適応はしてくれるらしいとは知っている。以前ガントレットの技適の関係で役所に行ったときにチラシを貰ったからだ。
由崎夫婦の頭が良い方であるナサ殿ならそういうの持っていそうだし、困ったら手を貸してもらおう、うん。
「で、これって結構に売れそうな掘り出し物じゃないっスか?」
「コイツは無線給電システムがなければ動かない。今は私の電撃魔法で代用しているから画面表示を動かせるが、電気が切れればただの紙に戻る。売るには手間だぞ?」
「えぇ、ブレイドさん売る時付き合ってくれないんスか?」
「私も金銭に余裕があるわけではないが、端金にしかならないのをわかりきっているものに無駄な労量は使いたくはない」
まぁ、そのあたりは売る時の交渉次第だろう。現物の性能には変わりはないのだし、うまくやればきっと売れるはずだ。
カタログを一旦脇において、他のものを漁っていく。兵器や宝石などで状態の悪いものは少し残っていた。端金にはなるので分けておいたが、まぁ端金にしかならないだろう。己のスマホもそう言っている。全部集めて1000マッカ程度だ。
「む?」
「ジエンくん、COMPが鳴ってるっスよ」
「エネミーソナーの警戒音ではないようだが」
「これは、己のスマホに搭載されている『スキャン機能*4』だ。周辺地域を大雑把にアナライズして、地名だとかのデータを引き出してくれるのだ。その派生として、人外ハンター協会で使えそうなアイテムを探知する機能もついているのだよ」
「お宝探知機ってコトっスね!」
「うむ! ……まぁ、お宝であるかの価値基準が己の世界のもの*5だから、この世界では常に鳴り続ける迷惑機能に成り果てているのだが」
「先程まで鳴らなかったということは、反応する条件を変えていたのか?」
「うむ! 上限いっぱいのものにしか反応しないようにして、通知の停止をしていたぞ」
「つまり、最大値評価のアイテムが転がってるってコトっスね!」
「……とすると、コレか?」
ブレイド殿がふらっと前に出て、一つの機械を引っ張り出してきた。
それは、二層に積み重なったマシンで、上の方には何かを差し込むスロットがあった。
以前ゲーム屋で見たレトロゲーム、『スーパーファミコン』に酷似したものが上側に存在した。
下側はBlu-rayディスクを入れるような口があるマシンだった。スーパーファミコンを拡張するパーツなのだろうか?
「なんすか? コレ」
「まさか……ブレイド、コイツの、名前は?」
「
「プレイステーションはこの世界にもあるのだろう?」というブレイド殿の言葉にへぇと頷いた己とトンボ殿。しかし、ムラカミ殿はまるで雷が落ちたかのような衝撃を受けていた。
「馬鹿なッ! 歴史の狭間に葬り去られた筈だ!」
「事実、葬り去られた歴史から来たわけだからな」
「動作確認だ! コイツが動くのかを確認したい!」
「んー、ケーブルとかあるっスかねぇ?」
「背面はHDMI端子ではないな。とすれば赤白黄色の三色端子であろう。たしかゴミとして放ったものの中に断線していたのが存在していたぞ」
「直せるっスか?」
「無論だ! ケーブル断線修理は人外ハンターの必須技能の一つだからな!」
通信ケーブルとかを有り合わせの資材を使って修復し繋ぎ直すのは慣れたものである。シェルター間の有線通信は度々悪魔に破壊されるので、その度に修復依頼が出されていたのだ。かなり割りのいい仕事であったから、駆け出しの頃の己は修理屋さんとして走り回っていた時期があったりする。
スマホの中からハンダを出し、弱めのジオで通電させて断線箇所を特定、その辺りで切って、導線を手持ちのハンダで繋ぎ直して、適当なテープで導線部分をくるんで終わり。またジオでテストしたが、今度は電気が通っているのが伝わってきた。
「ジエンくん、魔法ではんだ付けやってるっスよ……」
「導通テストもジオでやっていたな。小器用な」
「なるほど、そういう使い方もあるのか。精密操作が必要になるが、できなくはないな」
「画面に繋げるケーブルは完成したが、電源はどうする?」
「そこは私がやろう。もともと
「超人の異能をアホみたいな事に使ってるっスねぇ」
ムラカミ殿が車から持ってきたちょっと古いモニターの電源もブレイド殿にやってもらい、スーパーファミコンを動かしていく。
コントローラーはなかったのでトンボ殿がテクノシャーマン的な異能でコントロールするので己達は手持ち無沙汰であるが、まぁいいだろう。
「お! 動いたぞ!」
「……これが、幻のプレイステーションか!」
画面に見知らぬロゴマークが表示され、続いてキュルキュルとディスクが回る音と共にゲームが起動する。マシンの状態は良いようだ。外装を掃除すれば売り物にはなるだろう。
「おお! FF7っス! 知ってるっスよセフィロスとクラウドの奴っスね!」
「“はじめから”をやってみるのだ!」
「はいっス!」
流れ始めるデモシーン。どうにも、主人公の『フェイ』という人物がガンダムのような巨大ロボットに乗って戦うシーンから物語は開始するようだった。
「……ゼノギアスが、FF7だった世界線だとぉッ⁉︎」
「え? クラウドいないんすか? セフィロスは?」と事態に追いつけずテキスト送りをしないトンボ殿を置いておいて、ムラカミ殿に話を聞く事にする。
「ゼノギアスとは何だ? ゼノブレイドと関係があるのか?」
「ゼノブレイドは、ゼノギアスという作品の精神的続編と呼ぶべきものだ。元スクウェアソフトのクリエイターがモノリスソフトを立ち上げて作ったゲームだからな」
「なんと!」
「ゼノギアスはFF7と同時期に作られていた作品であると聞く。本来のFF7はプレイステーションのスペックを活かした作品であることを考えるに、これはニンテンドープレイステーションに適応した作品としてゼノギアスが世に放たれた作品であるのかもしれん」
「へぇ、異世界の話っスねぇ」
「異世界の話だからな」
ひとまず動作確認は完了した。なので脇に置いておこうという流れになったその時、トンボ殿の背からふわりとデフォルメな幽体が現れる。トンボ殿の持ち霊のナッジアント殿だ。
「あー……すまん、そこの家そこの家に入ってくれねぇか?」
「アントさん?」
「異世界の事とはいえ、ゼノギアスだからな。
「……まさかッ⁉︎ありえるのか⁉︎あの地獄のミニゲームが企画段階から存在していたなどと⁉︎」
「気付いたかムラカミィ……だが、俺は確認がしてえだけだ。存在しないところをなぁ……!」
「ゲームのクリアだけならば無視したところで何一つ問題はねぇあのクソイベントだが! このゲームを完全に遊ぶってんならやるしかねぇだろうが!」
「完全に同意する!」
おそらく既プレイの二人が燃え上がっていく中で、トンボ殿の操る主人公フェイが少年と話をして、じゃんけんを行うこととなっていた。
「……存在、していた……だと……ッ⁉︎」
「待て! ここで確認できるのはじゃんけんのミニゲームの存在だけだ! 連勝しなければ報酬の確認は取れはしない!」
「なんか盛り上がってるっスねー」
「うむ! なんでも勝てばいいそうだからな。ひとまずやってみよう!」
じゃんけんをした。
勝ったので50G貰えた。
じゃんけんをした。
負けたので50G払った。
「ガチンコの運勝負であるな」
「そこのお二人ー、じゃんけんの必勝法とかないんですかー?」
「「あったら俺たちがやっているッ!」」
まぁ、試行回数であるので適当にやればいいだろう。コントローラーはないのでトンボ殿の操作しか受け付けないので己は割と暇である。
「これ、連勝記録残すためにセーブロード繰り返せばいいんじゃないっス?」
「異世界のゲーム故に違うかも知れんが、部屋を出るたびに連勝回数はリセットされる筈だ。少年の会話を見てみろ」
「はーい……」
と、ぐだぐだが始まってきた所で何人かの人が集まってきた。
「やっほージエンくん、何やってんのかおじさんに教えてほしいなー」
「宝探しだぞ! 今は少し脱線しているがな」
「古いゲームみたいだけど、ゲーム機も見た事ないわね」
「あ、上に乗ってるのはスーファミですよ。ビルにあります。たまに引っ張り出して遊んでますし」
やってきたのは何故か自らをおじさんと名乗る小鳥遊ホシノ先輩に冷静に仕事をこなすしっかりものの空崎ヒナ先輩、そして魔剣Xを操る剣士殿こと衛藤可奈美殿だった。
3人とも己と歳は近い……と見せかけてホシノ殿とヒナ殿は高校を卒業しているのでそこそこの年齢差はあったりする。可奈美殿の歳は知らないが、ホシノ殿達とそう離れてはいないのだろう。
皆、しっかりと地に足が付いた大人な雰囲気をしていたのだから、そう間違いはない筈だ。
「あれ、コントローラーないみたいだけど」
「よく見たら、電源もあの女の人がやってるわね。すごい器用さ」
「けど、電力の中にもMAG汚染って入りませんでしたっけ? ゲーム機壊れません?」
「む? そうなのか?」
とブレイド殿を見る。
「私の世界の人力発電の初期の頃にはそういったものはあった。だがそれは規模が大きい時の話だろうよ。ゲーム機に電気を通す程度は問題ない。そもそも異界から引き上げたものだからMAG汚染はされているしな」
「へぇ」
「……人力発電?」
「なんでもブレイド殿の世界では、人力発電によって世界のエネルギー問題を解決したらしいぞ! 人間の可能性とはすごいのだな!」
「奴隷が謎の棒をくるくるさせる奴かな?」
「一日四時間労働で休憩室の飲食は自由となかなかに優遇されていたな。まぁ、私はレベルが上がりすぎて規格から外れたのだが」
「……意外なホワイト労働ね」
「元々は人をマシンパーツとして組み込む企てだったらしいぞ。一人で世界を賄える出力がある存在がなくなったことから仕方なく交代性にしたら、なんか尋常でなくうまくいったらしい」
「……どこでそんな情報を?」
「このゲーム機の近くに落ちていたノートにだな。たまにおすすめの飲食店が載せられていたりゲームの攻略を共有していたりもするぞ」
そして、このノートブックも先の通販カタログと同じ素材っぽかったので、電気を通して復活させれば電子タブレットとして使えるかも知れない。使える枠として別枠に置こう。
「ジエンくん、ちょーっとコントローラー探す感じにお願いできないっス? ひたすらじゃんけん連打するの疲れてきたっス」
「やめればいいのでは?」
「背後の怖いおじさん達が許可してくれそうにないんスよねー」
「ありゃ、怖がらせちゃったかなー?」
「可愛い方のおじさんじゃないっスよー。歳食ってるのにゲームのコンプ要素に目をガンギマらせている方のおかしいおじさん達の方なのでー」
「む……」
「アホか。分からんものを分からんままにしている方がよっぽどおかしいっての」
ムラカミ殿は微妙に反省しながらも好奇心を抑えられておらず、大してアント殿はカケラも悪びれていなかった。
「そう言うと思いまして、コントローラーを掘り出してきましたよ」
「おお! 匿名殿!」
「検証勢のマスクそのままなんですね」
「身バレしたくないらしいぞ」
己達がプレイを始めた瞬間から即座に探索に切り替えて壊れたコントローラーを持ってきてくれた匿名殿。
仮面越しなので間違っているかも知れないが、どうにも自分がコントローラーでプレイしたいというのが本命な気がする。
「直せるか?」
「チップが壊れているなら無理だが、やってみよう!」
「便利っスねぇ人型はんだごて」
「人型コントローラーには負けるとも」
「人型発電機もいますし、そのうち人型ゲーム機とかもどっかからでるんじゃないっス?」
「……TRPGのGMは、人型ゲーム機と言えるのかしら?」
ヒナ先輩がゆるゆるな空気に釣られて言葉を言い放ち、その後若干恥ずかしそうに目を泳がせる。ボケ慣れていないのだろうか?ろ
「なるほど! 確かに人型ゲーム機はゲームマスターであるな! だが、ここは張り合わせて貰う! なんと、ウチのフジワラは独力でテトリスを出力できる一発芸を持っているのだ! コンピュータに強い異能者が故にだな!」
「やっぱあの子生き物としてレベルが違うっスよ! 私ゲームの操作してるだけで結構な負担あるっスからね⁉︎」
「……本物の人型ゲーム機がいるのね」
「おじさんびっくりだよ」
わいのわいの言いながら、割れている基盤の導通をチェック。断線とかは折れた部分以外ではしていないようなので、まぁいけるだろう。
「しかし、基盤を直せてもコントローラーの外装が割れていては使用も難しいか。スタートボタン周りは粉々になっているしな」
むぅ、と頭を悩ませているとひょっこりと現れる影があった。フジワラの使っているマシンドッグ『ダニー』だ。
その口に加えた何かを己に渡したいらしい。フジワラは現在リオや漫画殿と一緒に今回のことをどう報告するか取り決めているのだからこんな遊びに付き合う余裕はないだろうに? と思ったが、不意に視界に情報が叩き込まれたことで理解した。
『そのゲーム機、欲しいです』
あの女、今後の方針を決める大切な話し合いの最中なのにこっちに興味津々でありやがったな! 自身の異能で覗き見するくらいに!
そんなフジワラからの使いであるダニーの口には何故か色が一色しかないコントローラーの外装が存在する。基盤を中に入れてみればしっかりとはまり、ボタン動作の方も問題はなさそうだった。
質感はあまり良くない。3Dプリンター製の粗いやり方でパーツを印刷したようなものだろうか? 動くので問題はないな!
「皆! コントローラーができたぞ!」
「おぉ! なんか新品みたいっスね!」
「ねじ止めはできていないので、気を付けて使ってくれ!」
さっそくコントローラーを差し込み、プレイヤーがトンボ殿からムラカミ殿へと交代される。トンボ殿は「づっかれたっス〜」と溶け始めていた。
「……そんなに疲れるか?」
「電源やってるブレイドさんがなんでそんなに余裕なんスか? スタミナお化けなんス?」
「むしろ周囲への放電を抑える必要がないのはそこそこに楽だな」
などと言うブレイド殿。流石にオンオフ不能ではないらしいが、気合を入れてなければ周囲にバチバチ放電してしまうそうだ。
おかげで静電気流れまくっていたり、目の水分が飛ぶので保湿用のコンタクトレンズが手放せないらしい。
「……なんか、恐ろしくどうでも良い特徴ばっかり聞こえてくるんですけど」
などと言うのは可奈美殿。興味はないわけではなかったが、人となりや弱点などを知りいざ敵対する際の手がかりを知ろうと言う心算が本命だったのだろう。
他人を信頼する心がないわけではない。しかしだからといって無条件で信じ切ることもしない。見習いたいな。
ただ、それはそれとして現状のぐだぐだ感に乗り切れてはいないようだ。案外漫画殿など頼れる大人が近くにいれば自身もふざけられるかもしれないが……まぁ現状漫画殿の一党のなかで最強は可奈美殿だから警戒を切るわけにはいかないのだろう。やはり良い戦士だな。
そんなことを思っていると、「うぉおおお!」と大人どもの叫び声が聞こえる。
見れば、ジャンケンバッジなるアイテムを獲得していた。
「早速セーブだ!」
「おうよ!」
デフォルメ霊体のアント殿が巧みなコントローラー捌きでキャラクターを操り、セーブポイントへと辿り着く。
そうして、セーブをしようとした時に問題が起きた。
「……なんか、メモリーカードが見つからないらしいっスね」
「メモリー……カード……ッ!」
「おいおいおいおいおい! どこにカードなんて差し込むってんだよ! ニンテンドープレイステーションにはメモリーカード差し並み口なんてねぇってのによぉ!」
「やばい、やばいぞナッジアント! セーブができなければジャンケンバッジが無くなる上に、ディスク交換だって出来やしない!」
「……ッ!」
「「探せぇええええ!」」
コントローラーを丁寧に置いてからゴミ山に駆け出す一人と一体。楽しそうでなによりだ。
あれ、なにか忘れているような……
まぁ、良いか! 己も探しに行こう!
「それじゃあ、そんな感じで」
「まとめ方雑じゃない? まぁ実際一部始終はフジワラちゃんが見て記録してたから、そのデータ投げ渡せばそれでオッケーなんだけどさ」
「問題はありません。下層でジエンが行った会話内容も録音がありますし、私たち現場の戦力が無駄に頭を動かす必要もないでしょう」
「……で、倍速再生でデータ確認してた間のアレってなにしてたの? すごい気になったんだけど」
「横見たら何月作っててびっくりしたからね? さも『何か問題でも?』みたいな雰囲気だったから流したけどさ」
「ジエン達の方で必要なものがあったので、少し作っていました。会議内容は把握できているので、ただの手慰みですよ」
「手慰みでスーファミのコントローラーを作る子は初めて見たかなぁ……」
フジワラちゃんがやったのは、3Dプリンターのフィラメントを使った立体整形らしい。熱したプラスチックを精密無比なコントロールで積層して、形を整えたのだとか。
ダニーの背面ロボットアームにグルーガンのようにも見える手作りの3Dプリント用のノズルを取り付けて行うそれは、側から見れば職人芸にも見えたのだけれどあくまで手慰みらしい。ジエンくんといいフジワラちゃんといい、かなり人類のスペックをオーバーしているので常識が噛み合わないところが多くあり、不安になることもある。まぁ……
「無理があるでしょ。エグいくらい集中してたじゃん」
「リオ、私は話し合いの内容を余さず全て把握しています。問題はありません」
「えぇ……」
それはそれとして、嘘を嘘だと理解できる程度には、二人のことを知れているのだけれども。
とはいえ、フジワラちゃんが好き勝手やれるようになったのはとても良いことだとは思っている。
実務面でも、ジエンくん側のデータを纏めたのはフジワラちゃんだし私たち側のことは同行してたから理解できているので問題もない。
せいぜい話し合いの時間なのに態度が悪いぞ! という文句じみた注意をするくらいだろうが、まぁ別にお堅い話し合いの場ではないのだから良いと私は思っている。漫画も特に不快に思うタチでもないから、そっちの意味でも問題はないのだ。
「あ、巫女様からメール来たよ」
そう若干悩んでいると、漂流者の纏め役たる巫女からの連絡が来たらしい。
セキュリティをどんなに意識してもどうせ傍受だとかされるからとざっくりとしたあらましだけしか送っていないが、それでも特級厄ネタになっている少女、ブレイドの妹のコハクちゃんの処遇には気を遣わなくてはならないだろう。
生身の方のコハクちゃんには、マザーを形作っていたナノマシンが残留しているし、機械の方のコハクちゃんには
フジワラと同様に、負けが確定した段階で未来に記録を投げ渡そうとして作ったのが、あのマシンのコハクちゃんなのだろう。その人格モデルにコハクちゃんを使ったのは、コハクちゃんの事も残したいと思ったからだろうか?
まぁ、そのせいで作られた目的をほっぽり出してマザーを助けようと動いたのだから若干の笑い話ではあるんだけども。
「しっかしこの異界、誰一人計画通りに行ってなかったわね」
「元々マザーはここを拠点に戦力を打ち出すプランだったんだよね。大砲みたいに」
「はい。ビナーという機械龍クラスの重量を成層圏まで飛ばせているので、射程距離は地球全土に届くでしょう。空気抵抗だとか大気圏突入だとかに耐えうる存在である必要はあるので、飛ばせる戦力はヴリトラ戦車のようにレベル80以上の強さである必要はありそうですけど」
なかなかに嫌な予感のする技術だった。
ヴリトラ戦車にインストールされていたのは
生産が容易な悪魔でありながら恐ろしく強力なのは疑いようはないが、だとしてもこれを一般化させるのはまぁ危ないだろう。
「セキュリティの脆弱性とか調べておかないとですね。そのあたりって検証勢の皆さんは使えるのでしょうか?」
「んー、今検証勢って呼ばれてる『黎明の夜明け』なボンドルド共はスキルデータの収集がメインだし毛色が違う気がするかも。設備の整ってる専門の研究機関に投げ渡したいかな?」
「なら、邪教の館に頼ることになるかな。悪魔の専門家だし」
「……現在の邪教の館の混雑状況を考えると、なかなか難しそうねですね。ジエンのよく行く合体師『シモン・ムーラン』の所は常に過労死ラインギリギリですし」
「最近公然の秘密になってる感はあるけど、悪魔関係を大っぴらに研究してる大学とかないからね。となると、やっぱ姫巫女にぶん投げてあとヨロシク! って流れが安定かも」
その場合の問題点として解析された情報が一般バスターに流されるようになるのが遅くなるかもしれないという事になるだろうか。
解析する研究屋だってキリギリスに参加しているだろうけど、研究成果を掲示板に無闇矢鱈と投げ渡すようなコンプラのない研究員の報告とか信用できはしないので、ある意味正しくはあるのだけれども。
「まぁ、色々あるけどとりあえず解散にしましょ。アンタにしたって連れてきた子たち見てなきゃだし」
「お前もあの子ちゃんと見てなよ? デッドラインに躊躇いなく踏み込むあの感じだと、さらっと事故死しそうで結構怖いよ?」
「……うん、分かってるから」
漫画とフジワラちゃんと共に、仮説テントから外に出る。
時間を見ると、異界完全消滅まであと10分といったところだろう。警戒をしているバスター達の気は程よく緩んでおり、何も来ないだろうという楽観と、何か来ても対処できる自信が伝わってきて心強い。
そんな中「メモリーカードは何処だぁ⁉︎」とか、「形もわからんモノを探せてたまるかクソッタレぇえええ!」とかの叫び声が聞こえてくるのはまぁまぁ面白い。
真剣に人生を楽しんでいるような雰囲気だからだろうか? あるいは全力で今を生きているからだろうか?
「どうしたのさジエンくん、そんな焦って」
「電源をやっているブレイド殿の尿意により、もうじきゲームの電源が切れてしまうのだ! 故にデータをセーブするためのメモリーカードを探しているのだ!」
「え、なんのゲーム機? PS2なら対戦用データが入ったメモカがハイエースにあるけど」
しれっと恥ずかしい話を広められたブレイドはジエンくんに怒って良いと思うのは置いておいて、ゲームのメモリーカードでこうまでてんやわんやするのは何事だろうか?
レアなゲームでも発掘できたのかな? と思っていると、ジエンくんの口から出てきたのはとんでもない話だった。
「ニンテンドープレイステーションだ! 己は知らぬが、漫画殿は知っているか?」
この世界では生まれなかった、幻のゲーム機である。
「え、なにそれ超見たい」
「フジワラ! アンタこれ知ってたから色々やったのね!」
「とても面白そうなゲームでしたので、つい」
その後少しのドタバタはあったものの、結局メモリーカードは見つからずムラカミとアントが掴み取った『ジャンケンバッジ』はデータの彼方へと消えてしまった。
ゼノブレ3をクリアした時のノリでゼノギアスのコンプリートをやっていなかったら懐かしさと悔しさで即死だっただろう。なんならディスク2周りがこの世界のもの以上の完成度であるなどの情報があったのなら異界を乗っ取って探索を続けることにしたかもしれないが、まぁそれはもしもの話だ。
ジエンくん達が拾っていた物の中の不用品は異界の中に放り込んで捨ててしまう。異界のMAGがどっぷり染みたアイテムというのは下手な捨て方をすると悪魔が出てきたり、なんなら焼却炉で燃えなかったりと色々あって怪しいので、無料で捨てるとなればこういうやり方しかなかったりする。業界が長いと知っている、地味な生活の知恵である。
それが元でヘドラ*6みたいなのが生まれたケースは今のところないので、問題はないだろう。きっと。
「終わったー!」
「うむ! 奥多摩アビス、踏破完了だ!」
「……まぁ、ここ異界頻出地ですし、一週間くらいで別の異界生まれているかも知れませんがね」
「その時はその時だ! 今度は稼げる異界であって欲しいがな!」
「……ところでジエンくん、学校は?」
「……あ」
尚、現在時刻は午後3時。聖華学園では六限が終わっている時間帯らしいと後で調べた。
「……ジエン、私は無断欠席にはペナルティがあると聞いたのですが」
「少し待ってくれ、今連絡する!」
ジエンくんがスマホで連絡をして、聞いているこっちに届くくらいの大きなカミナリを落とされていた。苛立ちからでなく、死んでいるのではないか? と心配からなのだろう。何処となくあたたかい感じもあった。
「すまなかった! しかし反省はしても後悔はしていない! 友を助けるためだったからな!」
またカミナリが落ちたのが聞こえて来る。ただ、ジエンくんはまあ楽しそうに笑っている。
「あそこまで人生楽しみまくってる子、そうはいないよね」
「だから守りたいって思うのよ……実際できてはないんだけどさ」
「気張りなよ、親代わりやるって決めたのはお前だろ?」
そうして漫画は去って行こうとし……ジエンくんの『
「……金回りの良さそうな仕事、紹介しようか?」
なんというか、この男の節々に見える善性こそがキリギリスという組織を生み出したのではないか? という邪推が浮かんでくる話だった。
1:名無しさん@レベル上げ中
ここは奥多摩アビス攻略スレです。
過去ログはこちら
【地獄のような】奥多摩アビス攻略スレ【野良悪魔】
3:名無しさん@レベル上げ中
立て乙! 攻略お疲れ様でした!
6:名無しさん@レベル上げ中
昨日の夜からの動きが激動すぎてついていけてないんだけど、とりあえずお疲れ様でした。
……怪獣出たって本当?
9:名無しさん@レベル上げ中
>>6 本当だぞ。空港に出て来た九頭竜のパチモンが出てた。古傷で電撃弱点つけられてたり、首が3本足りなかったりしてたけど。
10:名無しさん@レベル上げ中
マシン九頭竜! (首は6本)とかいうギャグ。治療くらいしてやれ
12:名無しさん@レベル上げ中
データ見せてもらってたんだけど、治療はされてたみたいだよ。治った側から残留していた電撃に焼かれてただけで。
13:名無しさん@レベル上げ中
その電撃ヤバいな。殺意しか感じない。
14:名無しさん@レベル上げ中
聞いた話だが、あの九頭竜というのはかなりの再生能力を持っていたらしい。だから龍脈と同化して電撃の化身となった英雄殿が体内に潜り込んで無限に殺し続けるギミックになったそうだ。
無限に再生するなら無限に殺せばいいという話だな!
17:名無しさん@レベル上げ中
ウィザードのフェニックスかな?
19:名無しさん@レベル上げ中
カーズ様は宇宙で勝手に死んでるだけだから違うわな
21:名無しさん@レベル上げ中
殺して死なないからといって、殺し続けて死なないわけじゃないだろう?
22:名無しさん@レベル上げ中
それを怪獣相手に命を捨ててやる度胸よ。
25:名無しさん@レベル上げ中
ただまぁ、それしかないならともかく命を捨てての撃破ってのはあんまり良くないよな
28:名無しさん@レベル上げ中
怪獣一体で終わりなら問題ないんだけど、この世界セプテンとかレルムに出たアレとか他にも大怪獣沢山いるからな。一体仕留めるために命を使うのは効率が悪い
29:名無しさん@レベル上げ中
>>28
人道的な話かと思ったらガッチガチのセメントで笑ったわ。
31:名無しさん@レベル上げ中
というか、命を捨ててなんとかなる敵の方が少なくない? たかたが数人の命でなんとからなる戦力差なら普通にひっくり返せるし
34:名無しさん@レベル上げ中
>>31
それな
37:名無しさん@レベル上げ中
命懸けの暴走モードよりカジャンダかけて普通に戦う方が強いこの世界の法則が悪い。
39:名無しさん@レベル上げ中
>>37
わかるぞ。
40:名無しさん@レベル上げ中
はえー、皆そういう切り札持ってるんですねー。
そもそも普通に戦うしかできない人間としては関係ない話だわ
41:名無しさん@レベル上げ中
純人間でもコンバットドラッグを使ったりと色々できるから関係ないわけじゃあないんだぜ!
そんなドラッグを決めるよりサトミタダシのマッスルドリンコ飲む方が明らかに勝率は上がるけどな!
42:名無しさん@レベル上げ中
さすが俺たちのサトミタダシ
43:名無しさん@レベル上げ中
市販の医薬品に負けるとか違法薬物の恥晒しめ……
44:名無しさん@レベル上げ中
なんなら寿司屋で『えんがわ』を食べるとかの食事効果の方がはるかに効率よくドーピングできるアレ。
47:名無しさん@レベル上げ中
ドーピング・スシ!
49:名無しさん@レベル上げ中
割とよく聞く話なんだけど、どこの寿司屋なら効果高いとかあるん?
50:名無しさん@レベル上げ中
食事効果に目をつけて売り捌いている飯屋は割とどこのレルムにもあるでー。
ただ、ドーピングの最高効率は調査中なので自分で食って確かめてくれ。
51:名無しさん@レベル上げ中
へーい
53:名無しさん@レベル上げ中
それで話は戻るんだけど、アビスに出て来た怪獣ってどう倒したの?
55:名無しさん@レベル上げ中
成層圏に逃げるのを異界のMAGを使って召喚したコウリュウで捕まえて、殴り倒した
56:名無しさん@レベル上げ中
電撃弱点が残っていたし、攻撃も激しくはなかったからレベルだけの雑魚だったとのこと
59:名無しさん@レベル上げ中
デカジャデクンダはなかったんです?
62:名無しさん@レベル上げ中
持っていそうな奴は最初に仕留められてたので、なかったです
63:名無しさん@レベル上げ中
草
66:名無しさん@レベル上げ中
ちなみにそんなギリギリ突破をした野生児くんは今回の独断専行で10万マッカの赤字吹っ飛ばしたらしいよ。武器と防具壊れた上に高レベル悪魔使いまくったMAG消費もあるとかで。
68:名無しさん@レベル上げ中
ついでで話される情報じゃないッ!
71:名無しさん@レベル上げ中
え、あの子元気にニンテンドーなプレステで遊んでたよ? FXで有り金全部溶かした顔は全然してなかった
73:名無しさん@レベル上げ中
あれ、金になるジャンクがないか探してたらしいですよ。
76:名無しのハンター@レベル上げ中
うむ! まぁゲームとかが楽しくて忘れてしまったがな!
77:名無しさん@レベル上げ中
ちょくちょく書き込んでた野生児くんがコテハン使い出したよ。
80:名無しさん@レベル上げ中
え、大丈夫? 10万マッカとか日本円だと億のレベルよ?
82:名無しのハンター@レベル上げ中
実のところ、使っていた装備が壊れただけで借金ができたとかそういう話ではないのだ。なので新しい武器防具を見繕いつつゆっくりする時間ができたと思うことにしている。
84:名無しさん@レベル上げ中
へぇ、そういや武器は年季の入ったモータルナイフだったけど、メイン防具って何使ってたん? 高レベルの装備とか割と気になる
85:名無しのハンター@レベル上げ中
技研で余っていた胸部プロテクター『大天使のブラ』を使わせて貰っていた。動きやすく、電撃を吸収できる良い装備だったぞ
86:名無しさん@レベル上げ中
……保護者の方にクレーム案件では?
89:名無しさん@レベル上げ中
野生児くんは野生児だからブラジャーをメイン装備にしても何が悪いか分かっていない!
90:名無しさん@レベル上げ中
>>89 女性用の胸を保持する下着であるのは知っているぞ。普通に性能が良く動きやすいから望んで使っていたのだし、メンテナンスもするしな
91:名無しさん@レベル上げ中
無知じゃなくて無恥だぁ!
94:名無しさん@レベル上げ中
やべぇぞ姫さん! この子脱いだパンツが売れるとか教えたらバリバリに出品しまくるタイプの奴だぁ!
95:名無しさん@レベル上げ中
えぇ⁉︎ショタのパンツを買えるんですか⁉︎五万までなら出せます! 顔写真付けてくれるなら10万まで!
97:名無しさん@レベル上げ中
>>95 そういうのはセクシャルハラスメントというので怒られてしまうから気を付けてくれ! あと、買う値段は円かマッカか明記してくれると助かるぞ。交渉するかの参考になる
98:名無しさん@レベル上げ中
>>97 円です! マッカなら5000までなら出せますね!
100:名無しのハンター@レベル上げ中
うむ! 最低3万マッカからにすると決めたので、断るぞ!
それに、欲望由来の交渉で初手で最高額を出せない軟弱者とのやり取りだったなら余計にない。理由をつけて分割だの後で払うだの文句を垂れるのは目に見えているからな!
103:名無しさん@レベル上げ中
……金稼いで出直して来ます!
104:名無しさん@レベル上げ中
出直すな土に還れ
107:名無しさん@レベル上げ中
野生児くん交渉がそこそこ手慣れてて怖いんだけど
108:名無しさん@レベル上げ中
あれじゃない? 姫さんとの交渉で慣れてるとか?
111:名無しさん@レベル上げ中
ぇえ⁉︎あの女なのに童貞スメルがバリバリにくる姫さんにそんな度胸が⁉︎
114:名無しさん@レベル上げ中
知っているか、金を払うなどの施しは性交渉の精神的ハードルを下げるのだ。浮気などしない誠実そうに見える奴がパパ活をしているのだとかはそういうことだと考えてくれ
116:名無しさん@レベル上げ中
覚えがある。レルムで立ちんぼしてる女子に、戦いが終わって酒の入ったデビバスが捕食されるのを……
118:名無しさん@レベル上げ中
捕食する側逆じゃない?
119:名無しさん@レベル上げ中
>>118
今の環境で組織に入らず男漁りするような女が肉食系でないわけがないじゃないか!
立ちんぼ止めるために警備の人とかボランティアとかが巡回して注意してを高頻度で繰り返す中でフリーファイトを選んでる女どもだぞ!
121:名無しさん@レベル上げ中
フリーファイトは草
124:名無しのハンター@レベル上げ中
下世話な話になってきたな!
126:名無しさん@レベル上げ中
やっべこのスレ野生児くんいるじゃん。忘れてた。
128:名無しさん@レベル上げ中
我々は紳士です。あくまで路上での戦闘の話をしていただけの紳士なのです!
131:名無しのハンター@レベル上げ中
と、割と本気に気になっているのだが、LV70代以上の人間とそういう事をしてMAG太りを狙う場合の対価とはどの程度になるものなのだ?
134:名無しさん@レベル上げ中
そのレベル帯の人みんな前線で駆けずり回っているからパパ活ママ活してる余裕ないんですよねぇ……
136:名無しさん@レベル上げ中
一部のレベル80オーバーな化け物の情夫や愛人になれば上納金くらいで行けそうだろうけど、相場は知らんかなー
139:名無しさん@レベル上げ中
そういうのはイケメンなら安くなるし、ブサメンならそもそも交渉にならないしね。相場とか無駄なこと考えないほうが楽よ?
142:名無しさん@レベル上げ中
自分の価値は自分で決めるのだ! 自分の値段は自分で高く釣り上げろ! 買うんじゃなくて、売れ!
144:名無しさん@レベル上げ中
>>134 >>136 >>139 >>142
感謝するぞ!
己が買うのではなく、己を売る方向で話がまとまらないのならばそういう事はやめておこう!
146:名無しさん@レベル上げ中
で、なんでそんなこと聞きたくなったん?
147:名無しさん@レベル上げ中
己に自分を買わないか? と売り込む者が出て来たからな。相場よりいくら安いかが気になったのだ
148:名無しさん@レベル上げ中
へぇ、どいつ?
151:名無しのハンター@レベル上げ中
名は知らぬ! レベルは80帯で強そうだったが怖くはなかったぞ。
金には困っていそうだった!
153:名無しさん@レベル上げ中
どこでそんな奴引っ掛けたの?
154:名無しさん@レベル上げ中
駅でだ! Suicaの残高不足で立ち往生していた所でな。マッカと円を適正レートで交換したのだ。
157:名無しさん@レベル上げ中
それは確かに怖くないし、金に困ってそうな人だね。
160:名無しさん@レベル上げ中
そういう怪しい奴に絡まない方がいい。目をつけられて何をされるか分からない
162:名無しのハンター@レベル上げ中
困っている人がいなのなら、助けるのがこの世界のルールではないのか?
165:名無しさん@レベル上げ中
マナーではあるけどルールではないかなぁ……
167:名無しさん@レベル上げ中
努力目標みたいなもんよ。
168:名無しさん@レベル上げ中
ならば、頑張って達成せねばな!
169:名無しさん@レベル上げ中
底抜けに良い子なのは良いことなんだけどなぁ……
あとがき
名無しの髑髏さんのロストキリギリスは良いぞ! ガチガチのメガテンバトルだ! 素敵!
https://syosetu.org/novel/323578/
と、そういうシリアスに引っ張られた結果、Unwelcome School をヘビロテしてもギャグのテンションにならなかった問題が起きるほどにはメガテンですので、見てない方は是非どうぞ。
・ジエンくん
ジエンくんの時代の人外ハンターは真4F時代よりもさらに時間も消耗も進んだ時代である。そんな中でギリギリ滅んでいないのは、イマージュの
掴めるのはカンでしかないので理論はガバガバ、なんとなくで流している所も多いので座学はてんてダメである。
なお、マジカルはんだごて、マジカル導通チェッカーの他にも生活に密着した魔法の使い方は多々ある。
・ブレイド隊長
本スレにエフネルさんという『ソウルワーカー』という作品のキャラクターがブレイドさんの部下として現れた。ダートを用いて電撃ガードキルを使ったり、覚悟の決まった衣裳を身に纏ったりしている槍使い。スレてる性格もまた可愛い。
今回は技術の進んだ世界の一般人としての役割。コハクちゃんが助かってわりかし浮かれている。
・トンボさん
自分は若いと言い続けている住所不定の非認可漂流者。スーパーファミコンプレイステーションのキー入力をできるように、ナノマシンに対してもデータを入力することができた。対マザー用にフリーターとして登場させたが、かなみんが無敵の魔剣Xを持っていたのでただのフリーターになった。
・ムラカミ&匿名さん
ゲームに夢中になる大の大人たち。スーパーファミコンの拡張パーツとしてのプレイステーションという歴史の闇に消えたIFの可能性を見てテンションが天元突破していた。
奥多摩アビスがヤバいと聞いて駆けつけて来た善き大人でもある。だがそれはそれとして異世界産スーファミプレステの所有権を奪い合うじゃんけんに負けたことに心底悔しがっている人でもある。
・フジワラちゃん&ダニー
ダニーには背中に銃をマウントする際の弾薬装填補助用ロボットアームが存在する。その先端にノズルをつけると簡易3Dプリンターに早変わり。ロボットアームをどう動かせば形成物はブレないか? とかそのあたりの細々としたことは全てフジワラちゃんが送る命令段階で計算されているので指示通りアームを動かしているだけだっりする。
脳の計算領域でテトリスのプログラムを走らせることができる人型ゲーム機は割と本気で伊達ではない。
スーファミプレステを勝ち取るためのジャンケン大会において、相手の表情やこれまでの対戦結果から出す手を読み取って勝利した頭脳派。動体視力を使ってイカサマをして来た他参加者を手玉に取っての連戦連勝である。
・ニンテンドープレイステーション
現実においては任天堂とソニーの決裂によって終わったプロジェクトである。