姫の護衛は地底人《ケガレビト》 真・女神転生オタクくんサマナー外伝 作:気力♪
現在、探索はほどほどに順調に進んでいる。エリア全体の広さ、制圧するべきフロアの数のカウントはまだ終了していないので断言はできないが、全体での勝率が6割あればこの侵攻速度でも問題はないだろう。
……うん、まぁそういうことだ。己は割ともう生徒側での勝利を諦めている。2人1組で勝ちまで持っていける強者がなかなか少ないことから序盤は終結を優先せざるを得ず、そのタイムロスによりしんどくなっているのが現状だったりする。
とはいえ、それは敵の防衛フロアが最後まで不明で全フロアを制圧しなければならない場合の計算である。
結局1フロア制圧するかどうかの戦いに持ち込めればあとは自力の戦いであるので、運が良ければなんとかなるだろう。
「ジエンくんジエンくん、2回も戦闘したって聞いたけど疲れとか残ってない?」
「問題はないぞセナ殿!というか、ロミン殿が割とバリバリに動けているのが驚きであるのだけれど」
「いや、私そんなひ弱じゃないから」
「細くて小せえからだろうが、お前に限らず、全員な」
「身体の大きさだけで判断するとか、アンタデカい割に脳みそ小さいんだね」
「ア゛ア⁉︎」
特に人を選んだというわけでないのだが、己たちのチームは、出身世界が被らない面々だけで構成されていた。
が、ロミン殿は学校でセナ殿、シャナイア殿とつるんでいたらしく、仲は良い。己も、雷市殿とはよくつるんでいるし仲は良い。
ただ、顔合わせの時点で雷市殿とシャナイア殿が噛み合っていなかった。雷市殿はガタイだけのヤンキーと見られて、シャナイア殿は冷静ぶって何もしない奴と見られていた。
「そう喧嘩腰になるものでないよ。話してみれば案外印象は変わるかも知れんぞ?」
「変わらないよ。お前みたいなのと連んでる奴なんて、ゴミしか居ないんだから」
「んだとゴラァ!」
「ほら、すぐ暴力に出る」
そして、シャナイア殿は己をも拒絶していたりする。
じゃあなんで己たちの組んだのだ?とも思うのだが、とりあえず普通にロミン殿やセナ殿が心配だったからではないか?と推測している。
いや、己を殺したくて接近している線もありそうなのだけれど、それにしては近づき方が雑なのだ。腹芸の類ができないわけではないのだから、もうちょい殺意を隠して殺す機会を待つだろう、と思っていたりする。
……まぁ、本人的には隠せていたりするつもりなのかも知れないが。
言語化はできていないだろうが、雷市殿はおそらくシャナイア殿が己への害意を持っていることは勘付いている気配がある。
うん、己たちのチームもクソッタレであるな!
しかし、チームを組むということはこういう内心ギスギスドロドロと付き合っていくということである。仕方のないことだ。
シャナイア殿が己へ殺意を抱いている理由は……まぁ、考えるだけ無駄だ。己が己であるのなら、別世界でも怨みは勝っているだろう。己が生きているのことは、他の世界の己は死んでいるという話であり、つまり己に敵意を持ちながら生き延びている敵が存在していても不思議ではないのだ。
まぁ、学園に来てからのあれこれで殺意を抱かれている可能性も十分にあるのだけれど。
「もう、シャナイア。ちょっと落ち着かなきゃだよ?」
「戦いの邪魔はしないよ」
「人間関係のゴタゴタでもう割と邪魔になってない?」
「安心してくれロミン殿。己も雷市殿も個人の思いで為すべきを為さない感情任せの人間ではないつもりだ。協力は出来るとも!」
「チッ、誰かこんなクズ女と協力するかよ」
「ほら、雷市殿もこう言っているわけであるし」
「言ってなくない⁉︎」
え、雷市殿の役割って壁であるのだし逃げるとかお前を殺すとか言ってないのだから協力できるという話では?
というのを言外に語ってみるが、皆一様に否定してきた。なんなら雷市殿とシャナイア殿は同時に「死ぬかテメェ」とか「死んだら?」と言い放ってきており、息ぴったりだった。
「うむ、なんとかなりそうだな」
「ジエン、あんたちゃんと目が付いてる?」
「私も、ちょっと先行き不安気味、かな?」
なお、ロミン殿とセナ殿はこの程度のギスギスに頭を痛めているらしい。不思議なことだ。
閑話休題
サマナー1人と人間4人という、このレクリエーションの戦闘エリアだけを考えると若干人数過多である己たちが編成されたのは、ある面倒そうなエリアを制圧し、その奥に確認された少なくとも4つの制圧拠点に攻め込むための橋頭堡を作るためだ。
そのエリアとは、『中庭』であった。
奥に踏み込むために絶対に踏まなくてはならない大部屋、イベントフロアとか中ボス部屋とか、単に広間とか呼ばれる類の部屋である。
マッピングによると、ここを通らねば部活棟フロアの西側奥の方の部屋に入れないらしい。かなり面倒な作りであるが、それは敵にも同じこと、入り組んだ地形の最奥に配置されたエリアであるから、後方、あるいは別地点の防衛戦力からの救援を受けることができない。
つまり、エーデルガルト殿のオーダーは、『確実に潰せ』ということである。ついでに言うなら、救援は無理だから自力でやれということでもある。
「信頼されているのか、適当に投げられたのか、どちらであろうな」
「……正直、適当に投げられてると思うわね」
「私は信頼されてると思うな!ジエンくん、すっごく強いし!」
セナ殿は基本ポジティブな受け取り方をする者のようで、快活さもあいまってロミン殿、シャナイア殿、セナ殿というなんか若干奇妙に思える取り合わせの中での清涼剤となっている気がする。いや、己達とバチバチにやり合っているシャナイア殿と、普段のシャナイア殿が異なる可能性は十分にあるのだけれどね。
という人物評は置いておいて、雷市殿を殿に、先頭をドッペルゲンガーにしてフロアの扉を開ける。
中庭はかなり拡張されており、サッカーとかが普通に出来そうな広さであった。
花壇の類は脇に寄せられており、中央広間で動きを邪魔するものはなさそうだ
──謎に生えまくっている、オランダっぽい
「……あからさまに罠じゃねえか」
「なんか、風車とあいまってネーデルランドな雰囲気じゃない?」
「ねーでるらんど?デスティニーランドのような遊園地か?」
「……オランダのことじゃない、かな?」
「え、オランダって何?」
「え?」
閑話休題。己はネーデルランドを知らず、ロミン殿はオランダを知らない。が、話の流れ的に同じものであることは分かった。
シャナイア殿はオランダもネーデルランドにも心当たりはなさそうで、雷市殿は「オランダつったらヨハン・クライフ*1だろ何言ってんだコイツら」と言っていたが、しかしこの風車だらけの光景とオランダを繋げられていない。サッカーのことしか知らぬな雷市殿。
これは勘が混ざるのだが、かつての世界にて、文化の断絶が起こったかに起因するように思う。
後で調べたのだが、オランダという国名は、日本がポルトガルから彼の国を知ったことで、ポルトガル語でのかの国の呼び方が根付いたものらしい。そして、オランダの英語圏での呼び方がネーデルランドであるのだとか。
他の漂流者にも聞いてみたところ、メシアンなり西洋諸国なりの台頭が起き、文化の断絶や国名再統合が起きた世界ではそもそもオランダという国名を学ばないのだとか。
そんな事を知らない現地の己達は、なんだろうなー、と適当に流していた。
で、眼前の風車たちを見る。
数は20ほど。等間隔で並んでおり、どこからか流れる風によってゆっくりと回転している。
大きさはそれほどではない。高さは5メートルくらいであり、風車のスケールとしてはかなり小さいだろう。あれでは羽の回転によって生まれるエネルギーもたかが知れているとも思える。
インテリアというか、駅前とかにあるオブジェというのが感じる印象だろうか?風車として生み出すエネルギーが必要なのではなく、風車そのものが必要な感じだ。
その理由はおそらく、趣味であろうな。キリギリスだし。
「多くはないが、時間はある。ゆっくり行くぞ」
(一応)リーダー役である己が指示を出し、進んでいく。雷市殿は「勝手に仕切ってんじゃねえよクソが」と悪態をつき、シャナイア殿は「……チッ」と聞こえるような舌打ちをしてきた。
だが、方針の共有はできている。スタンドプレーに走るにしても、想定の範囲外の行動は取らないだろう。
ドッペルゲンガーを先行させて突っ込ませ、左を雷市殿が、右をセナ殿が対処する形を基本にする。
中央にロミン殿が入り、シャナイア殿はロミン殿の護衛をしながら前二人のサポート役を出来る位置にいる。
そして、殿は己だ。己の得意距離より若干離れ気味であり、消極的と取られても仕方ない配置はあるのだけれど、己以外全員捨て駒にしても己が生き残れば駒得にできるのでその辺りは考えないようにする。
この中で一番強いの、己であるし。
「……なぁジエン、この風車ぶっ壊してみねぇか?」
「確かに……試してみるか。己達の侵入はバレているだろうからな」
「……どうやって壊すの?」
「どうやっても何も、デケエの振り回してるのが居んだろが」
「……え、私?」
「確かに!この一団の中で最も破壊力があるのはセナ殿であるからな!」
そんな言葉により、流れがぶっ壊してみる方向に動く。
「ああ、ついでに破壊する風車は目の前の奴で頼むぞ」
「勘だが、その辺りに敵がいると見ているぞ」
瞬間、セナ殿が最速でチャージ系スキルを起動し攻撃準備を始めた。
「嘘でしょ⁉︎」と叫びたい衝動を抑えての行動であったようで、半泣きな顔のまま勇気を奮い立たせているように見える。その辺から突然敵が生えるなんて珍しくないのだし、そう気にしても仕方なかろう。とは思う。
しかし、動きそのものは澱みはない。ぎゅいんぎゅいん動いているハンマーはおそらく武器COMPのようなものだろう。セナ殿の動きとハンマーから感じる力の流れが澱みなく連動してスキルを起動させていた。武器そのものがスキルの発動体となっているタイプだろう。
……この噛み合い方は、武器を人に合わせたのではなく、人を武器を合わせた方の親和性であるように思う。
武器の性能頼りで大した技がない面々ばかりで仕留めるのに苦労はなかったが、戦利品達が適合者の脳みそとかを直結させていないと動かない産廃ばかりだったのは悲しい思い出だろう。
とはいえ、そういう武器が強力なのは変わらない。もう全部使ったので手元にはないが。セナ殿が
「いくよ!」
| ブラッディチャージ | 補助スキル | HPを40%消費して発動。自身をチャージ状態にし、クリティカル率を上昇させる |
| 金剛発破 | 物理スキル | 敵全体に打撃属性中ダメージ |
「あ」と誰が言うでもなく、セナ殿が全体打撃をぶっ放した。チャージをしての一撃であり威力は十分だ。
が、今のはセナ殿打撃属性耐性止まりなので、複数人でテトラカーンされてたら落ちるタイミングだった。ブラッディチャージの発動コストでHPが40%飛び、金剛発破の発動のためにHP17%飛んでいる。
物理耐性が効くタイプのテトラカーンなら3体反射くらい耐えそうな……いや、2体で飛ぶか?そのあたりだが、テトラカーンってたまに相性無視なのあるからその計算も意味はないかもしれないが。
そんな不安をよそに、金剛発破が炸裂する。セナ殿が振り下ろしたハンマーから放たれた衝撃波が5つほどの風車に直撃し、破壊した……かに思われた
「……嘘だろ?」
「頑丈すぎて、壊れてない!」
「ダメージが通っているかも怪しいな、異界に根付いた障害物になっているやもしれん」
セナ殿がぶっ放した金剛発破は確かに命中していた。テトラカーンなどの防御障壁が発生した感覚もない。
「……まだ待つのか」
が、これでも敵はまだ動かない。
打ち合わせなくセナ殿が致命の隙を晒したのは問題だったが、この隙を突かない敵の理由が見えてこない。
ブラッディチャージをした時点で障壁を張り、セナ殿の攻撃と同時に出るのが敵側の正着の筈だ。敵は防衛が狙いなのだから、攻め手を破壊していくのが正しい筈。
実戦であれば蘇生役潰しなり死体砕きなりの手間が必要なので、より深くに引き込むために待っているのか?ありそうな仮定だ。
とすれば、隙を晒すべきは己か。
セナ殿一人の犠牲と有利状態での戦闘開始では、まだ敵は姿を見せてはくれないらしい。索敵でこちらが上回れれば良いのだが、正直己や雷市殿レベルの索敵では敵を見つけられる気がしない。
日当たりも良く風車だらけの環境であるのに、暗く深い森の中にいる気分なのだった。
「一応共有しておくが、敵はヘタレているらしいのであと10分は戦闘はない筈だぞ」
「……根拠は?こいつがバカしたのに殺されなかったから?」
「……バカって酷くない?そりゃ、ちょっとテンパっちゃったけどさ……」
「凹まない凹まない」
シャナイア殿が言い放った言葉に、セナ殿が少し落ち込む。ロミン殿がフォローしているが、事実は変わらないので逆効果だろう。
「だが、そう悪い流れでもないぞ。セナ殿が全体物理を放ってくれたおかげで、いくらか分かったことがある」
「あ?何が分かったって?」
「敵方の方針だ。連中、足止めすることしか考えていないらしい」
皆が?マークを頭に浮かべているのが良く分かる。
「この風車たちは、単なる障害物としての役割のものではない。己達を必殺するためのギミックである。というのが前提だ」
「……まぁ、それは分からんでもねぇが」
「あからさまに怪しいもんね」
「だが、そうそう連続で使えるものでもないらしい。手軽に使えているギミックなら、とっくの昔に起動させて攻めているからだ」
「ケチってるってこと?」
「開始から1時間も経っていないからな。それに、この風車共とてタダではない。命懸けの戦場でもないのだから、出費は渋るのは至極当然のことだ」
間違いその一。敵はケチってなどいない。
そもそもの話として、ケチるくらいの利口さがある相手なら、中庭に風車の林を作ったりはしない。勘であるが、廃品整理のついでにふざけてみようと言う感じだろう。敵側に出費を惜しむ理由はない。
このあたりで雷市殿は気付いたようだ。己が適当にペラ回しをしている事に。
顔に出さないようにしているが、獲物の構え方がカバーをする時の動きにすぐに移れるものになっていた。
また、シャナイア殿は己の話を端から信じていなかったようで、警戒強めになっていた。
右前方、セナ殿付近の警戒網が薄くなった。
「あ、そうだセナ殿。回復であるぞ」
「ありがとー」
そして、己が雑な感じで『メディアラハン*2』を使ったことでどデカい隙が生まれた。こんなの、突きたくなるよなぁ!
──ゾクリと、死の感覚やってきた
振られたのは、ただのATTACKだ。
敵の存在は視認できず、何処かの風車に隠れての曲射であるらしい。
武器は投具、チャクラムの類。風切音が鳴る速さより死の感覚の方が早い。風の術なりで空気抵抗を削いでいるものと推定。
セナ殿に回復魔法を使ったことで足は止まっており、移動での回避はできない。ので、タイミングを合わせ、短刀にて迎撃。
その瞬間、投げられた武器を視認する。一瞬であったが、珍しい武器なので特定は容易だった。
「扇子?」
| 花鳥風月 | 武器(扇) | 威力293*3アタック時、対象を中確率で老化状態にする。雪子は追い討ちで扇子を投げて使ったりしているので、遠距離武器相当裁定する |
チャクラムの軌道を想定していたので、弾くついでに見える位置に落とそうとしたのを仕損じた。扇子はあらぬ方向だ。扇子の中には魔力が上がる『ホトトギス*4』の奴と、老化の力がある『花*5』のやつがある。
四国の方の異界にて出てくるシャドウとかの素材を使って作り出せる装備で、扱いは難しいが魔法型バスターのサブウェポンとしてはかなりの有用性であると聞いている。嵩張らないし。
「……奇襲!」
「ジエン、敵はどっちだ!」
「扇子は右前方向から飛んできた!だが投具は投げ方で曲げられる!右中心に全周囲警戒!」
扇子について思いを馳せるのは置いておいて、現状は悪い感じの流れだ。
敵方は嫌がらせだけにとどめやがったぞ。誘いの隙であるのは明らかなので今攻めないのはいいのだが、だったらだったで己が好きだらけの餌になるまで自由にさせてほしいものである。
敵方としては仕留めたいのは己であるであろう?さっさと次の場所攻め込みたいから、パパッと戦局が定まってほしいのだよ己。と己の都合だけの考えがふつふつと湧いているが、そういう思いを見透かされて徹底的にやり合わないつもりなのかもしれない。
「やはり、この程度の奇襲で倒せるほど甘い相手ではなかったようだな」
「何者だ?何処にいる?」
「我が名は……『ルトガー・バーホーベン』とでもしておこう」
言い淀んだことから、まぁ偽名だろう。名前の元ネタはしらないが。
くぐもった声であったから、何か音が遮断される状態であるらしい。マスク、デモニカ、あるいは風車の中か。ただ、声の感じに何処か懐かしいものを感じる気がしないでもない。
まぁ、今はいいだろう。
「姿を晒さず言の葉だけを投げかけてくるとは、随分な勇敢さであるな。この区画を任されたデビバスがこれほどであるのなら、己達は楽でいい」
「思ってもいないことを口にするものではないぞ少年。お前がこの戦場で2度戦い、2度とも誰も倒せていないのは知っている」
「そして、今の私に気づくことが出来ない程度の実力であることもな」
瞬間、背後から手刀が放たれる。雷市殿が『カバー』に入ってくれたが、相当なダメージを受けていた。己だと死ぬ一撃だぞアレ。
そうして眼前の敵を見る。
敵の姿は、なんというか、
| ■■ | ネーデルガンダム Mk.23 | LV83 |
正直、動きの起こりすら感じ取れなかった。風車に擬態していたらしいが、己たちはそれなりにきちんと警戒をし、風車どもに異変があるかは注視していたといっていい。
なのになぜ、風車がこんなんだったのを見逃してしまったのだ己たちは!
「気ぃ付けろ!この風車ロボ、変形しやがる!」
「やっぱ変形ロボであるのかコレ!?
「
え、素で間違えてた。というのは置いておく。
己たちが迎撃体勢を整えたことを知覚した風車ロボは、すっと身を引くように下がっていく。
そこにシャナイア殿が二丁拳銃で追い打ちをかけようとするが、その直前にシャナイア殿をターゲットにしている『メギドラ*6』がぶっ放される。
射手は見えない。射程延長スキルか、どこかしらの風車の中かだろう。
「味方を巻き込んででも、ダメージを重ねに来た!?」
「……チッ」
シャナイア殿は魔法に被弾。シャナイア殿に巻き込まれる形で己も被弾する。ロミン殿は間一髪対比が間に合ったようだった。その攻撃に敵の風車ロボも被弾。その後
そして、敵の風車ロボはダメージを受けなかった。
「な!?」
「変形している、だと!?」
「風車に、戻っちゃった?」
| ■■ | ネーデルガンダム Mk.23 | LV■■ |
「また気配が消えやがった!」
「風車の状態だと隠密性能が高まるのか?」
「けど、位置が思いっきりずれてる!あれの中に人がいるのは丸わかりだよ!」
セナ殿の声に頷きたくなる自分がいる。しかし、どう考えてもそんな程度の簡単なギミックな訳はないのである。
「さっきの動き、変じゃない?」
「風車がロボに変形するトンチキだぞ、むしろ変じゃねーところの方がすくねぇわ」
「それはそうなんだけど……」
「なんでジエンじゃなくてシャナイア中心に魔法が使われたの?ジエンを中心にしていたら、私と雷市まで巻き込めたのに」
そんなロミンどのの気付きに反応してか、どこかから扇子がびゅいんと飛んでくる。そしてよくよく見れば周囲の風車の回転数が変化しているのがちらっと見えた。
「周辺の空気の流れをコントロールして、扇子の軌道をコントロールしているのか?」
敵の姿はっほぼ見えず、見えている1体も風車になってやがる状況だ。
こちらが致命傷を受けているわけではない。けれど、このどうしようもなく攻めあぐねる感覚は覚えがある。
最悪、残り時間ぜんぶ中庭攻略で終わるな、という予測が立った己たちをよそに、目の前の風車たちは悠々と回っているのだった。
ここ最近投稿遅れがちになっているのは、積みゲーなりDLCのためにエルデンやり直してたり親戚に連れられて競馬場行ってみたりしたからでした。残り1000mでのタイムが聞こえた時のどよめきと爆笑は印象に残りました。メイショウタバルェ…
・ギスギスの匂い溢れるジエンくん一行
リーダー:味方に平然と嘘を吐くし、見方を見捨ててもいいかとか考えているジエンくん!
メイン盾:シンプルに乱暴者で口も態度も悪い男、雷市陣吾!
火力支援:態度が悪く意図的にギスギスを引き起こす女、シャナイア!
メイン火力のセナちゃんとサポーターのロミンちゃんは実力が足りないので、必然的にこいつらがメインのパーティーだ!
どっからどうみてもこれから薙ぎ払われるチンピラ一行ですね!
なお、ジエンくんも雷市も意図的にギスらせようとは考えておらず平常運転なだけです。
・颯爽登場!ネオオランダ代表ネーデルガンダム!
学園革命編考えているときにGガン見てネーデルガンダムが敵になるのは思いつきました。中庭に風車がずらっと並んでいる意味不明なロケーションが見えたのです。
ガンダムファイトで隠れると不意打ちだけで決勝大会まで生き残ったのでは?とすら思えるネーデルガンダムさんを活かすためのギミックとして扇子の曲射と遠距離魔法使いを配置。ギミックとしては実はそんなに強くないですが、足止めという面に関しては結構めんどいギミックになったと思っています。
ちなみに『ルトガー・バーホーベン』とは原作機動武闘伝Gガンダムにて、ネーデルガンダムに搭乗していたガンダムファイターの名前です。