姫の護衛は地底人《ケガレビト》 真・女神転生オタクくんサマナー外伝 作:気力♪
そういえば、パンケーキとホットケーキって何が違うのだろうか? なんてことを考えながら眼前の動きに対処する。
放たれた投具に対して3番のパターンで回避行動を取り、7番のアプローチで次の風車へと接近する。
デモニカ使いとの距離はそこそこ、射撃は通るが近接は通らない程度。ネーデルガンダムはカバーにはいり、風車を使った防風にて己の動きを制限しようとする。
ので、ヤタガラスの風に乗って方向を変え、すでに破壊したネーデルガンダムの中に入り、射線を切る
少し長めに息を吐いて、息を吸う。コンディション再確認、問題なし。
思考速度をなるべく
一応、己がすでに罠にかかっているパターンは考慮に入れておくが、今見えている情報では問題は無いだろうと判断する。
連中の火力は80レベル相当。70レベルの下の方の耐久の己には若干不安ではあるが、一撃即死するレベルの特化型ではないので問題はない。クリティカルを受けた場合でも、バフなし状態であれば確定で耐えられるのは確認済みだ。
敵方は、速度なり奇襲なりで錯乱させて流れを取り、そのまま削り殺すのが基本スタンスのチームだ。個人の戦い方が似通っているタイプでチームを組んだのだろう、先のユメサキ殿も似たようなスタンスであったのもその仮説を裏付ける。
無論、それは直接戦闘を得手としないというわけではないのだが、タイマン特化とか殲滅特化とか、そういう直接戦闘特化と比較すると脅威度は低い。
要は、戦闘開始時のイニシアチブをそのまま勝利に繋げる戦いを得意にするタイプなのだ。
なので己の戦い方としてはとにかく戦闘を細かく切り、主導権が己にあるか、敵にあったとしてもそれが生きる前に戦闘が切り上げられる短期戦にすること。
強力ではあるが、異界のボスでもなんでもない今の敵からは逃走が可能なのだから*1。不利ならさっさと切り上げればいいのである。
とはいえ、敵に認識されていない状態でも戦闘時の呼吸というか、覚悟というか、そういう戦闘モードを続けておけばバフなどを継続させることは可能だ*2。が、敵の使えるバフは3ターン経過で消えるタイプの『マハスクカジャ*3』と3行動20%倍率のタルカジャ互換スキルの『攻撃モジュール*4』のみ。アイテムを使えばまた別のバフは盛れるだろうが、己が逃げ回りつつ『デカジャの石*5』を投げつけ始めたあたりで消費を抑えるために自前スキルで持っている行動以外を使う事はなくなった。
『デカジャの石*6』、『デカジャストーン*7』、『デカジャジェム*8』、『お清めの水*9』、『洗礼水*10』『カジャキエール*11』など強化解除アイテムは結構な種類があり、己のガントレットにはそれなりの種類、それなりの数のアイテムは入っている。1種類につき収納できる個数に限界がある*12のが難点だったものの、違う名前の別効果アイテムは別種としてカウントしてくれるのでアイテム容量的に問題はあまりない。
とはいえ、己のストックも無限ではないので、向こうが意地になってバフ盛りを続けなくてほっとしたのが実情なのであるけれども。
「ヤタガラス」
「悪魔使イガ荒ゾ!」
『煙幕*13』を焚いてネーデルガンダム内部に煙を充満させる。
そして、敵の侵入と同時に戦闘開始。敵からしてみれば戦闘再開か? まぁいいや。
まず、足から伝わってきた振動より壁抜けの入射角、速度を計算して出現地点に『百麻痺針*14』を置いておく。
特にテトラカーンの類はなく、『百麻痺針』は2発ヒットした。プレートバンダナやスプリガンベストなどの危険な耐性がないので、いちおうこれをダメージソースにできたりする。まぁ攻め手の誘導の気配がむんむんとするので積極的には狙わないけれど。
続いて、ヤタガラスが
「なるほど、なかなか考えているな」
だが、そんな決め打ちは回避されたらしい。煙幕で見えないので音から察するが、天井に飛び上がり着地することで『メギドラ』の破壊範囲から逃れたのだろう。
その動きから感じる既視感は、己も同じような動きをするからだろうか。スピードタイプというか、身軽さを売りにする戦士としてやはり己の動きと似たような部分はちらほらと見えてくる。
勘であるが、それは己が技の血肉とした戦士たちの誰かとルーツを同じくする者であることを意味している、と思う。というか、これだけ長く戦っていれば明言されずとも感じられるのだが、それが明確になった感じだ。
「……けっこう気まずいぞ、これ」
「何かだ?」
煙の中で真っ直ぐ己に向かってくる『デモニカ使い』の手刀が来る。消費を抑えるための
被弾して、その衝撃をそのまま移動力に変えてヤタガラスの足を引っ掴む。
そのヤタガラスの加護で壁を抜け、風車の外に出る。
その動きを待ち構えていたネーデルガンダムが風車の外を
ヤタガラスは被弾したが、一発は耐えるので問題ない。
『ドロン玉』
そして、逃走用の煙幕を撒いてさっさと離れる。
──基本的に、中庭での戦闘はこんな感じだ。
敵方に継続回復の兆候はなく、回復魔法の使い手もいない。ので、ハラスメント気味に仕掛け続けることで敵の回復アイテムの枯渇を狙っている動きである。
風車の破壊はおまけ、というか敵の動きを誘発できる場所にあったからやっているだけで、別にメインではない。
まぁ、多分これ相手が相手なだけに四十機全部起動できる下準備はできている気配があるので、あえて起動させルール違反でネーデルガンダム殿を退場させるというインチキめいた勝ち筋も用意しているのではあるが。
閑話休題
ドロン玉で戦闘の流れが切られたことでまた一呼吸。カロリーメイトなる携帯食めいたお菓子を3分割したものを一つ食べ、ジュースを一口飲む。
長期戦にて必要なのは定期的なカロリー摂取だ、と己は勝手に思っている。人間、燃料を焚べ続けなければ動き続けることはできないのだから、長期戦になればなるほど食事は必要だと。体の傷も空腹も気合で抑えることはできるのだけれども、抑えないほうがパフォーマンスが高いのは明確な事実であるのだから。
まぁ、戦闘中に悪魔とかを食いまくっていた悪食の癖といえばそうなのだし、お腹空いたらなるべく早く何か食べたいとも思う欲望による所もあるのだけれど
「……そろそろ、札*16が来るか?」
姿勢を変えずに筋肉だけを操作し、軽く体をほぐす。その際言葉が漏れてしまったが、漏れた愚痴を餌とした罠をこの戦闘中に6回ほど仕掛けたため、飛び込んでくるには慎重にならざるを得ない。
思考停止で安定択を取り続けられたらそれはそれで己の敗色濃厚なので、あの手この手で揺さぶりをする必要がある。
ただ、この手の揺さぶりが最も効果的なのは敵の急所となる情報をばら撒きながら選択を強いる状況である。向こうは内心そこそこムカついているだろうが、根にある冷静さを崩せるほどではない。
──敵方から感じる風の流れが変わる、2番のパターン……に似た新手だ。ネーデルガンダムの防風で己を閉じ込めて目と耳を奪い、デモニカ使い単独で仕掛ける動きで、立ち位置とこれまでの己を動かす流れから逆算して、雷市殿達が戦う奥に加勢に向かう動きだ。
扉へのアプローチの方法に破壊した(という扱いになっている張り紙した風車)を経由することで、己の射撃によるインターセプトを阻む動きであり、己が体を出して射撃位置を取ろうとする動きを誘発する動きでもある。
罠のストックがないルートなのは普通に見抜かれたからだろう。一応おまけ程度にクレイモア地雷は置いているのだが、リモコン操作で起爆するタイプのものなので破壊範囲に一瞬しか入らなければ抜けられてしまう。
「ゴグマゴグ、ガード」
ので、出口で待ち構えさせた仲魔で塞いでしまう。
エーテル体で出口近くに隠していたゴグマゴグを、扉の真ん前で実体化させ、ガードを行わせることで肉の壁にした。ヤタガラスの加護が三人までしかかけられない*17ので、制御可能数一体余っているのだ。
己が扉のインターセプトまで2足かかる場所での戦いが予想される時は、ちまちまとゴグマゴグにカバーに行ってもらい、「あぁ、今回も無駄だったなー」という感情の垂れ流されながらも毎回毎回壁をやってもらっていたのだ。たまたま今回は有効だったけれども。
「どこまでも、手堅い」
「お褒めに預かり、感謝するな!」
そんなゴグマゴグを前にしてデモニカ使いは右に跳び、己にとゴグマゴグどちらからも対処できるような位置どりになった。
一応、ギリギリ射程圏入ったので『百麻痺針』を放てるように構えておくが、この距離では見てから対処されるのでまだ撃たない。クナイでホイホイ撃ち落とされたり普通に躱されたりで距離を詰められる可能性があるからだ。麻痺針が1発でなければ問題はないのだが、こういう微妙なタイミングで無駄な運ゲーを仕掛けたくはない。
| マハガルダイン | 魔法スキル | 敵全体に疾風属性大ダメージ |
そんな風に己が待っていると、その手番に差し込む形で己とゴグマゴク、そさてヤタガラスに向けて疾風魔法が解き放たれる。
扉の防衛に動いていたことで遮蔽となる別の風車達からは離れてしまっており、直撃コースだった。
「……あ、今なのか」
瞬間、思考速度を全力戦闘のそれに切り替える。現在己が奥のフロアに踏み込むための邪魔はなく、視界はマハガルダインにて阻害され、その巻き込みを回避するためにデモニカ使いは離れている。
一足で詰められる距離ではあるが、ノータイムで攻撃を振れるわけではない。
「ゴグマゴグ!」
己の声と共に、ゴグマゴグが身体をずらして道を開ける。そして『煙幕』を使用し、一瞬視界をゼロにして、離脱を狙う。
「離脱しようと、マハガルダインのダメージは残っているぞ! 少年!」
そして、一足で詰められる距離にいたデモニカ使いが己に向けて煙幕の中を突っ込み、必殺の攻撃を叩き込まんとしてくる。
「さらばだ、少年!」
そうして踏み込んだ男が『ソルナイフ*18』を持ち出し
当たれば、だが
REFLECTION!
「ッ⁉︎ドッペルゲンガーだと⁉︎」
「目の前で
ようやく、捕まえた。
反射で呼吸を奪ったことにより、
反射ダメージは相当量。敵の銃撃耐性は『全てに強い』だけであり、銃撃の通りは50%ほどある
が、それは数値耐性止まりであるために
一手目、ヤタガラスの『PASS』。己達の手番を最大限に活用するために、『マハラギオン*19』とか適性外『ジオダイン*20』とかの微妙スキルしか無いヤタガラスは行動よりも流れの維持を優先させる。
二手目、己の『百麻痺針』。銃撃耐性の上からなのでダメージは微妙ではあるが、3発ヒットという上振れかましたので打点は十分、あと一撃で敵の体力はゼロにできる。そして射出ど同時に
三手目、四手目の指示を行う。ドッペルゲンガーの『PASS』とゴグマゴグの『アースクエイク』だ。『鋭気の権化』の効果により上昇している命中で放たれた広範囲攻撃であり、これまでの攻撃にて崩れた姿勢のデモニカ使いはこれを回避することは不可能な筈だった。
「獲った!」
ゴグマゴグの『アースクエイク』のエネルギーが炸裂し、上空に高々と吹き飛んだデモニカ使い。その胴体は粉々に爆散し絶命した……か見えた。
──デフォルトで食いしばれる連中があの程度で爆散するものかよ!
「変わり身……罠かッ!」
「その通りだ。貴様が『煙幕』や『ドロン玉』を使い続けたのは必殺の隠し刃を叩き込むための仕込みであるのは見て取れた」
爆散し絶命した体は、煙のように消えていく。なんらかの手段で作り出した『変わり身』であるが故にだろう。見抜けなかったのは己のミスである。一発死亡レベルの大ポカだ。
より正確にミスを言うならば、ゴグマゴグの攻撃ターゲットを消失した対象を中心にしたせいで、
| 奥義・三面六臂 | 補助スキル | 自身の分身を2体作成する。分身は一撃攻撃を受けるか、本体が攻撃を受けると消失する。分身が残った場合、本体と同じように移動、攻撃を行うことができる。P5T*21 |
「必殺を一度躱せる手段さえ用意できていれば、貴様はどうということはないただのサマナーでしかない。それは貴様も理解しているところであろう?」
「まだ生きる目はある! 『メディアラハン』!」
ヤタガラスに再び『PASS』をさせ、最後の手番で己が味方全体を回復する。これでネーデルガンダムの『マハガルダイン』のダメージは回復できた。カバーを続ければ己でも生き残る目はある。それに、まだ
眼前の事に集中してみれば、敵デモニカ使いがなんか二人いた。そして、二人とも別々に行動を始め、別々に別の手段で接近している。
残像を残す類の技ではなく、自分と同じ見た目の仮想体を召喚するタイプの技!
「ナルトの影分身のようなものか!」
「本体にダメージフィードバックはあまりないがな」
| 奥義・三面六臂 | 補助スキル | 自身の分身を2体作成する。分身は一撃攻撃を受けるか、本体が攻撃を受けると消失する。分身が残った場合、本体と同じように移動、攻撃を行うことができる。P5T |
まず、デモニカ使いAがヤタガラスに『投具』での攻撃を行う。弱点にヒットしてダメージを取りながら流れを取られてしまう。悪魔合体ライトをでかでかと見せたので、弱点は見られている。これは仕方ない。
続いて、デモニカ使いBも同じく銃撃が弱点である筈の『ドッペルゲンガー』に投具をなげようとし……寸前で気付き、攻撃対象を切り替えられた。その攻撃は己が普通に回避し、流れはこちらに戻ってくる。
「──ッ⁉︎」
「初めてそのツラ歪んだなぁ!」
| 外道 | ドッペルゲンガー | LV25*22 | 物理反射 銃撃反射 破魔弱点 呪殺弱点 | ||
「先程までのドッペルゲンガーとは別種だと!」
「貴様ほどの者が寸前まで気付かないなら、この新手はそこそこかかりそうであるな!」
己が元々所持していたドッペルゲンガーは、物理反射はあれど銃撃弱点という大きな弱点を抱えていた。
が、今回はそこに着目してみた罠である。
第一段階は煙を撒いて視界を奪い、ドッペルゲンガーを己と誤認させる罠。第二段階は、高速戦闘の最中にて銃撃反射ドッペルゲンガーを銃撃弱点ドッペルゲンガーと誤認させる罠だ。
ガントレットにて悪魔全書から悪魔を引き出すことができる*23のは、己の結構な強みである。
まぁ、残念ながら反射まで拾って敵の意識を完全に切り崩すまではできなかったが、攻撃が失敗したことで己はまだ生き残っていられている。
が、まだ一手動かされる。デモニカ忍者が意味不明に凄まじいだけで、ネーデルガンダム殿もなかなかに強者である。
| 攻撃モジュール | 補助スキル | 3ターンの間、味方全体の攻撃力を一段階上昇させる ソウルハッカーズ2 |
ここで補助を入れることには2つの意味がある。普通に味方へのバフで戦局を有利に動かすこと、これまでの戦いでの安定行動としての逃走アイテムの使用を誘導することだ。
だが、現在位置の関係で逃走はできない。己が逃走アイテムで逃げ回れたのは風車だらけのあのエリアで射線を切れており多くの逃走経路があったからで、背後に扉があるだけの状況では逃走経路は扉の向こうの1択である。
その向こうでは、仲間たちがギリギリの戦いをしている。
向こうの戦況がよろしくないのはある程度回復した通信に返答がないことで理解できている。そうなれば挟み撃ちで完全に詰みだ。
かなり不利な現状の盤面と、致命傷の逃げ先。選ぶのは前者でしかありえない。
「カァーッ!」
ヤタガラスが『フォッグブレス*24』を放ち攻撃モジュールの効果を下げつつ命中を下げる。続いて己が『ドーピング*25』を使用。
3手目にてドッペルゲンガーをチェンジさせマハーマユリを呼び出し『慈愛の旋風*26』でデモニカ忍者の一体目を攻撃。直撃したが、分身だったらしく爆散し消失。しかし攻撃が成功したことでマハーマユリの治癒の力が作用し、己達全体の体力が回復する。『ドーピング』は上限を上げるだけで回復では無い。その代わりマッスルドリンコと違い永続的に続くので、強敵との戦いでは事前に仕込んでおきたいスキルである。今回は奇襲だっので無理だったが。
そして、ゴグマゴグが最低限の補助として『ラクカジャ*27』を使用。魔法防御、物理防御合わせて20%向上させる。
バフ潰し、デバフ、バフ、ドーピング、攻撃こそできていないが、戦うことのスタートラインには立つことができた。
「ようやく戦う気になったか」
『こちらとしては、望むところ』
敵の動きが始まる。
まずデモニカ使いが『デクンダの石』を使用。命中弱体が解除される。こちら有利の運ゲーには持ち込ませてくれないらしい。続いてネーデルガンダムが胸の風車の風の質を切り替える。威力を集約して放たれた『ザンバリオン*28』だった。
ターゲットはゴグマゴグ。これまでのダメージ感覚からして問題なく耐える。そう計算してマハーマユリは動かさない。
| 最後の敵対者 | 自身が弱点を突かれたとき連動効果発動。自身のHPを15%回復し、会心状態となる。(次の自分の打撃型ダメージが必ずクリティカルになる) |
「会心貰った!」
「ほう、そいつが次の手番まで生き残ると?」
| 豪風撃 | 物理スキル | 敵単体に衝撃属性大ダメージ。ダメージは力依存 幻影異聞録#FE出典 |
姿勢の崩れたゴグマゴグに衝撃属性の斬撃が放たれる。『風龍撃*29』は考えていたがそのスキルは効いてないッ!?
先程の分身や位置交換スキルなど、多種多様なスキルを使いまくる多芸な敵であるが、スキルの適正値自体はさほど高くない。アプリ使いのスキルクラックのように、さまざまなスキルを使い回せる類の使い手であるように思う。デモニカの特性か中身の特性か不明だが、他からの情報を受け取りやすい性質であるようにできているようだ。
「耐えぬか、ゴグマゴグ!」
「ゴグマゴグの高い耐久力は、旋風ついでの回復程度では補いきれなかったようだな」
……ゴグマゴグの最後の敵対者は諸刃の剣だ。通ればクリティカル高威力全体攻撃というリターンは大きいが、一回で回復できる量は15%ほど、ドーピングの補正込めると19.5%となりそれなりの回復が見込めはする。
ただ、ドーピングは上限を上げるだけのスキルであり、体力を反映させるには回復を挟まなくてはならない。それをマハーマユリの『慈愛の旋風』のおまけ回復で行ったので130%の体力全てを耐久に使うことができていなかった。それがゴグマゴグがこのターンに落ちた理由だ。
「が、己は生き残った! よく尽くしたぞゴグマゴグ! 代わりに勝利を掴んでやる!」
「吠えるばかりが上等では、勝機は掴めぬぞ!」
「吠えずに勝機が掴めぬ状況などあんまり無いであろうが!」
「ほう? また謀りを狙うか」
……いやなんで気付きやがるのだこの男は⁉︎己のこれまでの動きは結構ノリで動くバカに見えていたであろうが!
と内心ビビるのは今は置いておく。『最後の詰めでテンション任せのバカになる』と人格を読まれなかったのは痛いが、今のところそれが必殺には繋がらないのでそんなマイナスではない。
ネーデルガンダムは大威力4発、デモニカ使いは大威力3発が致命ライン。『メディアマイ』などは戦闘が一旦途切れたことで切れているようで、妙なバフが残っているわけでは無いらしい。
とはいえマッスルドリンコなどの体力上限突破分のものが残っているだろうから、実際の上限は明確では無い。これほどの激戦を潜り抜けた相手ならば、
「ヤタガラス、『チェンジ』!」
「マカセタゾ!」と声をかけてヤタガラスが『ジャアクフロスト』にチェンジする。
そして『吸血*30』を使用。ネーデルガンダムの
続いて己が『堕天使ネビロス』を召喚。そのまま『メギドラ*31』にて敵全体を攻撃する。
2体の万能属性の耐性が割れたことで、敵の耐性がだいたい理解できた。
| マシン | ネーデルガンダム | LV82 |
| ・疾風吸収 ・衝撃吸収 ・全てに強い ・精神無効 ・魔力無効 | ||
・精神反射
・魔力無効
・身体状態異常無効
全てに強いという凄まじい耐性を構えているのは、さすがの現役という所ではある。
が、反射属性はあまりない。貫通対策に%耐性での軽減を優先したためだろう。この構成ならなにか明確な弱点があるわけでないので、敵に応じて身体状態異常無効などを別の耐性に仕込み変えれるので、マジで参考にしよう。具体的には己の『ヤクトヘルム*32』を『A・マックスヘルム*33』に変えようと思う感じに。
「さぁさ、ここからが貴様らの選択だ! 選べ!」
最後の手番でマハーマユリが『威圧の構え*34』を発動する。
敵の
この盤面から敵が選べる手段はいくつかある。
まず、物理攻撃でマハーマユリを仕留めるために動くパターン。仕留めるためのメインルートはデモニカ使いとネーデルガンダムの物理攻撃連打。1発クリティカルに入れば、一手分の動きでどうにかなる。
が、その場合次がない。
ネーデルガンダムの物理スキル発動は体力消費方式、先のメギドラと吸血のダメージと自身のスキル発動の体力を使えば仕留められる体力残量になる。
次に、『デモニカ使い』のクリティカル打撃の後『マハガルダイン』などの疾風魔法に仕留めるパターン。
その場合ネーデルガンダムの体力は残るが、先の『吸血』によってMPを削ったことで奴のマハガルダインの残弾はあと1発だ。その場合、その次のターンにてMP切れの木偶の坊になる。
そうなれば、デモニカ使いの方を集中攻撃で仕留めることが可能だ。『マハガルダイン』にて回復を強いられていたことが、敵を仕留める打点不足の根本的な原因だったのだから。
ほかにも敵の取る可能性には回復などがある。マハーマユリのMP切れを狙う作戦だ。『威圧の構え』は結構消費MPが重い*35。
が、1番打って欲しくない手はある。それは……
「手数がないならば増やせば良い。分身には、こういう使い方もあるのだよ!」
| 奥義・三面六臂 | 補助スキル | 自身の分身を2体作成する。分身は一撃攻撃を受けるか、本体が攻撃を受けると消失する。分身が残った場合、本体と同じように移動、攻撃を行うことができる。分身の出現位置は本体が使用した位置に一体と、離れた場所に2体。P5T |
『デモニカ使い』がついに大っぴらに忍術を使い始めやがった。とはいっても生来の術式という雰囲気ではなく、他のスキル同様にデモニカの力を使ってスキルの
分身の召喚だけで敵の手番は終了した。つまり己は2体の分身を潰しつつ、『威圧の構え』にて手番を狩る必要があるだろう。
「罠の気配はするんだけどなぁ!」
ひとまず、己の『フォッグブレス』スタート。命中回避率と、ついでに攻撃力を一段階低下させる。敵方の狙いが回避運ゲーである場合の対処である。
続いて、ジャアクフロストが『PASS』して手番を浮かしながら、ネビロスの『メギドラ』にて敵全体を攻撃。敵全体にダメージを与えつつ、分身を排除せんとした。
「……ッ⁉︎」
「試行回数の問題だとは思っていたが、1発目でいけるとは運がいい」
「ネビロスのメギドラは私もネーデルガンダムも50%で受けられる以上、あと3回以上の被弾が可能だ。そのうちに1度でも回避ができればいいのだから、そう妙な賭けでもあるまい」
この感覚、覚えがある。相手が命中、回避になにもバフが入っていないと
| 龍の反応 | 自動効果スキル | 自身の命中、回避率を大きく上昇させる(スクカジャ2回分)。このスキルによる回避率変化は状態変化として表示されない |
おのれ己の上位互換スキル*36ゥ! ウィスパーで自動効果が得られないから畜生!
「フッ、調子に乗った小僧を嘲笑う趣味はないつもりだったが、貴様に関してはさして心は痛まんな。むしろ清々しい」
「だからと言ってそこまで笑うことはなかろうが!」
三人? の分身全てがメギドラを回避し、回避したことでの
「だとしても、諦めるか!」
「何ができると?」
「知らん!」
己達の最後の手番にて、『ラスタキャンディ』にて味方全体の能力を一段階上昇させる。呼吸は乱れに乱れたが、ジャアクフロストにパスをさせたことで1手分プレスターンは残っていた。それによって全体強化の『ラスタキャンディ』にて補助を入れる。
とはいえこの『ラスタキャンディ』は3ターン20%上限の割と悲しいやつなので、目的は回避率20%上昇効果だけが狙いだ。
回避運ゲーに賭けられるのは貴様だけではないのだ!
「流石にそれは、通らん」
『キミの負けだ。少年』
『デモニカ使いA』がマハーマユリを攻撃し、『ニヤリ』効果のクリティカルを叩き込んで大ダメージを与える。続いて『デモニカ使いB』が『デカジャの石』を使用、敵の弱体が解除される。そして『デモニカ使いC』がマハーマユリに攻撃、クリティカルが今度は弱体なしで入ったことで、マハーマユリは切り刻まれて塵になった。そしてネーデルガンダム殿が『デカジャジェム』を使用して己達の最後の頼みの綱の強化を剥がす。
「まだ、ジャアクの物理耐性10%があれば!」
「させんよ、カバーなど」
『デモニカ使いA』が己とジャアクフロストの間に入り込みながら『瞬間増強の札』を使用。まだ『ニヤリ』の残っている『デモニカ使いB』を強化。2.5倍の倍率をかけたことでドーピング込みの己の体力では1発耐えられなくなってしまった。クリティカルダメージを最小限の被害で抑えられれば可能性はあるので、目を見開いて、防御姿勢をとる。
敵の踏み込みのタイミング、武器を振るう瞬間の呼吸を読み切って、最小のダメージ乱数でこの攻撃をやり過ごすために最善を尽くす。
踏み込みを、見て、見て、見て……?
──あぁ、そういえば。この男とやりあった際、結局技を破れず謀略で殺したんだったなぁ、と改めて思い返した。
| 物理スキル | 敵単体に物理属性小ダメージを5回 真V |
己の体は、四肢を切り落とされた後深々と心臓近くに叩き込まれた斬撃のエネルギーにより背後の扉を破壊し、雷市殿達の方へとしたいが転がっていった。
「まだ、死なん!」
そうして切り落とされた四肢を気合いで皮一枚繋ぎ直し、心臓は潰れたままでも肉体操作で血液をぶん回して即死を避ける。
「……あ」
そんな己を待っていたのは、ユメサキ殿が(割と雑めに)撃ちまくっていたマシンガン掃射に引っかかるという未来だった。
うん、死ぬしかなかったわ。
「おいジエン、テメェあれだけ大見栄張って成果ゼロどころかマイナスじゃねぇか」
「いや、あの怪物ニンジャと怪奇風車ロボを最終盤まで一人で抑えきったのは十分な成果ではないかと己は思うのだけれど」
「お前が無様な死体晒したせいでギリギリ耐えられてた俺らが崩れて負けたんだろうが! ロミンの奴とセナのアホがそういうの慣れてねぇのはわかってんだろうがよ! つーかあの愉快な死に様は俺でもビビったわ!」
奴の『刹那五月雨切り』にてズタズタのバラバラ死体になりかけていた己は、『食いしばり』にて生き残りはした。してしまった。
その結果手番あまりに雑に振られていた、にしては『技』とか銃威力とかが普通に高いおかげで大ダメージとなっていたマシンガンに直撃。そのエネルギーは死体寸前の己を爆発四散させ、この中庭奥の通路を一瞬で血の色に変貌させたというわけである。
ガチで命が掛かってしまったタイミングなので即座に戦闘を中断、己の蘇生に取り掛かってくれたとか。
そんなこんなの後に審判とちょっと話し合いをした結果、中庭奥で戦っていた面々は全員引き分けで両者退場、デモニカ忍者は反則で退場となり、この戦場での生存者はネーデルガンダム殿だけとなってしまった。ひでー結果である。が、あのデモニカ忍者を道連れにできたと考えらばレクリエーションという場での勝敗としては勝ちよりだろう。実戦ではぐぅの音もでない大敗北であるけれど。
「ところで、雷市殿達なんで勝ててないのであるか? ネビロスの権能は味方死亡時発動*37と味方蘇生*38なのだから、普通に戦って普通に勝てたと思うのだけれど。つくよみちゃん殿は1体召喚が限度な方で、蘇生の権能は腐っていたであろう?」
「じゃあお前あの扇子投げ女が格闘もできたのは予想できてたか!? セナのアホが動き読まれるわシャナイアのクソが味方で射線切られるわで俺以外まともに戦えたのロミンだけだぞ!? どうやって勝てってんだ!?」
え、マジで⁉︎ と
そんな彼女は、言われてみれば結構な『力』のステータスを感じられなくもない気がする。というか扇子投げは武器攻撃なのだから、武器攻撃であれだけ多彩で速い攻撃をしている娘が『力』が弱いとは考えられないと、つくよみちゃん殿の見た目を抜きにすると考えられる。
向こうの情報戦略、というか勝手に先入観でしくじったパターンであるな、うん。大失態である。
「時に、何故にセナ殿とシャナイア殿が役立たずに? 普通に強い二人であればそう妙なことにならんと思ったのだが」
「こいつら指示待ちの癖がついてんだよ。お前といた時はお前の何となくの指示で動いてたのもあって大丈夫だったが、バステあれこれぶん回されるわ精神系のバステ入れられまくるわでマジで役に立ちやしねぇ」
「あー……雷市殿指示出しできぬタイプであったか?」
「前線で盾ぶん回してる奴が全体指示なんてできるわけねぇだろうが。常識で考えろ」
「え、けど結構な数の近接サマナーを知ってるぞ己」
「お前の知ってる連中ってのは最前線飛び越えて神話に名前が残るクラスのバケモンどもだろうが」
額から『死亡』と書かれた紙を垂らした己と、『退場』という紙を垂らした雷市殿であるが、実戦でないので死人に口はありまくっている。回収班の方々が来るまで、死亡場所、もしくは失格場所から動いてはならないのだ。偽装死亡して罠やらなんやらを仕込むふてぶてしい奴らが出てこないためのルールらしい。
とはいえ、普通『死亡』とかになった連中は喋らない。というか喋れない。だいたいグロッキーだからであるらしい。
己と雷市どのは言い合いができる程度に普通に体力は残っているが、ロミン殿はうつぶせに倒れながら放心状態になっており魂が半分くらい抜けている。セナ殿は「あははー……私ぜんぜんすごくなんかないよ、ミオちゃん」と部屋の隅で床に「の」の字を書き続けて落ち込んでおり、シャナイア殿はなんかもう、ダメな感じになっていた。自分が強いという自信と、敵に対しての憎しみとか恨みとかで保っていた正常の心が、
麻薬とか赤玉とかの中毒になる人外ハンターはだいたいあんな雰囲気をしているのでよくよく注意したものだ。そういうのの始末って己に回ってくること多かったし。
「で、つくよみちゃん殿、多分雷市殿そんなに役に立っていなかったと思うのだけれど、どうなのだ?」
「雷市くんはよく頑張っていましたよ。ロミンさんのカバーは最後まで切らしませんでしたし、反撃のチャンスが生まれた時にはいつも攻撃に回れる位置を確保できていました。チームワークがお得意なのですね」
『失格』という紙のつけられたままであるが、つくよみちゃん殿は穏やかに言葉を返してきた。体力的には全然余裕であったらしい。
そう素直に褒められた雷市どのは苛立ちをぐっとこらえ、「……あざっす」と礼を言っていた。サッカーに出会っていなかった頃の雷市殿であれば間違いなく罵倒罵声をあらぬ限り浴びせまくってたと思うので、素晴らしい成長であると己は思う。
まぁ、今のは『盤面をひっくり返すスタンドプレーをまるで行えなかった亀野郎』という感じの罵倒に言い換えられる割とダメな面も含んだ言葉だと己は勝手に思ったのだけれども。守って勝てない相手に守り続けてどうするというのだ雷市殿……
まぁ、雷市殿のスキル構成的にスタンドプレーに走ってもリターンはあんまり大きくないし、仲間を見捨てず踏ん張り続けたというのは十分な加点要素である。雷市殿が望かは微妙だが、外に出たいと思うのであれば十分に現役連中に紹介できるだろう。
「あと15分くらいで模擬戦は終わりとなってしまいますね。ただ、ちょっと色んなところが慌ただしいので回収が来るのは終了時間が過ぎてからになると思われます。お二人以外は……ダメそうですが、お二人は大丈夫ですか? どこか痛いところとかありませんか? 特にジエンくんは」
「ないぞ。しいて言えば少し食べ過ぎたくらいだな」
「は、食いすぎた? お前戦いながら食ってやがったのか!?」
「だぞ。スタミナ切らして殺す流れも考えていたからな。体力合戦で仕掛けた側が負けるわけにもいくまい。適宜回復は取ったとも」
「ざけんなテメェ! 人が雑魚どもの介護してた時に、のんきにランチタイムでもしてたのかコラ!?」
「これであるぞー」
いい加減うるさいので雷市殿の口にカロリーメイト1/3カットを放り込む。『退場』の紙が邪魔だったが、隙間から投げ込むくらいはそう難しくはない。
「……うめえな、オイ」
「であろう。ジュースもあるぞ」
「まじか寄越せ」
「了解だ」
無言でバクバクごくごくし始めた雷市殿。死亡しているわりには元気であれなのだが、正直中庭エリアに誰もくる気配がないので適当でいいか? という緩めの空気になっているのもあったりする。
これで中庭エリアが敵側の制圧地点であったら大爆笑なのだけれど。さすがにそれはないだろう。中庭エリアを制圧地点にするのであれば、奥のこの部屋と他のフロアが転移などで繋がっていないといざというときの救援が間に合うわけがない。デモニカ使いがアホほど強かったのは事実であるけれど、それも敵全体の中で最強というわけでなく、全体の命運は賭けられぬであろう。
まぁ、その裏を突いて、とか裏の裏の裏、とか考えだしたらアホになるのでこの辺りで切り上げておく。
「しかし、暇であるなー。皆でしりとりでもするか?」
「ジエンくん、あの人に付き合って大変だったのは分かりますけど、まだ模擬戦は終わっていませんよ。気を緩めすぎないで下さいね」
「まぁ、確かにそうであるな」
そんな言葉を発しながらもつくよみちゃん殿の雰囲気も穏やかで、そう何かあると備えているわけではないようだった。
「……せめて掲示板とかチャットとか見たいが、死人がアクセスしたらそこから情報が流れてしまうからダメなのだよな」
「一応、ジエンくんがネーデルさんに使用権を渡して、捕虜の装備の使用とすればチャットはできると思いますよ? そのときは私たちは学生の皆さんに誤情報を流したり、皆さんの策を私たち側に共有してしまいますが」
こういう時、軽挙妄動がどういう流れでどういう理由からダメなのだ、と説明してくれるあたり、つくよみちゃん殿超絶優しい者であった。素直に尊敬できる。
これはつくよみちゃん殿に免じて今は大人しくしようか、とぐっと背筋を伸ばした時だった。
世界が変わる、感覚がした。
更新遅くなりましたー。理由は『九魂の久遠』というインティの新作猫ゲーを遊んでたとか色々ですが、1番はリアルの変化なのでなんともしがたく。脱無職って声高々に喧伝することでもないっぽいので……
なので多分次も遅めになってしまうかもしれません。ご了承ください。
……ヤクザ狩りに参加する
ジエンくんは学園襲撃? にて賑やかしをやる予定です。
・ジエンくん
今回の投稿を大幅に遅らせた原因その1。強い……というかしぶとすぎて作者の書いた敗北までの道筋を4つくらい潰したモンスター。
超長期戦を仕掛けて80オーバーの突起戦力をレク終了まで釘付けにした! といえば聞こえはいいが、結果中庭エリアそのものを取れずに負けているので個人的には大敗北。加えていうなら、本人の裏目的である『皆を活躍させて紹介料でがっぽがっぽ』という目的も1戦目で地獄オブ地獄を引いたのでそっちでも大敗北。悪魔全書からの引き出し料金も含めて結構な出費をしていることで経済的にも大敗北。
なお、まだ下があります。漫画さんと樹ちゃんが揃っている場面を目撃できるからネ
・謎のデモニカ使いなニンジャ。
今回の投稿を大幅に遅らせた原因その2。P5Tとかの多種多様なスキルを使っているのはデモニカを使ってスキルクラックしたから。倒して取り込んで血肉にするというあれ。その結果『秘技・三面六臂』は思いついたのですが、ゲームでどんな挙動するのか曖昧だったのでそこそこ調べました。あの分身1体は発動時の位置にいるというのは割と初めてしったことだったり。カメラワークとか演出とかで近くの別位置なのでは? と勝手に思い込んでいたんですねー
そのあとその位置に2回くらい本体が連続してきたのでビビって再確認、ちゃんと初期位置が分身に変化するパターンもあったのでよかったです。はい。
ちなみに今回でようやく文字を重ね合わせるやり方を理解しましたー。tableに似せてboxを作るのはそこそこ難しかったですが、わかってみればなんとかなるものです。relativeのboxの中にてabsoluteで好きに配置できるboxを配置できるんですねー。
詳細はここがわかりやすかったので、気になる方はぜひどうぞ