姫の護衛は地底人《ケガレビト》 真・女神転生オタクくんサマナー外伝 作:気力♪
霊験あらたかな太刀*1にて小突かれ、ちょっぴりたんこぶのできた頭を押さえつつ、現在の己の地元である西東京区画の防衛要員の集まりを見る。
どこの
それは、顔合わせの際にフジワラとの連絡先を交換させるというシンプル極まるもの。
チャットで誘導するという人力サポートであったが、奴の『マッパー*2』の効果範囲と精度はちょっとばかり尋常ではない。仲間との合流支援などお手のものということだ。
また、こいつはフジワラの使用している桐条グループ製の情報支援機器にて、視界に
ガチで便利なのは保証できるのだが、眼を騙される危険性もあるので皆情報支援を受けることに慎重になるのが普通だ。だから、フジワラは信用を積むために行動をしているのだ。
なお、
「眼を騙されても他の感覚でわかるでしょ」
「騙されたら死ぬだけだ。信じるとはそういうことだろう」
いつもの面子からはこんな意見でまとまっている。同意である。
閑話休題
そんな仕込みがありスムーズな合流ができたのだが、正直理由はそれだけではない。
最も大きい理由は、『警報発令から10分経ってもこの区画に敵が来ていなかったから』だろう。
警報から2秒後に全力戦闘可能なコンディションにしたのだが、少しはしごを外された気分だ。
──だが、決して楽観視できる現状ではない。
むしろ致命傷2歩手前くらいに詰められている感覚すらある。それがどうしてか?は、生憎と言語化できていないが。
「リオ、以前のセプテントリオンに関しては、警報後即戦闘だったよな?」
「そうね。ドゥべの方はこんな感じの避難計画もなかったからドタバタしてやばかったわ。逃さなきゃならない連中多いのに、大体の属性ダメージ効果ないし、貫通も効かないしね」
「一応、『黒龍撃』とかのダメージ系破魔呪殺、地変とか水撃とか基本属性以外のマイナー属性スキル、100%ダメージ系が通ったから殴り倒せたんだけど」と補足をする。
ダメージが通るは『ダメージはギリギリゼロではない』という意味だったらしく、相当に固かったのは恨み言として伝わってくる。
と、雑談しながら警戒を続けて発報から15分が経過した。
流石に状況確認が必要だと思われる。
基本的にこの防衛戦の勝敗は
「すまん、己はネットで情報を探す。フジワラはもうちょい眼を遠くに飛ばして索敵をしてくれ」
「わかりました。それで、地下と上空、どちらへ注視しましょうか?」
「地下を重点的に頼む。上空であれば近隣でなくても誰かは視認するはずだ。地下の方からあれば、建造物で阻害され発見が遅れてしまう可能性がある」
「おっけー、私たちは上空警戒重点ね」
ざっくりとフジワラに方針を伝えると、そのフォローのためにリオは対応を切り替える。
こういう反応の早さ、対応の柔軟さが本当にありがたい。
レベルやスキルなどとは別種の強さであり、残念ながら己の地元で己が戦っていた時には既に失われてしまったものだ。
──我のことながら、女々しくて笑えてくる
空に蓋などなく風は自由に吹いているというのに、一体何を重ねているのやら。
現状の西東京区画の警戒網に引っかかっていないということは、警報発報から10分までの主戦場が報告できる者が少ない場所僻地だと考えられる。
とすれば、空か海だろう。関東近辺からだと、太平洋沿岸部あたりが近い戦場となるだろうか。
ならばさっさと援護に向かうべきなのかも知れないが、己たち『
「リオ、実戦に出た前々回ののセプテントリオンは今回のように戦略的行動を取っていたか?」
「ドゥベについては『奇襲』ではあったかな。けど、出現してからの行動に関しては力押しだったわ」
リオが体験談を語り、データについてはどうだったか?と探し始めたあたりでフジワラが説明を引き継いだ
「検証勢の報告書のデータでは、出現したドゥべのレベル、大きさの分布について戦略性はありませんでした」
「また、前回のセプテントリオン2体についです。出現エリアでの待ち伏せに成功したという『フェグダ』と、衛星での悪魔召喚によって撃破された『アリオト』については天と地の同時攻撃ではありました。しかし、どちらも『生来の機能を発揮したに過ぎない』という説が有力です」
「セプテントリオンに戦略性はないが、セプテントリオンを配置した者に戦略眼がある。そう考えるのが妥当でしょう。……そんな都合の良い黒幕が存在するのなら、ですが」
リオの体験談と、フジワラの纏めたデータを改めて聞き、今後のシナリオで、悪い流れになるもののみを思考する。
名も姿も、存在しているのかすら知らない黒幕がセプテントリオンを配置していると仮定する。
そうなれば、所謂『特別型』、『急所』、『本体』などと呼ばれている『死ねばセプテントリオンが停止する一体』を2体打破している日本のデビルバスターの戦力を計算に入れ、それを十分仕留められる戦力か、あるいは絡め手を準備していることになる。
──警戒すべきは、即応しても手遅れになっている状況に陥ること。手が届かない場所を刺せば、どれだけ強い群体にも致命傷を与えられる。
という感じに、基本方針を考えながら、元ジャンクスマホを3台使ってそれぞれ別のサイトを閲覧し調べていく。
重点的に見るのは、色々怪しいと噂のある『ヴァニタス』をはじめとした、ライブ配信サイトの同時視聴数ランキングだ。そこでの情報をベースに、SNSや掲示板で情報を集めていく。
SNSや掲示板を雑多に探すだけでは情報の価値が見えず正誤判断は難しい。しかし『この配信に良い情報があるぞ!』という声を元にどれだけの人が動いたか?という情報は、注目すべき『ホットワード』を示してくれるのだ。
情報そのものを分析するのは難しくても、情報がどう流れていくのか?などワンクッション置いて可視化できれば分かることは多いのだ。
「同時視聴数ランキングの推移と、配信者の位置情報を照合。災害情報であるから、やはり居住地を晒している者が多いな」
「ジエン、データを渡して下さい。データ解析はこちらがやります」
「いや、もう終わった」
「現在は北海道、沖縄あたりが現在の主戦場である可能性が高い。自衛隊の航空機と、少量の飛行型マシンが上空を飛び回っている様子を避難してない者が配信している」
「最悪の野次馬根性ね……避難しなさいよ」
「ついで、海に近い場所だな。『地震が強く津波の危険性がある』という情報が、警報だけでなく現地民の肌感覚としても伝わっているらしい。揺れがあったともな」
太平洋沿岸部での地震と聞いて、リオが顔を青くする。
「海……地震……津波?」
リオの反応に少し遅れて、己も『津波による質量攻撃』という可能性が頭に浮かぶ。幸い己は見たことがないが、大地震での津波というのは恐ろしい被害になるとは聞いている。
「まさかソイツって、海から津波と地震ぶっ放しまくってくるドブカスだったりしないでしょうね?」
リオがそんな嫌なことを言う。
一瞬考えるが、それが敵の主力であるという可能性は除外できる。
理由は、巫女殿の予知だ。
その場合であれば、推奨は『物理無効以上』ではなく『飛行可能な手段を用意すること』になるからだ。
巫女殿の予知と、それに基づく指示を疑う理由は、今のところどこにもない。
「己の考えだ。北海道、沖縄あたりの空中戦は準備されていた規定の戦闘で、想定内のものだ」
「対応の早さですね。戦闘機が戦地に到着するまでが早すぎます」
「沿岸部の防衛に関しても巫女殿の想定内に思う。大雑把に聞いただけだが、沿岸部には社会的に信頼のある腕利きが多いうえ、その連中はSNSでの連絡に応じられないでいる」
「信頼できる腕利きが、太平洋沿岸部に多数配置されていたのは、そこでの激闘が想定されていたからに思う。津波を予知していたから知らないが」
どちらも巫女殿の想定内。1日ズレた事はあるのだが、敵への対応について間違いは無い筈だ。
北海道、沖縄での空中戦
太平洋沿岸部での津波防衛戦
どちらも、重い攻撃であれど既に対応の手は打たれている。
「現在の戦場がわかったところでこれからどうするんですか? 救援に向かうつもりがないのは理解できますが」
SNSで流れる数多の悲鳴と避難報告
掲示板で雑談まじりに現状報告が流れていくさま
考えるべきことは一つ
己が敵であれば、この現状をどう崩すか
巫女殿の想定を超え、どこに致命の一撃を叩き込もうとしているのかということ。
──絞りきれる訳がない。
現状、太平洋沿岸部は海からの敵の対応をしているはず。その最中で狙いたいのは頭を超えて少し後ろ。そこまでは分かる。
そう悩んでいると、フジワラから声がかけられる。
いつも通りのドライさで、しかし己への労りを含んだ優しい声で。
「ジエン、私たちが対応する必要はありませんよ。ここの指揮を取っているのは日本政府です。どんな変事があっても、必ず即応してくれます」
「彼らがどれだけ信じられる人々なのかは、これまでの私たちの生活が物語っている筈です」
「……巫女殿らこの世界の指導者が積み上げた戦士たちは頑強で、彼女らの指す手も己やそこらの木端が考え動くものより勝利に近しいものになるうだろう」
「正直この規模の戦いであれば己達が何をしようと勝敗が変わることはないし、言われたことだけやっているのが正しい『仕事』と言うものだ」
フジワラの言っていることは、正しい。
「──それで滅びたのが、己達の世界であるがな」
けれど、上に全てを任せて現場が即応しなかったが故に、己の先達の人外ハンターたちは重症となった『悪魔王』、『救世主』の首を取り損ねた。
ハンター『ニッカリ』らがあと一歩で殺せるまで追い込んだのに、他の連中が迷って止まった数分でどうしようもなく手遅れになった。
そういう負け筋も、ある。
「……」
「なに、単なる性分と考えてくれ。極論、動かない事で気分が悪いだけなのだから」
「己一人が浮く分リオ達には迷惑をかけてしまうが、別に問題なかろう?」
「まぁジエンくんって上振れ下振れ大きいからね。乱射系スキルとバステスキル多めに仕込んでるから殲滅力安定しないし」
リオから割とひどいことを言われるが、自覚しているので致し方ない。
「というわけで、己は身軽に動きたい。良いか?」
「普通なら、死ぬつもり? とか聞いたほうがいいのよねぇ……」
リオが妙なことを言う。
極論、死にたくないから動きたいと言ってる輩だぞ己は。なんで自分の命を捨てねばならぬのだ。
「ジエン、今の貴方が目指している『勝ち』とはなんですか?」
「これまでと変わらんが、そうだな」
「『今回の戦いが終わる時に、次の戦いに勝てるような戦力の維持ができていること』になるな」
戦える人的資源が枯渇した中でと戦いというのは、本当にやること多くてしんどいのだ。
だからこそ、次の戦いで共に戦う仲間を死なせてはいけない。決して。
──『共に戦う仲間に死んでほしくない』という純粋な気持ちで動けていないのが性根の邪悪さを示しているがそれはそれ。今更変わるものではない。
そんな己の内心を知ってか知らずか、あるいはいつも通り知って気にしていないのか、リオは言う。
「ジエンくん。二つ守ってね」
「一つは、黙ってフジワラちゃんとの通信圏外に行かないこと」
「もう一つは、死体の残らない即死だけしないこと」
「ジエンくんがどれだけヤバくなっても、繋がってれば必ず助けが来るから。誰も行かなかったとしても私が行くから」
「だから、しぶとく頑張りなさいよ? ジエンくんらしくね!」
「うむ、心得た!」
『霊鳥ヤタガラス』を召喚し、『飛翔天駆*3』の加護と共に走り出す。
走り出す己を見るヤタガラスの瞳は、なぜか暖かく柔らかだ。
己のことを、護国の戦士とでも誤解しているのだろう。笑える話だ。
単に、『勝利』ために動いているだけだというのにな。
まず、移動。
定石から、都心方面に立ち位置を変えるのは問題ない
が、己の感覚だけではどう動くかを言語化できないでいる。
ということで、クソ頑丈で応答速度が早くメモリ消費が極小の代わりに検索性が死んでいるチャットツールを用いて有識者と思われる友人達に声をかけてみた。
Jien:>行動指針の確認をしたい。
ZEDΩ:>キミ、警戒中に人を呼んでチャットはどうかと思うよ
Jien:>即レスしてる
Jien:>まぁ良いか
Jien:>現状、沖縄、北海道、太平洋沿岸部あたりで戦闘が始まっている気配がある
ZEDΩ:>気配ってキミ
Schwarz:>こちらシュバルツ・ブルーダー
Schwarz:>イギリスの海上防衛チームが投げていた定時連絡が3分遅れている。
Schwarz:>それがセプテントリオンによるものであれば、コイツの嗅覚は正確ということになる。残念ながらな。
ZEDΩ:>情報ありがとうシュバルツ
ZEDΩ:>海外へのネットワークは、今後広げていかないと厳しそうだ
ZEDΩ:>海戦、空戦が防衛の第一陣になったというのは理解した
ZEDΩ:>それで僕と初対面の彼を呼んだ理由は?
Jien:>意見を聞くためだ。
Jien:>シュバルツ殿については海外の情報を尋ねるつもりだった。
Jien:>先んじての情報、感謝する
Schwarz:>感謝ならネーデルガンダムらにしろ。奴らが集めた情報だ
ZEDΩ:>それで、僕については?
Jien:>
Jien:>
Jien:>己と違う視点があると考えた
ZEDΩ:>……
ZEDΩ:>日本という国は、僕の世界でもこの世界でも、都心部に人口や都市機能が集中している
ZEDΩ:>だが、奇襲一手で崩れるような防衛線では決してない。
ZEDΩ:>だから狙うべきは、都心部にチェックをかけられる位置の制圧だ。
Jien:>東京の結界、五色不動の破壊か?
ZEDΩ:>もう少し広く、都心部の霊的磁場のバランスをまとめて破壊するまでやりたい
ZEDΩ:>要所で核を爆発させるとかね
ZEDΩ:>けど、それは人間の戦い方だ。
ZEDΩ:>潜入して、調査して、ポイントに破壊工作員を入れるような真似はセプテントリオンには出来ない。
ZEDΩ:>アイツらは、機械めいた生態をしていて臨機応変には動けない
ZEDΩ:>過信は禁物だけど、思考の優先順位は低くして良いと思っている
Jien:>ミサイルのように遠距離から核弾頭やらを撃ち込むのは真っ先に対策されているからな。必然的に潜入からの破壊が必要になるわけか
Schwarz:>セプテントリオンが機械的というのには賛同する。だが、方法論に囚われ過ぎているなよ
Schwarz:>奴らの手口を真に知るものは誰もいない。この国の巫女でもな
Schwarz:>どう壊すはこの際考える必要はない。
Schwarz:>どこを崩すか、だ
ZEDΩ:>致命傷には一歩遠いけど、思いついた
ZEDΩ:>今崩れれば致命傷になるポイントは、今だと太平洋沿岸部、海上防衛主戦場の背後だね。
ZEDΩ:>北海道や沖縄での空中戦相手、もしくは別の新手がそこを崩して背後を取れば、海上のセプテントリオンへの圧力が薄まって活きてくる。
ZEDΩ:>挟撃されても個人は生き残れるだろうけど、防衛線としては機能しなくなる。
ZEDΩ:>かなり深い所までズタズタにされるだろうね。
Jien:>それ以外は?
ZEDΩ:>発電所だとか、ヤタガラスや自衛隊が十全な防衛を敷いている部分を力押しで崩して防衛機能を麻痺させるというのもある。
ZEDΩ:>けれど、この世界の戦士たちの異常なタフさを考えればまず通らないし
ZEDΩ:>崩れた場合のダメージコントロールも作戦の中で想定されている
ZEDΩ:>だから、こっちは上からの指示があるまで無視して良い
Jien:>であれば今の急所は沿岸部の背後を突ける位置、そこに時間稼ぎがいれば良いわけだ
ZEDΩ:>それ、捨て駒の位置だよ。少数で大勢相手に時間を稼ぐ方法はあるけれど、時間を稼いだ後に生き残る方法はほとんどない。
ZEDΩ:>考え直した方がいい。
ZEDΩ:>と、言うべきなんだろうね
ZEDΩ:>僕は、キミならやれると知っている。
ZEDΩ:>けど、キミがそこまでする理由はないはずだ。
ZEDΩ:>自分の命を捨ててまで、誰かを護りたいだなんて思っているのかい?
Jien:>さして深い理由ではないぞ。言い出しっぺの法則とかその辺だ
Jien:>誇れる名のない者が他人に行動を強いるには、その背中を見せるしかあるまいよ
Jien:>ひとまず東京西部から、南にも都心にも行けるエリアに陣取っておく
Jien:>なにかあればまた
ZEDΩ:>わかった
ZEDΩ:>ジエン、それにシュバルツ・ブルーダー。気を付けて
Schwarz:>そちらもな、ATEMSの若頭
走りながらのチャットを切り上げ、脳内に地図を描く。目的地は
フェンスを乗り越え、中央線の線路上に降り立つ。
東京西部と都心を繋ぐこの路線は、毎日の通勤通学を支えている重要なインフラだ
なので当然きちんと管理されており、緊急警報と同時にすぐにシェルターへのアクセスが容易な位置での停車を行っていた。
つまり現状で使う者は皆無であり、障害物皆無の最速ランニングルートであるのだった
「己ひとり駆け付けたところで意味はない。とすればやはり人を動かさねばならんな」
最重要ポイントを口に出し思考を整理する
人手が必要になるならば、対キリギリス用世論操作で考えていた世論操作手法の一つを実行するのがよいだろう。
キリギリスの面子が動きやすい
23:名無しの駆除要員@日本防衛中
すまん、ガチで暇なんだが
24:名無しの駆除要員@日本防衛中
警報なったから爆速で着替えたけど、まだまだ出番は後なのでは? コーヒー飲んどけばよかった
25:名無しの駆除要員@日本防衛中
警報の真っ只中でのコーヒーブレイクとか気が休まらないでしょ
26:名無しの駆除要員@日本防衛中
え、警報鳴ってる中でのコーヒーって凄く美味しくない?
動き回る雑兵たちを見てると特に
27:名無しの駆除要員@日本防衛中
最悪かよコイツ
28:名無しのハンター@東京西部防衛中
>>27 己も気持ちは分かる。優越感あるよな
それはそれとして、動の提案を行いたい。
現状の主戦場が、北海道、沖縄の上空と、太平洋沿岸部であると割り出せた
そのため、激戦区以外から支援要員にできる浮き駒を作り、崩れかかった際に迅速な支援を行えるようにしておきたい。
29:名無しのハンター@東京西部防衛中
そのため、激戦区以外から支援要員にできる浮き駒を作り、崩れかかった際に迅速な支援を行えるよう浮き駒を作ることを提案する。
30:名無しの駆除要員@日本防衛中
>>29
いや、お上からの指示破ったらダメじゃね? 俺たち今政府公認の駆除業者だし
31:名無しの駆除要員@日本防衛中
即応用チームってもういるよね?
クズノハのやべー連中とかいろいろ
32:名無しの駆除要員@日本防衛中
というか、激戦区ってどうやって割り出したのさ。誰かから連絡入ったの?
33:名無しのハンター
>>31
即応チームについては、別の問題に対処している可能性が高い。勘が混じるが、襲撃が1日ズレた原因に対処しているかと
信頼のある有力者にコンタクトを取って返答がなかったのが理由だ
>>32
割り出し方法はヴァニタスやYouT⚪︎beなど、各種配信サイトでの生配信ランキングの推移からだ。30件ほど抜き出したが、視聴者数が上昇傾向にある場所がそうなっていた。
34:名無しの駆除要員@日本防衛中
30件だと、元々持ってる視聴者数が出てるだけじゃねぇの?
35:名無しの駆除要員@日本防衛中
有力者って隠すあたり凄腕なんだろうけど、普通にメッセージ気付かれてないだけでは?
36:名無しのハンター
>>34
それを否定する材料はないが、現在も伸び方と場所の傾向は変わっていない。
>>35
自動応答で「今取り込み中だから後にしろ!」(意訳)があった。
防衛に即応しているなら設定できない筈なので、殴りに行っていると判断した。
それと、現状で掲示板を見ている連中は全員内地での防衛組のはずだ。違ったら言ってくれ。
37:名無しの埼玉県民@埼玉全土防衛中
埼玉1区のバスターだよー
沖縄にいる友達にメッセしたけど返って来なかったよ
沖縄が今鉄火場だってのは本当かも
38:名無しの駆除要員@長野防衛中
こちら長野3区
札幌在住の戦闘機乗りからの返答もない。北海道が鉄火場というのは当たりかもしれん
39:名無しの駆除要員@日本防衛中
普通に通知切ってるだけじゃね?
40:名無しの駆除要員@日本防衛中
けど、俺らみたく暇ならSNSなり掲示板なり覗くだろ。フル装備で警戒続けるより、情報仕入れないとまずい盤面だろこれ
持ち場だけ守ってたら日本が壊滅したとか笑えねぇじゃん。
42:名無しのハンター@東京西部防衛中
情報感謝する。
そういうわけで、現在暇してる区画から他の区画への支援要請に即応できる者を決めた方がいいという提案だ。
50:名無しのハンター@東京西部防衛中
無論、担当エリアの防衛が最優先だがな
52:名無しの駆除要員@日本防衛中
けど、その手の救援って個人が行くもんじゃなく無いか?
53:名無しの駆除要員@日本防衛中
ひとり戦力が増えたところで攻められてやばい盤面は変わらんだろ
54:名無しのハンター@東京西部防衛中
一人増えるだけでは戦局は変わらんが、死人が出るまでの時間は遅くできる
その時間があれば、巫女殿なりが本格的な支援を投げられる筈だ
56:名無しの駆除要員@日本防衛中
筈って、保証もないそんなんのために動くのはダメでしょ。それこそ無駄に死人が出るって。
58:名無しの駆除要員@日本防衛中
こういうときのも、二次遭難っていうのか? 国語ちからクソ雑魚民だからわからん
59:名無しの駆除要員@日本防衛中
けど一部が崩れて、その流れで全体が終わるとかありそうじゃゃない?
60:名無しのハンター@東京西部防衛中
危惧してるのは、激戦区の後背を突ける位置が落ちることだ。挟み撃ちとなればどんな腕利きとはいえ死人が出る。
61:名無しの駆除要員@日本防衛中
まぁバックアタックが死ねるのはよくわかる
63:名無しの駆除要員@日本防衛中
てか、そんなこと言うならお前が動けばよくない?
64:名無しのハンター@東京西部防衛中
己の担当区域は西東京2区だったが、現在中央線を東に走って、荻窪駅付近に移動している
65:名無しのハンター@東京西部防衛中
今環状8号線との交点に到着した。動きがあるまでここで待機する
66:名無しの駆除要員@日本防衛中
もう動いてて草
68:名無しの駆除要員@日本防衛中
てか、中央線って電車動いてないじゃん
70:名無しの駆除要員@日本防衛中
あ、バイクかなんか持ち込んだのか。頭いいな
72:名無しのハンター@東京西部防衛中
いや、普通に走った。乗り物の免許を取れる年齢でない故な
73:名無しの駆除要員@日本防衛中
え、18歳未満!?
75:名無しの駆除要員@日本防衛中
原付なら16からだから、16歳以下では?
76:名無しの駆除要員@日本防衛中
待て待て待て、ガキがそんな血気盛んに動き回んなって。
他に動けるヤツなんざいくらでもいるだろが
77:名無しの駆除要員@日本防衛中
いや、一人でどんなに頑張ったって戦争の勝ち負けなんて変わらないんだから無理すんなって
79:名無しのハンター@東京西部防衛中
その通りだ。
81:名無しのハンター@東京西部防衛中
一人がどれだけ動いたとして、この規模の戦争の勝敗など変わるものかよ
82:名無しのハンター@東京西部防衛中
己は知っている。この世界の皆がどれだけ厳しい戦いを潜り抜け、どれだけ強い心を持っているのかを
84:名無しのハンター@東京西部防衛中
真っ向から戦える状況になれば、決して負けはない。
86:名無しのハンター@東京西部防衛中
だが、そういう連中を殺すには初撃で致命傷を与えればいいという事も知っているのだ
88:名無しの駆除要員@日本防衛中
だから浮き駒なのね。初撃を致命傷に広げないようにするための
89:名無しの駆除要員@日本防衛中
気合入ったガキでマジ笑うんだけど
90:名無しの駆除要員@日本防衛中
そんな無駄な責任感いっぱいで疲れない? もっと楽にしなよ
92:名無しの駆除要員@日本防衛中
無理しなさんなって、おまえさんがごちゃごちゃやらなくても皆強いから。
94:名無しのハンター@東京西部防衛中
なんかお労しく見られて閉まってるから悲しいアレをぶっちゃけるのだけど
95:名無しのハンター@東京西部防衛中
レベル上限突破したいので超ド級のピンチに突っ込みたい
96:名無しの駆除要員@日本防衛中
──おい待てよブラザー。皆のピンチに抜け駆けは無しだぜ
98:名無しの駆除要員@日本防衛中
この世界を守りたい気持ちはみんな一緒だよ! だから私がやるね!
99:名無しの駆除要員@日本防衛中
仲間のピンチにいても立っても居られなくなったので私が行きますよ
最近レベル上がるの遅くなってきたこの私が
100:名無しの駆除要員@日本防衛中
いや、普通に戦ってるだけでも上限なんざ勝手に越えられるだろこの世界なら
102:名無しのハンター@東京西部防衛中
>>100
レベル90台のボスぶち転がしても1レベも上がらない悲しさが貴様に分かるか?
104:名無しのハンター@東京西部防衛中
己より低いレベルだった友人達が全員ポンポンポンと強くなっていく中で、あんまり強さが変わってない己の悲しみが分かるのか⁉︎
106:名無しの駆除要員@日本防衛中
え、何レベなのさ
107:名無しのハンター@東京西部防衛中
>>106
今72だが、だいたい1月くらい戦い続けてレベル上昇皆無だ。
109:名無しの駆除要員@日本防衛中
もう悪魔合体でもしろよ馬鹿らしい。才能ないんだよお前
110:名無しのハンター@東京西部防衛中
>>109
悪魔の合体失敗回数37回あるぞ。人生通算でだが
112:名無しの駆除要員@日本防衛中
悪魔合体って(生き残れば)誰でも強くなれるやつなんじゃないんですの?
114:名無しの駆除要員@日本防衛中
そりゃ強くなるのに焦るわな
115:名無しの駆除要員@日本防衛中
頑張るのはいいけど、安全第一、生存第一でな
ロストしたガキを家族の所に運ぶのは後味悪いんだよ
116:名無しのハンター@東京西部防衛中
それはもちろん。生き残る自信があるから遊兵なんてやってるのだし。
118:名無しのハンター@東京西部防衛中
この世界に来てから強くなってはいないが、己は元から強いし
119:名無しの駆除要員@日本防衛中
とりあえず報告な。ウチのチームから遊兵出たわ。飛行戦車乗りだけど航空免許間に合わなかったから地べた走らせているヤツ
120:名無しの駆除要員@日本防衛中
微妙に悲しい話やめーや
121:名無しの駆除要員@日本防衛中
埼玉からは2チーム出せたよー
刑事罰とか執行猶予とか貰ってる連中だけど、足の速さとしぶとさは保証できるかな
122:名無しの駆除要員@日本防衛中
なんか、微妙に信用できなさそうな面子ばっかじゃない?
124:名無しの駆除要員@日本防衛中
社会的に信用できるヤツなら沿岸部か都心部に居るから……
125:名無しのハンター@東京西部防衛中
埼玉のほうから人が出るなら、己は少し南の方に動いておくぞ。
126:名無しの駆除要員@日本防衛中
ねぇ、ワンチャン激戦区突っ込めないか? とか考えてない?
128:名無しのハンター@東京西部防衛中
激戦区は普通に勝てる戦いをしてる筈なので、崩れたりしなければ行くつもりはないぞ
129:名無しのハンター@東京西部防衛中
弱い連中に食わせて経験積ませた方が後々楽だし
132:名無しの駆除要員@日本防衛中
SRPGの話かな?
133:名無しの駆除要員@日本防衛中
我々はお助けパラディンだった?
「これで最低限のムーブメントは作れたか?」
口に出しつつ、環状八号線を南下していく
ブルドーザーなどの重機によって、路上の車が退かされていく最中、作業の人に手を振ったり駆除員証を示したりしつつ走っていく。
避難の際には路肩に駐車するように言い含められていたが、全員が全員守れるわけでなくちらほら邪魔になっている車があった。
作業員の少ない地点では、ゴグマゴグあたりを使って自主的に退けておこう。
「予定位置到着、待機する」
「いや、この辺は問題ないぜハリキリボーイ」
「む?」
「オマエさんはもうちょい都心に寄ってくれない?バイクの関係で5分で即応できるエリア少ないんだわ」
「なるほど、小回りが効かんのか」
「そういうワケ」
眼前に映るのは、青黒い、『死』を連想させる炎を宿していると思われるバイクに乗った一人の青年。
色付きバイザーのため瞳は見えないが、シフターの類であることと、こちらを慮っているのは伝わってくる。
「己はジエン。人外ハンターだ」
「オレっちは
「おっと、TypeでMoonなラスボス系後輩とはなんも関係ないぜ。元の世界から
「こちらが言及する前から告げるあたり、相当気にしてるな?」
「言っておかねぇと『嫁キャラの名前を名乗ってる痛過ぎるヤツ』って裏で話広められてしんどいんだよマジで」
「お互い成長限界しんどそうだけど、無理せず無理して護ろうぜ」
「うむ。この世界を護るという前提は崩すつもりはない。己自身のレベリングはあくまでついでだ」
ひらひらと振られた手と共にB.B.は西進していき、己は東の方に走って位置を寄せていく。
そんなのがほか2件ほどあり、気付けば首都高の上に乗っているという予想外の状況に。フジワラとの通信圏内ではあるが、まぁまぁビビる流れっぷりだった。
警報発報から30分。指示なく柔軟かつ勝手に動く変な連中の配置はそれなりに進んだらしい。
「あとは敵のアナライズ次第か。氷結ガードキル通った後に%耐性が無ければ良いのだが」
現状の己の手札で、最新かつ最良の仲魔は『龍王アナンタLV72』
シュバルツ殿とネーデルガンダム殿と共に仕留めた『龍神アナンタLV90』との縁か、風邪を使った合体事故ガチャで生えてきた深層スキル持ち悪魔である。
宇宙と等しい大きさを持つと言われるインド神話のクソデカスケール蛇であり、世界の始まりにヴィシュヌ神とあり、世界が終わる時にもヴィシュヌ神とある。みたいな話もあったりとか。
シェーシャとも呼ばれるこのヤバい級ヘビは、どうにも己との相性がとても良い。
未だ名も知れぬ己のシフト先の悪魔と、なにか関係でもあるのだろうか?
そんなことを、少し考えていた。
あとがき!
肩こりヤバいぞ!背骨痛いぞ!変な姿勢で執筆したツケでトレートネックとかやらかしたか?と病院に行ったところ、左肩甲骨が指2本くらいズレてると言われました。
思いもしないところに原因があるってのは、人体の不思議なところですねー
・上からの指示を無視して勝手に爆走する準備を始めた人外ハンタージエンくん
キリギリス掲示板で、どのような人物が気に入られ、どのような言動であれば他者が乗ってきやすいか?について幾つかのテンプレを作っている系ハンター。
行動を伴って他者に要請をする者に、若干ダメ気味な利己性があると釣れるというのを理解している。
そのため事実であるレベル上限の話と、約1ヶ月レベル上昇がない事実を盛って話して人を誘ったというのが今回の掲示板。
現状、「レベルが高いだけで勝てる戦い」を欠片も経験していないため、レベルについてはあんまり気にしていないというダメな割り切りの結果でもある。地獄しか見てないから……
なお、