真・ミツオ転生(続)   作:銀鱗

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うぉぉぉぉぉおお今年最後の投稿ぅぅぅ


【真ボス?】負けイベの過ごし方は人それぞれ【ガソスタで仕事中さ】

「這いつくばって許しを請いなさい。貴方が望まない方法で殺すわ」

 

 

バン!と強く閉じられた本。みっちみちの隙間から吹き出す風が姿をなす

背後に現れたまだら模様の神デュオニソスが放つレーザーが俺を掠めながら周辺を薙ぎ払う。

あまりの高出力電撃がそう見せているのだろうマジ恐ろしい

 

出力の差は圧倒的、受け止められるはずがない

ならばと雷の奔流へ走り出す

消し炭の未来の1秒前、棒を地面へ突き刺す

助走によって得た運動エネルギーが棒から地面へと流れ、棒が戻る反発力を利用して身体を上昇させる

 

まごうことなき棒高跳び

 

空中に身を躍らせ距離を一気に詰める

 

近距離に持ち込みたいvs遠距離で始末したいの戦いなんだから追いかけっこルナティック

verになるのは容認しなくちゃね。分かっていてもしんどぉぉぉぉい

 

レーザーを振り上げることはできない、近距離戦に乗り遅れる

 

短棒を分離。浮かぶカードごと振り降ろし砕く

 

飛び退く体、上がる砂煙

逃げた大まかの位置に残りの槍を差し込む

先に僅かな手ごたえ

両手持ちの俺と金棒を手にしたオニキリが突っこむ

 

煙幕から突き出るように放たれたレーザーが俺を探す

 

ああそうだ俺が攻撃したからこっちの場所も筒抜けじゃん!

手ごたえ的に近い、なぜスキルを使う?

本当に近いのか?それとも───

 

その答えはすぐ目の前

青い服の女は後方、この手ごたえはペルソナ

囮にして距離を取った

 

なら問題はない。高圧電流を吐くどてっぱらにフルスイングを二つ

 

召喚者がよろめく

ペルソナに受けたダメージはフィードバックとして主に帰っていく。

そのまま追撃を試みるがそこでただでは起きないのが力を司るものクオリティ

 

吹き飛ばされる体に走る電流、それが速度と威圧感を上げ放出する

自爆まがいの放電、しかしレベル30程度の意識を飛ばすには十分な威力

属性を切り替えるのが少しでも遅かったらそのまま崩れ落ちていた

 

精神力を回復しては使い倒す自転車戦闘。

これでは満身創痍から一向に抜け出せない

ええぃ、リーフシールドなんて便利なモンないんだぞ!

体の芯が冷え、せりあがってくる吐き気を食いしばる

 

時間を与えてしまった

距離を与えてしまった

すでにレーザーを展開している

 

だが大雑把、活路がぽっかり空いている

 

ダメージが大きかったのか威力はそのままだが少々コントロールに問題アリな模様

 

振り降ろされる高出力、その密度が薄い箇所に属性剣(雷)を噛ませ潜り抜ける

 

 

 

当然出力の差でこちらが押し返されるが角度が悪い

 

押し出されるスピードが上がり目を見開いた彼女との距離が閉じていく中で上を塞ぐ圧力が消える

こちらの意図を知ったが遅い、既にスピードは乗り切っている

 

地面を強く叩き低空飛行

 

逸らしきれなかったももに靴裏が掠る

 

翻ったままに得物を突き刺し急ブレーキ、お望み通り「這いつくばった」姿のままマーガレットを見上げる

 

あっまたこめかみに青筋が

血管ビキビキ怒りマシマシなの草

レーザーの焼け跡から見るに怒りの切っ先が通った後には草も生えないネ!

人型焼きとは洒落にならんぞ

 

そんな舐めた真似をされちゃあただではすまないのが力を司るもの

さては更年期だなオメー

その手に持つ本に潰されたカードが背後に顕現する

 

ペルソナが分解され再構成

両手剣を持つ戦士ジークフリートが地面に剣を突き立てる

対応している属性は────

 

 

 

切っ先から出る火炎が地を走る

 

あっちょ待っ炎はマズイ!

 

広い、避けられない、動ける体勢でもない

納刀を済ませた大剣を蹴り上げ、その影に隠れる。遅れてきた炎がぶち当たり、表面が炙られ剝げていく。

 

しかし熱までは防げない

 

呼吸するだけで口が乾き、喉がざらつく。

 

炎耐性よりも熱をどうにかしなくてはマズい

 

支えていた籠手が氷に目盛りを合わせ、鞘の隙間から吹く冷気が円状に広がり熱さを和らげる。

 

 

 

だらだら越えてびちゃびちゃになりつつある肌に一つ、やけに冷めた汗が伝う

 

────しまった、すでに致命傷だこれ

 

炎に対して明らかな防御の体勢を取った、まともに防御なんてしたらそれに弱いですと言っているようなものだ

 

 

俺のペルソナの弱点は、火炎だ

 

 

思えば疾風、氷結、電撃と律儀に属性が別れていた

 

あれは俺の弱点を探していたのだろう

裏ボスが主人公側の行動をするんじゃあない!

 

ペルソナにおいて弱点を知られることは死とイコール

 

弱点がないやつ?

クリティカルのワンチャンor火力でゴリ押すの二択の時点で論外じゃないですかヤダー

 

さーて俺の後天的な耐性はダメージを抑えるだけ

触れた瞬間ダウンからの1moreでGAMEOVER一直線

俺契約者じゃないからイゴれるかどうかも分かんねぇや、はは

 

確信に変わったのだろう、俺を包む炎がが火力を上げる

 

押し返される境界線がそのままタイムリミット

意識が奥歯にすり潰される

脱出、いやそれ以上の成果でやっと互角

 

 

そして地獄のような光景の先にバラララと本をリロードしながらフワーッ!するおねぇたまとうっすら見える白い閣下がいるわけですが

 

マジかよP4U2版じゃん

 

ダウン取られたら1moreどころか即死 

さっきまで命だったものが辺り一面に転がる

 

 

実にゲームどおりだ

 

落ち着いて両手に持つ武器を接続し直し一つの棒に戻す

 

 

戦闘描写、スケールは派手だがやっていることは何も変わらない

 

力を司るものといえどシステムからは逃れなかったという事か

いや、ゲームを進行し、高難易度を任されるからこそゲームシステムそのものと言っても過言ではない

 

極度の緊張、炎に奪われる酸素、狭まる安全地帯

 

 

しかし本当に暑い。思わず目に入りかけた汗を拭う。熱い。

 

熱い?暑いの間違いではなく?熱い、熱い熱い痛いっ!?

 

手、手が!手が痛い!俺は確かに氷のフィールドに、

 

手、ペルソナの手!今どこにある?

 

 

顔を挙げる。律儀に鞘を支え続ける籠手は、僅かに効果範囲外で

 

 

「ぐぁぁぁっっ!」

 

気づいた途端、ひっこめた。ひっこめてしまった。

消え去る安全地帯

思わぬタイミングのタイムリミット

一拍遅れて始まる侵攻

 

焦りを捨て去るキックは鞘に

 

回る柄をまだ痛む手に

 

使うべき属性を踏み選ぶ

 

合わせる目盛りは「万」

 

氷結のフィールドに阻まれていた炎が今度は圧力に阻まれる

 

棒を頭上に掲げぶん回すことでほとばしる力に指向性を与える

漏れ出す純粋な力を吸い上げ練り上げられていく

 

圧縮、圧縮、空(元)気を圧縮ゥ!

 

集積した力は球状に存在を騒がしく主張する

 

 

この期に及んでの力比べ、これに乗るのは馬鹿ぐらいだろう

だが誘ったのはあちらである

そも、煽ったのはこちらなのだが

ともあれ最大限に利用させてもらうとしよう

 

 

沙汰を下すように腕を降ろし、純白

追い縋るかのようにを腕を挙げ、銀

 

明けの明星とプラズマが最短距離でぶつかり合う

 

 

質量をもったもの同士がぶつかる

 

その結果は大体決まっている

より大きい方が小さい方を弾くか、飲み込むかだ

 

俺と彼女の場合、前者だったというだけだ

 

 

 

ざり

 

摩擦音を上げ

 

名残惜しそうに肌をすり合わせながら、道を明け渡した

 

 

だから、俺は

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

飲み込まれる

 

その表現に倣うように青年は白い光の下に消えていった

 

 

ついでとばかりに起きた爆発は彼の遊び心なのか

それを聞く機会はもうないのだけれど

 

ふぅと息をつく。…息をついた。思ったよりストレスだったようだ

戦闘で疲れるなんていつぶりかしら

 

こんな敵は初めてだった。そうよ盤外戦術なんて外道よ外道

純粋なブラフや不意打ちは経験している。瞼の裏に妹や弟との模擬戦闘が蘇る。

 

姉上、戦闘という言葉はある程度実力が拮抗してるときに使うらしいですよ

じゃあ(殺)試合よ。

ちょ、試合の前。その不穏な間はなんですか

うるさいわね殺すわよ。

言い切りましたよこの姉上!

 

敗者の恨み言こそ勝者への最大の称賛である 

そういった点では奴の断末魔の叫びを聞けなかったのは勿体ない

 

 

そういった点ではふよふよ浮いたままの玉がそうなのだろうか

 

いや死んだ後にできるものはお墓…

日本での形式は灰色で四角だと記憶している。

目の前には白くて丸いもの。少し違うけど地域差?というものなのだろう

お墓には文字を掘るものよね。「あべし」と書きましょう。

 

視線を向けながら物思いにふける

その態度には余裕と共に称賛も混じっていた

レベルの違いが戦力の決定的差ではないことは知っているが自分に追いすがったのは事実、更には最大火力にまで抗ってみせたのだ

 

その返しが天然っぽい所は…まぁ、その。文化の違いってやつかなぁ…

 

 

勝利の象徴と感じていた物体に異変生じる

 

僅かに光量が上がった。しかし力が増したわけではない

久保美津雄は全力を注いだ。だからこそ今以上に力を増すことはない

 

ならば考えられる他の要因は?

周りが暗くなった?この世界には太陽も月もない。陰ることもなければ照ることもない

 

彼女の瞳が球を捉える。

鏡合わせのように映る瞳の奥には、倒した筈の男が影を落としていた

 

 

 


 

 

 

なんで生きてるんだろうね俺

 

やったことはシンプル。

抜刀である。「万」状態の、という但し書きがつくが

 

かなりのエネルギーを吸ったとはいえさすがはメギド系

人一人を空までぶっ飛ばせるとは。

体力を犠牲にする高コスト切り返し技に使えるだろうか

別名自爆ともいう

二度、いや三度と使うかこんな技!

 

 

上空から球体越しに見下ろす。あの動きからして迎撃だろう

 

だが遅い。今は複雑なスキルも準備もいらない

 

 

得物を球体に突き刺す。

形状を維持するためだけに費やされていたエネルギーが流れ込み必殺の一撃と化す

 

『超プラズマバースト』

 

俺にできる最高速が地面へと轢き潰す

 

それでも転んでもただは起きないのは力を司るものの矜持

 

押し倒されたまま手を伸ばしてくる。ここまでして逆転は勘弁

一部を分離し振り払う

 

それが本当の狙いだった

 

もう一方の手で首を掴み「ちょ」

強引に入れ替え「ま」

 

地面へ──やっべぇ自分の技で死ぬぅ!

 

なんとかしないと、その一念が通ったか異常に気付けた

 

左手、掴んでいる棒がダイヤルのような何かを表示している

具体的には俺のペルソナの持つ鞘に刻まれている文字

 

握りこぶしに浮かぶ属性方位磁石、目盛りと思われる棒を「氷」に合わせる

 

 

左手から体をびっしりと氷が生えていく

胸まで迫ったそれは掴む手からマーガレットまで伝わり俺ごと拘束する。寒い

 

 

 >久保美津雄は、自分のスキルに何かを起こそうとしている……

 

 

これからどーすっべとツルツル滑ってたら壁に激突した。痛い

 

 

 >やらせてみますか? ▶はい いいえ

 

 

おごぉぉぉ…変なとこ入ったぁ…と顔を上げるとお怒りのレディ。怖いダス

 

 

 >久保美津雄は、一瞬のひらめきで

 

 

シームレスに無言の首締め。グエー死ぬンゴ

 

 

 >マハムドを

 

 

殺意に燃える瞳が、俺とかち合う

 

 

 >『ペトラアイ』に変えた!

 

 

 

ふっ、と首への力が抜ける。

だらんと手が下がり、膝から崩れ落ちる。

 

ペトラアイ、敵単体を石化させる呪殺系のスキル

俺そんなスキル持ってないよな?

というかここメガテンじゃなくてペルソナやぞ

石化解除できるアイテムって何だっけ?

 

 

ねぇ俺今裏ボス倒したんだけどさァ!

 

こーいうご都合勝利的なものじゃなくてもっとこう難しいのをさァ!!

 

つまり何が言いたいかっていうと解釈違いだぁ!!!

 

 

 

「おめでとう、と言っておきましょう」

 

キェアアアアアアアアアアシャベッタアアアアアアアアアアア

 

頭に手を当てながらのっそりと起き上がる眠れる力の美女

もうちょいぐっすりしててもいいのよ(震え声)

 

「うるさいわね、寝起きに高音を当てないで頂戴」

「死んだら困るけど生きてても台無しだぞテメー!」

「見くびらないで、大技1つもらったぐらいで即死するほどやわじゃないわ」

 

すげー納得

 

「え、じゃさっきの手ごたえは」

 

「私に掛かっていた暗示でしょうね」

 

「暗示」

 

「思えばここに来るまでの記憶が曖昧ね、偵察兼下見が主から下された命令なのに殲滅する必要性がありませんもの」

 

「枕詞に強行の字がつきませんこれ?」

 

「『主の命』と『趣味』両方を満たすことがいい女というものでしょう?」

 

楽し気な笑顔に肩をすくめて苦笑で返す

峰不二子枠でも狙ってるのかなこの人

 

「啖呵を切れるだけの度胸、強敵相手に一矢報いる程度はある実力、素晴らしい素質ですわ」

「嫌味か貴様」

「正当な評価よ、そして条件でもある」

 

「契約をしましょう」

 

「あいにくと愚者のカードは持ってないぜ」

 

「必要ないわ。ベルベットルームのお手伝い、あなたが知る言葉で言うところの雇用契約よ。あなた、バイトに興味ない?」

 

「内容次第ですとしか言いようがない。というか」

 

 

別のところに移動しません?ここ異世界なんですけど

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