音速の妹のヒーローアカデミア   作:えきねこ

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忘れられるわけがない
あなたが置いて行ったもの総てが輝かしい


あなたに託された全てを叶えることだけが
たった一つ残された、か細く眩い道標


I'll take all that you left

 小休止を挟んで、今まさに始まろうとしているのは雄英体育祭一年の部、その決勝戦。

 

 アンジェラ・フーディルハインと爆豪勝己の直接対決である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 爆豪は、今自身の目の前に立つ少女に、かつて目の前で失われた幼馴染を重ねていた。理由はわからない。目の前の少女は、爆豪の幼馴染とは似ても似つかない容姿や性格であるし、幼馴染と違ってちゃんと“個性”を持っている。そして、幼馴染とは比べ物にならないほどに強い。

 

 しかし、その長く美しい空色の髪を結わう、黒いほつれたリボン。その存在を、無視することなどできなかった。

 

 かつての幼馴染にあげた、一対のリボン。あの日、幼馴染が目の前で失われたあの日から、その片割れは肌身離さず持ち続けていた。

 

 オールマイトをも超えるヒーローになれば、その片割れの持ち主の、かつての幼馴染の分も夢を叶えられると思った。それが、自分が彼女にできる最後の奉公だと、信じて疑わなかった。

 

 

 

 

 

 

 しかし、片割れのリボンを持つ少女は、今こうして目の前に立っている。ずっと心の支えにしてきたそれを、爆豪が見間違えることなんて、あるはずがない。

 

 それが、本当に幼馴染の少女なのか、幼馴染の少女にそれを託された別人なのか、はたまた偶然それを手に入れた全く関係ない人物であるのかは分からない。

 

 戦闘訓練のときは、その前日にその存在を知ったことも相まって大したことを聞くこともできなかった。

 

 だが、彼女から、アンジェラ・フーディルハインを名乗る少女から何かを聞き出すことができれば、少なくとも幼馴染の少女に繋がる何かを知ることができるのではないか。

 

 爆豪は、完膚なきまでの一番になること以上に、その想いを抱えて、今ここに立っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『雄英体育祭もいよいよラストバトル! 一年の頂点が、この一戦で決まる! いわゆる、あ、決勝戦! 

 

 ヒーロー科、アンジェラ・フーディルハイン! 

 VS

 ヒーロー科、爆豪勝己!』

 

 会場が、これ以上とないほどに沸き立つ。戦いが始まる直前、爆豪は軽くストレッチをしているアンジェラに語りかけた。

 

「なぁ、お前……本当の本当に何も知らないのか? そのリボンについて。本当の持ち主が、誰なのかも」

「マジで何も知らない。いつから持ってたとかも、何も。

 

 ……ってか、前にもお前リボンについて聞いてきたよな。何でそんなこと知りたいんだ?」

 

 アンジェラの疑問は当然のものだ。アンジェラと爆豪に接点などなかった。戦闘訓練のときは、リボンと目が爆豪の知る誰かに似ている、ただそれだけの理由で喧嘩をふっかけられたようなものだった。

 

「……そうかよ、なら」

『スタート!!』

「殴りゃ何か思い出すか!?」

 

 スタートの合図と同時に、爆豪は爆発による跳躍を行う。そのスピードは飯田のレシプロバーストの速力に匹敵するほどで、普通の高校生なら反応することも難しい。その勢いのまま、爆豪は右腕を大きく振りかぶった。

 

 だが、アンジェラはいともたやすくそれを躱す。身体を捻った、最小限の動きで爆豪の腕の進行方向から逃れると、お返しとばかりにサマーソルトキックを腹部に打ち込んだ。

 

「かはっ……!」

 

 しっかり、アンジェラの動きを見ていたはずなのに、爆豪は反応することすらできなかった。やはり、動作の一つ一つがとんでもなく速い。爆豪の認識のはるか先、そのスピードをアンジェラは会得している。

 

 爆豪はサマーソルトキックの衝撃で場外まで吹き飛ばされかけるが、爆発の反動でそれを回避する。

 

「ならっ……!」

 

 爆豪はアンジェラに再び接近し、特大の爆発を放った。爆煙と閃光で、アンジェラの目を潰そうとしたのだ。そのまま爆発による跳躍でアンジェラの裏をかこうとする。

 

 そして、一撃入れようと大きく右腕を振りかぶって爆発を放った。

 

 

 

 だが。

 

 

 

 

 

「甘いな」

「……!?」

 

 爆豪の目の前に手を突き出しているアンジェラは、全くの無傷であった。その手からは、水色の障壁のようなもの……防護魔法の守りの意思(ディフェソート)が展開されている。アンジェラは爆豪の爆発を、守りの意思(ディフェソート)で防いだのだ。

 

「っち、そんなもん、壊してやる!」

 

 守りの意思(ディフェソート)に爆発を打ち込む爆豪だったが、それが壊れる気配は一向にない。エッグマンのロボットの銃撃を受けても傷ひとつつかないほどの強度を誇る守りの意思(ディフェソート)は、爆豪の爆発でどうにかできるものではなかった。

 

 守りの意思(ディフェソート)をいくら攻撃しても無駄だと悟った爆豪は、一度体制を立て直そうと再び爆発による跳躍を行おうとする。

 

 しかし、それをむざむざと見逃すアンジェラではない。守りの意思(ディフェソート)を展開していない方の手に魔法陣を展開し、爆豪に突き出した。

 

逆行する水面(コーラルレイン)

 

 その手から水の塊が放たれる。爆発の反動を利用してそれを回避した爆豪だったが、アンジェラの猛攻は止まらない。

 

逆行する六連水星(コーラルレイン・プレアデス)

 

 アンジェラの周囲に6つの魔法陣が現れる。その一つ一つから、水の塊が爆豪をめがけて放たれた。爆豪は直線的な動きの水の塊を爆発で回避する。

 

「はっ、攻め方が大雑把になってきてんじゃねぇか!?」

 

 そんな煽りをかましつつ、爆豪はアンジェラへ最大火力の爆発を仕掛ける。上空からの落下の勢いと回転も加わったそれは、まさしく人間手榴弾。

 

「榴弾砲、着弾!!」

 

 アンジェラはニヤリ、と笑みを浮かべる。

 

 ステージに、轟音が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なっ!?」

 

 爆豪が気付いたときには、既にアンジェラはその場に居なかった。

 

「あいつ、どこへ……ッ!?」

 

 アンジェラを探していた爆豪の背後から、勢いよく水の塊が襲いかかってくる。爆豪の間近でボカン! と連続で破裂した6つの水の塊は、爆豪の全身をびしょびしょに濡らしてしまった。肉体へのダメージこそないものの、爆豪はあることに気付く。

 

「……!! あいつ、俺の“個性”が汗だって気付いて……!」

 

 そう、爆豪の“個性”は汗腺からニトログリセリンのような物質を出して爆発させる。つまり、汗を爆発させているので、汗がなければ使えないのだ。加えて、肝心の汗腺も水で湿り切ってしまっているので、汗を追加で出すことができてもこれでは爆発させられない。

 

「……誘導、された……?」

「ご明察」

 

 爆豪の背後から聞こえてくる、心底楽しそうな声。そちらを向くと、ガントレットに変形させたソルフェジオを纏ったアンジェラが、クスクスと笑いながら歩みを進めてきていた。

 

「時間経過で調子を上げる、身体から爆発を発生させる。このことからひょっとしたら、爆豪の“個性”は汗由来のもんなんじゃないかと思ってな。

 

 ……その様子からして、正解だったみたいだな。

 

 ま、半ば賭けみたいなもんだけど、身体から爆発を起こすんならどの道濡らしちゃえば爆発は使いにくくなる。オレの試合見てたんなら、魔法陣から出したものに性質を付与できる(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)可能性くらいは考慮しとくんだったな」

「……! まさか、あの水の塊は、追尾してきて……!?」

「Exactly!」

 

 そう、アンジェラがあの時放った逆行する水面(コーラルレイン)は追尾式のもの。ついでに、ターゲットにぶつかった瞬間に爆発するようにもしておいたのだ。

 

「ただ狙っただけのやつだと、お前相手じゃ避けられる可能性が高いからな。それならと、追尾式にして最初の軌道を直線的にすれば、引っ掛かってくれると思ったんだ」

 

 アンジェラはそう言いながら爆豪に思いっきり右ストレートをかます。あまりに速いその拳に、爆豪は反応することができずにモロにその一撃を喰らった。

 

「かはっ……!」

『フーディルハイン、その圧倒的なスピードで爆豪を反応させない! 追尾式の水の塊といい、爆豪の爆発にびくともしない障壁といい……いくらなんでも強すぎねえか? 爆豪もかなり強いはずだが……』

『爆豪は“個性”を抜きにしても天才肌で、様々な能力が同年代の水準を軽く凌駕しているが……フーディルハインはそれを遥かに上回るほどの戦闘センスを持っている。“個性”の応用力や身体能力もそうだが、何よりも立ち止まる時間が異様に短い』

 

 アンジェラは未だ場外に出ていない爆豪に連続で拳や蹴りを打ち込む。“個性”を封じられた爆豪は格闘でそれに対応しようとするが、一撃一撃があまりにも速く正確無比で、反応することすらままならない。

 

(速い……だけじゃねえ……! 一発一発に迷いがない、見えても、付け入る隙が見つからねえ……!)

 

 人並み外れた戦闘センスを持つ爆豪とはいえ、アンジェラの経験に裏打ちされた正確で意識することすらままならないほどに速い打撃をいなすことはできず、ダメージが蓄積されてゆく。

 

「っ……!」

 

 強烈なサマーソルトキックで地面に伏した爆豪に、アンジェラは問いかける。

 

「爆豪、お前の言うこのリボンの持ち主って誰なんだ?」

「……何で、んなことを……!」

「いや、ひょっとしたら本当にオレが忘れてたり、共通点を見つけ出せてないだけで、名前かなにか聞いたら思い出すんじゃないかって」

「お前……疑ってたんじゃ……?」

「いや、そんなこたぁ一言も言ってないと思うけど」

 

 アンジェラの言葉は心からのもの。爆豪からの因縁の付けられ方に疑問を覚えはしたものの、爆豪の言うリボンの持ち主の存在を疑ったことはなかった。

 

 爆豪は藁にもすがる想いで、消え入りそうな、アンジェラにしか聞こえない声で口を開き紡ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……緑谷、出久」

 

 彼が語ったのは、幼馴染の名前。目の前で失われてから、片時も忘れたことのないその名前は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………悪い。本当に覚えがない」

 

 しかし、アンジェラの記憶にはないものであった。

 

 アンジェラは本当に申し訳無さそうな顔で言う。

 

「力になれなくて悪いな……」

「……いいんだ。戦闘訓練の時にタイマン張って、多分違うなとは思ってた。

 ……ははっ……無駄足でしか、なかったってか……」

 

 爆豪は自嘲気味に笑う。唯一見えていたと思った道標は今潰えた。目の前に立つのは幼馴染の少女とは何ら関係のない、ただその目に幼馴染の少女の面影が見える少女でしかない。

 

 

 

 

 

 だが。

 

 

 

 

「だったら、俺はお前に勝つ……フーディルハイン(・・・・・・・・)!! あいつの分も、夢を叶えるために!!」

「……!」

 

 爆豪の瞳に強い闘志が宿る。今まで一度たりとも呼ぶことのなかった名前を呼ばれ、アンジェラは楽しげな笑みを浮かべ、静かに両手のリミッターを一段階解除させる。瞬間、立ち昇る空色の魔力光。轟戦で観客席越しに一度見たとはいえ、間近で解放された力と、そこから生じる威圧感に、爆豪は武者震いした。

 

 

「ああ、だったら、出せるだけで相手してやるさ!」

「!!」

 

 アンジェラが挑発的な笑みを浮かべたかと思うと、爆豪の視界から消え失せた。何処に行ったのかと爆豪が周囲を見渡していたのも束の間、爆豪は横っ腹に重々しい音速の拳を撃ち込まれた。

 

「かはっ……!?」

 

 鈍い音が鳴る。アンジェラの拳の勢いのまま、爆豪は場外手前までふっ飛ばされた。なんとか立ち上がる爆豪は、先程までのダメージも蓄積されておりすでに満身創痍だ。

 

 一方のアンジェラも、短時間に2回もリミッターを解除したことは流石に無茶だったのか、ズキン、ズキン、と頭に痛みが走る。若干吐気も感じていたが、アンジェラは痛みと吐気には気付かないフリをした。

 

 アンジェラは手を突き出し、口を開く。

 

「爆豪、水も大分乾いてきただろ……本気の一撃、見せてみろよ!」

「……っ、言われなくてもやってやらァ!!」

 

 爆豪は掌をアンジェラに向ける。今だ水は完全には乾いておらず、自身の最大威力の爆撃は不可能。

 

 しかし、今持てる全力で、目の前の壁に挑む。

 

 爆豪は濡れる前よりは勢いの落ちる爆発で上空へ。そのまま回転をつけて、自身の今出せる全力の爆撃を、

 

 アンジェラはワン・フォー・オールのエネルギーを外に引き出し、解放した魔力と組み合わせて特大の砲撃を、

 

 それぞれ、放った。

 

「カオス、ブラストッッ!!」

「榴弾砲、着弾!!」

 

 

 

 

 

 

 

 空色の砲撃と、オレンジの爆炎が激突する。衝撃波は観覧席はおろかその上空まで届いている。その規模は、二回戦第一試合のアンジェラと轟の最後の激突以上のものであった。黒い煙もステージ上に充満している。

 

 煙が晴れ、ステージ……だったものの上に立っていたのは、アンジェラであった。

 

 爆豪はステージの外の壁に激突し、気を失っている。それを見たミッドナイト先生が、ジャッジを下した。

 

「……爆豪君、場外! よって、フーディルハインさんの勝ち!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雄英体育祭一年の部、全日程が終了した。これより執り行われるは表彰式だ。生徒たちの後方にはマスコミのカメラが大量に。前方から3つの台がせり上がってきて、それぞれに入賞者が立っている。

 

 本来であれば、3位の台には常闇の他に飯田が立っている。しかし、彼は兄、インゲニウムが敵に襲撃され、その容態の確認のために早退している。一位の台に立っているアンジェラは心の中でそっと、インゲニウムの無事を祈った。

 

 メディア意識なポーズで飯田のことを説明したミッドナイト先生が司会進行役である。ミッドナイト先生は軽くテンションを上げて言った。

 

「それではメダル授与よ! 今年メダルを贈呈するのはもちろんこの人!」

 

 ミッドナイト先生の言葉と共に、会場の屋上からオールマイトが現れ、会場が沸き立つ。オールマイトはそのままグラウンドに向かって飛び降りた。

 

「私がメダルを持って、「我らがヒーロー、オールマイト──!!」来たァ!!」

 

 オールマイトとミッドナイト先生の台詞がものの見事に被り、会場に爽やかな笑いを産んだ。ミッドナイト先生は「被った……!」と平謝りしている。

 

 気を取り直して、3位の常闇からオールマイトによるメダルの授与が行われる。オールマイトは常闇の首に銅メダルをかけた。

 

「常闇少年、おめでとう! 君は強いな!」

「勿体ないお言葉……」

「だが、相性差を覆すには、“個性”に頼り切りじゃ駄目だ。もっと自力を鍛えれば、取れる択が増すだろう!」

「……御意」

 

 常闇は受け取った銅メダルを手に、決意を新たに呟いた。

 

 次にメダルが贈呈されるのは2位の爆豪だ。爆豪は悔しそうな目をしている。

 

「爆豪少年、おめでとう」

「……フーディルハインに、手も足も出なかった。全く、届きすらしなかった」

「それでも、諦めず立ち上がった君の不屈の心は素晴らしい。その心を、大切にしたまえ。このメダルはフーディルハイン少女に勝てた時にでも処分するといい。それまでは、自分の傷として大切に持っておくんだ」

「……ああ、フーディルハインに勝てたら粉々に砕いてやるよ!」

「いや、せめて売ろう? 結構なお小遣いになるよ?」

 

 若干漫才じみたやり取りが行われ、会場に笑いが生まれた。

 

「さて、フーディルハイン少女! 選手宣誓の伏線回収、おめでとう!」

「ありがとうございます」

「うむ、君の強さや魅力は多くの人々が認めているだろう。

 

 ……轟少年戦の言葉については、深くは聞くまい。だけど、辛くなったら誰かに相談するんだよ? 君は完璧に見えるが、どことなく不安定にも見えるからね」

「……はい」

 

 アンジェラは若干渋い顔をしながらもオールマイトにかけられた金メダルを撫でた。

 

「さあ! 今回の勝者は彼らだった! しかし皆さん、この場の誰にでも、ここに立つ可能性はあった! 

 競い、高め合い! 更に先へと登っていくその姿! 

 次代のヒーローは、確実にその芽を伸ばしている! 

 

 それでは皆さん、ご唱和ください!」

 

 オールマイトの言葉に、この場に居る誰もがあの言葉(・・・・)だろうと口を開く。

 

『プルス……』

「お疲れ様でしたぁぁぁぁ!!!」

「…………え?」

 

 オールマイト、ここでまさかの天然炸裂。会場中からブーイングの嵐を浴びることとなったとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おつかれ。っつーことで、明日明後日は休校だ。体育祭を観戦したプロヒーローから指名などもあるだろうが、それはこっちで纏めて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかりと休んでおけ」

 

 ホームルームのあと、アンジェラは休日をどう過ごそうか考えながら帰路についた。

 













(しるべ)は零れ落ちてゆく
届かないのだと思い知る
夢の代償は
釣り合ってはいない




夜明けの明星は天高く煌めく
二度と届かぬと示すかのように




一度離せばもう遅い
どれだけ辛くとも
決して引き返しはしない
願いを叶えるため、抗うために


本当は気が付いていた
届かないことなど
歩みを止めてしまえば
もう目の前すらも見えやしない




触れることすら叶わない


夢見鳥は彼方へと




あなたの夢、憧れも
幻じゃないと
託されたものがあったなら
いつまで抗い、戦える


幻夢が呪いを手向けても
この(ソウル)尽きたとて
あなたを待ち続ける
あの日々を、決して忘れはしない




輝かしい、あの日々を


枯れ果てた終の幕が閉じるまで
絶望も、輪廻も、終わらない

















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