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「この度は、ネット小説投稿・閲覧サイト『ハーメルン』に投稿されている数ある小説の内の一つ、プロジェクトセカイを原作とした人間シリーズのクロスオーバー小説『朝比奈まふゆの人間欠損』を閲覧していただき、誠にありがとうございます。今回は小説でありながら副音声の様な、もとい後書きならぬ副書きの様な形ではありますが、見ていただけたら幸いです。申し遅れました、私は今作品の主人公兼進行役をやっています、プロジェクトセカイに登場するキャラクターの一人であり『25時、ナイトコードで。』のセカイの創造主、そしてもう一人の主人公である朝比奈俊希の妹を不満げながら演じている女子高生、朝比奈まふゆと申します。きらん☆」
「きらん☆、じゃねぇよ。エイプリルフールはもうとっくに過ぎてんだよ、17日も過ぎてんだよ。今更申し訳程度のダークネス・スマイルまふゆ要素出しても意味ねぇよ、つか伝わらねぇよ」
「向こうがエイプリルフールを過ぎていたとしても、作品の中なら時代なんて自由なんだよ、兄さん。自由自在であり変幻自在なんだよ」
「いつも以上にメタが目立つぞ、まふゆちゃん。まぁ、音声がつく訳でもないのにわざわざ上手くもない文章を使って副音声じみた会話している時点で、自由っていう部分には同意するがな。自由は自由でも奔放な方の自由だが」
「兄さん、声優さん居ないからね。欠陥製品さんには居るのに」
「やかましいわ。いやいや、まだ分からねぇぜ? 『クビキリサイクル』が放送されてから8年ぐらい経ってんだぜ? 『美少年探偵団』だってアニメ化されたに加えて物語シリーズのオフ&モンスターシーズンの制作だって決定した、こうなると残るはもうあるだろ、クビシメロマンチストのアニメ化」
「でも請負人さんはクビシメロマンチスト辺りは制作されないみたいな事言ってたよね」
「あの自由と野蛮を煮詰めた最強が言う事なんざ信用ならねぇよ。いや信用したくねぇんだよ」
「昔の兄さんみたいに?」
「おいおい止めろよ、まふゆちゃん。まるで昔の俺が常識という型に囚われていなかった非常識で野蛮な人間だと言わんばかりの言い草だぜ」
「殺人鬼に常識を語られても、説得力は皆無だと思うけどね。実際、昔の兄さんは自由自在であり自由奔放だったって聞いたよ。全身刃物にして全身凶器、まるで死刑囚みたい」
「人殺しって部分じゃ似たより寄ったりだが、俺と彼奴が度合いがちげぇよ。確かに俺は全身刃物にして全身凶器を体現した様な装いをしてはいたが、体に刃物まで埋め込んだりはしてねぇよ」
「刃物まで、って事は爆弾は埋め込んでるの? 小柄な兄さんだと自分が吹っ飛びそうだと思うけど」
「うるせぇよ! つか非効率的だし似合わねぇよ。暴力の世界じゃ銃火器を使う奴なんざ殆ど居ねぇんだぜ?」
「そうなんだ。でも、確か兄さんの家族に、家族ならぬ家賊に銃を使う人居たよね。確か、零崎悪識とかいう」
「あー、そういや居たな。そんな
「ゲームであって遊びじゃないゲームのライフルから取ったらしいね。遊び感覚で人を殺す鬼に名付けるには、十分と言うか何と言うか」
「遊び感覚で殺してねぇよ。遊び感覚すら覚えてねぇんだよ」
「流石は殺人鬼。そういえば気付いたんだけど、感覚を感じるって言葉が意味の重複って話しを請負人の人が言ってたよね?」
「そういやしてたな。初恋か純愛だかの話しだったか?」
「使い方としては感覚を覚えるの方が正しいみたいな事も言っていたけれど、これも漢字だけを見ると重複してるよね。感『覚』を『覚』える」
「頭痛が痛いとかそういった重複とは、別のベクトルでの重複だな」
「重複してる言葉って思っている以上に多いよね。そもそも重複という漢字もまた意味としては重複していると言っても過言ではない気がするけど」
「んな事を言い出したらキリねぇぜ、まふゆちゃん。日本語ってのもは難しいんだよ、ややこしいんだよ。英語と違って、一つの単語に一つの意味しかない訳じゃないからな」
「有名なのは『あなた』だね。あなたという一つの言葉に様々な想いが込められているとして外国人は感動したらしいよ」
「その程度の事で感動出来るんだから心が広いねぇ、外国人」
「単に兄さんの心が無いだけな気もするけどね」
「心を無くすなよ、せめて狭くあれよ。心も器もあるっつーの、勝手に消してんじゃねぇよ」
「以上、オープニングでした」