艦娘海軍特務監査部   作:屋根裏散歩

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研修………②

午前中の拳銃射撃訓練と取り扱い講習が終わり、昼となった。

 

「課長、お昼にしましょう」

 

大淀と青葉が誘って来た。

 

「そうだな」

 

俺は大淀達の誘いを受けると一緒に食堂へと向かった。

 

「午後の講習から部長も一緒ですね」

 

俺は午前中の講習はサポートに徹していたから、昼から参加となっていたのだ、

 

「そうだな、確か昼イチの講義は捜査に関することだったな」

 

俺達は食堂に入り食券を買うとカウンターの列に並び、それぞに料理を取ると手早く昼食を終わらせた。  

 

「さて、講義は13時からだからあと30分程あるな」

 

俺はあてがわれた部屋でごろりと横になり休むことにした、

 

「ん、時間か………」

 

俺はスマホのアラームで目を覚ました。

 

「行くか」

 

俺は部屋を出ると講義が行われる教室へと向かった。

 

「よう、休めたか?」

 

俺は先に教室に来ていた明石に声を掛けると、隣に座った。

 

「それなりにね」

 

等と会話をしていると、

 

「それでは午後の講義を始めます」

 

そう言って朝霧ともう一人の人物がやってきた。

 

「講義を補助する高浪です」

 

その女性は挨拶をした、

 

「では皆さんに質問です、鎮守府に於ける不正とは?」

 

朝霧が問いかけた。

 

「そうだな、先ずは金そして人、物といったところか」

 

俺が答えると、

 

「山並課長正解です、では具体的にそれがどのようなものか、大淀さん」

 

朝霧は大淀に次の解答を求めた。

 

「物でいきます、この場合の物とは各種資材を指し、横流しや不正売買て得た金銭を指すかと…」

 

大淀がそう答えると、

 

「はいそうですね、次はそうですね明石さん答えてください」

「はい、では人で………この場合の人は艦娘を指し、此方も不正売買を指すかと」

 

明石が答えると、

 

「そうですね、この人に関してが一番の厄介な不正となります、何故なら通称ドロップ艦娘と云われる邂逅艦娘は遭遇した艦娘と其処の責任者しか知り得ません、艦娘の口を何らかの行為によって封じれば一番発覚しにくい事例となります、そしてこれらの行為によって得られた金銭若しくは直接何らかの見返りを求めた第三者より得た金銭が最後のお金を指します」

 

高浪がパソコンを操作しプロジェクターに資料を映していた、俺達はそれを必死にノートに書き写していた。

 

「皆さんのお仕事は、これは不正を暴き出すことです、失敗は許されないのです………其処を肝に命じてください」

 

その後も実際に押収された不正帳簿を教材に不正の見抜き方や、邂逅艦娘についての講義を実際の摘発時の映像等を見ながら進んでいった。

 

「終わったー」

 

一週間後、研修も全て終わり俺達はオフィスへと戻るバスの車内で、

 

「皆いいか、それでは来週の月曜より俺達は業務を開始する、気を引き締めて教務に当たって欲しい以上だ」

「はい」

 

艦娘海軍特務監査部第九課が正式始動した瞬間だった。

 

 

 

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