IF もしも、Dollsが敵だったら…   作:やさぐれショウ

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Orphnoch

突如としてアマゾンδとDollsの前に姿を現した少年『木場 一海』は…馬の特質を備えた怪人『ホースオルフェノク』へと姿を変えた。

 

 

ホースO「俺の大切な友達に、武器を向けるな!!」

 

 

ホースオルフェノクは声を荒げると、Dollsに向けて構えを取る。

 

ヤマダ「んじゃ、容赦ナシっつーことで!!」

 

ヤマダがハンマーを振りかざして襲い掛かるが…

 

レイナ「ヤマダ、待って!!」

 

ホースO「ッ!!」ドゴォッ!!

 

ホースオルフェノクはハイキックを繰り出し、ヤマダを返り討ちにした。

 

ヤマダ「がはっ…いってぇ……」

 

アヤ「ヤマダ、大丈夫!?」

 

ヤマダ「ヘーキっす…あの怪物、中々厄介なエネミーかもしんないっすねぇ……」

 

Dollsの中でも高い戦闘力を持つヤマダを軽々と吹っ飛ばしたホースオルフェノク。アマゾンδの隣に立つと、銀色の魔剣と盾を召喚する。

 

ホースO「なぁ、教えてくれよ…翔が貴女達に何をしたって言うんだ?」

 

レイナ「アマゾンライダーは人喰いの怪物であることが解ったの。だから、人を喰らう前に始末するのよ。」

 

ホースO「まだ人を喰ってねぇだろ!?」

 

アヤ「今はね…けど、いずれは喰らうかもしれないじゃない。」

 

ホースO「いやいや、だからと言って…何でだよ、何で信じることができねぇんだよ……例え人喰いだろうが関係無い、翔はなぁ…罪のねぇ奴を守って来たんだぞ?なのに、何で始末されなきゃならねぇんだよ…おかしいだろ!!」

 

アマゾンδを…翔を始末する方針のDollsに抗議するホースオルフェノク。

 

アマゾンδ「おい、お前は何故…見ず知らずの奴を庇おうとする?」

 

アマゾンδはホースオルフェノクに問う。

 

ホースO「お前にとって俺は、見ず知らずの奴かもしれん……けど、俺は覚えてるぞ…お前と仮面ライダーの話で盛り上がって意気投合したこと…ストライカー共に対する愚痴を溢したことも……俺はあんとき、嬉しかったんだぜ?ここまで心を開いてくれる奴は滅多にいねぇ……」

 

ホースオルフェノクは言葉を詰まらせながら、涙声でアマゾンδに言う。

 

ミサキ「何してるの?討伐するなら今よ。」

 

ミサキがそう言うと、シオリと共に鍵を取り出し…互いの胸に挿し込む。そして、巨大な光の槍を生み出すと…アマゾンδとホースオルフェノク目掛けて発射した。必殺技の『Eバースト』だ。

 

ホースO「!!」

 

ホースオルフェノクはアマゾンδの前に立つと、盾を構えてEバーストを受け止める。そして、力ずくで弾き返した。

 

ヒヨ「…えっ!?」

 

ナナミ「い、Eバーストが…効かないなんて……!!」

 

必殺技を弾き返したホースオルフェノクを見て、流石のDolls達も恐怖を抱く。

 

ホースO「…貴女達は、俺の大切な友人に刃を向け、殺そうとした……重罪だ。これ以上手出ししたら、もう容赦しねぇぞ?」

 

ホースオルフェノクはそう言うと、魔剣の切っ先をDollsへと向ける。

 

 

PPPーーーー

 

 

カナ『皆さん、どうしました!?』

 

その時…Dollsの通信機が鳴り、カナの声が聞こえてきた。

 

ユキ「新たな、敵が…出ました。」

 

カナ『新たな敵…?』

 

ミサキ「オルフェノクと呼ばれる怪物です。解析の方をお願いします。」 

 

ミサキの言葉を聞くと、カナはオルフェノクの解析に入る。

 

レイナ「カナ、オルフェノクにEバーストが通用しなかった…」

 

カナ『そ、そんな…!!』

 

斑目『馬鹿な!?上級ピグマリオンですら葬ることができる技が……』

 

レイナからの報告を聞いたカナと斑目は、思わず言葉を失う。これまで…数多のピグマリオンを葬ってきたEバースト、それが今……新たなる敵『オルフェノク』には通用しなかった。これは、前代未聞である。

 

斑目『総員、直ちに退却しろ!』

 

ミサキ「退却、冗談ですよね?」

 

斑目『冗談ではない、決定事項だ!今すぐ帰還しろ!!』

 

レイナ「皆、撤退するわよ…これ以上の戦闘は美しくないわ?」

 

ヤマダ「ちぇ…こっからが本番だってのに……」

 

撤退をするDollsを、アマゾンδとホースオルフェノクは追撃しなかった。

 

 

 

アマゾンδ「…。」ハァ……

 

アマゾンδはため息を着くと、変身を解除し、翔の姿に戻る。ホースオルフェノクも変身を解き、一海の姿に戻る。

 

翔「お前、木場 一海って言ったな…?」

 

一海「…あぁ。」

 

翔「お前も、人間じゃ無かったのか…?」

 

一海「……。」

 

翔「ちっと話そうぜ?」

 

移動する翔の後を着いていく一海。やって来たのは、人通りの少ない公園だった。ベンチに座り、翔はゆっくりと口を開き始める。

 

翔「俺はな…時空管理局っつー組織によって、タンパク質を求めて行動する人喰いの化け物『アマゾン』にされた。」

 

翔の口から語られた話…それは……

 

 

その当時…時空管理局では、隊長と呼ばれる人材が不足していた。ストライカーの数も限られているため、効率的に妖魔を討伐することが困難であった。そこで、効率良く妖魔を討伐するため…生物兵器を開発することになった。そこで生まれたのが『アマゾン細胞』である。開発したこの細胞を人間の体内へ打ち込むことで、戦力アップを狙ったのだ。しかし、ただの人間に打つので無く…高い知能を持つ人間に打ち込むことで、戦いと軍略を同時に行うことができるアマゾンを誕生させようとした。そこで、全国の高等学校を調査し…成績がトップの生徒を引き抜き、時空管理局へ連れて行き、次々とアマゾン細胞を打ったのだ。翔もターゲットにされ、半ば無理矢理連れて行かれ…気が付くと、人間の身体では無くなっていたのだった

 

時空管理局は、隊長という存在を兵器として…被検体として利用していたのだ。

 

一海(そんな事が…くそ、もっと早く気付いていれば…!)

 

翔「お前も、人間社会で上手く生きていけ…じゃ、あばよ。」

 

一海「あっ、ちょっと!!」

 

後を追おうとしたが、翔はいつの間にか姿を消していた。

 

一海(今回も失敗か…だが、Dollsが翔を殺そうとしている事だけは分かった…紫達にも伝えねぇと…!)

 

一海はそう思い、拠点へと戻って行った。

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