サムライアート・オンライン   作:龍拳

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今回ついにあの人が……!


第5話 満月の日に見る黒猫は縁起が悪い

第一層を攻略してから月日が流れ今私達攻略組は、第三層まで攻略に成功した。

私はレベル上げのため一人第三層のフィールドでレベル上げにいそしんでいる訳だけど……

 

「寂しい……」

 

最近私はずっと一人だった。

このSAOの世界は女性も少ないし、男の人からなんだか妙な目で見られるから嫌なんだよね。

だから私はソロでやり続けているんだけど、どうせだったら銀さんに会いにいけばよかったかなー。でも銀さんっていったい何処にいるんだか全然わからないし、第二層攻略の時もアスナさんと一緒いるのを見ると話しかけることもできなかった。まあ、銀さんから呼び掛けてくれたけど…… 逃げっちゃったし。

第一層ボス攻略のあと銀さんがアスナさんに言った一言が何故か私の胸を、なんというかチクチクさせていた。

銀さんを見てると胸がモヤモヤするし、話しかけるきになれなかったんだよね……

嫌われてると勘違いされてなければいいんだけど。

あらかたモンスターを倒した私は疲れを癒すためそこら辺にあった小さな岩に座る。

多少ゴツゴツ感はあるけどまあ、いいか。

「はぁー……」

 

一気に今までの不満を吐き出すかのように私の口から息が排出される。

「大丈夫?」

 

「うん、まあ…… って誰!?」

 

いつの間にか私の目の前に顔を除きこむように見てくる人がいた。

黒髪セミロングの可愛い女の人だった。

「ご、ごめんね、驚かせて。なんだか暗い顔をしてたから」

 

「あ、いや、こちらこそ変に心配をかけてすいません! 少し悩み事があって……」

 

「悩み事?」

 

「ええ、まあ」

 

女の人は岩の横に体育座りしてと話すためかやや、顔を上げる。

 

「私、サチって言うんだけど良かったら話聞くよ。本音を言うと一人でいるのが不安だからだけど……」

 

確かにここはフィールドだし注意しなきゃ危険だろうけど、だったらなんで一人で来てるのだろう?

もしかして他にもいるのかな?

 

「あの、もしかして仲間の人とはぐれたんですか?」

 

「う、うん。実はレベル上げに来てたんだけど怖くてについ逃げっちゃってそしたらいつの間にか皆と…… うぅ……」

 

サチさんは目にうっすらと涙を浮かべ始める。

 

「わわっ! あの私が一緒にいますから! それに私も誰かに相談をしたいと思ってましたし」

 

相談したいというのは本当だ。

誰でもいいからこの不安を聞いてほしかった

 

「ごめんね。逆に気を使わせたみたいで」

 

「いえ、いいんです。話を聞いてほしいのは本当ですから。あ、私キリトっていいます」

 

「うん、よろしくねキリト」

これが私とサチさんとの出会いだった。

 

 

 

「う、うまい……」

 

おっすオラ悟空! じゃない皆が大好き主人公銀さんだ。

最近ツッコミ役のダメガネがいないせいで調子狂いっぱなしの俺は気分を癒すためとある情報屋から聞いた旨いスイーツが食えるという店で食事をしていた。

それにしても旨いぜこのチョコレートパフェ。なんかバナナっぽい果物がアイスっぽいもんといいアクセントを出している。

俺が心中でグルメリポートをしていると、ふと視界に懐かしの姿が目に入る。

あれは……

 

「キリト?」

 

見ると向こう側の席の方でセミロングの女と話しているようだった。

するとセミロングの女が俺に気づき、キリトになにか言うとキリトが真っ赤な顔になってこっちに来る。

 

「ひ、久しぶり銀さん」

 

すげー声震えてるんですけど。大丈夫か?

キリトが真っ赤になったまま黙りこんでいるとセミロングの女が苦笑いを浮かべながらこっちに来る。

「えーと、貴方が銀時さんですね」

 

「ああそうだが…… アンタは?」

 

「私、サチっていいます。キリトの友達です」

 

おおー、キリトの奴いつも一人だと思っていたが、ちゃんと女の友達ができたのか。

 

「銀さんのことはキリトからよーく、聞いています。良かったら私達のギルドにご招待しますけど、どうですか?」

 

「ギルド? キリト、お前ソロプレイは止めてギルドに入ったのか?」

 

「…… ふ、あー」

 

「いやなにその反応!?」

 

何故かキリトは餌を待つ金魚のように口をパクパクさせている。

それを見かねたのかサチか慌てて説明を始める。

 

「あー、キリトは基本ソロだけどよく私のギルドといっしょに行動するんです」

 

「あー、そうなのか」

 

俺が納得したのを見た二人は急に背を向けこそこそと話し出す。

 

「ダメだよキリト、ちゃんと会話しなきゃ。今のだって本当は銀さんと二人だけのパーティ組みたいから今もソロをやり続けてたって言うはずだったのに」

 

「うー、だって久しぶりだから、なんか緊張しちゃって……」

 

「おーい、お前らなにこそこそ話してんの?」

 

「「なんでもない!」」

 

うぉ!? 見事にハモった。

その後俺は有無を言わさずにサチのいるギルドとやらに連れていかれた。

 

 

 

第三層、町ミルバラの酒場、そこがサチが入っているというギルド、月夜の黒猫団が溜まり場にしているところだった。

ギルドといっても六人だけの小規模ギルドで定まった場所を作らずこうしてこの酒場を中心に活動をしているらしい。

俺の歓迎会ということで多くの料理がテーブルに並べられそれを中心に月夜の黒猫団が立っている。

その中の一人が自己紹介をする。

「初めまして銀さん。俺はケイタ。このギルドの参謀長をやらせてもらってる」

 

「参謀長? マスターじゃないのか? つーか六人って聞いてたがキリトを外すと五人しかいねーぞ」

 

「あ、そういえばマスターは?」

 

ケイタはサチや他の連中に聞くが全員、

 

「「「「「知らね」」」」」

 

と答えた。

マスター不在か…… ん?

なんか机の下から気配が……

恐る恐る机の下を見てみる。

そこにいたのは、

 

「酒場でずっとスタンバッてました」

 

体育座りをしたウザイ長髪の男、ヅラだった。

 

「いや、なんでお前がいんだあァァァァァァ!!!」

 

俺は、必殺の拳をヅラの顔面にくらわしメリメリと音をたたせぶっ飛ばした。

その光景を見た月夜の黒猫団達が、

「「「「「マ、マスター!?」」」」」

 

と叫んだ。

いや…… こ、こいつがあァァァァ!?

今、俺の目の前に倒れているのは、かつて攘夷戦争で共に戦った男。

狂乱の貴公子桂小太郎と呼ばれた攘夷志士、が、実体はただのバカ。

それがなんでSAOの世界にいて、しかもギルドマスターやってんだよ!

 

「き、銀さん、いきなり何してるの!?」

 

キリトは慌てているが……

ヅラはすぐに起き上がる。

 

「久しぶりだな銀時、いやーまさかこんなところで会えるとわな」

 

「それはこっちのセリフだ! テメェなんでこんな所にいんだよ!」

 

「ええ! フルーツと知り合いなんですか銀さん!?」

ケイタが驚きの声を上げるが、フルーツってなに!?

その疑問にヅラが答える。

 

「銀時、ここでの俺の名はフルーツポンチ侍Gだ。覚えておけ」

 

「知らねーよ! なにがフルーツポンチだ! 今さら原作ネタ使ってくんじゃねえ! つーかなんでお前がSAOにいんだ! なんで攘夷志士がゲームで遊んでんだ!」

 

「ふっ、今の世の流れを知るのも攘夷志士の役目。なんでもファミコンがツインファミコンになって帰ってくるときいていてもたってもいられずでな」

 

「いや、違げーよ! これファミコンじゃねーよ! 全く流れについてこれてねーだろうが!」

 

「銀さん、落ちついて! フルーツさんは凄いズレてる所があるから!」

 

キリトが俺をおさてくるが、我慢ならねぇ! コイツ凄いぶん殴りたい!

 

「だいだいテメェ、第一層攻略の時何してやがった! まさかおじけついて隠れてたんじゃねーだろうな!」

 

「武士を愚弄するな銀時。俺は第一層ボス攻略の時……」

 

 

イルファング・ザ・コボルトのいるボス部屋にてーー

 

「イルファングの玉座の後ろでずっとスタンバッてました」

 

「じゃねぇーだろおォォォォ!!!! なんでお前ボス部屋にまでスタンバッてんだァァ!!」

 

「いや、実はお前達が来たら共に戦おうと思っていたのだがセンチネルとのUNOが白熱してしまってな」

 

「いやUNOってなんだぁ! お前なんで敵キャラと遊んでんの!なんでそんなシステムの壁をぶち壊すようなことできんの!」

 

「苦しい戦い…… だった。クッ!」

 

「クッ、じゃねェェェェェェ!!!!」

 

その後、危うくヅラを半殺ししかけた俺をキリトを含めた月夜の黒猫団が止めた。

「次回、ついに江戸の夜明が……」

 

「来るかァァァァ!!!!!」




続きはできたら最低でも明後日までには投稿できるようにします。
感想お待ちしております。
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