機動戦士ガンダム RIZE of the EARTH 作:Ryu-Gun
第零章
機動戦士ガンダム RIZE of the EARTH
時は西暦20XX年━━━━━━
第零章 プロローグ
«政府は、今年度のモビルスーツ購入案を可決し━━»
5年ほど前、
世界各国でのモビルスーツの開発競争がスタートした。
そのきっかけとなったは中国による台湾侵攻…
戦争は1年ほどで国連議会により中国と台湾双方の合意の元、
台湾は独立した。
中国軍死者は10万人、
台湾の国民および軍での死者は60万人にものぼった。
今現在、
自衛隊には計50機、
アメリカ軍では計40機の量産型モビルスーツが実戦配備され、
イギリスやオーストラリアなどは試験段階となっている。
モビルスーツ開発の先陣を切っているのは
日本であり中心となっている。
«━━━今年中に自衛隊へ新たに配備されるモビルスーツは100機を目指すこととしました。»
明らかに世界各国軍をも超えるモビルスーツの数であり、
もはや軍隊と言っていいだろう。
「ったく、企業の気持ちだって考えろって話なのによ…」
とテレビを消した瀬戸は口を挟んだ。
瀬戸 治は、モビルスーツ開発での大黒柱とも言える
“タナカ重工業”
のモビルスーツ開発主任であった。
「金をあげれば作ってくれるって考えがあるんですよ」
こう言ったのは副主任の山崎 遙人だった。
「昔からの名残ってやつか…」
「“あれ”があってから政府は防衛に力を注いでるんですよね」
“あれ”
というのは中国の台湾侵攻であった。
日本へも侵攻するという世界各国の考えがあったものの
日本への直接的影響はなかった。
あったのは物価高ぐらいしか
すぐに思いつかなくなっているという現実がある。
「そいや、遙人、」
「はい?」
「政府から前にあった話だが、例の組織へのモビルスーツ支給はどうなったんだ?」
「あぁ、まだ詳細は政府からも来てないですね。もしかしたら他社に頼んでたりしてるのかと。」
「あり得るとしたら…」
「アース・リデュー・マシーンズ…か……」
「ですね」
“アース・リデュー・マシーンズ”
とは、
モビルスーツ開発競争でタナカ重工業と
接戦を繰り広げている唯一の企業である。
「あそこのモビルスーツ、実際はどうなんだ?」
瀬戸は主任であるものの、副主任の山崎に問いかけた。
「コストが安いのはウチなんですけど、アース・リデュー・マシーンズのモビルスーツは性能がウチとは違うんですよね」
「性能の差か…」
「そいう時代なんだと思いますよ、主任。」
「ん?」
「コストが安く、性能が高いという両立はどうしても難しいという…ね」
「そうだな…」
瀬戸は悩みながら、部屋の天井を見上げた。
最後までご覧いただきありがとうございます。
第零章 プロローグはいかがでしたか?これからもっとガンダムガンダムしていくつもりなので今後ともよろしくお願いします。