機動戦士ガンダム RIZE of the EARTH   作:Ryu-Gun

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第零章 プロローグの次章です。


開戦篇
第一章


第一章 マザーシップ

 

 

«システム、オンライン…»

 

«排水作業開始……»

 

«ジャイロコンピューター起動シークエンス開始。»

 

次々とあがっていく指示に

コンピューター音が鳴り止まなかった。

 

ブウィン!

 

と全ての照明が点灯した。

 

«遠赤外線レーダー、スタンバイ。»

 

«機関室、異常なし!»

 

すると機関室では物々しい機械音が鳴り始めた。

 

«エンジンシステム、冷却装置、異常なし。»

 

«VTOLシステム、準備よし。»

 

「大佐!、いつでも行けます!」

 

急に張り切った声を聞いた坂上 億康大佐は

びっくりした表情で

 

「!?…離水!!」

 

と叫んだ。

 

«VTOLシステムパワー、50%へ上昇。»

 

«艦内、非常閉鎖!»

 

«VTOLシステム…40…43……46…48…50%!»

 

50%に達したと共に艦は離水した。

艦に付着していた水が流れ落ちていき、

次第に艦のシルエットを捉えることができた。

シルエットはアメリカ空軍が配備している

B-2に似て無くもないが、

大きさが異常である。

幅3,500m…

縦1,500m……

その艦の名は

 

“ラフレシア”

 

組織の最後の要として造船された艦である。

 

「機関システム、異常無いな?!」

 

坂上が叫んだ直後に

 

「異常ありません!」

 

と聞こえた。

その声の持ち主はシステム長の空閨 由良少尉であった。

彼は防衛大学校卒ということで組織内からの信頼も

トップを争うぐらいである。

 

«メインエンジン、スタンバイ!»

 

高度300m辺りまで上昇して

このかけ声と共に機関室がさらに騒がしくなった。

 

「メインエンジン、点火!」

 

坂上の発言と共に

メインエンジンのノズルにはキラキラ輝く粒子が

吸い込まれたと思った瞬間、

 

ドゴォォン!

 

と勢いよく粒子が噴出されていった。

艦内には多少の揺れを感じられたがこれも計算済み…

いや、計算以下だった。

 

「やはり、コイツは…」

 

絶妙な笑みをこぼしてながら坂上は言った。

 

「なんです?」

 

レーダー担当の三國 貞正軍曹が反応した。

 

「あっ…やっぱりマザーシップやなって」

 

坂上は三國の反応に驚いたように答えた。

 

「こんなデカブツをよくも造れたって話ですよね?大佐」

 

「だな…俺らは公にはされてねぇから余計に隠しずらくなったと思うのだがね。」

 

坂上は笑いながら答えた。

 

«大佐、着水します!»

 

忘れてたときに言われた。

坂上はうなずきながら話していた。

 

「ま、いずれかは公に公表されるんやろ」

 

隠れて行動してなにになるんだというような口調だった。

 

 

 

***

 

 

«政府は今日、中国やロシアなどの近隣諸国との武力衝突を防ぐために極東監査組織ゼネラル・コンバットを日米共同で設立しました。━━━»

 

テレビニュースで報道されていた。

すると政府の発表のVTRが流れた。

 

そこに、

 

«ちょうど今、極東監査組織ゼネラル・コンバットのライブ映像が入ってきました。»

 

映像とは演説のことだ。

画面が切り替わり、演説会場を映した。

そして演説が始まった。

 

«“我々、極東監査組織ゼネラル・コンバットは、

国連での多数決承認を得て本日をもち設立しました。

 

主な任務は、

東アジア方面の監査や武力衝突を起こさないための

極秘作戦としています。

国民の皆様には、ご迷惑をおかけすると思いますが、

あくまでも防衛のための作戦です。

 

どうか、御了承してもらいたい。”»

 

ゼネラル・コンバットの主力兵器はモビルスーツであり、

モビルスーツとの戦いがあれば圧勝するほどの戦力だという。

ラフレシアは、

この極東監査組織ゼネラル・コンバットの

最後の要

とも言える艦である。

しかし、

その事は報じられなかった。

ゼネラル・コンバットが保有しているモビルスーツは

全てが

アース・リデュー・マシーンズ製

である。

連日、タナカ重工業のロシア依存が

報道されているのが原因と考えられている。

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