機動戦士ガンダム RIZE of the EARTH 作:Ryu-Gun
第二章 アース・リデュー
ゴォォォ
と轟音を響かせながら在日米軍横田基地へと向かうべく、
住宅地の上空を飛んでいる1機の航空機。
いつも見る機体とは違うため、
住人達も上を見上げている。
機体左翼には
“A,R,M,”
というロゴが入っている。
A,R,Mとはアース・リデュー・マシーンズの事を指している。
ということは
あの航空機は
あの企業だと思った顔をしてる住人が多数いた。
「しっかしよぉ、最近、モビルスーツとかなんたらで政府が揉めてるけどよ━━」
中年男性が放った言葉は
航空機の轟音でかき消されて伝わらなかった。
ここ最近、
タナカ重工業のロシア依存が報道されてから、
日米双方のモビルスーツは
アース・リデュー・マシーンズ製が目立っている。
連日のニュースではモビルスーツ開発に
関係するものばっかで国民の関心も薄れてきて、
逆に言えば、
飽きてきたのだろうか。
速報でニュース番組の内容が急遽切り替わった。
住人は
『どうせ、政府のモビルスーツ開発のことなんだろ?』
とニュースを聞きさえしない。
が、
今回は違かった…
«現在、尖閣諸島にて中国海軍の空母艦隊が日本領海への不法侵入を確認した自衛隊は戦闘機をスクランブラ発進をしたものの、中国軍により、撃墜されたとこ事です。━━━»
まさかの自体であった。
「えっ、マジ?」
と驚いた住人の佐藤 徹は
久しぶりにニュースに釘付けになった。
«━政府は、付近で作業をしている民間船舶は直ちに作業を中止し、避難することを呼びかけています。»
«今、確認が取れました。自衛隊は中国海軍の空母にてモビルスーツの確認をしたとの事です。»
空母にモビルスーツとは今までは誰も考えなかっただろう。
その時、
«━政府は、初のモビルスーツ隊の緊急発進を行うとの事です!。━━»
とは言え、
モビルスーツが単独で空を飛ぶのは不可能である。
空を飛ぶには空を飛ぶ物に乗らないといけない。
モビルスーツの運用のためだけに作られた航空機がある。
通称
“ゲタ”だ。
ゲタにもパイロットは必要であり、
モビルスーツ隊は4機のモビルスーツから成り立つため、
4機のゲタも必要となる。
ニュース画面が沖縄の那覇空港に切り替わった。
«那覇空港の様子です。━━»
すると…
ゲタに乗ったモビルスーツの四組の発進が確認できた。
«モビルスーツが発進しました!。これより現場に向かうとのことです。━━━»
数十分後、那覇空港には1機のゲタしか帰ってこなかった。
モビルスーツは撃墜されたとこ事。
«━━モビルスーツの撃墜を確認したとの事で、政府は侵略行為とみなし、海上警備行動を発令するのでは?という思惑も出てきてい•••••»
佐藤は最後まで聞かずにテレビを消した。
「戦争に…なるのか…………?」
小声ながらはっきりと聞こえた。
***
しかし……
撃墜事件はあったものの、
何事もなく、1年が過ぎた。
後に
“空白の1年間”
と称された。
世界のモビルスーツ開発は進み、
新たな経済組織が生まれた。
“モビルスーツ開発評議会アトランティス”
アトランティスのトップ企業は
アース・リデュー・マシーンズ…
世界でも信用度が高く、
モビルスーツの性能も世界一だ。
アース・リデュー・マシーンズはモビルスーツ開発を
進めたが、新たな課題が生まれてきた。
“ガンダゴッド”…
モビルスーツに過度な圧を加えることにより発生する
システムエラーの1つとされ、
発生した場合、搭乗員の生命の保証は
できないとのことだ。
そこで、アース・リデュー・マシーンズは
ガンダゴッドに陥る圧を超える圧がかからないように
全モビルスーツに
リミッターを付けた。
その一方、ガンダゴッドが発生しても
耐えられる機体の開発も評議会を通して
開発することとなった。その機体の名は
━━━━ガンダム