ガイドラインを読んだつもりになっていた無知の作者です。今後はしっかり気をつけます。
どうぞ、無知な作者に色々とご教示いただければと思います。
第四話です。
2008年 ◯月◯日 晴れ
今日の出来事。
立ち直ろう、幸吉。
『試作0号』はダムの地下で一旦、運用凍結をすることになった。俺がこの肉体を克服した時、ちゃんと使ってやるからな。
しかし、試作0号が使えないとなると、別の傀儡が必要になってくる。まあもしくは、俺が五体満足な体を手に入れるか、だが。
という訳で、今後の目標は主に二つ。
一つ目は、「試作0号とは別の、主力となる傀儡の開発」。
こちらは簡単にできると思う。究極メカ丸0号のダウンスケール版をイメージして作ってみよう。一ヶ月もあれば作れるだろう。
二つ目は、「この身体を治す(or克服する)」こと。
こっちの方が道のりは難しいと思う。パッと思いついたのは、反転術式だ。
反転術式というのは、本来は「負のエネルギー」である呪力を掛け合わせることで、「正のエネルギー」を生み出すという技能(?)だ。イメージは数学の「負(-)×負(-)=正(+)」みたいなもの。簡単にいえば回復術で、呪力量によっては欠損した手や腕も再生することができるらしい。
ただ、習得が非常に困難で、扱える人間が呪術師の間でも一握りしかいない程、習得が難しいものだと聞いた。東京の方に一人、反転術式を使用できる術師の中でもさらに希少な、反転術式のアウトプットが可能な術師がいるらしいが、会ったことはない。
この技能を習得すれば、高度な呪力操作と時間は必要になるものの、毒の除去もできると聞いた。
毒の除去ができるならば、特定の患部の治療も出来るはずだ。他にも神経の回復とかそういうの出来るんじゃないかな?
まあ身体の回復ができずとも、反転術式のアウトプットができるようになれば、呪霊に対して圧倒的なアドバンテージを得られる。
反転術式は「正のエネルギー」であるために、「負のエネルギー」である呪力で肉体を構成している呪霊に対して圧倒的な優位性を持っており、ほぼ強制的に呪霊を祓うことができるのだという。持っていて損はない。
まずは、一つ目の目標を終わらせてから、二つ目の目標に取り掛かってみたいと思う。
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2008年 ◯月◯日 曇り
今日の出来事。
ようやく、一つ目の目標が終了した。
一ヶ月で終わらせたかったのだが、追加武装とかを思案している内にいつの間にか熱が入ってしまい、二週間ほどオーバーしてしまった。
何はともあれ、究極メカ丸 試作0号のダウンスケール版、「
デザインは前回の試作0号から人っぽさを強くして、ちょっとスリムな感じにした。
機能的な面での前回の0号との違いは、主に二つ。
一つ目は、コックピットの消去。まあ、これは当たり前。
外部からの操作と共に呪力を供給できるシステムに変えた。追加で充電システム的なものも導入し、ある程度は自立で稼働できる様にした。
最初はスーツ型の傀儡とかも考えてみたのだが、俺の体力が持ちそうに無かったので断念。無念……。
二つ目は武装の追加。
試作0号と違って、圧倒的な巨体で攻撃……なんてことはできないので、右腕に色々と呪具の武装を仕込んだ。詳細はまた追々書いていこうと思う。
ダウンスケール版ということで全体的に呪力砲(仮)の威力が下がってしまっているが、まあ仕方があるまい……。
さて、本題。
今日から反転術式を習得するために色々と頑張っていこうと思う。
「負(-)×負(-)=正(+)」をイメージするらしいが、一向に分からん。試行錯誤すればどうにかなるものなのか? それとも呪力操作とかを完璧にマスターしなければいけないのか?
うーん……分からん…………。
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2008年 ◯月◯日 雨
今日の出来事。
前回の日記から三ヶ月も経ってしまった。
結論から言えば、ダメだった。
反転術式が効かなかったとか、そういうレベルの話ではない。そもそも反転術式が習得できなかった。
おかしいなぁ……俺転生者なんだけどなぁ……。生まれつきの天才だからなんでも出来るはずなんだけどなぁ…………。
まあ、焦る程のことでもないし、呪力操作の練習とかしていれば、段々できるようになるでしょう……多分……。
ところで、この間楽巌寺さんに「俺、小学校とか行ってないけど大丈夫なの?」と聞いたら、「傀儡で普通の学校に行けるか」と真顔で返された……。そりゃそうだ。
でもさ、最近さ、幸吉は思うわけ。地下室にメカ丸と二人きりって結構辛いんだわ……。
あぁ〜〜友達欲しいなぁ〜〜〜!
でもなー、本体見られたらドン引きされるんだろうな〜〜〜〜〜!!
…………相変わらず弊害しか生まないな、この天与呪縛。
でもまあ、高専に入学するのが待ち遠しい、かも。
もしかしたら、似た境遇の呪術師に出会えるかもだし。
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2011年 ◯月◯日 雨
今日の出来事。
やばい、完全に日記のこと忘れてた。
実に二年ぶり、いや三年ぶりの書き込みかもしれない。
その間で、成果やら問題やら色々とあったので、報告とか諸々をしようかと思う。
初めに書いておくが、反転術式はまだ習得できてない。
東京の反転術式使いの
家入さんは、言語化が苦手な天才の典型って感じがした。言葉より実践で教えてくるし、説明には擬音が滅茶苦茶多いし、なぜか二年で医師免許を取ってるし、タバコ吸ってるし……。
……でも美人だった。
因みに家入さんの反転術式で俺の身体は治せなかった。無念……。
だけど当初の予定通り、反転術式のアウトプットが出来るように頑張っていくぞー! おー!!
ではまず、良いニュースから。メカ丸の量産は軌道に乗った。
メカ丸にメカ丸を造らせる半永久メカ丸製造システムが完成した。やったぜ!!
攻撃対象を入力すれば自動で攻撃できるように改良もした。生産が長く続けば続く程、俺はメカ丸の軍団を持てることになるだろう!!
で、コッチが問題、悪いニュース。俺に呪骸と傀儡の基礎を教えてくれた一級術師、夜蛾さんが拘束された。
曰く、「完全自立型呪骸」を造ってしまったらしい。呪骸は本来、呪力を与えることで自立的に動く物だが、夜蛾さんは呪骸本体が呪力を自己補完できてしまう
呪力を自己補完できる呪骸というのは、術師次第で容易に軍隊を生み出せてしまう存在だ。それが出来てしまう夜蛾さんは上層部に危険視されて、一時的な『《特級》』認定されているらしい。『特級』の認定条件は「単独で国家の転覆が可能である事」。夜蛾さんの完全自立型呪骸はそれに該当するということだ。
前にも書いたと思うけど、特級呪術師というのは呪術師の最高等級。
呪術師には基本的に1級から4級までの等級が設けられてるけど、『特級』はその枠外に位置する等級。
楽巌寺さんは「一般的な呪術師のナナメ上にある」って言ってたけど、正直「一般的な呪術師」を数名しかしらない俺からすると想像がとても難しい。
まあでも、書いてある内容から分かるように、特級術師は名誉あるものではなくて、むしろ「呪術界そのものを脅かしかねない脅威」としての烙印の面が強い。
今認定されてる特級術師たちはみんな、圧倒的な強さ故に処刑出来ないだけで、夜蛾さんみたいな
夜蛾さんはお世話になったし、なんとか助けてあげたいが、本人が完全自立型呪骸の製作方法を話さなければ、上層部は彼の拘束を解かないだろう。
俺の術式も夜蛾さんと同じものだが、運用方法が全く違う。
あっちは自立タイプ。こっちは操作タイプ。
同じ術式でも、俺に国家転覆なんてできる訳ない。
……本当にそうだろうか?
メカ丸は基礎スペックは二級術師よりは強いはず。で、メカ丸がメカ丸を造るメカ丸製造システムが確立されてる。
充呪システム(仮)のおかげで、ある程度の時間は自立で行動可能。攻撃対象を指定することで自動で攻撃してくれる。
俺は一分隊(12人)分くらいのメカ丸の同時操作が可能。術式範囲も天与呪縛の影響で、少なくとも日本全土で傀儡を操作可能。
最終兵器ではあるけど、一級呪霊を簡単に屠れる試作0号もいる。
…………俺も、国家転覆できるくね???
…………
…………
____俺のメカ丸がバレたら、特級にされるのでは?
次の回くらいで保持戦力を記述しようかなと思ってます。
因みにウチの幸吉くんは、原作幸吉くんよりも、呪力の総量は多いです。(作者のイメージとしては、乙骨よりは下、五条悟と同じくらいかちょい上)
なので複数体のメカ丸を違う場所で違うことをさせることができます。
感想・評価をよろしくお願いします。