「迅さんおかえり〜って、あれお客さん!?」
「悪いな、急な来客で」
来たるべく大規模な侵攻に備えてボーダーと紅き界賊団の仮の同盟が結ばれた。
修と千佳を鍛えたいからボーダーの本部であれこれする筈なんだけれども……迅が玉狛支部に来いと言った。本音を言えばめんどくさいから行きたくねえけれども、ついてきてくれと頭を下げられたので渋々だがついて行く事にした。
「ここもボーダーの支部なんですね」
「そう!ここがボーダーの精鋭のみが居る玉狛──」
「くぅうおおおおらぁああああ!!」
「おい、なんか大丈夫か?」
玉狛支部に足を運べば眼鏡の女性が現れる。
迅にお帰りというのだがオレ達の事に直ぐに気付いて慌てており、修がボーダーのイメージと若干だがかけ離れている事を指摘すれば迅は誇らしげに精鋭の支部と言おうとしたがくぎゅうボイスが支部に響いた。
「大丈夫、大丈夫。何時もの事だからさ……いや〜買ってきて正解だったよ。とりあえず上がってよ」
「は、はい」
突如と響く声に萎縮してしまっている修。
可愛らしい怒鳴り声が聞こえたのならば誰だって脅えるだろう。遊真はともかく千佳も大丈夫なのかとオドオドとしている。
「なに、ヤバいのは居ないだろう」
「居たら遠慮なくぶっ飛ばせばいいだけだ」
フォローを入れるオレと遊真。
オレと遊真が居てくれるという事で少しだけ安心感を得たのか修と千佳は1度だけ深呼吸をして気持ちを整えた。
声が聞こえたのは奥の方だと眼鏡の女子もとい宇佐美栞が先導の元で案内してもらえば…………JKが子供を片手で逆さまに持っていた。
「私のプリンを奪ったわね!!返せ!返しなさい!」
「むぐぅ、たしかなまんぞく……」
「ちょっと小南、お客さんが来てるよ!」
「お客ぅ?……え、嘘、マジで?」
「…………失礼。オレは青峰、コレを見せたら分かるか?」
「…………………はぁ!?け、警察!?なんで
宇佐美が俺達が来ている事を言えば、慌てるJKもとい小南。
ここは1つボケてやるかとあんまり見せびらかすなとアカレッドに言われている警察手帳を出す。
「小南先輩、さっきから騒がしいですよ……なにがあったんですか?」
「け、警察よ!警察が玉狛支部に来たのよ!」
小南が大声を出しているとオレ達が入ってきた場所とは別の場所からモサッとしたイケメン、烏丸が現れる。
警察がやって来た事に関して騒いでおり、それを聞いた途端に烏丸は迅を見た。
「遂に、遂にこの日が来てしまったんですね……」
「え?ど、どういうこと?」
「小南先輩、迅さんの好きな物知ってますよね?」
「そりゃ知ってるわよ。ぼんち揚げと暗躍でしょ?」
「もう1個あります…………お尻です」
「あっ……」
「迅さん、遂に沢村さんに訴えられたんですね…………」
どんよりとした空気が流れる。
修と千佳はどういう反応をすればいいのか分かっておらず、遊真は迅がなにかをやらかしたのかと思っている。
「じ、迅は確かに女の子のお尻が大好きだけど性犯罪に走る最低な奴じゃ」
「現行犯なら言い逃れは出来ませんって」
「っ……………そ、そんな…………」
迅ならば常習犯だから普通にありえる事だと否定する事が出来ない小南。
日頃の行いって割と大事なんだなと思っているとオレよりは背の低い大男が現れる。
「れ、レイジさんどうしよう!迅が、迅がぁ!!」
「……今度はなんだ?」
「迅が沢村さんにセクハラだって訴えられて、警察が、警察がぁあああ!!」
筋肉もといレイジが現れると小南がポロポロと泣き出す。
弁護したいけれども現行犯ならばどうあがいても絶望的であり迅はこれから刑務所暮らしが待っていると嫌な事を連想する。
「小南……迅がセクハラで逮捕されたならなんでここに迅が居るんだ?」
「……ふぇ?」
「すみません、嘘です……迅さんなら触ってもグーパンで終わるレベルの人を選んでますって」
「京介、その言い方はどうかと思うなー」
「だ、騙したなぁあああああああ!!」
こんな初歩的な嘘に引っかかるとは……チョロインだな。
ウガーとなる小南は迅に噛みつこうとするので迅は全てを想定して用意していたデパ地下の高級なスイーツの詰め合わせを使って回避する。
「いや〜よく出来た偽物だね」
「いや………オレが警察、警部っていうのはマジだぞ?」
嘘話のくだりを直ぐに察している宇佐美はオレの警察手帳を興味津々に見てくるので一応はと言っておく。
「またそんな嘘をついて、流石に騙されないよ」
「オレはジャンルで言えば公安警察に近いタイプだから……日本の秘密警察の警部だからな」
一応は万が一の時は警察として動ける立ち位置には居るんだぞ。
「警察じゃないのに警察だって名乗るのは軽犯罪法第1条15号に触れる……まぁ、正確には警察だって名乗って警察の権限を行使する事がアウトだけれども」
「青峰が警察なのはマジだぞ。詳しい事はオレもあんまり知らないけれども公安警察に近い立ち位置の人間らしい」
「え…………えっ…………な、なんで警察が玉狛支部に来たの!?」
騙したばかりなのに直ぐに話を信じようとする小南。まぁ、変にオレを疑われるよりは直ぐに話を信じてくれる方が色々と楽でいい。
迅が冗談半分じゃなくてマジで言っているのでオレが警察の人間だと分かればほのぼのした空気が変わるのだがオレは特に気にしない。
「さて……今でこそボーダーが表に出て色々とやれているけれども、冷静に考えれば核兵器以上の物を持っているからその辺りの罪を調べに来たのか」
「うっ…………も、もういいでしょ!今までの事は無しで」
「なら、これからの事を罪に問おうか?…………例えば匿っている密入国な
「…………なんのことだ?」
重たい空気が流れる。
匿っている密入国な近界民と言えば小南は分かりやすい反応をするのでレイジがとぼける。
「修、ここでおさらいの時間だ。4年半前に三門市に何処かの国の近界民が大規模な侵攻をしかけた。自衛隊とかが出動したが火薬を用いた近代兵器をものともせずに暴れまわった……もうダメかと思ったところでボーダーが現れてボーダーは近界民をぶっ倒した……ここは知ってるよな?」
「うん……それがどうしたの?」
「近代兵器をものともしないトリオン兵を、近界民を倒す為に備えていた。ボーダー側はそう言ってて近界民のテクノロジーを研究しているとも言っている……じゃあ、最初のサンプルは何処で入手する事が出来た?」
「それは…………どうやってだろう…………」
「今は色々と答えが分かっている。近界民が人間で普段から送りこんできているのがトリオン兵という名のロボットで、トリガーはこちらの世界で言う家電製品でもある…………あったんだろ?向こうの世界の住人からなにかしらのコンタクトが」
「なっ!?」
「…………」
逆に考えればこんなのは誰だって思い浮かぶ事だ。
修はその辺りの事を気付いていなかった……頭は決して悪くはないが正攻法に頼る傾向がある。正攻法だけが答えの解き方じゃない、時には逆説の1つも大事だ。
「……わ、私、お茶を」
気まずい空気に耐えられなくなった宇佐美はお茶を入れようとするがオレは要らないという。
「冗談だ冗談……オレが警察だってのもマジだし今の説もマジだけども、その辺りの重箱の隅っこを突くような真似はしない……仮に逮捕しても忍田本部長、林藤支部長、ミカエル・クローニン、唐沢、城戸……そこの子供は少年法が守られるぞ、よかったな」
「っ……」
知られているとレイジは表情を少し変わる。
「オレ達紅き界賊団は知っている……地下に眠っている疫病神の事もな……けど、安心しろ。あくまでも事情は把握していて見逃す。必要悪とは言わないけれども、今の世の中をおかしくしてしまう事だから余計な事は言わない。日本と言う国とボーダーという組織の安定の為だ」
本来ならば楽しい空気が流れるのだろうが、そればっかりじゃダメだ。
迅はこの光景を見ることが出来たのだろうか?あんまり冷や汗や動揺はしていない……が、迅以外はダメだな。
戦うことに関しては一流と言ってもいい実力者だろうが、この手の事は……頼れる大人が頑張っているって証拠だな。
「何者、なの?」
「秘密警察の紅き界賊団の序列2位の
軽めのジャブはこの程度にしておく。
小南は物凄く警戒心を強めている。小南だけじゃない、玉狛支部の面々は大丈夫なのか?何処まで知られているのか等を考えている。
しかしまぁ、生憎な事にオレや紅き界賊団はボーダーに対してなにかをしようという魂胆はねえ。不干渉を貫くならばそれでありだ。
「紅き界賊団とボーダーは提携した…………青峰、ボーダーのじゃない自前のトリガーを使って小南達を鍛えてくれ」
「嫌だ」
「玉狛支部には沢山訓練室があるか……え?」
「だから、嫌だって言ったんだよ……緊急事態なんだ、もうちょっと物事を考えろや」
なんかロクな事を企んでるなと思っていると案の定ロクな事じゃなかった。
迅は断られるとは思わなかったので意外そうな顔をしている。なんでそんな顔をするんだ、サイドエフェクトでこの未来が見えなかったのか?
「ちょっと迅、なに勝手な事を言ってるのよ!」
「いや、小南達を鍛えてくれる人を…………近い未来で起きる大規模な侵攻では小南達が頑張らないといけない未来が待ち構えてるから、青峰だったら小南や太刀川さんを鍛えてくれるってサイドエフェクトが」
「んな効率の悪いめんどくせえ事を誰がするか。もうちょい頭を捻れや……お前さ、近い未来で大規模な侵攻が起きるって未来を予知する事が出来てるならどうして今外部スカウトに向かっている精鋭を呼び戻さねえ……そいつ等が居ると不都合?厄介な未来が待ち構えているのか?……だったら、尚更こいつらを鍛える理由にはならねえよ」
むしろ逆だ。
こいつらを鍛えるのに時間を費やすならば他の事に時間を費やした方が少しは効率がいい。
「あんた!いきなりなにを言い出すかと思えば」
「そう怒るな……逆だぞ?むしろお前等を評価しているからオレはこんな事を言っているんだ。お前達はアレだろ?ボーダー最強の部隊なんだろ?……だったら鍛えなくてもいいんだ」
「……?……どういう意味ですか?」
「そのまんまの意味だって言っても分からないか。普通のB級隊員を40〜55,B級の中にいるA級でも十二分に通じる精鋭が60〜90だとしよう。この3人は時と場合によって変わるけれども平均で85、スゴい時は100になる………確かに100から110にすりゃより強い駒になる。そこは否定しねえ。だがそれだけで勝てるほどに戦争は甘くねえ。100から110に上がった駒が3つと後は50〜80の駒だらけならばオレは少ない100を110にするぐらいなら多い50を90にする…………」
千佳はイマイチ理解していない。
修もあまりピンと来ていないのでスゴく分かりやすい風に教える。そりゃ確かに110の駒は重要だ、どんな駒がぶつかっても負けないっていう駒は重要で、オレがチーキュに残っているのは予想外の万が一が起きた際に力技で解決する事が出来る化け物な駒が必要だからだ。
だが、ボーダーが今求めているのは大規模な侵攻に備えての駒だ。
「少ない110よりも多くの90だ……有里彩が今頃ヒゲやチビをボコってるから110の用意は出来ている。これ以上は無理に110を増やすよりも下の奴等を引き上げるのが大事だ」
「…………あんた、強いの?」
「一応は戦闘能力が買われて三門市に残れって言われてる」
「じゃあ、勝負しなさい!あんたの自前のトリガーでいいから、あんたがホントに強いかどうか見てあげるわ!あんだけ言ったんだからそれなり」
「嫌だ」
「はぁ!?」
「別にお前に認められても意味ねえよ……先に言っとくけど、オレはその辺りの感覚狂ってるからな……」
かつて社長が言っていたが、オレは向上心とかが薄い。物凄く強いのにその心は最悪だと
オレの能力ならばもっと上を目指すことが出来るだろうが、オレは上には興味を抱いていねえ。自分が強いって事を自覚しているけれども、それを自慢はあんまりしねえ。その結果、かなり舐められる、見下される。そしてその手の奴をトラウマが残るレベルで徹底的にボコる。ホントに強い奴は暴れたりしないし腐ったりもしないし自慢したりもしない……見る人が見れば狂ってる。赤司や社長はオレのこの感覚は理解出来ねえって言ってるからな。みやのんは分かってくれるけど。
「戦いなさいよ!」
「やだよ、めんどくせえ」
「じゃあ、おれと戦わない?」
「はぁ?あんたと?」
「自前のトリガーを使わない、ボーダーのトリガーを使うからさ……勝負してよ、こなみ」
「っ……生意気ね、あんた!いい度胸じゃない!宇佐美、部屋の用意して!」
「はいは〜いっと」
小南は遊真を連れていった。宇佐美は小南のフォローに入った。
「狙っていたのか?」
「いや、この展開は見えてたけども青峰に断られるのは予想外だったよ」
「オレを安く買い叩くなよ……何事も程良くが大事なんだ」
遊真が小南とバトルする展開を見えていたらしいが、オレが断るのは予想外だったらしい。
オレを安く買い叩くのはそれはそれで不愉快だ。強い奴を更に強くするよりも、弱い奴を強くするのが軍隊では大事な事だ。1人のミスター味っ子よりも100人のちゃんとしたアルバイト、本音を言えば100人のミスター味っ子だけれども。
「つーか、大丈夫なのか?あの手の年頃でバトルジャンキーな性格って……一歩間違えれば大惨事だぞ」
会って間もなく原作知識で知っているが、小南はスゴく純粋な人間だ。
一歩間違えれば闇堕ちしやすい……純粋な存在は良くも悪くも傾きやすい存在だ……頼れる大人が居る環境だからいいけれども、フォローを何時かは入れねえ大変な事になる。
「う〜ん……学校じゃ1オペレーターって猫被ってるから大丈夫だとは思うぞ」
「そうか……遊真は放置しても自主的に強くなれるから、それでいい。問題は修と千佳だ……ここが本部みたいにトリオン兵と戦えるなら色々と出してくれ。夜叉丸シリーズとかいうのを修や千佳が余裕でどうにかする事が出来るレベルにする……豪快チェンジ」
『ツーカイザー!』
「っ!」
「構えるな……部屋借りるぞ」
ツーカイザーに豪快チェンジをした。
ボーダーのトリガーとは色々と異なるのでレイジがトリガーを取り出すのだがオレは矛を収める様に言い、千佳と修と一緒に部屋を借りる。
「う〜ん……デジモンみたいなのが一番なのか……」
「すみません……」
夜叉丸シリーズと言うだけあって普通のモールモッドよりは強く出来ている。
修は普通に負けるのだが、千佳がテクニックじゃなくてトリオン能力に物を言わせた弾丸を打てば夜叉丸はあっさりと壊れた。
千佳が火力重視で戦うことに関しては……あんまり良いことじゃないとオレは思う無論、千佳が胸張ってコレが私の他の人達に負けない武器ですと言える武器、純粋な攻撃が必殺技の領域にまで至っている。
それ自体は良いことだが、火力ゴリ押しが通じない相手が世の中にはいる。
そもそもでワールドトリガーの世界って火力ゴリ押し戦法よりテクニック重視なバトル物だから…………。
「千佳のツーカイザーのトリオン能力を弄ってくれ、トリオン能力7ぐらいでいい」
『了解、了解』
ツーカイザーを仮想訓練室に繋げる事が出来ているのならばトリオン能力を弄くる事も出来る。
こういうのを見れば、それこそデジモンみたいなのが相棒になって千佳を守ってくれるならばそれが1番だが、千佳自身が自衛の手段を持っていないと色々と困る。
トリオン能力に物を言わせた戦法を取らせない為に色々とやるが、ここでボロが出る。
こっちがギアダリンガーで威嚇射撃をすれば少しだけ怯む。ここで怯むのはいけない事だ……う〜ん……
「そもそもで雨取は戦うことが向いていないんじゃないのか?」
少しだけ休憩を挟めば訓練を見ていたレイジが千佳の動きについて言う。
千佳は根本的に戦いに向いていないのは今にはじまったことじゃねえ。
「向いてる向いてねえの話じゃねえよ、やるかやらないかの話だ……千佳は向こうの世界に遠征に行く事を希望している。ギアトジンガーっていう千佳に向いているトリガーを紅き界賊団は持ってる。千佳の価値を提示すればなんとかなんやろ」
トリオン能力30以上の普通の人間が居ればゴーカイガレオンは色々と動きやすい。
ギアトジンガーを差し出す事と修達主人公を換算すれば赤司やアカレッドもありだと認識するだろう。
「あ、ありえない……」
「小南先輩、まさか」
ショックを受けた顔で出てきた小南。
烏丸がもしかしてとある事が頭に過り、小南の隣にプスプスと頭から煙を上げている遊真が出てきた。
「あたしが……負けるだなんて……」
「こなみ先輩、滅茶苦茶強い……最後の1本しか勝てなかった」
「自前のトリガーじゃねえし、お前のそれ訓練用のだろ?積み上げてきたものの違い……ボーダーの訓練システムはよく出来てる。ただ強い人間を生み出すなら採算性取れてる。1本勝てて上出来だ」
原作通り9−1で負けた遊真。ボーダーの訓練システムはよく出来てる……人格面に問題があったりするが強い奴を作り出すのは簡単だろう。
遊真は髪の毛をワシャワシャして元の天然パーマみたいな髪型にする。
「アオミネさんの方が強いよ」
「………………勝負しなさい!!」
「嫌だ……遊真、余計な事を言うな」
オレの方が強いって言ってくれるのはいいけれども、小南に言って滾らせるな。
玉狛支部の面々と会合を果たしたが、原作通りにはならなかったのである。
青峰「はい、Q&Aのコーナー!活動報告で質問を寄せているのでどしどし応募してください。全て答えれるかどうか怪しいです。作者、基本的になにも考えてないので。メインパーソナリティはオレ、青峰と」
赤司「はじめまして……と言っても本編にもテイルズオブの方にもまだ出演していないかな、僕は赤司征十朗だ」
青峰「お前がこういうのに出るの珍しいな」
赤司「こういうのは面白いか面白くないか、損得勘定で動かない感情論で動くものだと思うが…………やはり僕が赤司征十郎なのがダメか?」
青峰「駄目ってわけじゃねえけどよ……オレがメインなのはな」
赤司「お前は指揮能力はちゃんとある……性格的にリーダーや軍師をするよりもなにも考えずに相手を倒すただのエースの役割が合っているかもしれない。しかし常に最前線で戦えるとは限らない……最初の世界で貴族をやった時に色々と知っただろう」
青峰「本音言えばオレ、あん時はマジで逃げたかったからな。お前や旦那みたいに天性のリーダーシップ持ってねえんだから……後天的にも無理」
赤司「ふ……結局は長い物に巻かれる側の住人か……さて、最初の質問、いや、今回は1個だけか」
Q トリオン体なら言語が違っても会話できる
トリガーはセットするだけでもトリオンを消費するため空きを作る選択肢もあり
射手と銃手のそれぞれの利点
二宮・弓場などの実力者と色々情報が明かされていますので
転生者がボーダーに所属したらどうなりますかね
政治や派閥関係は大人がしっかりやってくれそうですので
(黒トリ争奪の派閥のパワーバランスですが
陽太郎の事もあって隊員を纏めるためのモノで実際には対立はして無さそうですし
A級チームの襲撃と風刃の提供の流れは、旧ボーダー組の暗黙の了解による計画だったりして)
修がレイガストのシールドモードを知らなかったことから
荒船の育成計画に協力したりして、隊員の実力の底上げとかしたりして
他にも、空閑から黒トリの使用許可と引き換えとかでラービットの情報を早期に入手することで事前準備をさせたりして
(二宮たちが大規模侵攻で戦えるようにしたりして)
青峰「……この手の質問ってさ……
赤司「転生者だから原作キャラを救済しようはただの自己満足に過ぎない……そうだね……先ず、近界民に対して友好的な派閥になるのは確かだと思うよ。ただ玉狛支部の人間にはならない……ボーダーは向こうの世界から侵略行為をしてくる近海民からチーキュを守る組織だ、様々な派閥はあれどもそこは変わらない筈だ」
青峰「そこを履き違える組織なら誰も近寄らねえな」
赤司「あくまでも僕達が近界民に対して友好的な理由は単純に戦争を終わらせたい、バックに巨大な存在が居るという事をしたいからだ……ほぼ毎日、こちらの世界を襲ってくる。コレは泰平の世を築き上げる事に成功した日本ではイカれていると認識していい事だ。戦争でなく貿易をしてくれる話し合いの通じる近界民は居てくれるだけで心強い……だが大人の権力争いの道具になるつもりは一切無い。もしそういう事をしろと言われれば迷いなく、近界民が人間である事などをバラしてボーダーを潰す。太刀川や二宮、忍田が幾ら強かろうとも戦えない盤面を作り上げる」
青峰「恐ろしいな……じゃあなんでアカレッドに従ってるんだ?」
赤司「僕は別にアカレッドに従っているわけじゃないよ。ただ単に向こうの世界に興味があって大人に縛られないノブレス・オブリージュの精神を強要されないのが気楽だから紅き界賊団の船長代理を務めているんだ……言い方は酷いけれども、利害が一致してて楽しいからやってるだけでそうでなければバッサリと切り捨てたよ」
青峰「でも、お前色々とややこしいだろ?船長代理やったり貿易したり、オレから見ればスゲえめんどくせえぞ」
赤司「俺が赤司征十朗になる前の嫌な環境よりは何億倍もよくて苦しいとは思ったことは無いが……お前とはこういう時は意見が合わないな……」
青峰「そりゃあな……ボーダーに入隊すれば色々とやるが皆、それぞれ違う。オレの場合だと権力争いの道具にならずフリーのA級という名の給料泥棒やったりしてる…………ああ、そういえば天王寺の旦那と
A 転生者によって異なる。
青峰の場合はオリジナルトリガーを作らず既存の全部のトリガーを最低でもマスタークラスでフリーのA級、赤司や天王寺ならば転生者同士で部隊を組んで東隊以上の不動の1位を保つ。
派閥的に言えば玉狛寄りだけれども、あくまでも戦争を締結させる為に近界民に対して友好的であり大人の権力争いの道具になるならばボーダーが秘匿にしている事を徹底的にバラす。
戦闘タイプじゃなくて太刀川や小南に勝つことが出来ねえなと察する転生者は要領良いので個人や部隊で上を目指すんじゃなくて上に上げる縁の下の力持ちタイプになってマニュアル作りをしたり新人指導をメインに活動したりする。
青峰と赤司のトリガー構成はコロコロと変わる。
青峰は必要に応じてトリガー構成を変えて相手の弱点を突いたり一緒に防衛任務に入っている連中に足りない部分を補うため
赤司は純粋に相手よりも自分の方がそのトリガーを上手く使いこなせると言う自己顕示欲からで天王寺も自分が1番だから相手に合わせてトリガー構成を弄りまくる。