この調子でとりあえずお気に入り100件をまずはめざして頑張りたいと思います!
そんなこんなで最新話、今回はついに原作主人公コンビとの邂逅です
玉狛支部を出発し本部へ来た悠太はとある作戦室へと向かっていた
「失礼します」
「お、来たか悠太」
「こんにちは」
「あ、悠太さん!」
「…どうも」
「お疲れ様です!」
部屋に入ると悠太を迎えたのは隊長の「
「そうだ嵐山さん、これ差し入れのどら焼きっす」
「ありがとう、でもわざわざ気を使わなくてもよかったのに」
「珍しく一緒の任務ですし、普段から忙しくされてるんですからこのくらいは」
嵐山隊は現在A級5位という地位にいながら、通常の任務に加えボーダーの広報活動にも従事している部隊であり、その多忙さはほかの部隊とは一線を画すものであった
「すまないな、今日の任務もお前がいてくれると心強いよ」
「それはこっちのセリフですよ嵐山さん…にしても、俺と嵐山隊が合同で防衛任務に当たるってことは、ただ事じゃないっすね例のイレギュラー
ネイバーが出現する際に発生する
しかし、ここ数日間の間に警戒区域外での門の発生が多発しており、ボーダーではその原因を探していた
「にしても、いくらいつどこで門が開くか分からない状況とはいえ、俺たちが合同で動く意味あるんですかね?出てくるのが普通のトリオン兵なら嵐山隊だけで十分だと思うんですけど」
ボーダーの防衛任務は玉狛以外の5つの支部を拠点とし、5つの部隊が交代で警戒区域を囲む境界線付近を巡回する形で行われる
その際人員配備の関係で他の部隊のメンバーによる即席部隊で任務に当たることも珍しくは無い
しかし例外として、玉狛支部のレイジ、小南、迅、悠太、本部の忍田本部長、この5人は個人の戦闘能力が強大であるため
そのため悠太がほかの部隊と合同で防衛任務に当たることはかなり異例な事態であった
「いや、今回の合同任務はそれだけが理由じゃないみたいだぞ」
「というと?」
「綾辻、悠太に改めて説明してやってくれるか」
「分かりました、嵐山さん」
嵐山からの指示を受けオペレーターの「
「昨日警戒区域内で門が発生、バムスター一体が出現し三輪隊が現場に向かいました。その際、警戒区域内で負傷者含む民間人3名を保護しています」
「…ん?なんてことない話じゃないのか?」
悠太の疑問はもっともなものであった
A級7位三輪隊、隊長の「
しかしそんな悠太の疑問は次の報告で驚愕へと変わることとなる
「いえ、問題は三輪隊含め
「…おいおいマジかよ」
トリオン兵を倒すにはトリガーを使う以外に方法は無い
しかし、最初に三輪隊が来た時すでにトリオン兵が倒されてたということは
「お前の想像通りだ悠太、破壊されたバムスターを調べたところボーダーのトリガーではないトリオン反応が確認された」
「トリオン兵だけじゃなくてネイバーまでこっちに来てる可能性があるってことですか…どうりで俺たちが組まされるわけだ」
戦闘能力が低いとはいえ装甲の分厚いバムスターがバラバラになるほどの威力のトリガーを持った奴がいる、本部が万全を期そうのするのもうなずける
「まぁ、仮にネイバーがいたとしても鬼丸先輩がいなくたって私たちだけでどうとでもなるとは思いますけどね」
「相変わらず自信家だねぇ木虎は」
「まぁ鬼丸先輩が前線を張ってくれれば、不測の事態になっても僕らが対応しやすいですからね」
「俺は悠太さんと一緒で嬉しいっす!」
「ありがとなとっきー、佐鳥はうるせえ」
「ヒドイ!?」
「さて、それじゃあ任務に出るとしようか!」
『了解!』
こうして談笑も混じえつつ情報共有を終えた5人は任務へと出発して行った
*
「にしてもイレギュラー門だけならともかく、ネイバーまで絡んでくるとは思ってなかったな」
「僕達も報告を聞いた時は驚きました」
本部を出発した5人は悠太と時枝、嵐山と木虎と佐鳥の二手に別れて巡回を行うことになった
「ひとつ、聞いてもいいですか?」
「どうしたとっきー?」
「もし仮にネイバーと接触したとして、鬼丸先輩はどうするんですか?」
ボーダーは現在3つの派閥に分かれている
城戸司令率いる「ネイバーは絶対に許さないぞ」主義の城戸派
忍田本部長率いる「街の安全が第一だよね」主義の忍田派
そして、林藤支部長率いる「ネイバーにも良い奴はいるから仲良くしようぜ」主義の玉狛派
掲げる主義の違いから、もしネイバーに会った時悠太がどう対処するつもりなのかが時枝は気になっていた
「そうだなぁ…」
空を見上げ思案する
脳裏に浮かんだのは、今朝も夢に見たあの日の光景
そして悠太は
「とりあえず、そいつと話してみねぇことには分からねぇな」
と答えたのだった
「…少し意外ですね」
「そうか?」
「失礼を承知で言わせてもらえれば、もっとネイバーに恨みがあってもおかしくないと思います」
「まぁ確かに、普通はそう考えるよな」
少し間を置いて悠太は言葉を続けた
「玉狛に入ってネイバーについてちゃんと知ったってのも理由のひとつだけどよ、あんな大規模侵攻があったあとでも俺はネイバー全てを恨む気にはなれなかったんだ」
「じゃあ鬼丸先輩はなんでボーダーに入ったんですか?」
「それは──」
ウウウウウウーーー!!!
時枝の問に答えようとした瞬間街にけたたましい警報が鳴り響いた
『緊急連絡!市街地にてイレギュラー門が発生、モールモッド2体が三門第三中学に出現しました!嵐山隊、鬼丸隊員は現場に急行してください!』
綾辻からの緊急連絡、悠太は聞き終わると同時に動き出していた
「とっきー!」
「はい!」
「グラスホッパー!」
最小限のやり取りで互いの行動を理解した2人
悠太は現場へと先行した
『充、聞こえたな!』
「はい、鬼丸先輩は先に現場に向かいました」
『了解だ!俺たちは現場に向かい向かいつつ合流、悠太に続くぞ!』
「了解!」
*
グラスホッパーを使い全速力で現場を視界に捉えた悠太、しかし現場である校舎にはすでに破壊の後が見受けられ、更には報告にあったモールモッド一体が校庭から校舎へと侵入を試みていた
(まずはこいつを!)
─ッドン!
思うが早いか、すぐさまグラスホッパーで距離を詰め、背後からの一撃で校庭のモールモッドを撃破した
(あと1体は中か!)
グラスホッパーを起動、破壊された壁から校舎の2階へと侵入する
「!?」
しかし、予想だにしない光景が目の前に広がっていた
*
遊真がモールモッドを倒した直後、1人の男が窓から修の目の前に飛び込んできた
(ボーダーの正隊員!?基地からこんなにはなれた場所にもう到着したのか!…まずい、空閑がトリガーを使っている所を見られた、なんとか誤魔化さないと最悪空閑の正体がバレるぞ)
修は空閑の正体がバレてボーダーとの戦闘になることを危惧していた
どうにかこの場を流せないかと思案しているうちに二人の会話が始まってしまった
*
目の前には生徒と思われる眼鏡の少年、そして廊下を見れば真っ白な髪をした少年がいる、その手にはトリガーが握られ背後には破壊されたモールモッドが横たわっていた
(なんだこいつ?おそらくモールモッドはこいつが仕留めたんだろうが、問題はこいつの得物が
状況からの予測でしかないが目の前の少年が只者では無いことは確かであろう
(ユーマ)
(分かってるよレプリカ)
(この人かなり強い、オレのトリガー使っても油断したら一瞬で殺される)
空閑もこれまでの経験から目の前の男の実力がとてつもないものであると感じていた
(さて…どうしようかな、上手く誤魔化さないとオサムにまで迷惑がかかる)
遊真はなんとかこの状況を誤魔化そうと悠太へと話しかけた
「お兄さんもしかしてボーダーの人?」
「ああそうだよ。このモールモッドはお前が倒したのか?」
「うん、いやー色々あってそうなった」
(モールモッドの名前は知ってるみたいだな…)
一般的に市民やC級隊員の間ではトリオン兵=ネイバーという認識になっているはず
故に、彼がただのC級隊員であるなら
「君はボーダーのC級隊員ってことでいいのかな?」
「そいつはボーダーじゃありません!ボクのトリガーを使って戦ってくれたんです!」
「なるほどね、眼鏡の君、名前は?」
「本部所属C級隊員の『
「そうか、三雲君の隊務規定違反は一旦置いておくとして、そっちの君」
「君じゃないよ
「ああ悪い、こっちも名乗っておくと俺はボーダー玉狛支部所属の鬼丸悠太だ」
そうして互いに名乗りあったところで悠太は
「空閑くんにもう1つ聞きたいことがある…君はネイバーか?」
核心に迫る質問を遊真へと投げかけた
「…」
(…っ、この人空閑の正体に気づいた!?)
実際のところほとんどが勘による質問だった
しかし、嵐山から聞いたネイバーがこちら側にいる可能性、トリオン兵に対する知識、悠太の中で目の前の少年の実力に説明がつく可能性はこれ以外になかった
「先に言っておくが、どう答えたとしても今すぐ君をどうこうするつもりは無い…信じて貰えないかもしれないが」
これは悠太の本心であった。たとえ相手がネイバーだとしても問答無用で排除するつもりは悠太には毛頭なかった
そして
「…ああ、オニマルさんの言う通り俺はあっちの世界から来た、こっちの世界で言うネイバーだよ」
遊真は自ら正体を明かしたのだった
修&遊真登場!悠太は果たしてこのふたりとどう関わっていくのか乞うご期待です
感想や応援コメントなどありましたら励みになりますので何卒よろしくお願いいたします(o_ _)o