ハイスクールG✕S外伝 戦姫絶唱シンフォギア ソウゴと6人の装者 作:ボルメテウスさん
そこで、俺達は弁当を一緒に食べていた。
「・・・そう言えば、前々から疑問だったけど、調って、なんでこんなに料理が美味いんだ」
そう言いながら、ふと、弁当箱を広げたソウゴが言う。
その日の弁当当番は、調であった。
「確かに結構上手に見えるな」
「あぁ、メンバーの中ではおそらくは一番上手いと思うぞ」
1番目は調、2番目はクリス、三番目はマリア。
そして、同列である響、翼、切歌の3人だ。
「そう言えば、調は私達がフィーネの頃からも料理をしていたけど、先生とかいたんデスか?」
そう、切歌が尋ねると、調は凄い苦虫を噛んだ表情をした。
「えっ、何?
なんか、聞いちゃまずかった?」
「・・・少し、思い出すとむかついたので」
「料理から、一体どういう事になったの!?」
思わず、その事に、戸惑う俺達。
私、月読調には、友達がいた。
親友である切ちゃんでもなく、姉のようなマリアでもないただの友達。
それは、私達にしか見えない男の子であり、幽霊のような存在だ。
彼は、私達を助ける事はできませんが、一緒に話してくれました。
別の世界の住人でもあり、辛い事から逃げたい時には、よく彼の世界に行きました。
向こうでは、反対に私達は幽霊で触れませんでしたが、それでもあの研究室にいるよりもマシだった。
だけど、それも私から断ち切った。
私が知らない時に、セレナが死んだ。
その事に、目の前は真っ白になった。
どんなに彼が優しくしても、実際には助けてくれない。
いや、助けられない。
どんなに彼が望んでも、それはできない。
分かりきった事であり、私自身も理解した。
だからこそ、彼からの助けを拒否した。
しかし、立花響。
心臓に、ガングニールを埋め込んだ彼女をきっかけに、ソウゴを実体化させる事ができた。
その事に、私は苛立ちを隠せなかった。
「おいおい、今は料理中だから、あんまりそんなにむすっとした顔をしないでくれないかな?」
そう言いながら、台所に立つ男、海藤はそう言う。
今回の戦いにおいて、決定的に足りない仮面ライダーという戦力を補う為に、マムが雇った仮面ライダー。
自在に仮面ライダーを召喚する事ができるという彼だが、その目的は、私達が起動させるフロンティアを頂く事。
ただ、フロンティアを起動した後、地球を救った後に持って行く為、それまでは協力関係でいるらしい。
そして、現在は、私達の食事担当という事もあって、こうして私の料理の先生を務めている。
まぁ、実際はむかつくけど。
そう言いながら、出来たのは、今回のメインである湯豆腐。
安く買う事ができて、さらには沢山食べられるように作っている。
シンプルなのに奥深い料理。
「さてっと、こんな感じかな。
それにしても、これを振る舞うのは、彼らに振る舞って以来だな」
「あいつらって?」
「そうだね、君の言う、先記ソウゴ君だね」
その言葉に、私は思わず目を見開く。
「知り合いなの」
「さぁねぇ、どうだろうか」
そう言いながら、こちらを見ない。
「それにしても、あのソウゴがねぇ。
君を含めても、まさか6人の子とねぇ」
「6人」
私と切ちゃん、それにマリア。
あとは、二課のシンフォギアを含めたら、確かに6人だ。
「でも、なんで、私達には見えて」
「それは、君達が彼の心を変える事ができるからじゃないかな」
そう言いながら、海東は真っ直ぐと私を見つめる。
「彼がその先に待ち受けるのは、本来は孤独な道。
愛も、友情も、関係ない、王の道。
だからこそ、どこまでも繋ぐ事ができる手が、変えてくれると思ったんじゃないかな」
「思ったって、誰が」
「世界かな」
そう言った海東は、そのまま準備を進める。
「それにしても、君の方から料理を習いたいと聞いた時はびっくりしたよ。
向こうでは、ほとんど興味がなさそうだったのに」
「・・・いつか、もしも。
切ちゃんと、マリアと、ソウゴと、一緒に食べる時に、手料理を食べて欲しい」
「ふふっ、そういう事にしておくよ」
それだけ言ったあいつは、どこかむかついた。
「海東さんがねぇ、そんな事を」
「正直言って、俺、あの人に良い印象持っていないけど、どうなんだ」
「「「泥棒」」」
「あっ、全員、意見は同じなんだ」
「結構厄介で、正直に言うと、味方よりも敵として戦った回数の方が確実に多い」
「味方になったら、なったで。
何時、裏切るのか分からない」
「敵でも厄介なのに、味方でも厄介。
しかも、かなり強いから、面倒」
「デスデス」
「うわぁ、凄い言われよう」
「けど」
「なんだかんだ言って、助けてくれる人でもある」
「・・・そうなんだ」
その時、調の表情はどこか懐かしむように笑みを浮かべる。
そして
「だから、次に会った時にはしっかりとオハナシをしないとね」
そう言って、笑みを浮かべる調。
だが、なぜだろうか、
圧迫されるような恐怖に、俺と切歌は互いに抱きつく。
それは、他のメンバーも、思わず冷や汗をかく。
(((あいつ、一体何をしたんだ)))
青空には、なぜか満面な笑みを浮かべる海東に対して、俺達は思わず恨みを籠めて、思ってしまう。
次回のヒロインは?
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立花響
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風鳴翼
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雪音クリス
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マリア・カデンツァヴナ・イヴ
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月読調
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暁切歌
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立花響 IF
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風鳴翼 IF
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雪音クリス IF
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マリア・カデンツァヴナ・イヴ IF
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月読調 IF
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暁切歌 IF