ハイスクールG✕S外伝 戦姫絶唱シンフォギア ソウゴと6人の装者 作:ボルメテウスさん
シーグヴァイラ・アガレスの視察
「視察?」
その日、リアスからの一言に、ソウゴは首を傾げる。
「えぇ、現在の貴方達の行動について、疑問に思っている声は残念ながら多くあるの。
だから、どのような研究を行っているのかについて、気になる人が多いみたいの」
「その為の視察ですか。
まぁ、別に良いですけど」
「そう、良かったわ」
そう言いながら、ソウゴの言葉を聞いて、安堵するリアス。
「それじゃ、今すぐ行きますか?」
「えっ、それは良いけど、良いのかしら?」
「別に良いですよ。
たぶん、問題ないですし、その後ろの人もですよね」
淡いグリーンがかった長いブロンドで、切れ長の双眸に眼鏡をかけ、クールというよりは冷たい印象を相手に持たせそうな雰囲気を醸し出す女性だった。
「自己紹介をさせて貰います。
私はシーグヴァイラ・アガレス、よろしくお願いします」
「どうも、それじゃ、行きますか。
えっと、もしもし、今、大丈夫か?」
そう、ソウゴが電話で話している間、シーグヴァイラは、目を離さなかった。
(先記ソウゴ。
オーマジオウと呼ばれる魔王に近い力を持っている要注意人物だと聞きます。
人格的には問題なく、こちらに後ろめたさがなければ、問題ありません。
ですが)
同時に、そのまま鋭く見つめる。
「えっ、んっ?」
睨み付けられた事に気づいたソウゴとリアス。
「どうやら、警戒しているようね。
ソウゴ、お願いだから、あんまり無茶はしないでよ」
「はぁ」
2人はそう会話を行っている間にも、シーグヴァイラは
(巨大ロボット!
過去の戦闘で、その力で召喚する事ができた!)
シーグヴァイラの脳裏に浮かんだ数々の巨大ロボ。
ダイナゼノン、キラメイジンを始めとした、他の世界に存在する巨大ロボット。
それは、まさしく、彼女が夢に見ていたロボットそのもの。
今回、オーマジオウの危険性の調査という名目だが、実際は巨大ロボットを見たい。
そして、叶うならば、乗りたい。
そんな野望が、シーグヴァイラにはあった。
「とりあえず、許可が出ましたので、行きましょうか」
「えぇ」
同時に移動が始まる。
転移魔方陣ではなく、直接向かった先。
そこにはスカイキャリアを見ると
(巨大戦艦!
まさか、実在していたとは!)
「なんか、目力、強くない?」
「分からないわ。
おそらく、危険だと考えているんでしょう」
(あそこから、出撃する訳ですね!!)
「それじゃ、行きますよ、マリア、頼むわ」
その言葉と共に、3人はそのままスカイキャリアへと移動する。
「あなたが、艦長の」
「えぇ特殊部隊Apple隊長、マリア・カデンツァヴナ・イヴよ。
歓迎するわ」
「よろしくお願いします」
そう、冷静な態度は崩さず、シーグヴァイラは握手をする。
その態度を見て、マリアは確かに感じた。
(この子、一切油断がない。
こちらを観察している。
これは思った以上に危険ね)
そう警戒した思考を巡らせてしまうマリア。
そんなマリアが警戒しているシーグヴァイラは
(ナ○シコ!!
えっ、嘘、まさかのリアル少女艦長!
まさか、実在していたとは、恐るべし、異世界)
まったく別の事で動揺を隠せない様子だった。
「それじゃ、案内するわ。
と言っても、そちらに渡している資料通りしかないわ。
あとは」
そうしていると共に爆発が起きる。
「えっ、何、今のは」
「また、あいつらはっ」
そう、マリアは頭痛を抑えるように、頭を押さえる。
「マリア、さっきのは」
「いやぁ、悪い悪い!
まさか、爆発するとは思わなかったからな」
「アザゼル、あなた、ここで何をしているの」
「何って、研究だよ。
いやぁ、ここは俺好みが多いからな。
例えば、ほれ」
そう言いながら、取り出したのはチューリップが特徴的な錠前だった。
「これは?」
「ソウゴが持つ情報の中で興味深かったチューリップホッパーだ。
これを起動させると」
その言葉と共に、現れたのは二足歩行のロボットが現れる。
「この通り、瞬時に変形できる。
しかも、これを使えば、限定的な場所だが、別の世界への扉も開ける優れものだ」
「確かにそうね」
「けど」
そう、振り返ると、そこには冷たい目で見るシーグヴァイラだった。
「どうしたんだ、あのお嬢さん」
「分からないわ。
ただ、ここに来てから、さらに機嫌が悪いのよ」
「えぇ、マジかよ」
そう話し合っている間にも、シーグヴァイラの思考は。
(変形、それは良いわ。
こういう感じのも嫌いではないわ。
けど、はっきり言うとダサいわ。
もうちょっとないかしら)
まったく別の事を考えていた。
「アザゼルは甘い」
「なに!」
その言葉と共に現れたのは、IF調だった。
その額には眼鏡をかけていた。
「そんなの、誰も目を向けない。
最近のロボットは、こういう形です」
その言葉と共に出てきたのは、ヘッドギアを思わせる頭が特徴的なロボットだった。
「これは」
「ゲキトツロボットです。
普段はパートナーとして、さらには装備にもなる優れ物です」
「見た目、そのままじゃないかよ」
そうアザゼルは呆れている。
だが、その最中でも
(小型ロボット!
コックピットで一緒に入る!
なんという技術力、まさかここまでとは)
戦慄していた。
「・・・なんか、あの人の目、怖い」
「あぁ、何か執着しているような目だ」
そうして、話している時だった。
「姉さん!!」
「んっ、セレナ」
突然、セレナが来た。
「大変です、他の世界から少し救援要請が、すぐにでもと」
「なんですって、ソウゴ、ごめんだけど」
「分かった。
それだったら、あれを久し振りに使ってみるか」
「あれ?」
そんな言葉を聞いていると、滑走路へと向かう一同。
そこにあったのは
「なっ」
そこに立っていたのは、人型ロボット。
巨大な、銀色のロボット。
その名は
「タイムマジーン、行くよ」
その言葉と共にタイムマジーンへと急ぎ、乗り込む、ソウゴ。
そのままタイムマジーンは、バイクモードへと変形すると共に、そのまま次元を越える為に飛んだ。
「ろ」
「えっ」
その様子を見ていたシーグヴァイラは震える。
「巨大ロボット!!
しかも、変形するのなんて、最高ですよ!!」
ついに、声を出して喜んだ。
「えっ、シーグヴァイラ、もしかしてだけど、あなた、さっきから」
「えぇ、貴方達には黙っていましたが、私、大のロボットアニメ好きなんです。
ここには、そういう類いのがあると聴き、楽しみにしていたんです」
「まさか、この嬢ちゃん、最初から、それを目的に」
「なんだか、緊張して、損したわ」
その言葉と共に呆れてしまう。
「ところで、あれと似たような巨大ロボットはありますか」
「いえ、さすがに」
そうリアスは、呆れて言おうとしたが
「「あるよ」」
「「あるの!!」」
リアスとマリアの2人は思わず驚いた。
「貴方達、この船で何時の間にそんなの作ったの!」
「ナツミと共同開発だぜ。
いやぁ、なかなかに面白かったぜ」
「ナツミィー!!」
マリアの絶叫は、そのまま艦内を響かせる。
次回のヒロインは?
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