ふと、久々にトーマスの小説を執筆することにしました。
こちらでは初投稿となりますので、暖かい目で見守ってください。
やぁ、みんな元気?
これからきかんしゃトーマスと、遠く離れた二つの場所を結ぶ「魔法の線路」のお話をしよう。
<ピッピー!>
みんなはこの汽笛の音色を聞いたらもちろん分かるよね?
もちろん“トーマス”だ。僕らの一番のヒーローなんだ。
<ピッピー!>
「こんにちわ!」
悪戯っ子で生意気だけど、頑張り屋の機関車だ。
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──────ここは、トーマスやその仲間たちが走っている“ソドー島”。
イギリスとマン島の間にある小さな島だ。
みんな、仕事を楽しんでいる。
でも、局長のトップハム・ハット卿は今、休暇の真っ最中だ。
これは、その時のお話だよ?
ある日、トーマスは連絡駅で接続列車を牽くヘンリーを待っていた。
「5,6,7,8……」
「これはこれはトーマス、数のお勉強かい? 関心関心」
「君が何秒遅刻するか数えてたんだよ! そこの看板にも書いてあるだろ?」
ヘンリーが不満げに看板を見ると、「ソドー鉄道は時間に正確な鉄道です。」と大きく書かれていた。
「トップハム・ハット卿が直々にサインしたんだ。なのにヘンリー、君は8秒も遅刻したんだぜ!」
「ふんっ! 指図するほど君は偉くなったって言うのかい?」
「あぁ、そうさ!なんたって僕は、時間に正確な役に立つ機関車なんだぜ?
それに、"Mr.コンダクター"を迎えに行く役目に僕が選ばれたんだ
トップハム・ハット卿が僕の事を認めてる証拠なのさ!」
トーマスが偉そうに言うと、ヘンリーは鼻を鳴らした。
その時……。
「邪魔だぁ!! どけどけぇーっ!」
トーマス達の後ろから突然、巨大なディーゼル機関車が猛スピードで横切った!
「ここには
ディーゼル機関車はそう言って走り去った。
トーマス達は、巻き起こった風のせいで砂埃まみれだ。
トーマスの機関士は例のディーゼルを見て驚いた。
「今のは“ディーゼル
「あぁ、間違いなくあいつだよ!血も涙もないディーゼルだ!」
「冗談だろ!? 僕ら蒸気機関車の天敵が戻って来るなんて……!」
「これは大事になりかねんぞ!
トップハム・ハット卿の留守を狙ってくるなんてな……」
ヘンリーの機関助手は、不安げにぼやくと、機関車達も頷いた。
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─────さて、二つの場所をうちのもう一つは、イギリスから遥かに離れた、アメリカの奥部にあった。
草原を抜け、マッフル・マウンテンを超え……。──────渓谷の奥深くに溢れた「シャイニング・タイム」と言う町だ。
その町はとても、活気にあふれていた。駅は綺麗に飾り付けられていた。
のどかな所で、みんなは幸せそうだ。
子供たちは元気よく遊び、パフォーマーが器用にボールジャグリングをしている。
もちろんこの町の鉄道にも、蒸気機関車が走っている。機関車の名前は"レインボー・サン"。トーマス達とは違う、アメリカ型の機関車だ。
レインボー・サンは、このシャイニングタイム駅から遠い都会の駅まで列車を引っ張っている。
ある男の人が、列車に乗って都会まで旅に出ていく。列車の外からは、女の人が手を振っている。
花壇を手入れしているのが、トップハム・ハット卿から信頼を寄せられている“Mr.コンダクター”。
……ちょっと、頼りなさそうだけどね。
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仕事を終えたトーマスは、アニーとクララベルを構内に置いて操車場に向かっていた。
彼はディーゼルの言っていたことがどうも引っかかる。
「ディーゼルが言ってた「
「あいつの事だから悪だくみに決まってるさ。あのシャベルを有効に使わないからな……。
あーあ……、あいつに比べたらまだあの黒いディーゼルの方がマシだよ。」
機関士はため息交じりに言うと、トーマスも首を頷けながら操車場へと走っていく。
操車場では、ジェームスとダックが貨車を移動させていた。ジェームスは相変わらず、文句ばかり言っている。
「なんで素晴らしい機関車の僕が、汚い貨車の移動作業しなくちゃいけないんだ?
こんな仕事は間抜けなパーシーかオリバーの仕事じゃないか!
こんな連中を相手するより、客車を牽いて線路を飛ぶように走る旅に出たいよ!」
ジェームスはダックにぼやいたが、ダックはクスクス笑っていた。
そこへトーマスがやってきた。
だが、トーマスの機関士が後ろをちゃんと確認しなかったので、思わず車止めにぶつかってしまう。
<ガッシャン!>
「うわっ!? 危なかった~……」
「お前ってほんっと不注意な奴だな! また車止めを突き破る気か?」
「別に突き破るために車止めにぶつかったわけじゃないさ!
そっちだって靴紐が無いと動けないくせに!」
ジェームスは昔の事故の話をされてㇺッとした。
かつて客車を乱暴に扱ったせいでパイプに穴が開いて、お客の靴紐で直す羽目になったからだ。
「ふんっ! 僕は君みたいに駅長の朝ごはんにお邪魔するような間抜けじゃないんでね?
なんたって、僕は世界一赤くて立派な機関車なんだからな!」
「世界一立派かどうかは君の勝手だけど、仕事を嫌がらずにキチンとこなす機関車になることが大事なんだよ」
ダックがそう言い聞かせたが、ジェームスはそれでも機嫌が悪かった。
「ダックの言う通りだと思うよ。どんな仕事だって仕事を上手くこなしさえすれば、あんなディーゼルの助けなんか無くってもやっていけるぜ!」
その時、奥の方からゴロゴロと嫌な音が聞こえてきた。トーマス達は、その音を聴いて悪寒が走った。
「よぉ、久しぶりだな!ウスノロヤカン共!」
ディーゼルは、前に居た貨車をわざと突き飛ばしてやってきた。
「俺の助けがなくてもやっているだってぇ?
お前ら蒸気機関車は時代遅れの産物で、足手まといなくず鉄の塊だからな!
へっ、貨車の面倒も満足にできねぇくせに!」
「ふんっ!大きなお世話だ!」
ジェームスが言い返した。ダックもカチンと来て、ディーゼルに言い返す。
「足手まといなのはそっちじゃないか! 一体、なにをしに来たんだい?」
「あぁ?俺が戻って来たのはな、“
そいつを先にぶっ壊して、お前らをバラバラにしてやる!
覚悟してろ?そうしたらこの鉄道はディーゼル機関車の天下だぜ!」
ディーゼルは頭の上にあるピンチーをガチャガチャ鳴らしながらその場を去って行った。
トーマス達は頭に来た。機関士たちも同じだった。
「全く、なんて嫌な奴なんだ!」
ジェームスの機関士が言う。
「誰だ!? あんなヘビメタ野郎を連れ戻したのはぁ!」
ダックの機関士が言った。
「へんっ!なにが"消えた機関車を探してる"だ!
そんなくだらない理由でバラバラになんかされるもんか!」
ディーゼルが戻ってきた理由を聞いて、トーマスは腹が立った。
不機嫌に蒸気をシューシュー吹き出しながら、水を補給する為に給水塔へと向かった。
「……ねぇ、“
ダックが聞いたが、ジェームスも分からなかった。
ディーゼルの言う"消えた機関車"って、なんなのだろう……?
いかがでしたか?
久々に書いたのでまだまだ小説としてはあまり面白くない出来となりましたが、楽しんでいたければ幸いです。
ちなみになぜ魔法の線路なのかと言いますと、「この映画をトーマスらしく改変したら面白くなるかな」と言う馬鹿な発想で改変小説を書き始めました。
不定期となりますが、次回もよろしくお願いします。