ヒロイン枠
新見
山本
メルダ
ウーノ
ドゥーエ
トーレ
プレシア
だからね!てか前回より増えてるから!
??「リストラされたの……」
都市帝国の中から出てきたのは全長約12キロにも及ぶ超巨大戦艦だった。その超巨大戦艦は砲塔(実はこれ、副砲)を旋回させ『ヤマト』等に照準しそれを見た将和は瞬時に叫ぶ。
「回避運動、取舵イッパァーイ!!」
「と、取舵イッパァーイ!!」
超巨大戦艦の副砲の射撃より『伊勢』の回避運動のが早かった。『伊勢』は回避するものの『ヤマト』らは回避出来なかった。
「『アイダホ』轟沈!! 『コーンウォール』爆沈!!」
「応戦だ、波動ミサイルや波動三式弾も撃ち込め!!」
「無理だ将和!! 波動ミサイルも波動三式弾もさっきの岩盤破壊のために全弾撃ち尽くした!!」
「えぇいクソッタレ!!」
トチローの言葉に将和は艦長席の机を叩く。
「構わん、砲撃だ。左砲戦展開!! 砲雷撃戦用意!!」
「砲雷撃戦用意!!」
『伊勢』ら残存地球艦隊は速度を上げて超巨大戦艦に向かう。そして超巨大戦艦では単装の主砲を取り出して砲撃した。砲撃先は月であり上部に撃ち込まれた月は瞬く間に上部が半壊し岩石等が地球艦隊に襲い掛かる。
「左舷損傷ォ!!」
「損害に構うな!! 肉薄して敵艦橋に主砲を撃ち込め!!」
『伊勢』は48サンチ陽電子衝撃砲を連続して撃ち込むが装甲が厚すぎる超巨大戦艦にはダメージを与える事が出来なかった。
その御返しとばかりに副砲が連射して『伊勢』に砲撃が命中する。
「右舷損傷!! 右舷パルスレーザー砲群壊滅!!」
「二番主砲大破!! 一番主砲旋回不能!!」
「艦首魚雷発射管火災炎上中!!」
「隔壁閉鎖!! 消火急げ!!」
「駆逐艦『シムス』『Z42』『Z27』も轟沈!! 『キャンベラ』大破!! 同じく『那智』『足柄』も大破!!」
瞬く間に残存地球艦隊はその数を減らす。そして超巨大戦艦は射撃を終了し全包囲に通信を入れてきた。
『伊勢』の通信パネルにもあのズォーダー大帝が映る。
(ズォーダー……)
『どうだ、わかっただろう。宇宙の絶対者は唯一人、この全能なる私なのだ。命あるものはその血の一滴まで俺のものだ。宇宙は全て我が意志のままにある。私が宇宙の法だ、宇宙の秩序だ。よって当然、地球もこの私のものだ。ムハハハハ、アハハハハハハ!!!!!!!!!!!!』
ズォーダーはそう言って高笑いをするがそこに割り込んできたのは古代だった。
『違うっ!! 断じて違う!! 宇宙は母なのだ。そこで生まれた生命は、全て平等でなければならない!! それが宇宙の真理であり、宇宙の愛だっ!! お前は間違っている!! それでは、宇宙の自由と平和を、消してしまうものなのだ!! 俺たちは戦う!! 断固として戦うっ!!』
『フハハハハハ。良かろう、だが『ヤマト』よ。満身傷つきエネルギーすら底を尽きたお前がどうやって戦おうというのだ? ンッハッハッハッハッハ!!!!!! アハハハハハハハハハ!!!!!!』
そう言ってズォーダーが通信を切る。そして単装の主砲が地球に向けて砲撃を開始するのである。
「モンゴルの平原に着弾!!」
「モンゴル及び大陸周辺でマグニチュード9クラスが連続して発生!!」
「南アメリカ大陸にも着弾!!」
「各地で地震と津波が発生中との事です!!」
「………将和……」
宇宙軍司令部では正信らが各地の映像を見つつ超巨大戦艦と戦闘する『ヤマト』や『伊勢』を見る。そして正信邸では特別に帰されたプレシアとアリシア、知子が地震の揺れに耐えていた。
「今のは震度5くらいもんかね。まぁこれくらいならまだ大丈夫だよ」
「だ、大丈夫だよねママ……?」
「え、えぇ……大丈夫よアリシア」
地震を経験した事が無いプレシア(アリシアはプレシアに抱きついている)は怯えながらも知子の言葉に気丈に振る舞うのである。
舞台は再び宇宙に戻る。主砲の砲撃を見ていた将和は直ぐに行動に動いた。
「各部、状況は?」
「主砲は後部三番しかありません。ミサイルも左舷しか残っていません」
「機関異状なしです」
戦術長はそう言うが将和は首を振る。
「まだ波動砲が残っている」
「波動……砲……」
将和の言葉にウーノが呟いた。その言葉に乗組員達はざわめき出す。そうだ、波動砲だ。まだ波動砲が残っているのだ。
「波動砲戦用意!! グズグズしているとあの超巨大戦艦が地球を破壊してしまうぞ!!」
『了解!!』
将和の激励に乗組員達は波動砲の準備に取り掛かるがそこへ新見が叫ぶ。
「司令、『ヤマト』から救命艇が発進しているわ!!」
「何!?(不味い、その状況は不味いぞ!?)」
原作を知る将和にとって『ヤマト』から救命艇が発進する事は非常に不味い事態だった。
「古代の野郎、突っ込む気だ。それは阻止するぞ!!」
だが通信パネルの映像では『ヤマト』は超巨大戦艦に突き進んでいく。そして『ヤマト』と超巨大戦艦の真ん中にテレサが現れた。
「……テレサ……」
映像を見ていた将和はそう呟く。
『ありがとう古代さん。私は貴方の中に勇気と愛の姿を見せて頂きました。貴方のおかげで人々は目覚めより美しい地球と宇宙の為に働くでしょう。私はこの日を待っていたのです。反物質である私の身体がお役に立つでしょう。さぁ……参りましょう……』
その言葉と共に『ヤマト』はテレサと共に往く。その様子に将和は席を立つ。
「やめろ古代!? 特攻なんてもんは俺が許さんぞ!!」
「司令……」
将和の表情に新見も思わず唖然としていた。いつもの将和からはそんな様子は見られない表情だったのだ。
だがそれとは裏腹に『ヤマト』は超巨大戦艦に突き進んでいった。
「古代!?」
その時、突き進んでいく『ヤマト』の隣に『あの日』、マリアナ沖で『大和』と共に運命を共にした宇垣纏の姿が将和には見えた。
「宇垣……」
『宇垣……?』
思わず呟いた言葉を新見とウーノは聞いていた。それを知らない将和だが宇垣が将和に向かって微笑み敬礼をした。
「………ッ………」
それに対し将和もそれ以上は何も言わず『ヤマト』に『大和』に涙を流しながら敬礼をしたのである。
そして『ヤマト』はテレサと共に超巨大戦艦と指し違うて巨大爆発を起こした。
「衝撃波、来ます!!」
「総員何かに掴まれ!!」
衝撃波が『伊勢』を襲う。しかし不思議と思っていた程の衝撃波は来なかった。
「各部、状況送れ!!」
「『伊勢』、機関は損傷しているが航行は可能だぜ」
「武装については先程お伝えした通りです」
「……分かった。他艦の救助を急がせろ」
「分かりました」
そしてある程度の指示を出すと将和は艦長席に項垂れるように深く座り込むのである。
(……結局、この結末は変えれなかったか……これからどうなる事やら……)
そう思いながら将和は溜め息を吐く。だが将和らは生き残る事は出来た。これは確かな事であった。
此処は……何処だ……私は……私は宇宙に身を投げた……
「……う……と……」
誰だ……誰だ……私を呼ぶのは……
「そう……そう……デス……」
そうだ……私は……総統……私は……
「私はアベルト・デスラーだ!?」
ガバッと一人の男が目を覚ます。男の周囲には多くの肌が青白い者達がカーキやOD等の軍服を着ていた。
「おぉデスラー総統!? よくぞ御無事で……」
「貴様は……タランか……」
「はい。ヴェルテ・タラン中将の弟、ガデル・タラン少将であります」
デスラーの問いに爆発に巻き込まれて戦死したヴェルテ・タラン中将の弟であるガデル・タラン少将はそう言って感涙の涙を流す。
「私は……宇宙に身を投げた筈だが……」
「勿論、そうでございます。されど我々の艦隊が総統をお救いしました」
「救助……」
改めて周囲を見渡せば確かにデスラーはベッドにて横たわっており医官らしき者達が10数名程いた。
「しかし、どうやって私は……」
「はっ、ガトランティスの医療技術により……」
「そうか……私は大帝に三度も助けられたのか……」
かつて友情を結んだズォーダーとデスラー。その恩にデスラーは素直に感謝をした。
「しかし……我がガミラスで残っていたガミラス人は私とタランだけだと思ってはいたが……」
「はっガミラス本星は確かにそうかもございませぬ。しかしルビー、サファイア、オメガ等の各撤退した戦線からの残存艦艇が少なからずおりました故……」
「そうか……大ガミラスの神は私にまだ生きろという事か……」
デスラーは笑みを浮かべるもベッドに横になる。まだ自身の体力はそこまで回復出来ていなかった。
「総統、今は養生を……」
「分かっている……傷を癒えたならば我が大ガミラスの復活をせねばならない」
斯くしてデスラーは雌伏の時を迎えるのであった。
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