『三好inヤマト』改三リメイク   作:零戦

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閑話その1

 

 

 

 

 

 

「グッ!?」

 

 ドゥーエは騎士ゼストの攻撃によって吹き飛ばされ強化ガラスに叩きつけられた。その拍子に口から大量の血が溢れ出す。

 

「レジアス……」

 

 ゼストはそんなドゥーエを気にせず事切れたレジアスに近寄るが……ドゥーエはまだ生きていた。

 

(まだ……まだ死ぬわけには……)

 

 だが、ゼストの攻撃はドゥーエにとっては致命傷でありとてもではないが逃げれる事は不可能だった。

 

(……まだ見てない妹達を見てみたかったな……)

 

 心残りがあるとすればまだ妹達を見れていない事だろう。だがドゥーエにはその時間はなかった。ドゥーエは懐からカプセルを取り出す。それはスカリエッティから念のためと貰った自爆用の小型高性能爆弾であった。

 そのカプセルをドゥーエは最期の力を振り絞って押した。そして一瞬の間を置いてカプセルは光だした。

 

「しまッーーーーーー」

 

 レジアス達がいた部屋は爆発しゼストは無論、吹き飛ばされドゥーエも消息が分からなくなったのである。これにより公式ではドゥーエは死亡したとされる事になるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「守、この人を手術室に、急いでッ」

「わ、分かったスターシア!!」

 

 地球から16万8000光年の先にある惑星『イスカンダル』。そこは死にゆく星であったが古代守とイスカンダルの女王スターシアが暮らす星でもあった。そしてその星に一人の珍客が招かれる事になるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三好司令」

「ん? どうした参謀長?」

 

 薫と寝た数日後の『伊勢』艦橋、不意にチュン参謀長が将和に話し掛けた。

 

「実は女性乗員達から相談を受けたのですが……」

「何だ?」

「最近、新見少佐の機嫌が物凄く良くて逆に気持ち悪いと……」

「…………………ほんとあの馬鹿が………………」

 

 チュン参謀長の申し訳なさそうな表情に将和は頭を抱える。いくら恋人になったからとはいえ軍務に影響が出るのは将和も見逃す事は出来なかった。

 

「……悪い、新見にはそれとなく伝えておくわ。あの馬鹿……」

「感謝します司令」

 

 謝る将和にチュン参謀長は苦笑するのであった。なお、後に将和は薫にそれとな~くチュン参謀長からの言伝を伝え顔を真っ赤にする薫であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

【地球における宇宙艦艇の変革その1】

 

 地球における宇宙艦艇の変革はやはり第一次内惑星戦争と第二次内惑星戦争の戦間期であろう。第一次内惑星戦争の終盤、地球の国連宇宙軍は火星自治宇宙軍の艦艇を拿捕した。これが戦争前に火星で発見、リバースエンジニアリングした異星文明の宇宙艦艇である『解放』型巡洋艦であった。

 この月沖海戦で鹵獲した2隻の『解放』型巡洋艦を国連宇宙軍もリバースエンジニアリングを行い『金剛』型宇宙戦艦(日本名。北米では『テネシー』級、イギリスでは『プリンス・オブ・ウェールズ』等々)や『村雨』型宇宙巡洋艦(北米では『ノーザンプトン』級、イギリスでは『カンバーランド』級等々)、『磯風』型突撃駆逐艦等が生まれたのである。

 その後に発生した第二次内惑星戦争で上記の艦船は活躍し火星自治政府を降伏に追い込める程であった。そして火星を占領した国連宇宙軍は火星の至るところを隈無く捜索した結果、火星自治政府宇宙軍が発見した宇宙艦艇とは別の宇宙艦艇を発見したのである。それは火星の極冠の奥深くにて氷漬けで眠る宇宙艦艇だったのだ。

 国連宇宙軍は極秘のうちに氷漬けの宇宙艦艇を回収し研究に当たるのであった。国連宇宙軍は運が良かった、氷漬けであった事もありエンジンはエネルギーを注入するだけで稼働したのである。

 こうして国連宇宙軍はエンジンの解析を急がせ後に試験艦『飛鳥』に搭載し試験航行等を繰り返すのである。

 

 

 

【地球における宇宙艦艇の変革その2】

 

 エンジンの解析を急がせた国連宇宙軍は西暦2191年末にエンジンーー次元波動エンジンの解析に完了し量産型次元波動エンジンの製造にも成功する。日本宇宙軍の艦艇に最初に搭載されたのが『金剛』型宇宙戦艦の五番艦『扶桑』であった。『扶桑』はどの『金剛』型よりも強力な主砲ーー41サンチ三連装無砲身砲を搭載しており地球の宇宙戦艦では最強であっただろう。

 それは同年から始まったガミラス戦役でも証明していた。西暦2192年の海王星沖海戦では同じく波動エンジンを搭載した『村雨』型、『磯風』型と共に奮戦しガミラス艦隊を壊滅に成功させるのである。

 国連宇宙軍は直ぐに波動エンジンを搭載した『金剛』型改、『村雨』型改、『磯風』型改の量産を開始した。

 この改型は『ヤマト』におけるワープや波動砲の装備はしておらず、むしろ戦力化を間に合わせるがための措置だった事もあり冥王星までは約一週間掛かる程だったのだ。

 だが、この改型の投入が無ければ国連宇宙軍は火星の絶対国防圏すら破られて地球周辺までガミラス艦隊が遊弋する程だったと後に専門家は語る。

 そして西暦2199年の冥王星沖海戦時に長砲身型とワープ航法が可能となった改二型が投入される。しかし、改二型はコスモナイト90の消費が国連宇宙軍が想定していたのより大きくそのため改二型が本格的に投入されるのは『エンケラドゥス急行』によりコスモナイト90の輸送が安定した西暦2200年からであった。その為、改二型の投入は僅か短期間で終了となるのである。

 そして『ヤマト』が帰還してから西暦2201年から第三世代型の宇宙艦艇が投入されるのである。

 

 

 

 

 【以下、変革その3に続く】

 

 

 

 

 第一世代型宇宙艦艇

 

 ・『金剛』型宇宙戦艦

 ・『村雨』型宇宙巡洋艦

 ・『磯風』型突撃駆逐艦

 

 

 

 第二世代型宇宙艦艇(波動エンジン搭載なるもワープ及び波動砲の搭載無し)

 

 ・『金剛』型改宇宙戦艦

 ・『村雨』型改宇宙巡洋艦

 ・『磯風』型突撃駆逐艦

 

 

 

 第二・五世代型宇宙艦艇(波動エンジン搭載。長砲身型主砲及びワープ航法可能。波動砲の搭載無し)

 

 ・『金剛』型改二宇宙戦艦

 ・『村雨』型改二宇宙巡洋艦

 ・『磯風』型改二突撃駆逐艦

 

 

 

 

 

 




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