それはそうと、クイズみたいなアンケート追加しました。ぜひ答えて頂けたら……そして、主人公についてようやくちょっと書けました。
6 天使の贈り物&7 平凡で平凡でない女の子
黒い屋根の家は見た目こそほとんど変化は無かったが、中が大きく違っていた。
神白と書かれていた表札は「
あの日から数年は子育てに追われた。息をつく暇も無ければ、寝ることもままならない。
子供の世話とはそういうものだ。
やっぱりやめておけばと後悔に苛まれる事も多々あったが、それ以上にさくらの事が愛おしく心が満ち足りていた。
外出の回数も次第に増え、そのおかげで新たな出会いもあった。
さくらを近所の公園に連れて行った時に出会った、さくらと同い年の息子を持つ男性と息があったのだ。
もう誰かに恋をするなんてこの先一生無いとお互い思っていたが、伴侶を失った悲しみや子供が自分にとっての癒し、など似た価値観を持っていた事で二人は段々と惹かれ合ったのだった。
さくらと息子の
まさに偶然では片付けられない奇跡のような出会いだった。
さくらが家に来てからというものの、こんな奇跡が杏樹の身に小さいものから大きいものまで何度も何度も起こった。
杏樹は、そんなさくらを天使の生まれ変わりだと心の中で信じていた。
「もしかしたら、あの二人組は神様の使者か何かなのかも。忽然と姿を消していたし」とも思っていた。
現実的ではない発想だから、一馬や総、さくら本人にさえもそんな心の内を明かしたことは無かったが。
杏樹も一馬も、二人の子を自分の子のように愛している、つもりだった。
実際の所、愛してはいたのだが、愛情を体現するのが彼らには少し難しかった。
目に見えないものを、見える形で現わそうと試みる事自体は素晴らしいのだが、それに成功している人間は極めて稀なのである。
このほとんど血の繋がっていない家族も例外では無かった。
義理の母の姓が相田になっても神白でいることを決めた、さくらもまた、家族や学校など人間関係の悩みがつきないような歳に成長した。
神白 さくらは、どこにでもいる普通の女の子であり、どこにもいないような女の子だった。
肩より少し下まで伸ばした真っ黒な髪……髪はおろしていたが左右に一本ずつ一つまみした手束を三つ編みにしていた、真っ黒な瞳、細すぎず太すぎない普通の体型、体育が苦手で国語が好き、趣味は漫画を読むこと特技は特にない、といった至って変わったところの無い平凡な女の子だ。
一部を除いて。
学校でのさくらの居場所はいつも、誰も行かない出入り禁止の屋上に続く階段の上だった。
さくら自身、引っ込み思案というわけでも人と関わりたくないわけでも無かったし、むしろ積極的に話しかけに行くようなタイプだった。
けれどこの学校で特にさくらと同学年の生徒で、さくらと話しをしたいと思う人間などいなかった。
隣のクラスにいる、血の繋がらない弟の総でさえ、学校でさくらと言葉を交わす事は無かった。
悪口を言われた、物を隠された、殴られた、そういう嫌がらせは無い。
誰もが、さくらをいないかのように扱っているだけだ。
教師でさえ、さくらと関わるのを躊躇った。
空気のように扱われたただそれだけ。周りにとっては「それだけ」かもしれないが当人にとってはその「それだけ」がとてつもなく辛いものなのだ。
さくらも例外ではなかった。
辛くて悲しくて泣きたくなる事もしばしばあったが、彼女は俯かず出来るだけ笑顔でいるように心掛けた。
血の繋がりが無くても愛情を持って育ててくれた義母に心配をかけたくなかったし、こんな事を知られたら友達もいなければ誰からも避けられる程出来損ないで不完全な娘だったなんてとがっかりされる事を何よりも怖がった。
「お義母さんはそんな事言ったり思ったりなんかしない。だって優しくていい人だもん」という想いも確かにある。だが、それ以上に完璧な子でなければという切迫した想いが恐怖を助長した。
ただでも、さくらは家族の中で浮いている、と彼女自身が感じていた。
途中から家族になった義父とは会話を試みようとしても未だにどうしてもぎこちなくなってしまうし、総とは家族になる前もなってからも仲が良かった筈なのに小学3年生ぐらいには家でさえもあんまり会話がなく最近は目も合わせてくれなくなった。
義母とは上手くいっていないという事は無いのだが、成長するにつれて自分は母の子供では無いという変えようの無い事実が頭にチラついた。
自分はどうして母に育てられたのだろうか、両親は自分を捨てたのだろうか、母には愛されていると分かっているさくらだったが、そんな答えの見つからない疑問が自分を更に追い詰めた。
ただでも、自分は人とは違うのに……。
そんな風に沢山悩みは尽きなくても、さくらはニコニコと笑顔で他人と接するのようにしていたのだった。
神白 さくらの寮のイメージは?
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グリフィンドール
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スリザリン
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レイブンクロー
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ハッフルパフ