カナリヤの慟哭   作:椎名リオ

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暑すぎて頭が回らない。

最近寝つきも悪いし……もうこれはポケモンスリープ入れるしかないか……


言葉をのせて

 

「今、なんて言ったの?」

 

 

 ある日の土曜日、僕の朝はそんな一言から始まった。

 テーブルには僕と母さんが座っていて、杏が食器を洗う音が孤独に部屋に響いていた。

 僕と母さんは二人して、互いの目を見つめた。

 まっすぐな、決して嘘はつかないような誠実さを感じさせる瞳だった。

 母さんの言葉を聞き取れなかったわけではなかった。別に難しいことを言われたわけではない。恐ろしいほど長い文章を読み上げたわけでもない。

 ただ、瞬時に母さんが口に出したことを理解するためには、もう一度その言葉を聞く必要があった。

 さっき耳にしたことが事実であれば、僕にとってあまりにも非現実に近いものだった。

 ゆっくりと一呼吸分の間を置いて、母さんはもう一度口を開いた。

 そしてそれは一文字一句違わない、数秒前に唱えた言葉と全く同じだった。

 

 

「家にあるギターを捨てます。少なくとも、夏の終わりまでには」

 

 

 

 

 

 

 

 

「えー!? そんなこと言われたんですか!?」

 

「残念ですね……」

 

「まぁ、そうだね。でもいつか言われるだろうとは思ってたんだ。むしろ遅いくらいだよ」

 

 

 今日の授業が終わり、バイトに行く道で僕は先日あったことを話した。

 十歩分の時間が空いた後で、「あれ?」と喜多さんが疑問をにじませた声を出した。

 

 

「師匠は悲しくないんですか? 捨てられちゃうギターってお父さんのものなんですよね」

 

「悲しくはあるよ。ただ、なんていうかな……これは例外らしいから」

 

 

 今僕が使っているこれだけは母さんの言う夏までに捨てるギターではなかった。

 母さんからも言質はとったし、そんなこともあって僕は多少気持ちが落ち込む程度に済んでいる。

 

 

「僕の気が済むまでやればいいって、言われてさ。まあ相変わらず良い顔はしてなかったけど。だから僕としても妥協点かなって思ったんだ」

 

「……もしかしなくてもですけど。わたしにあのとき貸してくれたギターって」

 

「捨てられちゃうね。あれ母さんの部屋にあったやつだから」

 

「ですよねぇ……やっぱりショックです。あれ買い取ることってできますか」

 

「どうだろ、僕から言ってもな……素直に頷いてはくれなさそうだけど。妹に話を通したほうがいいかもしれないね。ギターを欲しがってる友達がいるっていう体で。杏はたしか喜多さんに渡したギターを見ているはずだから、あのときのギターも大丈夫かも。あ、後藤さんもいる? ほとんどアコギかエレアコだけど」

 

「い、いえ遠慮しときます」

 

 

 喜多さんはそれを聞くと杏にメッセージを送っていた。

 明日か明後日あたりには母さんもこのことを知るのだろう。

 そのときどんな判断を下すのか正直検討はつかないけれど、杏の説得がダメなようだったらそのときは口添えをしよう。

 今日は曇り空だ。ここ最近はずっとこんな曖昧な天気が続いている。

 晴れでも、雨もない。

 雲の向こうにはたしかに太陽があるのに、こうも光が差さない日が続くとその存在すら不安定に感じつつあった。

 

 母さんは隠していたようだけれど、部屋にはいくつも父さんの記憶が残っているものがある。

 ギターはもちろん、いつだったか忍び込んだときに旅行に行ったときの写真なんかも机の片隅に伏せてあるのを見つけたことがある。

 父さんの物の大半はとうに母さんが捨てた。

 それこそ狂ったように、なにかに取り憑かれたように、父さんとの思い出を捨てることで感情を紛らわしていたんだと思う。

 

 もう会えない人との思い出が残っていることが、あの人にとっては苦痛だった。

 だからここまで残っていたのは、母さんが捨てたくても捨てられなかった、どうしても大切なものだったはずだ。

 母さんにとってそれは数々のギターで、埃をかぶって主に置いてきぼりにされたそれらを、ついに手放すことにした。

 

 ……おそらく、あの部屋にもう父さんの痕跡はない。

 喜多さんにギターを貸そうとして部屋に入ったとき、懐かしさを感じるものは一切なかった。机に伏せてあった写真も、あのときは見当たらなかった。

 思い出を捨て、愛した人を忘れ、そうして前を向こうとしている。

 母さんは本当に変わろうとしている。

 

 ――けれど何かを捨てることを、成長とは言わない気がする。

 

 気に食わない。そして気に食わないと同時にひどくほっとしたのも事実だった。

 僕にとって悲しい結果だったとしても、あの人にとっての前進になったのなら、自分の感情はある程度目を瞑るべきなのだろうから。

 

 ふと、袖を引かれる感触。

 振り返ると後藤さんが俯きながらも口をもごもごと居心地悪そうに動かしていた。

 

 

「どうしたの、体調でも悪い?」

 

「あ、あのぉ……あやっぱり、いやなんでもないです」

 

「……そう?」

 

 

 わずかに首をかしげる。

 後藤さんから話しかけてくるのは珍しい。

 話を掘り下げてもよかったのだが、なんとなく話しづらさのようなものを彼女から感じた。

 桃色の前髪から瞳が忙しなく動くのが垣間見えた。

 僕と喜多さんを行ったり来たりしている。

 

 

「どうかしました? スターリーすぐそこですけど」

 

「……いや、なんでもないよ。すぐ行く」

 

 

 立ち止まっていた僕らを不思議に思って喜多さんが声をかけてきた。

 

 

「後藤さん、なにかあったら言って。相談くらいには乗るからさ」

 

「は、はい……あの、鏡先輩って期待してたものが的外れだったときって、どうします、か?」

 

「え? 期待? あーまぁ、ものによるけどちょっと残念かなって感じには、なるんじゃない?」

 

「そうですよね……はあ」

 

 

 やたらと大きい溜息を吐いて、後藤さんはトボトボと先へ歩いて行った。

 足取りは重く、猫背も相まって後藤さんの周りだけ暗い空気が立ち込めているように錯覚した。

 

 

「……なんだろう?」

 

 

 戸惑いながらも僕も彼女の後に続いてスターリーへと向かう

 その日のバイトは、いつもより長く感じた。

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 思いつかない。

 

 

『前に決めたじゃん! リョウが作曲、ぼっちちゃんが作詞って』

 

 

 …………言葉が浮かんでこない。

 

 

『え~! リョウ先輩の曲楽しみです! もう作ってたりするんですか?』

 

『ううん。イメージ湧いたらそのうち』

 

『わ~! 楽しみ!』

 

 

 ……歌いにくいような字数にしちゃだめだ。そのことも考えなきゃいけないのに、目の前にあるのは幾重もの消し跡が残っている自由帳だ。

 それを何分も眺めている。

 

 

『頼むよリョウ。それと作詞大臣!』

 

『後藤さんすごい仕事任されてかっこいいね!』

 

 

(なにもおもいつかなーい……)

 

 机に伏したまま、頭を抱える。こんなことをしてもなにも素晴らしい歌詞が降って降りてくるわけでもないけど、こうせずにはいられなかった。

 先週、結束バンドのちょっとした会議で、なぜかわたしが歌詞を担当することになってからちょうど一週間が過ぎた。

 

 その間、何の成果もない。

 

 今日はシャーペンを片手に紙に向かってからどれくらい経ったんだろう。始めたころは二時間とか平気で考えられてたけど、だんだん短くなってきてる気がする。

ペラペラとページをめくると肝心の歌詞は一切出来てないくせに、とりあえずは必要のないサインはできてしまっている。なぜ……?

 

 喜多さんが歌うんだからそれに合わせた歌詞じゃないといけないんじゃないか。そう思っていろんな曲を聞いてみた。

 何の根拠もないのに無責任に背中を押すような応援ソング。

 わたしなんかには眩しいくらいのザ・青春を謳う曲。

 恋愛ソングなんかも喜多さんには似合いそうだからこれも探してみたけど、わたしには遠い世界で、書けそうもなくて早々に断念した。

 

 

「そもそもわたしなんかが担当してよかったのかな……」

 

 

 本当はあのとき断るべきだったんじゃないか。

 手が止まる。

 はっと書きかけの歌詞に目を見やれば、さっきまでは喜多さんに合うと思っていた明るい言葉が急に薄っぺらく感じた。

 そうしてまた消しゴムを手に取って、真っ白に戻す。

 そんなことを何回も繰り返していた。

 うつ伏せに机に倒れていた頭を横に向ければさっきまで調べていて無造作に置かれたスマホが目に入る。

 

 

「……やっぱり、言ってみようかな」

 

 

 思い浮かぶのは、最近知り合った同じ学校の先輩のこと。

 どこかつまらなそうな表情で、いつも一人校舎裏の木陰でギターを弾いている、わたしとは違うのにちょっとだけ親近感を覚える一つ上の先輩。

 わたしと結束バンドを引き合わせてくれた人。

 そっとスマホに手を伸ばす。

 機械的な冷たさが手に伝わって、その中に微かな熱を思い出す。

 

 

『なんとなく、君はいい詞を書けるかもと思って』

 

『少なくとも僕は後藤さんの書いたやつ、読んでみたいけどな』

 

 

「はぁー…………」

 

 

 電源はつけなかった。つけることができなかった。

 どの人の信頼も裏切りたくはないけれど、鏡先輩には残念な顔をしてほしくないと思った。

 いや、あの人にとっての“いい歌詞”をわたしが書けなかったとしても、そのときはわたしの思う“最善の言葉”を見てもらいたかった。

 

 

「……でも書けなかったら意味ないよ……真っ白い紙見せられてどうしろって……」

 

 

「え、結構時間あったはずなんだけど、一つもできてないの後藤さん?」とか、「うーん、正直期待外れだったかなぁ……」とか先輩に言われるのだろうか。

 もう死にたくなる。そんなこと言われたらメンタル的に立ち上がれない。

 

 

「暗い歌詞ならいくらでも書けるけど……そんなの喜多さんには似合わないし……」

 

 

 書いては消し、書いては消しを何度しただろうか。

 何一つ納得のできる言葉を見つけることができないまま、日は沈んで夜がやってきた。秒針は忙しなく時を刻んで、否が応にも今日という一日が終わりに近づいていることを認めさせられる。

 

 スタンドライトの電気をつけ、押し入れの中と机を行ったり来たりしながら、それでも一向に進展はなかった。

 もうこのままではきりがなかった。これだけ時間をかけても書けないのなら、きっといつまでもかけないままだ。

 心を押し殺し、毛ほども思っていない目を逸らしたくなる綺麗な言葉を繋げる。

 できあがったのはなんともありきたりで陳腐な文字の羅列だった。

 

 

「……」

 

 

 もう、これでいいや。

 ノートを閉じようとして――近くからそこそこ大きい音が鳴った。

 

 

「ひっ……で、電話?」

 

 

 液晶に映った文字は鏡先輩からの着信を表示していた。

 とりあえず携帯を手に取って電話に出る。

 ……電話なんてめったにしないから操作がもたついた。

 

 

『もしもし、後藤さん? 今大丈夫?』

 

「あっ、は……」

 

 いや待てよ。

 どうしてこのタイミングで先輩から電話がかかってくるんだろう。

 なにか約束をした覚えはない。

 メッセージのやり取りは少なからずあるものの、電話を通して話すのは今が初めてだ。

 こちらから連絡をすることはなく、けれど向こうには電話をするだけの理由があった。

 目が泳ぐ。泳いだ先に、しわくちゃになったノートに書かれている歌詞があった。

 

 ――あ、これもしかして問い詰められるやつ?

 

 

「あ、は……はっ……はぁ…………っ!」

 

『ごめんね急に。ちょっと聞きたいことがあってさ』

 

「ききき聞きたいことででですか!?」

 

 

 まずいまずいますいっ!

 これ多分絶対歌詞のことだ!

 

 

『……? うん。別に難しいことは聞かないよ。すぐ終わるから』

 

「すぐ終わっちゃうんですか!?」

 

 

 脳内でシュミレーションしてみる。

 

 後藤さん、歌詞できてる? 

 い、いや~ちょっとまだなんですよね~……。

 え、もう一週間以上は経ってるよね? なんでできてないの? 

 えぁあの……思いつかなくて……。

 ……うーん。やっぱり後藤さんには荷が重かったみたいだね。ごめんね、後藤さん。

 

 あ、すんごくはやく終わったー。終わっちゃったー。

 わたしすごく役立たずだ……初ライブの練習の時に言われたけどギターも下手らしいし……。

 このまま結束バンドも脱退させられちゃうのかな。

 でもそれは――それは絶対に、嫌だ。

 

 

『それで』

 

「で、できてますっ!」

 

『え?』

 

「だっ……だから、歌詞書けて、ます」

 

『歌詞って、後藤さんの?』

 

「は、い」

 

 

 震える声を絞り出す。

 電話の向こうは音声が途切れたようになにも聞こえなかった。そのせいで先輩がどんな表情をしているのかまったく想像がつかなかった。

 何を言われるかわからなくて、無言でノートを見つめた。

 消し跡が幾重にも残っている紙の上にはたしかに先ほどまで書いた言葉がある。

 嘘はついてない。これはわたしが書いた歌詞だ。

 

 

『……後藤さん。嘘はつかなくていいよ』

 

 

 嘘という言葉に背筋が伸びる。反射的に言葉がついて出る。

 

 

「う、嘘なんかじゃないですっ。ちゃんと書きました」

 

『ううん。君は嘘をついている』

 

「違います!」

 

 

 一息分の沈黙の後、先輩の声が耳に届く。

 

 

『確かに、後藤さん仕事はこなすもんね。バイトではサボりもせずに働いてるし、任されたことはやる。だからきっと歌詞は君の手元にあるんだろう』

 

「……そう、です」

 

『なら、読み上げてみるといい』

 

「え?」

 

『別に口に出さなくていい。君が一人で黙ったまま、文字の初めから終わりまで読むんだ。それからもう一回話をしよう。いい?』

 

「……はい」

 

 

 言われた通りに目を走らす。

 読み終えるまでに十秒とかからなかった。自分でつくったものだから、どんなことが書いてあるかなんて正直見なくても頭の中で再生できた。

 だから先輩が言おうとしていることがすぐに理解できた。

 あるいは、初めからわたしはわかっていた。

 意味の込められてない薄い言葉は、心を揺さぶらない。

 無為な時間が流れて、それだけ。

 

 ――今みたいに。

 

 

「……先輩。わたし、は」

 

『……僕は後藤さんの歌詞を知らないけど、目の前にある歌詞は駄作ではないと思うよ。その言葉に感化される人がいないわけじゃない』

 

 

 でも、と声は続いた。

 

 

『きっと後藤さんが伝えたいことじゃない』

 

 

 言い返す言葉はない。

 その通りだと、相手に伝わるはずもないのに頷いた。

 

 

「……もう一回。か、考えてみます」

 

『うん、それがいい。……ところでなんだけど、後藤さんの悩みはこれで全部解決ってことでいい?』

 

「……はい?」

 

『ほんとはさ、なにか悩みがあるなら力になろうかと思って電話したんだ。で、急に歌詞がどうのこうのって話をするから流れでここまで話したわけなんだけど』

 

「えちょ、ちょ……え? あれ? せ、先輩ってわたしが歌詞全然持ってこないからそれを責めるために連絡してきたんじゃ……」

 

『そんなことするわけないよ。というか、なんでバンドに入ってない僕が後藤さんのことを催促しなきゃいけないの。今日初めて後藤さんが歌詞の担当って知ったよ』

 

「え、じゃあ……」

 

 全部わたしの考えすぎかーよかったー。バンド脱退の話もない! ……よね? 

 一安心して息をつく。

 胸がすっと軽くなったのを感じる。

 少しばかり余裕ができて、頭も次第に働くような気がした。

 

 

「……先輩ってす、すごいですね」

 

『なにが?』

 

「その、なんでもお見通しっていうか……」

 

『そんなことないと思うけど。わからないものはわからないし、機会がなければ簡単に気づくものにも気がつけない。いたって普通だよ、僕は』

 

「そ、そうでしょうか?」

 

『そうだよ』

 

 

 電話の向こうで救急車のサイレンの音が近づいて、すぐに過ぎ去った。

 微妙な空気になってしまって、けれどなんて言葉を掛けたらいいのかわからず、結局無言のまま時間が流れた。

 やがて思い出したかのように、『もしもし?』と少しざらついた低い声が聞こえて、慌てて「は、はい! もしもしです!」と返した。なんだもしもしですって。

 案の定先輩が軽く笑う声が聞こえ、それを聞くとわたしも自然に笑うことができた。

 

 最後に先輩はこんなことを言った。

 

『君は、君の思う言葉を書けばいいと思うよ。綺麗なだけの言葉は美しくて優しくて、縋りたくもなるけれど、ありのままの醜いことも必要なんだと思う。目を背けたいこともあるけれど、顔を前に向けなくちゃ、まっすぐ歩くことはできない。目の前にあるのが、現実で、真実で……だから決して綺麗なことだけが正しさじゃないんだ』

 

 日を跨いで、朝日に目が眩んで体を起こしたとき。大半のなんでもない話を忘れてしまったけれど、その言葉だけがやけに胸に残っていた。

 携帯を手に取るとメッセージが来ていたことに気がつく。

 鏡先輩ではなく、虹夏ちゃんからだった。

 まだ眠気を払え切れていないまま、目をこすりながらもアプリを起動させる。

 

 

「あ……これ昨日来てたんだ……そっか疲れて寝ちゃったから、気づかな――」

 

『ぼっちちゃん明日下北沢駅前に集合ねっ! リョウと喜多ちゃんの二人も呼んでるから。あ、私服で来てね。よろしく~』

 

「――――公開処刑?」

 

 

 先輩ごめんなさい。

 歌詞書き上げられるかよりも、バンド続けられるか心配です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後藤さんの悩みが無事解決した次の日。

 僕は珍しいことに気分がよかった。

 体が軽く感じて、この調子ならギターも気持ちよく弾けるかもしれない。

 そんな些細な希望を胸に出かけたのが、ついさっきのことで。

 僕はそのことを今猛烈に反省している最中だ。

 

 

「あはは~しょうねーんくーん! ギター弾こうよギター。あ、ていうかセッションしな~い?」

 

「あの……酒臭いんで、少し離れてもらえます?」

 

 

 父さんのギターは捨てられるし、酔っ払いに昼間から絡まれるし、最近はとことんついてないな、僕。

 

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