ジャギィがドスジャギィになる話 作:ドスジャギィ
爆炎が舞い、ライゼクスが地に伏せた。
「倒れたぞ!クルト、来い!」
だが、クルトは答えない。
「なにボサッとしてんだ!畳み掛けるぞ!」
煙が薄れ、クルトの姿がぼんやりと浮かびあがった。
下を向いて俯き、構えた盾はブレスで焼け焦げている。
ランスを構える腕は、力を失ったかの様にダランと垂れ下がっていた。
「ク…ルト?おい…クルト、クルトォ!返事しろ!」
生気を失ったクルトの胸には、血に濡れた尻尾が生えていた。
ズチャッ
尻尾が引き抜かれ、クルトは力なく倒れ伏した。
ぽっかり空いた胸の穴には、ドクドクと血が溢れでていた。
「クルト…テメェがァ!」
倒れたクルトの側には、尻尾を血で濡らした彼が立っていた。
「ぶっ殺す…ーーーッ!」
得も言えぬ悪寒が、ゴルドの口を閉ざした。
Gyshaaaaaaaaaaaa!!!
怒り狂った電竜が、力を解放した。
両翼を地に着け、頭を突き上げる。
雷を優に越した電圧が、辺り一帯を襲った。
「グッ!盾が持たねぇぞ…」
盾を構えるゴルドだが、その表情には苦痛の色が伺える。
電流は、確かにゴルドの体を蝕んでいた。
ーーーやがて、盾に罅が目立ち始めた。
放電はまだ終わらない。
「クソッ!このままじゃあ…。
ーーーそうだ…あいつだ!あいつが近くにいた筈だ!」
ゴルドがポケットから筒状の何かを取り出した。
パシュッ
小気味の良い音と共に、眩い光が立ち上った。
もう少しだ…。
後少し耐えれば、あいつが来る。
「ォオオオ゛オ゛オ゛!」
盾を握る手に力が篭った。
ーーーーーーーーー
同時刻
辺りに広がる血の海に、一人の男が佇んでいた。
その男は嫌に小綺麗で、その場所に似合わない雰囲気を醸し出す。
それは、今もなお
男は、耳をつんざく咆哮を浴びながらも、全く怯まない。
飛んでくる火球を、躱し、打ち消し、いなす。
そんな神業を、何食わぬ顔をしてやってのけた。
やがて、痺れを切らしたのか、男はその竜まで猛スピードで駆け抜ける。
音を置き去りにするかのようなスピードに、竜は慌てて空へと飛び上がった。
が、射程範囲だ。
男が、糸を吐く何かを空に投げた。
投げられたそれは空中で停止し、糸で繋がれた男を空中に引き上げる。
翔蟲だ。
竜は、空を飛んだ男に動揺を隠せない
それは一瞬の隙を生んだ。
隙とも言えないような、本当に一瞬の
だが、男にとっては大き過ぎた。
刹那、男が背負った刀を抜く
男の振るった刃は、鱗など意に介さず、簡単に翼を切断した。
翼を失った竜は、地に堕ちる。
落下の衝撃は凄まじく、竜の足を砕き、命を削った。
「…」
ーー依頼は完遂した。
男は、ふうっと息をついた。
武器にベッタリと着いた血を拭い、刃を研ぎ直す。
夥しい数の竜の骸の傍で、男は身支度と剥ぎ取りを進めた。
やがて、最後の竜の番が来た。
先ほど、翼を切断したあの竜だ。
男が竜に歩み寄る。
その時、微かな痛みが走った。
即座に足首を確かめる。
そこには、
かの竜は、まだ死んでいなかった様だ
傷は浅く、ダメージは0に近い。
だが、0ではない。
それは、男にとって久しぶりのことだった。
少し口角を上げた男は、その竜、
その時、空に立ち上る光が見えた。
「…!」
炎が、猛々しく燃えた。
ベルリーン 柑凜 味塩 FMR1021 バンバ肉腫 小手歩 ぬぬんがに トッポ十三世 邪龍王 あんびー Ace9677 カラクト akizuki3 horse bone Junk.64. イロワケカワウソ 夢幻さんちゃくん mr.ジーン ソロモン666 紅刀狼 小畑屋 ポケットかぷせる 花崗岩 あるこばれの 清遊 からやん 陽灯 Aris12 亀さんと弱さん カプチーノ山田 HRN hirona あんよい 滄海 アッジェム SCOPEWOLF 海の近くの誰か とろろごはん 鳥っ火ー わけみたま っt マルゲ 狐の化狐 はしびろ 柴猫 いなせ
さん方、評価ありがとうございます!
本当に楽しみにさせていただいてます!
神無月緋色さん、感想ありがとうございます!
ほんとに嬉しいです!励みになります!!!
そして、数が多くて書ききれませんが、お気に入り登録してくださった方々、本当にありがとうございます!
ぜひ、これからも読んでいってください!
こういった展開がいい!ここをこうしろ!など、なんでも気軽に感想で教えてください!