ジャギィがドスジャギィになる話   作:ドスジャギィ

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群れのジャギィたちがイャンクックを解体して巣に持ち帰った後、彼は気になるものを見つけた。


第7話 調教イャンクック

 

白く、そこそこの大きさの楕円形の物体が4個もイャンクックの巣に置かれていた。

 

 

不思議に思った彼は、その物体に近づき、匂いを嗅ぐ、

先程ブチ殺したイャンクックの匂いを強く感じた。

 

卵だ。

 

一瞬、踏み潰そうとした彼だが、ふと、何かに利用できないかと考えた。

散々悩んだ挙句、彼は考える事を辞め、取り敢えず巣に持ち帰った。

4つの卵の内、一つだけなんか紫がかっていたが、取り敢ず全て持ち帰った。

ーーーーーーーー

 

 

今は繁殖期。

群れのジャギィノスたちは、皆彼の卵を産み、温める。

皆が小さな卵を腹に抱える中、一頭、やけに大きな卵らを抱えるジャギィノスがいた。

彼が持ち帰った卵だ。

 

盗んだ卵を温め始めて一週間。卵は日に日に活発になり、コツコツと殻を叩く振動を感じるまでになった。

 

そして、ついにその時は訪れた。

 

 

ピシッ。パキパキパキ…

 

小さな音が鳴った。と同時に、子ジャギィよりも少し大きな子イャンクック達が産声をあげる。

 

温めていたジャギィノスは驚きで気絶した。

 

 

 

彼はその様子を、幼い子ジャギィ達にまとわりつかれながら観察していた。

 

心を鬼にして子供たちを振り払い、3頭で身を寄せ合うイャンクック達に近寄る。

あわよくば、食料にするつもりだ。

 

ピィ!ピィ!

 

か細い鳴き声をあげ、彼に擦り寄るイャンクック達。

 

彼はこの子たちを群れに迎えることを決めた。

案外、彼は子供が好きなのだ。

 

あと、気絶したジャギィノスに彼は滅茶苦茶怒られた

彼は泣きそうになった。

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

その夜、彼の腹の下で一つの卵が孵った。

 

ガルゥ…

 

産声で目を覚ました彼は、その姿を見て目を剥いた。

 

黒紫の体色、棘塗れの外殻、発達した尾の爪。

明らかにイャンクック達とは異なる風貌。

 

イャンガルルガだ。

 

イャンガルルガは、実は獲物を取るのが苦手である。もちろん、子育ても。

そのため、托卵という繁殖形態を取る。

イャンクックの巣にこっそり卵を産み、イャンクックに雛を育てさせるのだ。

 

彼が漁った巣にもまた、托卵していたのだろう。

事実、彼の目の前には幼体のイャンガルルガが居るのだから。

 

彼はイャンガルルガを注意深く観察する。

コイツは危険だ、今すぐ殺せと、本能が彼に訴える。

 

彼が口を開いた。

 

ビィ…

同時に子ガルルガは安心した様に鳴き、彼に体を寄せ目を閉じた。

 

彼はこの子を一生守ると心に誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

「ん?なんだこの血の量…。」

ダンは森の奥まで踏み入り、ジャギィの痕跡を探していた。

そして、過去の死闘が記された大量の血痕と、外殻の破片を見つけた。

 

(この甲殻は…イャンクックか。こっ酷くやられたみたいだな。

ッ!この足跡は…ジャギィか。)

 

「足跡は血痕と共に森の奥に続いてる…。ジャギィが怪我を負って巣に帰ったか、それとも…」

 

(イャンクックの死骸を巣に持ち帰ったか…)

 

(今、ここにイャンクックを倒せる生物は少ない。それに、今は繁殖期だ。怪我を負ったとしても、巣に居ない筈がない。

 

つまり、イャンクックが死んだことは確実。そして足跡から察するに、その犯人はジャギィの可能性が高い。そんな事が出来るジャギィは…

 

被害者を…もしかしたらカリンすら、殺したジャギィの可能性が高い。)

 

彼は血痕を辿り、森の奥へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




他の竜も、仲間に出来たら楽しそうですよね!

こんな竜がいい、など、ご意見がありましたら是非、感想で教えて下さい‼︎

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