それでは……どうぞ!
カグラが幻想入を果たして、早くも1ヶ月と1週間が経とうとしていた。カグラの容態も安定し、リハビリをそつ無くこなす迄に回復したある日……永琳にとある話を持ちかけられたのだった……。
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(永琳)「今日もリハビリお疲れ様、カグラ」
(カグラ)「はぁ…、はぁ……。相当身体が訛ってるのは認めざるを得ないのですが……、それを差し引いても、鈴仙さんの組手の相手はキツいですね……」
絶対安静の期間が過ぎて……訛りに訛った身体をどうにかすべく、俺は永琳さんにリハビリの話をすぐさま持ち出した。そこまではよかったのだが……
(カグラ)「『弾幕勝負』の受け役は聞いてなかったですよ……今の所
(永琳)「それでも被弾してないだけいいじゃない♪貴方の基礎的な運動神経までは訛ってなかった証拠なのだから」
(カグラ)「もしかして……例の薬の効果ですか?」
そう……あろう事か永琳さんは、鈴仙さんの組手の相手だけでなく、弾幕勝負の相手……元い的役を命じて来たのだ。
組手と弾幕勝負の相手の間のインターバルはあるにせよ……弾幕勝負についてまだ分からない事だらけの俺にとって、控えめに死ぬ様なリハビリ内容だ。
因みに……弾幕勝負。元い『スペルカードバトル』のルール的なものは大まかにこんな感じだ。
一つ・幻想郷内で揉め事や争い事以外でそれを行ってはいけない。
一つ・何れかの指定枚数の『スペルカード』の攻略、又は何れかの残機がゼロになった時点で勝敗が決する。
一つ・スペルカードは美しく無ければならない。
まぁこんなかんじだ。『ボム』とかもあるらしいが……それに関しては、今はまだ覚える必要はないかな?
(永琳)「そうね……効果諸々はある程度分かってるから、貴方にちゃんと話して置くわね」
(カグラ)「はい」
閑話休題。俺の質問に対して、永琳さんが頷きながら、俺に使用した例の薬の効果諸々を教えてくれた。
(永琳)「一言で言えば……『超回復』の様な物ね。自分の受けた傷などを、呼吸を持ってして細胞を超活性させて、傷を癒すの。細胞の超活性と言うから骨格に関する傷は治らない……と思うだろうけど、呼吸さえしていれば、骨折ですら治り始めるわ。更に、治った細胞は超活性によって、より強固な細胞となるから、ガン等の感染症にもならなくなるわ」
(カグラ)「凄い……ですね。でも、そんな凄い効果なら……デメリットがある筈なのですが……」
俺が使われた薬の効果が凄い事はわかった。だから俺は、今後のことも考えて、そのデメリット足るものを永琳さんに聞くことにした。そして永琳さんは、またもや頷いて、説明してくれた。
(カグラ)「…………なるほど。理解しました」
(永琳)「あら?結構落ち着いてるのね?」
(カグラ)「今更……というか、予想は粗方してたので……ただ、現段階で対処法に目処がたってないので、少し焦ってるのは事実です」
(永琳)「なるほどね……そう言うことを言うと思って、明日で晴れて退院する貴方に、イイコトをしてあげようと思うの」
(カグラ)「イイコト……?」
その単語を聞いて……俺は少し身構えた。何を隠そう永琳さんは……俺が安静になったことを良いことに、俺とすれ違った際に、俺の方を脱臼させたりする始末だ。これも薬の効果を確かめるべくやってるのだろうが……勘弁して欲しい。
(永琳)「そんなに身構えなくていいわ。整体をするだけだから」
……ほっ、整体か。なら、大丈夫だろう。そう思った俺は永琳さんの整体を受ける事にした。
(永琳)「ふふ、素直でよろしいこと。なら……服を脱いで、仰向けになって頂戴?」
(カグラ)「わかりました」
そう言って、俺は服を脱いで下着姿となり、仰向けになった。
(永琳)「ーーーーッ!?……いい身体をしてるわね。それじゃあ……初めてくわよ♡」
(カグラ)「はい、よろしくお願いsーーーー」
俺は永琳さんに、そう返事をしかけた瞬間ーーーー
……ゴキャッ!ゴキっ、グキっ!グリャッ!ゴキっ、グキっ!ゴキゴキッ!ゴキャッ!ゴキっ、グキっ!グリャッ!ゴキっ、グキっ!ゴキゴキッ!ゴキャッ!ゴキっ、グキっ!グリャッ!ゴキっ、グキっ!ゴキゴキッ!ゴキャッ!ゴキっ、グキっ!グリャッ!ゴキっ、グキっ!ゴキゴキッ!ゴキャッ!ゴキっ、グキっ!グリャッ!ゴキっ、グキっ!ゴキゴキッ!ゴキャッ!ゴキっ、グキっ!グリャッ!ゴキっ、グキっ!ゴキゴキッ!ゴキャッ!ゴキっ、グキっ!グリャッ!ゴキっ、グキっ!ゴキゴキーーーー
(カグラ)「ぎゃあああああああああぁあああああああああああぁぁぁ~~~~~~…………ッ!!??」
身体中から聞こえる鈍い音をBGMに……俺は永遠亭中に響き渡るくらいの悲鳴を上げたのだった……。
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(カグラ)「うぅ……」
永琳さんに整体という名の荒治療を受け暫く気を失ったて、俺は目を覚ました。
(鈴仙)「あ、カグラ君。目が覚めましたね?」
(カグラ)「鈴仙さん?あれ?永琳さんは?」
辺りを見渡すが……さっきまで居たはずの永琳さんが居なかった。その代わり、鈴仙さんが俺の隣に居た。
(鈴仙)「師匠は今し方往診に行ったよ?それよりも……身体の具合はどぉ?ものすごい悲鳴が聞こえたからここに来たら師匠が「整体したら気を失って……往診に行ってくるから彼をお願い」って」
(カグラ)「なるほど……気だるさとかはないかな?むしろ整体という名の荒治療されてから凄いピンピンしてるって言うか……」
そう……身体の至る骨という名の骨を粉々に砕かれ、更に臓器までもクラッシュして……恐らくその粉々になった骨や臓器を再度元通りにしたのだろう。それをされたと言うのに気だるさどころか、痛みすら感じていなかった事に対して、俺はさっき迄違和感を覚えていた。
(鈴仙)「うん、多分だけど薬の効果と師匠の整体のおかげじゃないかな?クラッシュ&ビルドって言って……細胞組織や骨格に負荷をあえて与えて、それを修復する事で以前よりも強固な身体に仕上げる……師匠の十八番なんだ♪それに、カグラ君に投与した薬の効果も掛け合わせて、今までよりも頑丈になったんじゃないかな?って私は思うよ!」
「曰く、よくこんなボロボロの身体で生活してたわね」と言う永琳さんからの伝言を鈴仙さんから言われて、俺は苦笑いした。
(カグラ)「後で永琳さんに礼を言わないとだね……これで晴れて退院できるんだし」
(鈴仙)「……そうだね!ねぇねぇ、カグラ君が良ければさ、退院後も此処に居ない?カグラ君との組手や弾幕勝負の相手……結構楽しいし♪」
(カグラ)「うん。そうしたい……けど、永琳さんにその話をしたら、「まだその返事は退院の時まで取っておいて」って言ってたから……」
(鈴仙)「そっか……まぁカグラ君のしたいようにすれば良いと思うよ!強制は良くないからね……」
俺がそう答えると……鈴仙さんは、何処と無く暗い表情でそう答えた。
(鈴仙)(カグラ君がそう言うって事は……来ないだレミリアさんや咲夜さんが此処に来たのと何か関係があるのかな……?出来れば、カグラ君とズット居たいんだけどな……)
〜永琳side〜
(永琳)「はい、身体の方は大丈夫そうですね。引き続き薬の方も欠かさず飲んでくださいね?」
「ありがとうございます、永琳様」
カグラの整体をした後……往診の時間が来たので、私はうどんげに任せて、人里へ往診をしに行った。
そしてたった今、往診が終わり帰路に着いてる所だ。
(永琳)「それにしても……彼の身体の構造、非常に興味深いわね……」
彼の整体をしてる最中、私はそんな事を思っていた。
一見見た感じ、他の人間とは対して変わらない身体の構造だった。強いていうなら……外の世界で余程鍛錬を積んだのだろう。他の人間よりも強固な身体付きをしていた。
だけど……他の人間とは違う所があった。
(永琳)(目には見えなかったけれど……血管と同じ原理で何かが彼の身体中巡っていたそれにーーーー)
私は彼の身体の構造と同じ位、気になった点があったのを思い出し、歩めていた歩を止めた。
(永琳)(彼の身体中に切り傷や銃弾の跡……治療したから余り気にならなかったけど……恐らく外の世界で戦闘か何かあったと思うのが妥当ね。それを差し置いてもーーーー)
(永琳)「彼の背中のアレ……銃弾の跡かと思って治療してもな治らなかった。あの薬を持ってしてもだ。あの跡は一体……?それに、あの跡……星座のりゅう座と瓜二つ。偶然付けられた物とは思えない」
(永琳)(彼は……一体何者なのかしら……?)
考えれば考える程、謎を呼ぶ。キリがないと思った私は、再度歩を進めたのだった……。
〜END〜
如何でしたか?
次回、遂にカグラ君が退院します。永琳が言ってた返事は待てとは……?お楽しみに!
感想、高評価等お待ちしております!
それではまた次回お会いしましょう!
P.S:前書きにも記しましたが、アンケートの御協力、お願いしますm(_ _)m
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