色々と諸事情が相まって投稿頻度が遅くなってしまいましたが、何とか軌道に乗れそうなので、今後とも頑張っていきたいと思います。
さて今回は、紅魔館視点……つまり、神楽君側のストーリーになります。多少独自の知識が絡んでくるので、その点だけご了承ください。
それでは……どうぞ!
(カグラ)「つまりーーー魔法と言うのは、今現在目の前にある『情報』を書き換えるという事。そして魔法を発動するためには大気中に漂ってる『霊』や『生気』を吸い取って『魔力』に変換し、それを動力源として発動する。幻想郷内で置いて魔法の発動方法は、『詠唱』か『魔法具、魔石等の発動補助具』を用いて発動する。なるほど……とても興味深いですね」
歓迎会が終わった後……俺はパチュリーさんに連れられて図書室に来ていた。紅魔館の地下にある図書室はとても広く、壁一面にこれでもかと言うくらい本がズラリと並んでいた。その中の大半は色んな分野に置ける本だが、『魔導書』と呼ばれる本もまた劣らず本棚に収められている。
パチュリーさんに魔法についての基礎……深くいうなら初歩的な事を説明された後……俺は自分なりの解釈でまとめと感想を述べた。
(パチュリー)「そうね。一言で魔法……といっても、外の世界で言う国や地方によっては、それを『妖術』、『忍術』……深くディープに言えば『超能力』や『サイキック』等と言い換える所もあるわ。でもそれ等は元を辿れば魔法の理屈と何ら変わらない。魔力なんかもそう。『気』や『霊力』、『波動』と言い替える所もあるけど、粒子レベルで漂ってる『霊子』が魔力等の原型となってるの」
(カグラ)「なるほど……その霊子は、自然エネルギーなども含まれるんですかね?あれも一応、目に見えない力で電力等を蓄えたりするから……」
(パチュリー)「いい質問ね。結論から言えば、その通りよ。他にも……精霊も霊子の一種よ。『目に見えない』、『力に変換出来る』そういったものが霊子と部類されるわ。因みに……弾幕何かも霊子よ。あれは霊子の集合体だから……」
(カグラ)「なるほど。という事は可視化出来ないものでかつ、エネルギー変換出来るものを一纏めに魔力……とも言えるんですね?」
(パチュリー)「正解よ。貴方……とても飲み込みが速いわね?やっぱり……私のみ込んだ通りだわ、魔法学の基礎に関しては私としては満点よ」
とまぁ……こんな感じで一通り魔法学に関してパチュリーさんから教わった俺は、買いかぶりだろと思うくらいのお墨付きをパチュリーさんから頂いた。
そんな中……隣にいた紅愛から、喜びの声が上がった。
(紅愛)「良かったわね、カグラ。魔法使いとしての道を極めるのも悪くないんじゃないかしら?」
(カグラ)「そう簡単に言うけど……適正とか劣ってたら極めようにも極められないんじゃないの?」
これはあくまで個人的な偏見だが、人は誰しもが魔法使いになれる訳じゃ無いはずだ。才能とか、適正的なものが無い限り、魔法使いにはなれないと思ってる。まぁ、ここは幻想郷。努力の有無はあるにせよ、魔法使いになる為の概念が無くても、なれるのでは?とも思ったりもする。
(パチュリー)「カグラの言う通りね。幻想郷内であれば、誰しもが魔法を使える『可能性』を大なり小なり持っているわ。でも、それはあくまで可能性。実際に魔法使いになれるのは……産まれた時から魔法使いとしての人生を歩んだ人間、或いは類まれなる才能に恵まれた人間……でなければ私達の様な魔法使いになる事は到底不可能と思った方がいいわ。だけど……」
なるほど。例えば……一般人Aさんには発明家になる可能性が秘められてるとしよう。だがしかし、実際に発明家になれるのは、発明家の知識や技術を持ち合わせ更に、発明家になる為の努力をした者たちだけ。
先のパチュリーさんの言葉からはそう捉えられた。
(パチュリー)「だけどカグラ?貴方は私を初めとしたこの幻想郷内にいる魔法使い全員が貴方に対して『魔法使いになる為の素質を充分に持ち合わせいる』……そう口を揃えて言うわ」
そう。だから俺みたいな飲み込みだけが早い人間になんて……え?今パチュリーさんなんて言った?
(パチュリー)「カグラ…貴方は魔法使いになるべきだわ。こんなにも飲み込みが早くて魔法に興味がある者なんて、私の知りうる中で、アリスや魔理沙しかいないわ」
(カグラ)「えっでも俺……飲み込みが良いだけで、ほんとに魔法使いになれるかなんtーーーー」
(パチュリー)「魔法使いとしての私が言うの。そうね……ちょっと待ってなさい」
そう言うとパチュリーさんは席を離れて行った。いやホントに、先も言ったけど飲み込みだけで、あと魔法に関しての興味を持っただけで魔法使いに向いてるなんて言われても……今の俺からしたら余り実感がわかない。まぁ『普通の人間』なんだから、そう思っても仕方ないのだが……。
少しすると、パチュリーさんがとある本と水晶玉を持って此方に戻ってきた。
(パチュリー)「この魔導書には、五行の魔法の基礎が記されてるのだけど、その付録として、五行をベースとした属性の適正を調べる事ができる水晶玉があるの」
(カグラ)「それがこの水晶玉……綺麗ですね」
(パチュリー)「五行については後で詳しく説明するとして……カグラ。この水晶玉の上に手をかざして魔力を水晶玉に込めてみて頂戴」
(カグラ)「分かりました。えっと…こうでいいでしょうか?」
俺はパチュリーさんに言われるがままに、水晶玉の上に手をかざした。……が、肝心の魔力の込め方が分からない。念じる感じで良いのだろうか?
(パチュリー)「そうね。例えるなら……貴方とこの水晶玉を携帯と見立てるといいわね。連絡したい事を水晶玉……つまり相手側に送る様なイメージよ」
(カグラ)「分かりました……ッ」
分かりやすいアドバイスを元に、俺は水晶玉に魔力を込めた。
すると、水晶玉の中に緋色よりの赤い光点と、暗い白……鼠色と言うべきか。その光点が現れた。
(パチュリー)「成程ね。貴方は火の陽属性と金の陰属性の適正があるわ。特に、火に関しては金よりも遥かに飛び抜けた才能を持ってると見えるわね」
なんだろう……パチュリーさんにそう言われても、余り実感が湧かなかった。記憶が無いと言うのもあるが、適正があるから実際どのような魔法が使えるのかが分からない。そんな感じだった。
すると横から紅愛が補足するかの様にパチュリーさんの後に続いて話し出した。
(紅愛)「火の陽属性であれば、対象物を燃やすのは勿論の事、火を動力として空を飛べたり出来るわ。金の陰属性となると……陽属性と比べて強度が劣った。つまり柔らかい金属の生成……あとは宝石等を生成出来たりするわ!」
(カグラ)「す、凄いな……改めて、魔法が如何に凄いものなのか、身に染みて感じました」
なぜかは知らないが……心の奥底で、何かに燻られる様な感覚に陥った。もし、仮に俺が魔法を使いこなせるようになったとする。もしかしたら、火力性質異なる火を出せるかもしれない。硬いものは無理でも、ナイフの様な小さい鋭利物をほぼ無限に生成出来るかもしれない!
それこそ、弾幕勝負で魔法という名のスペカを打てたりするのかも……
(カグラ)「パチュリーさん!俺にもっと魔法について学ばせて下さい!」
(パチュリー)「さ、さっきよりもやけに乗り気ね……でも、そう言うの嫌いじゃないわ。良いわよ、貴方を正式に私の生徒として出迎えてあげる」
(カグラ)「ほ、ホントですか!?ありがとうございます!」
殆ど成行きに近い感じだったが、今日から俺はパチュリーさんの弟子となった。その横で、紅愛が「良かったわね」とにこやかな笑顔でそう言ってくれた。
弟子入り出来た事に舞い上がっている最中ーーーー図書室の扉が開いた。
(フラン)「あ、やっぱりここにいたんだね!カグラお兄ちゃん!」
(パチュリー)「あらフラン。もう夜は遅いと言うのに、寝なくても良いの?」
入ってきたのは、レミリア様の妹、フランだった。図書館に居たせいか、余り時間の感覚が分からなかっのだが……パチュリーさんが言う通り、もう時計は夜の10時を刺す所だった。
ヴァンパイアだから、別に寝なくても良いのでは?と思ったが、恐らくは紅魔館内の決まり……なのだろうと思い、敢えて突っ込まない様にした。
(フラン)「えっとね〜!お姉様が『折角だから5分だけカグラと遊んで来なさい』って言われて、咲夜に案内されて来たんだ〜♪」
(パチュリー&紅愛)「「!!??」」
流石ヴァンパイアの女の子だな…。まぁでも、夜遅くだから、余り咲夜さんとかに迷惑が掛からない事をしよう。そう思った。例えば……鬼ごっこやかくれんぼ。あとは本を読んだりとかかな?
等とフランの遊びを予想していたのだが……次の少女の一言によって、俺はフランがどう言う人物なのかを痛感する羽目になった。
と言うかさっきからパチュリーさんや紅愛の顔が青ざめてるのだが……
(カグラ)「わかった、それじゃあフラン?何して遊ぶ?」
(フラン)「えっとね〜……
(カグラ)「……
聞き間違いかな?フランの口から、『弾幕ごっこ』って発せられた様に見えたんだが……
(フラン)「弾幕ごっこしようよカグラお兄ちゃん!お姉様から聞いたんだ♪鈴仙の弾幕、殆ど躱す事が出来るんだよね?だったら私と一緒に弾幕ごっこしようよ!」
あ聞き間違いじゃなかったわ。ホントに言ってたよこの娘……。しかもレミリア様?アナタ何時その情報仕入れたんです!?
兎に角だ。ろくに弾幕勝負なんて出来っこ無いから、フランには悪いが、ここは丁重に断らせて貰おう。
(カグラ)「わかったよフラン。弾幕ごっこしよっか」
(フラン)「ホントに!?やった〜♪」
あぁあああああぁああああああああああああぁぁぁ〜〜〜〜〜……ッ!!何してんだよ俺!何OKしてんのさ俺!?
(パチュリー)「はぁ……(仕方ないわね)。フラン?弾幕ごっこしたいなら、外でやりなさい?外でなら思いっきり遊べるわよ?」
(フラン)「は〜〜い♪」
(カグラ)「パチュリーさああぁああああああああああああぁぁぁん!!??」
しかもパチュリーさんもフラン側で、図書館の安全を危惧して、外でやるよう促したのだ。
やばい……5分とか……絶対死ぬ。
そう思いながら……渋々とフランと一緒に紅魔館の外へ向かったのだった……。
〜END〜
如何でしたか?次回はフランとの弾幕ごっこ回になります。ある意味でカグラ君の弾幕勝負初陣(??)になるかもです。
あと今回自分の脳内の知識と○○グルの知識を元に書きました。不可解な点とかあるかもですが、ご了承下さい。
感想、高評価等お待ちしております!
それでは次回お会いしましょう!
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