【デジモン×ポケモン】侵食し行く向日葵の花   作:小説チーム・ハスタート

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育成の試練を終える少年たち~Ωとの遭遇~

 純真さを認めてもらうため、幼年期デジモン達の育成にいそしむハルト達。何時も手慣れている事をやっている所為か、幼年期デジモンの育成は滞ることなくスムーズに進んでいた。…ちなみに食事だがハルトの潤沢に用意した食材を用いたサンドイッチを食べさせることに皆で決定したとのこと。…今は何をやっているかといえば、デジモン達の鍛錬である。

 ポケモントレーナーであるがために鍛えることも朝飯前、といった風なハルト達。ハルトは自身の手持ちをデジモン達の練習相手とし。戦いに向けてのトレーニングを開始していった。

 幼年期デジモン、と一言で言えど相応の力はあるのか、ややダメージが蓄積したような様子を見せるハルトのポケモン達。…そのポケモン達に対して幼年期デジモン達は体当たりをしたり泡を吐いたりと各々のその特性を生かした攻撃を仕掛け…ハルトは塩梅を見てポケモン達を回復していく。その最中で。経験が蓄積していったのか…幼年期デジモンが光をまとい始めた。

 

「ハルト!デジモン達の体を光が…!」

「これってまさか…進化…!?」

 

 体が光を放ち始めるデジモンに興味を惹かれるハルト達。やがて、その幼年期デジモンは進化を終え。別の姿へと変化を遂げる、…その姿たるや様々で、先ほどネモと戦ったオーガモンと名乗るデジモンの腰巾着と思しきデジモンと同じ姿をしたデジモンや、恐竜の子供のような姿を持つデジモン、さらには頭部から小さな角を生やしたデジモンなどがいる。

 

「…別の姿にはなったけど、これがデジモンの深化、で良いのかな。」

「…恐らく、それでいいと思うよ。私達ポケモンには詳しいけど、デジモンに関しては…あまり知らないから…。」

 

 姿ん変わったデジモン達を前によくわからない、といった風な様子を見せるハルト達。…そのハルト達に対し、山吹色の体をした恐竜の子供のような姿のデジモンが近づいていく。

 

『君達、なんだか戸惑っているみたいだねぇ。僕は幼年期から進化して成長期、となったデジモン…アグモンだよ。』

『俺はガブモン。ツノモンから進化したんだ。…君達の献身な育成のおかげでこうして進化することができたんだ。』

 

 恐竜の子供のような姿をしたデジモン…アグモンと、毛皮をかぶった恐竜のような姿のデジモン…ガブモンがそれぞれ自己紹介をする。…そのデジモン達に対し、ハルトは軽くあいさつを交わす。

 

「…よろしくね、アグモン…ガブモン。」

 

 安どの色を見せるハルト。そのそばで彼をいたわるようにペパーが声をかける。

 

「あいつらが成長期、といったってことはこれであのつぼみみたいなデジモンちゃんたちからの試練はクリアって事で良いんだよな?」

「たぶん、だけどそうなるね。なんかあんしんしてきたよ。」

「…。ウチの方が最も疲れたと思うんだけど?ハルト。」

「あはは…ボタンさんもお疲れさま。」

 

 言葉を交わすハルト達。…そんなハルトの元へと子犬のような姿のデジモンが近づいていく。

 

『ハルトさん、こんにちは。…私、プロットモンって言います。』

「プロットモン?…よろしくね。なんで君は此処まで来たの?」

『私とハルトさん、一度別れた後に再び再会することになる…そんな予感がするんです。』

「再会…。その時は味方だといいんだけどね。…でも、ポケモントレーナーである僕が…デジモンのトレーナーになっていいのかな。」

 

 プロットモンからの言葉に対してそう返すハルト。彼の心の中にあったのは、ポケモントレーナーがポケモンを使ってデジモン達を襲撃したことに対する申し訳なさ。その事を思い沈んでいたハルトを元気づけたのは。ハルト自身が鍛錬の為にボールから出したデカヌチャン。

 鳴き声を上げつぶらな瞳でハルトの事を見上げるデカヌチャン。そのデカヌチャンの心の内がわかってか。ハルトは優しく笑みを浮かべる。

 

「デカヌチャン…うん。ありがとう。言葉はわからないけど、僕の事を励ましてくれたんだよね。…ありがとう。」

 

 デカヌチャンの頭を撫でるハルト。…少しして彼らはピクニック用具を片付け。ボウルタウンへと戻りゆく…と、その町の入り口で。身長が高く白い鎧に身を包んだ生き物と遭遇した。

 

「っ、君は…!」

『…。ポケモントレーナーか。…そんなポケモントレーナー…デジモン達の敵が、なぜデジモンを引き連れている?』

 

 落ち着いた声でそうハルトへと言葉を発する謎の生き物。…ポケモントレーナーの事をデジモン達の敵だとしているあたり…デジモン側に着く生き物なのだろう。

 その生き物に対して、ペパーが言葉を発した。

 

「…お前達の事情は大体は聞いてきた。俺達はそのうえで此処パルデアの町を解放するため、各地を転々としてきているんだ!今だって、デジモンから出された試練…デジモン達を幼年期から育てるという試練を終えたばかりなんだ!」

『幼年期から育て上げる試練…か。信じることは到底できないな。私達デジモンの間では。お前達ポケモントレーナーは…デジモンに対して害をなす憎むべき敵としているんだ。…わかったならば、そのデジモン達をこちらへと引き渡してもらおう。』

 

 白いよろいをまとう謎の生き物から発せられた言葉。…その後にその生き物達の前に立ったのは…アグモン、そしてガブモンだった。

 

『オメガモン、であってるんだよね?…この人達はポケモントレーナーではあっても、デジモン達に危害を与えるような人間じゃあないよ!僕達の言葉を、信じて!』

『…アグモン…そしてガブモン…。フン、ポケモントレーナーがデジモン達に対して催眠術を使うようなポケモンを使えることはとっくのとうに調べがついている。…そもそも、その被害に…私達の同胞が被害に遭ったものでな。』

 

 アグモン、そしてガブモンからの言葉も聞かない様子を見せる白いよろいを見に纏ったオメガモンと呼ばれた生き物。…この先、ハルト達はどうなるというのか。

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