【デジモン×ポケモン】侵食し行く向日葵の花   作:小説チーム・ハスタート

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サボテンの心は恨みに蝕まれ

 ボウルタウンで始まったトゲモン、と名乗るデジモンとの戦い。…まず最初にそのデジモンが繰り出したのはノクタス。くさとあく、二つのタイプを持つポケモンだ。そのポケモンに対してペパーが繰り出したのは。

 

「相手はノクタスか…だったらば頼むぜスコヴィラン!」

 

 緑と赤、二つの唐辛子のような頭を持つポケモン、スコヴィラン。二匹のポケモンが見合ったのち。ペパーはスコヴィランに対して指示を出す。

 

「スコヴィラン!ノクタスに対して"だいもんじ"!」

 

 草タイプに対して効果があるといわれているだいもんじ。ノクタスへとまっすぐに向かっていったそれは、ノクタスに直撃し。相手を大きく怯ませることに成功した。…さらにはだいもんじの追加効果であるやけどが発動し。ノクタスがそのダメージを受ける。

 

『…なるほど、そういう手に出られるのね。…だったらこっちも、相応の手に出てあげるわ!ノクタス、"パワーエナジー"!』

 

 トゲモンのその指示の後、ノクタスが両腕を前に出したかと思うとその両腕の間にエネルギーの塊のようなものが発生し。それがスコヴィランへと放たれた。

 タイミングを合わせそれを回避しようとするスコヴィランであったが。そのエネルギーの塊のようなものはスコヴィランを追尾し…そのポケモンに命中する。

 

「スコヴィラン!」

 

 ペパーの叫び。そのペパーの叫びに反して、スコヴィランは未だ元気な姿を見せる。

 鳴き声を上げまだ戦えることをアピールするスコヴィラン。…それを見てペパーは頷いたのち。そのスコヴィランに再び指示を出した。

 

「いいぞスコヴィラン!再び"だいもんじ"!…次で相手のポケモンは…倒れるはずだ!」

 

 先ほどのダメージから次のダメージでノクタスは倒れるだろう。…そう予測したペパーが指示しただいもんじ。そのだいもんじがみごとノクタスに命中し。そのポケモンは丸焼けになったまま倒れ行く。

 それを見てトゲモンがボールを取り出し。ノクタスをボールへと戻す。直後そのトゲモンは。ペパーへと声をかけた。

 

『まず最初に私のポケモンを倒すなんて。…中々に見どころのある活躍を見せてくれるじゃない。…だけどそれだけじゃ、これからの戦いは乗り切れないわ。…行けっ!タルップル!相手のポケモンを伸してあげなさい!』

 

 トゲモンが二匹目に繰り出してきたのはカジッチュの進化系の一つ、タルップル。それを見たペパーはスコヴィランをひっこめ。パルシェンへと交代させる。

 

「頼んだぞパルシェン!相手は草とドラゴンの二つのタイプを持ってるんだ。…お前ならやれる!」

『…人間のオス、付け上がっているのも今の内よ。…私達の恨みの念がどれほど大きいものか…思い知らせてあげる。タルップル、"ガイアエレメント"!』

 

 パルシェンに対して放たれたのは緑色のエナジーボールにも似た球体。それを見てパルシェンは真横へと回避して見せようとする。

 

「回避しても油断はするなパルシェン!スコヴィランはその油断を突かれてダメージを負ったんだ!」

 

 ペパーの言葉を聞いてかパルシェンはエナジーボールのような物をまっすぐに見る。…するとどうだろうか。ペパーが懸念したとおりにその緑色の球体はパルシェンの方を追尾してきたではないか。

 ペパーがやはりか、とでも言いたげな表情をし、パルシェンはやや驚いたような顔を見せる。その緑色の球体はパルシェンに命中し。パルシェンは大きく怯んだ。

 

「パルシェン!」

 

 ペパーの叫びがまたも響く。しかも今度はパルシェンにとって相性が悪い技が命中したのだ。…ペパーはパルシェンが倒れることを覚悟する。

 そのペパーの予測に反し。パルシェンは何とまだ動けることができていた。

 

「よし、いいぞパルシェン!…相手のポケモンは氷タイプが一番効く!パルシェン、つららばり!」

 

 相手のタルップルの弱点を理解していたペパーの指示によって放たれたパルシェンのつららばり。それらがタルップルに連続して命中し。タルップルはそれらのダメージに耐え切れず戦闘不能となった。

 タルップルを戻し行くトゲモン。そののちそのデジモンはペパーへと言葉を発する。

 

『…。こちらは残り四匹、それに対して、貴方はまだ六匹。全く、デジモンを絶滅の危機まで追い込んだポケモンの力っていうのは…侮れない物ね。』

「…アンタたちの事情は、怪獣みたいな見た目のデジモンから聞いたぞ。…それによって俺達に背負わされた責任の事もな。俺達ポケモントレーナーがデジモンの事を絶滅寸前まで追い込んだ責任を背負えっていうなら、素直に背負って…アンタたちのの恨みを晴らしてやる。…アンタたちデジモンの事を追い込んだポケモントレーナー…ピカチュウを持つ奴の事を懲らしめてな。…だけど、俺達以外のポケモントレーナーには手を出さないでくれ。…野生のポケモン達には、手を出さないでくれ。パルデアのポケモン達は、みんな平和に生きて…戦って…縄張り争いをして…そうして暮らしてきたポケモン達なんだ。」

『…。貴方のようなポケモントレーナーの言葉は、聞き入れられないわ。…私達デジモン達は、恨みを晴らすためにここに来たの。…大人しく私達デジモンの罰を受けるのが、ポケモン達の定めなのよ。…生きなさい、ラランテス。…目の前のポケモントレーナーに、罰を与えるのよ!』

 

 ペパーの言葉をも聞き入れない様子を見せるトゲモン。…ペパー達の言葉は、デジモン達に何時届くというのか。

 

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