最初に出会ったスター団のしたっぱがネモによく効く向上心の塊でものすごいアホだった 作:うみじゃけ
全てのお面を取り戻すとスマホロトムにしたっぱ!から連絡がかかってきます。
したっぱ!
「もしもーしっ、(主人公)! そっちの進行度はどうだーっ?」
ゼイユ
「あら遅かったじゃない。ともっこたちならもうみんな倒しちゃったわよ」
スグリ
「お面も全部とり戻したべ」
したっぱ!
「そっか! そりゃよかった! 俺の方もようやく諸々が済んだとこだ……そこで(主人公)、スグリ、ゼイユ、そしてオーガポン! みんな村まで来てくれ!」
大丈夫なの?
どちらを選んでも同様の返事になります。
したっぱ!
「大丈夫。俺を信じてほしい。そんじゃ、待ってるからな!」
したっぱ!が通話を切ると3人と1匹で顔を見合わせます。
ゼイユ
「なんだろ? 村のヤツらオーガポンを悪者だと思ってるのに……いいのかな?」
オーガポン
「ぽに……?」
ゼイユ
「ねえスグ。あんたがやろうとしてたことをあいつが代わりにやってたってことでいいんでしょ? ならあのときなに話してたか教えてくれてもいいんじゃない?」
スグリ
「それは…………行けば、わかると思う。だから鬼さまも一緒に来て、な?」
スグリが一足先に走り去ってしまいます。
ゼイユ
「スグもどうしたってのよ……でもあの子、なんかいい目してた! ふたりを信じてとりあえず行ってみようよ。ヤバくなったらあたしの美貌で何とかするし」
したっぱ!とスグリの言葉を信じてスイリョクタウンに向かいましょう。
●スイリョクタウン
スイリョクタウンに到着すると、入り口にてしたっぱ!が3人と1匹を待っています。
したっぱ!
「来たな! そんなら村に……」
しかしオーガポンは村を怖がって入ろうとしません。
オーガポン
「がお……!」
ゼイユ
「あちゃー。やっぱヤだよね」
スグリ
「だ、大丈夫だから……!」
したっぱ!
「スグリの言う通り、安心してついてきてくれな!」
ゼイユ
「……ったく、あんたら何しようとしてるの?」
したっぱ!
「それは実際に目で見て、声を聴いてみてくれ。だから……俺を信じてついてきてくれねえか……?」
スグリ
「鬼さま……お願いだ」
悲しそうな目をしていたオーガポンでしたが、2人の真摯な声掛けに応えるようにスイリョクタウンに向けて歩み始めます。それを見たしたっぱ!とスグリが顔を合わせて笑い合います。
スイリョクタウンに入ると、管理人が代表しての謝罪から村人の鬼への誤解が解かれている事にゼイユが驚いています。
ゼイユ
「何がどうなってんの!? どういう風の吹きまわし!?」
そこへしたっぱ!が自慢気にゼイユに話しかけます。
したっぱ!
「無論っ、俺が村中を走りまわって本当の歴史を伝えまくったんだぜ! 実はあの時な……」
そこで前話にて2人で会話しているシーンに切り替わります。
したっぱ!
「スグリお前、さては鬼の伝承についての誤解を村の連中に伝えようとしてやがるな? この俺にはおみとおしだぜ」
スグリ
「う……うん」
したっぱ!
「だったらその役目、代わりに俺にやらせろよ」
スグリ
「っ……そんな、これはおれがやりたいことで……!」
したっぱ!
「おいおい、俺がいなかったらお前ずっとのけ者だったんだぜ? だったら俺の言う事のひとつぐらい聞いてくれたっていいだろ~?」
スグリ
「い、いじわる……うぅっ、わかったべ。でも……どうして代わりになってまでやりてえんだ? おれも鬼さまが顔を隠さず、村さ自由に遊びに来てもらいてえけど……」
したっぱ!
「はーっ? そんなの決まってるだろ?」
そこで画面が現在に切り替わります。
したっぱ!
「学校だって村だって、居たくない場所があるってのはそれだけで苦しいからな。だから顔を隠しても隠さなくても、笑顔で楽しくいられるようにしたい……それが泣く子も笑うスター団の信条でスター!」
したっぱ!が迫真のスター団ポーズを披露すると、オーガポンを笑顔で迎える村人たちの中からおじいさんが前に出てきます。
おじいさん
「反感を買ってしまうからやめなさいと止めたんだが……どうやらワシが間違っていたようだな」
ゼイユ
「あんたやるじゃん! よそ者のくせに! ……それにスグも、意外とカッコイイことやろうとできんじゃん」
したっぱ!
「ああ、これこそがスター団の力だぜ! だからオーガポンも、自由に村で過ごしていいんだぜ!」
オーガポン
「……ぽにお!」
ゼイユの誉め言葉をふんぞり返って受け取るしたっぱ!でしたが、すぐさまオーガポンに向き直ります。
したっぱ!
「そういうわけで改めて……オーガポン! スター団に入らねえか!?」
オーガポン
「……ぽ?」
オーガポンが口を開いて茫然としてしまい、したっぱ!の隣にいたゼイユが両手を握りしめたまま怒りを露わにして彼に襲い掛かります。
したっぱ!
「げげっ、ゼイユ……!?」
ゼイユ
「あ・ん・た・は~…………っ!」
ここでカメラがズームしてからゼイユがしたっぱ!にスリーパーホールドを決める場面が全体で映されます。背景で眺めている村人の中にいるオーガポンがはしゃいでいます。
ゼイユ
「なんでそんな余計なことばっかやらかそうとすんのよおおおおお!!!」
したっぱ!
「ぐえーっ! ギブギブギブギブ!! マジのお星さまになっちゃいまスターっ!!」
オーガポン
「ぽにっ、ぽにおーん!」
スグリ
「鬼さまっ、意外とこういうの好きなんだべ……!? それよりねーちゃんっ、そろそろ離さねえと意識飛んじまうべ~っ!」
画面が空を映し、下に移ると鬼が山へと場面が変わっています。
●鬼が山 オーガポンの住処前
主人公、スグリ、ゼイユ、したっぱ!がオーガポンを住処まで送っています。
ゼイユ
「着いたー!」
オーガポン
「ぽにー!」
ゼイユ
「ちょっとさみしい場所だけど思い出の場所だもんね」
したっぱ!
「管理人さんも元々はオーガポンのものってんでお面も返してくれたし、こりゃあ万々歳でスター!」
元気でね
どちらを選んでも同様の返事になります。
オーガポン
「ぽ?」
主人公に言葉にオーガポンが呆然とし、そのまま主人公の元に駆け寄っていきます。
オーガポン
「ぽにー!」
ゼイユ
「ねえ、ひょっとしてオーガポンってさ……(主人公)と一緒に行きたいんじゃない?」
スグリ
「…………」
スグリが苦しそうに目を逸らしていますが、オーガポンはゼイユやスグリの方を向きながら飛び跳ねます。
オーガポン
「ぽに! ぽにおー!」
スグリ
「え……」
ゼイユ
「あら? もしかしてあたしたちとも一緒に居たいっての? もうっ、欲しがりさんねー」
したっぱ!
「オーガポンがそう言うなら仕方ねえな! 俺らともっと遊んで、そんでスター団に……」
オーガポン
「…………」
オーガポンが無言でしたっぱ!から目を逸らします。
したっぱ!
「…………俺とは!?」
したっぱ!が大袈裟に落ち込みますが、ゼイユがにんまりと愉快そうに笑っています。
ゼイユ
「うふふっ、ヘンテコな恰好したヤツの傍にはいたくないってー! ……でも、困ったわね。(主人公)は林間学校でキタカミに来てるから、あたしたちみんなずっと一緒はいられないのよね」
スグリ
「…………それ、なら」
意を決したスグリが一歩前に踏み出します。
スグリ
「それならおれも、おれだって鬼さまと……オーガポンと一緒がいい!!」
ゼイユ
「スグ……」
したっぱ!
「……へへっ」
スグリの宣言にゼイユは優しい笑みを浮かべ、したっぱ!も後方保護者面をかまします。
スグリ
「わがままさ言ってるのは自分でもわかってる。だから(主人公)! どっちがオーガポンを捕まえるか、勝負で決めさせて……ほしい!」
ゼイユ
「だってさ、(主人公)。スグがオーガポンのこと大好きなのは知ってるだろうし、あんただってオーガポンと一緒がいいでしょ?」
したっぱ!
「ともっこプラザでも言った通りだ。ポケモントレーナーなら、バトルで決着つけまスター!」
オーガポン
「ぽに!」
スグリ
「……勝負の準備さ、できたら言って」
バトルの準備の最中、したっぱ!かゼイユに話しかけると以下のセリフを回収できます。
したっぱ!
「俺もオーガポンゲットしてアカデミーで自慢したかったんだけどな~」
ゼイユ
「嘘でしょあんた。そんな理由で2人と並び立とうとしたっての?」
スグリとのバトルは原作通りに行なわれ、背景でしたっぱ!が全力で応援しています。勝利するとイベントが進みます。
敗北したスグリが崩れるようにして蹲り、そんな彼に3人と1匹が集まっていきます。
スグリ
「負けるってわかってた。(主人公)は強くて、おれの憧れだから……でも、あきらめきれなかった」
スグリが悔しさから地面に拳を打ち付けて、それでもどうにかして立ち上がります。
スグリ
「……ごめんな」
ゼイユ
「スグ……」
オーガポン
「ぽに?」
したっぱ!
「……(主人公)。オーガポン捕まえてやんなきゃな」
したっぱ!に話しかけると以下のセリフを回収できます。
したっぱ!
「俺からはもう何も言わねえ。ポケモントレーナーの本気のバトルってのはそういうことなんだ」
主人公がオーガポンとの力比べの間もしたっぱ!は腕を組んで黙って応援しています。
捕獲するとイベントが進みます。
ゼイユ
「(主人公)! やるじゃん! たいしたもんね!」
したっぱ!は何も話さず、スグリが前髪を弄りながら下を向いています。
スグリ
「おめ……でとう」
大事にするよ
どちらを選んでも同様の返事になります。
スグリ
「……うん。おれ……(主人公)みたいに……なりたかっ……た!」
俯いていたスグリでしたが、感情が決壊して走り出してしまいます。
スグリ
「うわああああああ!」
走り去るスグリを眺めていてゼイユでしたが、一瞬目を瞑ってから怒りを露わにします。
ゼイユ
「……ムカつく。あんなの気にしなくていいから。勝ったほうがって……自分で言ってんじゃん」
したっぱ!
「そういうもんなんだよ。じゃ、追いかけてくる」
ゼイユ
「ちょっとあんた……!?」
したっぱ!がスグリのことを追いかけていき、ゼイユが彼に声をかけようとして主人公の方へと振り向きます。
ゼイユ
「あたしたちも帰ろ」
主人公が頷き、画面が暗転すると翌日の朝になっています。
なんというか結末はどうしても同じになってしまう分、同じ時間を共有した憧れの子が友人と一緒に行ってしまう……とかいう脳破壊がよりヒドイ状況になってしまった。それ以外はイイ感じにまとまったから原作よりはマシ……か?