ありふれない暗殺者は世界最強と共に……   作:翁月 多々良

12 / 18

 へっ長いチュートリアルだったぜ!




第11話:疾風(はやて)〜未知領域と始まりのbaiser〜

 

 

 ハサンside〜

 

 

 キンッキンッキンッ

 

 爪熊「ガァアア!!」

 

 ハサン「シャアッ!!」

 

 あれから私は、今までの迷宮とは毛色の違う場所へと到達していた。ここがどういった場所なのかはわからないが明らかに今までの魔物よりも強く私とまともに戦闘ができていることからここが今までとはなにか違う場所なのだという事を私の感がそう告げていた。

 兎が狼の群れを圧倒していたのもそうだが今私と対峙しているこのやたらに爪の長い白熊も異常だ、そして何より━━━

 

 

 ハサン「チぃッ視えにくい(・・・・・)っ!!」

 

 そう”直死の魔眼“による死の因果がここの魔物たちはブレて見えるのだ。当てれないことはないのだが、ここの魔物たち一体一体がおそらくベヒモスを凌駕している、そんな連中の変幻自在の攻撃に対処するのに手一杯でうまく狙いが定まらない。

 

 爪熊「グルォオオオッ!!」

 

 

 そうこうしているうちに、爪熊からの追撃が飛ぶ、数多も繰り出される3連の風の刃、それを私は横に回転して跳び刃の間を抜い紙一重で躱したり、ときには魔眼を使い刃を()したり、すべてを防いでいく、これらのどれか一撃でも喰らえば死ぬことを肌で感じる、だから一度も喰らうわけにはいかない。

 大分慣れてきた私は、攻撃を防ぐ合間に爪熊へと攻撃を繰り出す。狙いは“死の起点”ではなく、“死の線”、ここをなぞられると死にはしないが強烈な痛みとともに致命傷を与えることができる。しかし熊とも思えぬ動きを見せ掠りはするが攻撃の芯を外されていく2メートルを超す体躯の、何処にそんな運動性を隠しているのか、しかし、私の攻撃は確実に爪熊を追い詰め始めていた。

 

 爪熊「グ、グルルゥ………」

 

 体のあちこちを刻まれた爪熊は、激しく動いていたことも相まって、血を流しすぎたようだ、明らかに動きに切れがなくなってきている。

 

 ”一流の暗殺者は一芸のみに秀でず“、私がこいつを殺す上で立てていたプランは3つ、一つ目は魔眼で即殺、二つ目は魔眼で致命傷を負わせ動きを封じる、そして三つ目は時間を長引かせ失血狙い、人探しの最中時間をかけるのは愚策なため、3つ目の手は最後まで使いたくなかったが、それほどまでの強敵だった。私は最後の止めに走るために瞳の蒼を迸らせる━━━

 

 ハサン「お命、頂戴っ!!」

 

 斬っ(ザン)と腰に着けていた短刀で爪熊の死を斬り裂いた。私に戦いの感を取り戻させてくれた相手にせめてもの苦しみのない死を手向ける、爪熊は即死した。

 

 

 ハサン「はぁッはぁッはぁッはぁッ━━━っ」

 

 一年ぶりのまともな戦闘、しかも連戦、勝利の達成感よりも疲労のほうが目立つ、暗殺者の私が隠密も忘れて何故連戦続きなのか、その答えは至って単純、

 

 二尾狼(沢山)「「「ヴァウヴァウッ!!」」」

 

 ハサン「え〜〜〜いッ鬱陶しいっ!!」

 

 

 引っ切り無しに魔物たちは数を伴って押し寄せてくるのだ、明らかに数が多すぎる。隠れようとしてもその暇もないほどに戦い続けてる。

 

 ヒュンッヒュンッ

 

 ドスドスッ

 

 

 二尾狼「グォッ………」

 

 短刀を頭蓋に投げて命中する、武器を回収する暇もなく次の敵がやってくる、この繰り返しで私の武装もここに来るまでかなり減った。

 連戦を続ける中で一つは気づいたことがある。

 

 

 ハサン「やっぱり、こいつら……“元々は私が目的じゃない”」

 

 

 私は気配感知で察知できる範囲の気配の動きを見た、魔物共が大挙してなにかから逃げる(・・・・・・・・)ように大移動をしている。その進行方向に私がいてついでに襲っているという流れだ。

 

 正直、私が疲れるほどの相手がうじゃうじゃいるこの場所で、本当に南雲君が生きているのか?と疑問に思ったときだった。

 

 ハサン「ッ!!コレは!……」

 

 

 明らかに他とは違い黒ずんだ地面、近づいて匂いを嗅ぐと焦げ臭い匂いがした。これだけだとまだ魔物の影響の可能性があるので近くを見渡す、すると

 

 ハサン「あった、魔法陣ッ………間違いない人が来てる」

 

 

 地面に直接掘るように魔法陣が刻まれていた、刃もまともに通らなそうな硬い地面にこれほど綺麗に魔法陣が刻まれてるとなると、私が知る限りこんな芸当が可能なのは錬成魔法だけだった。

 

 ハサン「でもこの火の跡は、かなり時間が経ったもの、急がないとッ………」

 

 そう、彼が落ちてからもうすぐ一週間が経とうとしている。常人が食事をせず活動できる時間を遠に過ぎている。訓練時、私達全員が持たされていた戦場食があったとしても心許ない、急いで見つけ出さなければ、そう自分に言い聞かせ私は足早にその場を後にする。

 

 

 

 〜数十分後〜

 

 ハサン「おかしい、上へ向うルートが見つからない」

 

 

 私はこの階層をあらかた走破し終えた後、この階層にはすでに人がいないことが確認できたので上へ向かうルートを探した、しかし、どこを探してもそれが見つからない。

 

 ハサン「六十五階層のときと同じ、転移系の移動手段があるの?」

 

 しかし、私はもちろん南雲君にそのようなギミックを見つけ出す力は持ち合わせていない、ならば選択肢は必然的に一つだけとなる。

 

 ハサン「やっぱり……下?」

 

 

 この階層、上へのルートは無いくせに、階下へのルートは律儀に用意されている、下に行くに連れて敵が強くなるのなら、ますます南雲君の生存が怪しくなってくる。でももう後戻りはできない、

 

 ハサン「行くしか無いよね」

 

 私は何度目かの決意を固め暗闇へと足を踏み入れた。

 

 

 

 

 ハサン「まずったな………」

 

 

 その階層はとにかく暗かった。地下迷宮であるためそれが普通だ、しかし今までの迷宮は少し明かりが灯っていたため、そんなものだろうと高を括っていた。

 もちろん暗闇対策に松明などの準備をしている、だが問題はそこじゃない、私は[気配感知]を研ぎ澄ませる

 

 ハサン「やっぱり………いる」

 

 

 沢山、補足した魔物の反応、こんな暗がりで松明なんてつけたら恰好の的、ベヒモス以下の連中ならなんとかなっただろう、だがここの魔物たちも先程と、いやソレ以上の強敵なのは間違いない、

 

 先程の教訓も兼ねて余裕があるときに[気配遮断]を全開にして来ている。でも私自身が松明なしに暗がりを踏破できるかが問題だった。

 

 音を出して空間を把握するのも危ない、ここは安全を取って慎重に………ッ

 

 瞬間、眠りにつく香織の姿が頭を過る━━━ッ

 

 

 ハサン「バカがっ!時間がないってさっき認識したばかりだろっ!!ビビるな!こんな修羅場飽きるほどくぐってきたでしょっ!」

 

 

 ここで私は強硬手段に出た、まず自分の、気配を最大限薄める、その後松明をいくつか取り出す、2本を手に持ち、内一本に火を付け万力の力を込めて進行方向上に高く投げるッ

 

 

 「クルゥア!?」

 

 火をつけた時点で魔物たちに気づかれるのは織込み済み、だが私の狙いは別にある

 

 ハサン「よし、天井には何もいない」

 

 私は、天井に退路を見出した、今の明かりで天井の形状は大体把握した、大きめの鍾乳石が、無数に伸びる天井、あれを伝っていければ、向こうにある次の階層の階段まで行ける。

 次に私は、“山翁寵愛”から[妄想幻像(ザバーニーヤ)]を選択、9人の私を呼び出し9人それぞれに松明を持たせる。

 

 ハサン「ごめんなさい………」

 

 

 ハサンα「気にしないでっ」

 

 ハサンβ「香織のためだもんっ!」

 

 

 これからどうなるか同じ私だから知っているっていうのに、この娘達はどうしてこんなに強い目ができるのか………。

 9人の私はバラバラの場所に走り出し松明に火を灯す、魔物たちは9つの光に一直線に襲いかかる。私は[+デコイ]で彼女たちの気配を増大させ、私は気配を消す。彼女たちが照らす光は天井をも照らし、私の道標へとしてくれる。私と同じ顔の少女たちが蹂躙され、一つまた一つと光が消えていくのを尻目に、私は次の階層へと渡った。

 

 

 

 ハサン「ウ”オ“エ“エ“エ“エ“エ“エ“エ“ッッッ

 

 人が死ぬとこなんて見飽きた筈なのにいざ自分となると嫌悪感が止まらない、私は今日、10年以来の大ゲロをかました。

 それだけじゃない、この山翁寵愛による[妄想幻像(ザバーニーヤ)]には、オリジナルにはない弱点がある。それは分身が死ぬとそのときの記憶と感情が本体である私に一気に流れ込んでくるというものだ。

 石にされ砕かれる痛み、生きたまま肉を喰まれる恐怖、廃人になるレベルの苦痛、”鍛えていたから“耐えられた

という事実に素直に喜べない。私の迷宮攻略は続く━━━

 

 コールタールの海に潜む私の[気配感知]にも察知できない巨大ザメ、これは別にいい、いや、流石に急に出てこられたときはびっくりしたが、私も気配を遮断して来たから向こうは気づかずこちらが一方的に補足しただけで対峙はしなかった。

 問題は次だ、

 

 薄く毒霧が散布されたエリア、毒系の魔物たちは気配を消せば素通りできる。しかしこの毒霧は無視できない。

 一応手立てはある、“山翁寵愛”から[妄想毒身(ザバーニーヤ)]を選択する、これはオリジナルのように”全身が毒になる“というものではなく、“体内に取り入れた毒を無効化するだけ”の異能だ。外皮接触した毒は防ぎようがないが、どうやらそれは大丈夫らしい、だが暫くしてこの異能を使うにあたり、私の懸念が現実のものとなる

 

 ハサン「クッ〜〜………アァッ………ッ」

 

 

 薬の禁断症状、体内の毒素を無効化したことにより、私の体内にあった薬の効果が浄化され一気に禁断症状が発生したのだ。

悩ましい声が漏れ、意識が混濁する前に[+並列思考]をフル稼働する。おぼつかない足で毒霧エリアをなんとか突破する。

 

 その後次の階層に行く前に、途中の階段で煙管を吹かせる

 

 ハサン「スゥ~〜〜ハァ〜〜♡………よしっ落ち着いた」

 

 思考がクリアになったところで次の階層に向う━━━

 

 次の階層は地下迷宮とは思えない、密林の大地だった。教団の本拠地の砂漠とはまた違った猛暑が襲う、まぁ暑いだけで魔物たちは例に漏れずスルーするのでここの階層もそこまで苦労はしなかった。

 

 

 

 遂に、最初の場所から数えて大体五十階層ほども降りてきてしまったが未だに南雲君は見つからない………。

 

 これまでの道のり、南雲君の実力では踏破できない苦行ばかりだった。ひょっとしたら私が気づか無かっただけで、何処かに南雲君の死体が転がっていたなんてことがあったのかも知れない。

 

 

 ハサン「ッ………………ごめん……香織………。」

 

五十も階層を降りてきて今更かと思うかもしれないが私はどこか現実逃避をしたくてがむしゃらに迷宮攻略に勤しんでいたのかもしれない。

 

 そんなとき、私はそれを見つけた。

 

 ハサン「!!ッこれって明らかに……人工物……よね?」

 

 少し歩いた脇道の突き当りにある空けた場所に、高さ三メートルの装飾された荘厳な両開きの扉が有り、その扉の脇は、血や肉片で汚れている。

 

 南雲君が居るならもうここしか無いと思い、私は扉へ向かおうとする━━━━

 

 

 グゥゥゥゥ~ッ

 

 ハサン「あ~もうッ!こんなときにッ」

 

 

 戦時食を摘もうとバックパックに手を突っ込むが、

 

 ハサン「あっ………」

 

 すでに私の分の食料は底をついていた。予め多めに買い、少しずつ摘んでいたつもりが、やはり想像以上に体力を消耗したせいだろうか?

 

 ハサン「ハァ〜仕方ないか」

 

 私はもしものときと思い魔物の肉を確保しておいた。南雲君の食料に手を出す訳にはいかないため、こちらを食すしかないだろう。

 王城では、魔物の肉は毒があり、万が一食べようものなら四肢が爆殺四散して死に至ると教えられたが、私には[妄想毒身(ザバーニーヤ)]がある、四肢が爆殺四散するなど、どんな毒か見当もつかないが、体内に取り入れた毒なら問答無用で浄化するこの異能なら、問題はないだろう。まぁその後また禁断症状で悶絶する羽目になるのだが……

 

 私は異能を発動し、そのまま元はうさぎの形だった肉塊に齧り付く。

 

 ハサン「はぁむッ……ム”ッ……クチャクチャッ」

 

 魔物と言うのだから味はもとより期待してなかったが、想像以上に不味いッ

 私の死んだ味覚を突き抜けて不快な感覚が口内に広がる。

 

 ゴムのような無機質な匂いと歯応え、噛み切るだけでも相当の苦労がある、ある程度口の中で細かくしてから一気に飲み込み、うさぎの太いモモ肉を完食し終えッ━━━━━━━

 

 

 

 

 

 ドックん

 

ハサン「えっな?!ッグゥ ――ッ!? アガァアアアアアアアアアアアッッ!!!」

 

 えっ?なんで?は!?なにコレ!?ッ痛いッッ痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイっ!!!??

 

 

 突如、私の全身を耐え難い痛みが襲う、まず飛び込んできたのは疑問、妄想毒身は機能している、”毒は効かないはずなのに何故??“

 

 [+並列思考]は一つの答えを導き出す、『いや、違うこれは毒じゃない、』

 まるで体の内側から押されるような圧力、私の身体の中で何かが膨張し、溢れ、器を壊そうとしているのだ。私の丈夫な身体をして、至る所からミシッ、メキッという音が聞こえてくるほどにその何かは私の身体を駆け巡る。私は弾け飛びそうな自分の身体を必死に抱きしめて耐えるが、私のそんな努力は無駄だと嘲笑うように痛みは増していく。遂に皮膚が破け、血が吹き出し始めたとき、私の中で何かが変化する、耐え難い痛みと溢れ出す疑問が、私の技能“人体改造”が派生技能を生み出す。

 

 その名も[+自己解析]、

 

 この技能は己の肉体隅々までを網羅し、己の身に起こる事象を全て読み解くことが出来る。

 私は痛みにのたうち回る中、この技能を無意識に使用した。そこで発覚する。私の身体を巡っていたのは”膨大な魔力“、おそらく、魔物の肉には魔力も含まれていて、肉を取り込んだと同時にその魔力も取り込んでしまったのだ。しかし私のステータス上、魔力は一般人並み、器に収まりきれなかった魔力は行き場をなくし私の身体を蝕んでいるのだ。

 

 この魔力をどうにかしないと私は本当に弾けて死んでしまうッ排斥は不可能、ならば使われていない場所へと割り当てれば良い、私は[+自己解析]でソレを見つける。

 

 体中に張り巡らされた“回路のような器官”神経かと思われたがそうではなく、不思議なことに生まれてこの方一度も使われておらず、空洞になっている。

 

 ここならと、私は“人体改造”を使用し、その謎の未知領域へと魔力の通り道を作る、膨大な魔力が

回路へと行き渡った瞬間━━━━━

 

 ビリッ!!

 

 

 

 

 ハサン「あ!?━━ッグガぁ?ア”ア”ァァァァァァァ!!

 

 まるで電撃が走ったような痛みが私を襲う、これは先程のものよりもかなり強い、いや元々ボロボロの体にさらなる追い打ちを受けてそう感じただけかもしれない、しかし、私の行動は無駄ではなかったようでこれ以上、体の崩壊が起こることはなかった。

 

 だが、肉体の損壊は致命に届いていたらしく、私の体は血溜まりに沈んだ………

 

 少しずつあたりが暗くなる、

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ、これが私の終わりなのかな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 長いようで短かった(くつう)が、ようやく終わるのか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今死んだら……雫や香織、……コウちゃんが戦場に行くことになっちゃうのかな…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう言えば、約束もまだ果たせてないや……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁ……それは少し…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 嫌だなぁ……………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ???「おいっお前言峰かッ?!大丈夫か!!

 

 

 

 

 だれ………?

 

 

 

 

 

 

 ???「おいこれっ魔物の肉を食ったのか?神水は?……ッ持ってねえじゃねぇか!?

 

 

 ???「ハジメっ早くしないとこの人ッ!

 

 

 

 

 

 

 

 だれだかしらないけれど………

 

 

 

 

 

 

 ???「分かってるが、これじゃあ飲みそうにねぇしどうしたらッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おねがい…………ツ

 

 

 

 

 ハサン「たす……………けて………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハジメ「しょーがねぇなぁッッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  声が聞こえた瞬間、私の口に暖かくて柔らかいものが覆いかぶさる感触がした━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 ユエさん、マッジでごめんなさいm(_ _;)m

 いやぁ〜フラグ立てるためには仕方なくてですね?

 だ、だだ大丈夫、大丈夫〜メインヒロインは貴方様で代わりありませんから〜〜ッ

 だっだからファーストキッスくらい見逃してくれてもぉ〜〜



 ユエ「”五天竜“ッッ!!


 ぎにゃあああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!


  ハジメ「翁月が死んだッ!」

  ハサン「この人でなしぃ~!!」


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。