ウマ娘歴史探訪   作:寺水 風味

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ウマ娘歴史探訪 ~「ウマ」娘の繫栄と三女神信仰の始まり~

始まりました、ウマ娘が辿ってきた歴史を紹介する番組

ウマ娘歴史探訪のお時間です

 

 

今回は、ウマ娘の『ウマ』とはいったい何のか

その起源について紐解いていきましょう

 

 

彼女達はどこから現れ、どこへと向かっていくのか

その謎を歴史から紐解いていきましょう

 

 

 

ウマ娘、我々がそう呼ぶ彼女達ですが

その名称をよく見てみると「ウマ+娘」というように二つの言葉で構成されている様に見えます

「娘」という言葉は現在でも広く使われている物ですが

「ウマ」とは一体何なのでしょうか

 

歴史を遡って詳しく見ていきましょう

 

 

そもそも古代日本において、ユーラシア大陸から日本列島が切り離された時期と氷河期の関係や

森が豊富であった植生から、日本列島では

長らくウマ娘が生息していたとは考えにくく

現在の学説では古墳時代に朝鮮半島から渡来人と共に渡って来たと考えられています

 

この説で有名な話としては、この大陸から渡って来たウマ娘達の住処として与えられた山に着くと

たちまちの内に疲れが消え、元来の身体能力を取り戻した

としてその山を「生駒山」と名付けたというものがあります

 

さて、ここで「生駒」の発音に注目してみましょう

ひらがなで表記すると「いこま」となりますが

漢字ごとにわけると「い+こま」となり、ウマ娘を表す駒には「ま」という発音が含まれていることが分かります

そして、ウマ娘が渡って来た朝鮮半島においてウマ娘は「말딸」と表し、これは「マルッタ」と発音します

これは日本語同様「말(ウマ)딸(娘)」という意味合いの言葉並びであり

韓国語のウマを意味する「말」は「マル」と発音します

そして朝鮮半島からさらに西に移動して漢語圏においては「马娘」と表記し

読みは「(马)マァー+(娘)ニャン」となります

 

このように東アジア地域においてはウマ娘の「ウマ」は広い地域で「ma」の含まれる

発音となっていることが分かります

そしてこれは他にもモンゴル語では「muri」、満州語で「morin」、トルコ語で「mare」となっており

他のアジア地域でも同様の発音が使われてるのです

 

さらにはユーラシア大陸の反対のヨーロッパにおいても英語で牝バを表す「mare」は古代高地ドイツ語(古くに内陸で使われていたのドイツ語訛り)「marah」と同源で、インド・ヨーロッパ基語で「ウマ」を表す「marko-」に由来すると言われており

ここでも「ma」の発音が含まれていることがわかります

 

 

さて、ここで一つの共通点が浮かび上がってきます

それは「先ほど挙げた言語は全てユーラシア大陸の沿岸に集まっている事」です

そしてこの言語の分布は、かつてユーラシア大陸内陸を支配した遊牧民族の存在を

現在に伝える数少ない証拠の一つなのです

 

彼らは文字を持たず、ほとんど口伝でのみのコミュニケーションを行っていたと推察されており

彼らの暮らしは彼らと接触をしていた国々の記録や、彼ら自身が残した数少ない物品に留まっていますが

それらを繋ぎ合わせていくと、ある存在が浮かび上がってきます

 

それは長い首を持ち、発達した四肢を持つ

偶蹄類に近い見た目の四足歩行の姿

現在の研究の結果からその存在は「唯一神 マー」と呼ばれています

 

「唯一神 マー」の姿は古くはラスコー洞窟の壁画に残され

ギリシア神話のユニコーンやペガサス

北欧神話では、オーディンの八本脚のウマであるスレイプニルなどに代表される

世界中に散らばった白バの伝説の元になったものと考えられています

 

そして「唯一神 マー」を信仰する彼らは自らを「マーの民」と呼び

独自のコミュニティーを築き、古代にユーラシア大陸内陸部の大半を支配し

ユーラシア大陸の対岸を結び、シルクロードの元となった交易路を確立していたとされ

交易で生業を立てていたと記録に残されています

 

 

未開の大陸の横断

古代の時代に彼らは一体どのようにその偉業を達成していたのか

そして現在にまで伝わる異常なまでの信仰心を生み出すに至ったのか

 

それは神の分身とされた「マーの娘」の存在があったからです

 

生まれた時にマー神の特別な力を分け与えられた「マーの娘」

それは、美麗な女性であり人智を超えた力と速さを持っていたと記録され

彼女達がマーの民の勢力圏を絶対のものにしていたと考えられています

 

そんなマーの民ではありますが、彼らの記録はシルクロード成立後に急速に数を減らしています

その原因と考えられているのは時期になると

各国との交流が進み、マーの民はその力を買われて大陸中に分散してしまったことされ

この時を境にマーの民は勢力圏を失っていきます

 

特にその急激な影響力の低下を象徴するものが言語です

ユーラシア大陸西部の諸言語では、ウマの事をマーの民由来ではなくギリシアやローマ由来の

「horse」や「Pferd」などに置き換わっており

これはマーの娘を彼らが取り込み、彼らなりに再解釈が行われた結果と考えられています

 

 

このように太古に栄華を極めた「マーの民」は歴史の狭間へと姿を消し

特別な力を宿す「マーの娘」達と各地で独自に発展していった「マー信仰」だけが

その証左として社会に残り続け

今日では「マーの娘」は「ウマ娘」と呼ばれ

「マー信仰」は主に「三女神信仰」へと形を変え現在に伝わっているのです

 

 

あまり実感がないかもしれませんが

レースでの位置を表現するときに使う「一バ身」という大きさは

女神が腕を広げた大きさ、と言われていますが

その大きさはメートル換算で約2.4m

ウマ娘にしては大きすぎるのはこの単位がマー神から取られているから

と言われています

このように実際に彼らの生きた証は現在にまでしっかりと残されています

 

 

 

さて本日のウマ娘歴史探訪はここまで

 

今回は歴史に埋もれてしまった偉大な民についてお伝えしました

 

この番組では、未だ人類の知識では解明できない彼女達の歴史について

これからもお届けします

 

それではまたの機会にお会いしましょう

お相手は乙名史悦子でした

それではさようなら~

 

 




今回も急ごしらえで仕上げたので誤字脱字が多いかもしれませんがルビコンで傭兵業が忙しいので許してください
因みに某所で動画になるかもしれないのでお楽しみに

呼んでみたい話は?(参考程度に)

  • 軍バについて
  • バ具について
  • サラブレッドなどの品種の違いについて
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