「グッドモータブニング!リスナーのエブリワン!えー、今回はなんと!世界で一番活気のある都市!シンガポールからのライブ配信でーす!」
「郁代、初っ端から飛ばしすぎ」
「最初の挨拶から意味不明だよ?」
「もー、2人とも。もっとテンション上げていきましょうよ!シンガポールですよ、シンガポール!」
「そうだねー。ほんとに来ちゃったねー」
「そう。シンガポールは、経済産業観光の全てが急成長を遂げ、誰もが認める世界一の都市国家。しかし、歴史がら自国の文化的発展は浅く、文化の多くはイギリスアメリカ中国に強く影響されている。特に食文化は顕著に、世界の多様な料理を楽しめる。また、音楽については、シンガポールは日常的にマレー語と英語と中国語を話すため、モダンでありながらオリエンタルを感じられる複雑な音楽が聞ける。私がここで特におすすめなのは「はいはい。さっき調べたような知識披露はいいから」違う」
「シンガポールの音楽はまだよく知らないんですけど、レストランはすごかったですよね。次行く時は絶対お魚カレーを食べてみたいです」
「あー確かに。近くに座ってた人がそれ食べてたよね。魚の頭丸々入ってるからびっくりしちゃった」
「チキンライスは安定してうまかった」
「おすすめされるだけありましたね。あと焼き鳥風のなんでしたっけ、マテ?もおいしかったです」
「まっ、というわけでね。私たち、少し前からここシンガポールに来てるわけなんですけど。今回なんでシンガポールにいるかというと、ね!結束バンドメジャーデビュー記念旅行、兼」
「郁代とぼっちの卒業旅行、兼」
「わたしの誕生日旅行になりまーす!」
「おめでとー!」「郁代、おめでとう」
「はい!お二方、ありがとうございます!」
「いやー、すごーい感染症もなんとかなりそうでよかったよ。私とリョウの時はどこにも行けなかったからね」
「北海道行きたかった」
「たしかに。あの時もまだちょっと行きづらかったですよね」
「うーん。北海道ぐらいならなーって考えたけど、いろいろ大事なときだったしね」
「じゃあ今度は北海道ですね!」
「次かー。まあそれもいいね」
「楽しみ」
「ちなみにこれっぽっちも姿形音声のないぼっちちゃんは初の海外旅行で絶賛ダウン中です」
「ホテルに着いて早々、トイレでマーライオンしてた」
「お昼ご飯もしょうがないから3人で行っちゃったからね」
「ひとりちゃん、飛行機乗るまでは意外と余裕ですねって感じで調子良かったのに」
「着いてからずっと顔青ざめてたし。よく頑張ったってことにしよう」
「じゃあ今回はひとりちゃんのいないぼっち・ざ・らじお!いんしんがぽーるですね」
「今日の7分の2主役がいないラジオ」
「7分の2ですか?」
「えーと、あっなるほどね。私とリョウがそれぞれ7分の1で、きたちゃんが7分の3なわけか」
「へー。じゃあ今回はぼっち・ざ・らじお!いんしんがぽーる5/7ですね!」
「あと何か…」
「いや、これ以上伸ばさなくていいから」
「そういえば今回特に企画とか立ててないですけど何するんですか?」
「まあぼっちちゃんが復活するまでこんな感じでダラダラ配信かなー」
「低評価おされそう」
「あー、でも私たちのラジオだし。迷惑かけない範囲だったらね」
「好きなように表現する、ですよね!」
「虹夏と郁代もロックが身についてきた」
「いやそんなんじゃないから。まあ、それにぼっちちゃん抜きでこれから観光してもね」
「楽しくないですよね」
「それはそう」
「シンガポールにせっかく4人で来たからね。ラジオでも何か。そうだ。シンガポールあるあるでもしよっか」
「あるある!やりましょう!」
「あるあるって言っても、まだ数時間しか過ごしてない」
「でも空港からホテルまで来てかなり異文化を感じたよ」
「電車でもあの有名なNo Duriansを見れましたしね」
「きたちゃん、すごい写真撮ってたね」
「確かに商店街はガス臭いとこがある。あれが電車の中ですると思うとすごい」
「あれがドリアンの匂いなんですね。やっぱり独特な感じがしました」
「あと電車で飲食は絶対禁止らしいね。罰則付きで知らせられてた」
「切符も不思議ですよね。久しぶりに紙?切符を購入したんですけど、片道がなくて基本回数券っていう」
「あと切符って言いながらかざすタイプなんだよね。うーん、ふしぎ」
「進んでるようで進んでなくて、やっぱり進んでる感じ」
「街並みも衛生的で綺麗なんですけど生活感はあるんですよね」
「人が多いからね」
「話しかけられることも少なくなかったですよね」
「ぼっちはギター背負ってたからか、よく尋ねられてた」
「なんで持ってきたんだろうね?」
「路上ライブするつもりだったのかもしれないですね」
「ぼっちちゃんってそういう行動力があるよね」
「謎の行動力」
「ひとりちゃんのかっこいいところですね!」
「あっ、そういえば、ぼっちちゃんが海外でなんて呼ばれてるか知ってる?」
「海外にですか?えっとアニメを見てくれた方からってことですよね?」
「そうそう。アニメがけっこう海外でも人気だったみたいでね。結束バンドのことは知らなくてもアニメは知ってるって人も多くて。そのアニメが流行りだしたころに広まった呼び方なんだけど」
「ぼっちひとりとか?」
「あっ惜しい。正解はHitori Bocchi Gotohなんだって。私とリョウがぼっちちゃんとかぼっちって呼んでたからぼっちがミドルネームだと思われたんだってさ」
「ひとりぼっち後藤。プランクトン後藤の親戚みたい」
「ひとりぼっちプランクトンって漫才コンビがありそうですね」
「うわーありそーう。どんなだろう」
「ゴトウです。とか?」
「あっどこかで聞いたことあります!」
「ソロキャンの動画上げてた人だよね。なつかしい」
「ソロキャン!流行ってますよね!そうだ、今度4人でキャンプしませんか?」
「4人はソロじゃない」
「んー、なんだろう。カルテットキャンプとか?」
「賑やかで楽しそうですね!」
「演奏できるキャンプ地とか」
「ギターとかはいいかもしれないけどドラムは大変なんだよ!」
「でもフィンガードラムなんかもあるし、ほんとのところ虹夏しだい」
「う、ううん」
「なんですか?その、ひんがー、ドラム?」
「フィンガードラム、打ち込みとかでもよく使ってる。イメージしやすいのは電子キーボードの打楽器モードのドラムとか、知らない?」
「あーわかります!なるほど、そういうのもあるんですね」
「やっぱ今後を考えると触ったほうがいいのかなぁ」
「いくつか持ってるから気になるなら貸すよ」
「うん、今度お願い」
「あっ、あの」
「あ、ひとりちゃん!もう大丈夫そう?」
「は、はい。ご迷惑、おかけしました」
「いいよいいよー。あー、それじゃあぼっちちゃんが復活したことだし、きたちゃんの誕生日会兼色々パーティをはじめよっか」
「ようやく」
「おねがいします!」
「あ、もしかしてラジオやってたんですね」
「ああ、うん。そうだね、こっちは一旦お開きかな」
「それがいい」
「そうですね。それじゃあ、ここまで聞いてくれたリスナーのみなさんには申し訳ないんですけど、一旦終了です!ごめんなさい!」
「また時間がある時に再会するのでお楽しみに!」
「ばいばい」
「えっ、あっ、あの、お、おつかれさまでし、た?」
「う、うーん。結束感が」
「私たちらしいですけどね」
「これぞ結束バンド」
「ご、ごめんなさい」
「うん、もっかいやろっか。みんな、あれでちゃんと締めるよ」
「あれですね!」「おけ」「あっ、はい」
「いくよ、せーの」
『センキュー』
元ネタ:いろいろ