…遅くなってすいません…
※先にウィッチ ザ ゴーストから見るのをおすすめします
Side 理代1 『これがはじまり』上
名前 『紡 理代』
年齢 15歳。
誕生日 7月31日。
学年 高校一年生。
好きな事 日記を書くこと。
好きな人 豁ゥ蜷。
友達 いない。
―――叶えたい願い。
●○●○♡◇
―――5月の半ば頃の事だった。いつも通り掃除を押し付けられ、歩君を待たせる。
でも、今日は何時もより早く掃除が済んだから、そんな事は無かった。
「…」
教室のドアを開け、歩君のいる玄関へと向かう。廊下は色々な人の声が聞こえてきてそんな好きじゃない。歩けば歩くほど誰かの声が聞こえ、色々な噂話が聞こえてくる。
最近はこんな感じ。
ねぇ聞いた?駅前の○○で―――。
学校近くのコンビニに―――。
○組の○○君がね―――。
毎日毎日そんなのばかり聞きたくなくても聞こえてくる。でも、それは一時的な事。靴を取ってこの扉を通れば、それは無くなる。
扉の側には歩君がいた。
少しの間だけれど隣にいるだけでホットする。
●■□♡◇○
私の名前は『紡 理代』。代浜高校1年3組22番、何の取り柄もない女子高校生。強いて言うなら人の頼みを断れないって言うのが私の取り柄だったりするのかも知れない。
中学の頃から色んな事を頼まれて、それを何一つ嫌な顔をせずに受ける。
……よくよく考えたら変な子だね。それを今日に至るまで一度も断らずにいるんだもん。
歩君に何度も止められたのになぁ、私の悪い癖だよ。
…えっと、歩君って言うのは私の唯一の友達。中学一年生の頃からの付き合いだけどあんまり歩君の事は良く知らなかったりするの。歩君が全然自分の事を話そうとしないのもあるけれど……。
家族はお父さんとお母さん…そして私の大切な妹の三代がいる。
お父さんとお母さんは、いつも仕事で忙しく、帰ってくる日の方が珍しい。
だって私も前に見たのが小学生の頃だもん。何のお仕事してるのか分からないけれど、お陰で私は毎日朝早くに起きなきゃいけなくなった。
……三代は、幼い頃から身体が弱く、病院にいる日の方が家にいる時より多かった。
でも、病院で暮らしていくうちに、そこで出来た友達のお陰で、段々元気になり、私が小学校を卒業間近の時に退院する事が出来た。
今まで元気に走り回れなかった彼女の姿を見るのは、これが初めてだった――――――。
―――――三代が事故で意識を失ったのは、それから三日後の事だった。
●■□♡◇○
「……」
電車が揺れる。私はこの時間の、空席だらけの電車が大好き。静かで、揺れる音が心地良い。何か考え事をする時にピッタリな時間。…揺れが心地良すぎて考え事の最中に寝ちゃう事もあるけれど…。
今の所この席には私と…あ、正面にもう一人私と同じ学校の女の子がいるみたい。
…そんな事はどうでも良いよね。
今私は家に帰る…前に、病院に行って三代に会いにいく。意識が無いから、寝たきりだけれど、いつか目覚めてくれる事を信じて私は病院に行っている。最近は忙しいから、会えない日もあるけれど、それでも、三代に会える時間が私は一番わくわくしてる。
嘘ばっかり
…ん?今なんか聞こえた?
「…疲れてるのかな」
「…」
…正面を見ると、目の前にいる女の子がじっと私の事を見ていた。私は咄嗟に視線を反らし、如何にも気付いてませんよーって感じを出してみた。
「…それやるのもう遅いと思うよ?」
「…」
だよね…遅いよね。思いっきり自分視線合ってたもんね…というか私達以外いないのに、視線を反らしたところで何も意味ないよね。
「…ねぇ3組の紡さんだよね?何か悩み事でもあるの?」
「え?なっ悩み事…?いっいやー別に何でもないよ?今日は大変だったなーって疲れてるだけで…」
「三丁目の
「え?」
「そこにいけばきっと悩みを解決出来るはずだよ」
「え…?ちょっ、ちょっと待ってどういう―――!?」
と、私が彼女の言葉に反応し席を立った次の瞬間、電車は駅へと着いてしまったのだった。
「…私ここで降りるから、じゃあね。紡さん」
「あ…え…?」
彼女は電車から降りてしまい、私の視界に写ったのは閉まる扉の奥に、段々と小さくなっていく彼女の姿。
電車の中には私だけ、他の人は誰一人も来なかった。
私はまた席へと戻り、彼女の言葉を思い出した。
…あれ、そう言えば。
「あの子、誰だっけ…?」
○◇♡□■●
「…三代、今日も来たよ」
それから数十分か後、病院へと着いた私は、三代のいる病室に行き、目覚めない彼女に今日も独り言をしに来た。
…聞こえないって分かってはいるけれど、それでも三代に辛い思いをしてほしくないと思ったから、少しでも私の学校での思い出とかを何時も語っている。
「それでね、今日も歩君ったら「僕は数学が出来ないんじゃ無い、わざと難しい問題にしてる数学側のせいだ!」…なんて理由で言い訳してたんだよ。やっぱり小テストの日の前に勉強してなかったみたいなんだよね―。話的にまた赤点っぽかったし…最近は変に意地張るようになってきたけど、やっぱりまた分かりやすく教えるべきだよね、中間テストも一週間経ってるし、…あ、私はちゃんと勉強してるからね?」
…なんだろ、自分でもこれを4年以上続けてるのは流石に勇気あると思う。来ては歩君の話ばっかして、自分の話は年に…何回だっけ?あ、確か…三回程、少ない。流石に少ないって。
「…じゃあ、お姉ちゃん行くね」
そう行って私は三代のいる病室から出る。その時、私は突然あの子の言ってた言葉を思い出した。
「…弓射々木公園」
確か、この近くに似た名前の…。
「―――!あった」
この街の地図を見てみると、すっごく小さな場所に、同じ名前の公園があった。
小さすぎて虫眼鏡がなかったら見えなかった位だった。
「悩みの解決…か」
…そこに行けば本当に解決できるのかな…?
―――何も悩んでいないのに?
♡
「えっと…ここだよね?」
時刻は夜八時、彼女の言う通り弓射々木公園の電話ボックスの前に、など私は立っている。
今の時代、電話ボックスが置いてあるのは稀だし、私も見た事は教科書だったり昔の写真だったりでしか見たことが無かったから、こうして見ると新鮮だなぁ。
…蛾とかが止まっている。
「ええと…入ればいいのかな?」
若干抵抗が出た。こんな夜中に、ましては人通りが余りにも少ない電話ボックスに一人入るのは怖いし、蛾が怖い。
…でも、入らなきゃだよね。
「よい…しょっと」
中は案外狭かった。
「ええと、これで…どうするの?」
そう言えばどう悩みを解決してくれるのか、どういう方法でそれを行うのか、彼女は何も言っていなかった。…怖い、怖い、怖い。どうしよう…騙されたのかな…?もっもう出よう…。
「おや?こんな夜中に珍しいね、どうしたんだい?そんな使い物にもならなくなった電話ボックスの中に入って?」
「…え?」
いっ今…誰か喋った?どこから?
私は周囲を見渡す。幸い懐中電灯を持ってはいるけど…ちゃんと点くかな…?
「だっ誰…!?どこから―――」
「んん?あーそっかそっかぁ…そうだねぇ僕の見え方とキミの見え方は違うんだったね、そこそこ、近くのベンチだよ」
「ベッベンチ…?」
辺りを照らしてみる。すると、私から少し離れた所にぽつんと小さいベンチがあった。
…恐る恐る近づいてみよう。たったまーに後ろを振り向いて…また前見て…。
「ビビりすぎでしょ、安心しなよー?」
「そっそう言われても…って、え?」
「おーようやく辿り着いたねぇ」
ビビりながらも私は何とかベンチに着いたけれど、そこには一つ、猫なのかウサギなのか分からない人形が置いてあった。
…え?この人形が喋ってたの?っていうか人形が喋べる…?いやいや…そっそんな事…ない…よね?
「あ、今人形が喋るわけ無いと思っただろ?流石に傷つくぞ?」
「え?あっごっゴメンなさい…」
「…まぁいいよいいよ。それより、良く僕が此処にいるって分かったね」
「あっその…えっと」
…どうしよう、あの娘に教えてもらったって言うべきかな…?いやいや、私がこの人形に会えたのはあの娘のお陰だし…。
「その…学校の帰りにある女の子が教えてくれて…」
「ある女の子?ふむ…?」
人形は何か考え事をし始めた。(こうして見るとカワイイ…)
「…まぁ今はいっか、さてさて、僕に会いに来ったって事は、何か叶えたい事でもあるのかい?」
「…?叶えたい事?」
「あれ?それについては教えてくれなかったんだ、んーまぁいいや、そう焦ることでは無いから…」
「そう…ですか」
「まぁでも」
「
「え?」
―――その瞬間、何故か私の視界が暗転した。
◆▲★●●●●●
「…っん…?」
また目が覚めると、赤黒い風景が私の視界に映った。何が起こっているのか分からない。…夢?夢だよ…ね?
「どっ何処なのここ…?」
「あらら、不味いことになったね」
「キャッ!?…あ、さっきの人形…」
「…その呼び方やめてくれない?僕には『キャロット』っていう名前があるんだからさ?」
「…あ、ごっごめんなさい」
「まぁいいさ、それよりキミ、とんだ不幸だね。最悪死ぬぜ?」
「しっ死ぬ…!?」
さっきのお人形…じゃなくて、キャロットさんの言った言葉に、私は驚く。死ぬって一体どういう事?
「――ここは『裏世界』。キミの住む世界に良く似た別の世界。誰かの作った世界かもしれないし、別の星かもしれない。別次元かもしれないし、もくしは未来の世界かも知れない…まぁはっきり言うとなーんも分かんないへんな所だね!」
「はっはぁ…」
「それでいてこの世界にはとある存在がいるんだけど…あ」
突然キャロットさんの説明が止まる。
「…どうかしました?」
「あーうん。右右」
「右?」
私はキャロットさんの言う通り右を見る。
「遶句?遖∵ュ「」
「…え?」
するとそこには、得体の知れない『ナニカ』がいた。
「あっえっ」
「逃げるよ」
「え―――ッ!?」
咄嗟の判断だった。私の右横にいた『ナニカ』は突然、私に向かって棒?のようなモノを振りかざした。
キャロットさんがいなかったら、どうなっていたんだろうか。
「ほら早く!殺されるよ!」
「こっ殺されるって…!?」
「文字通りさ!棒に当たってグチャグチャのペッチャンコだよ!」
「ぐっグチャグチャ…!?」
「そうだよ!ほら、あそこに隠れる!振り向けば終わりだよ!」
「えっ…えっ…?」
―――振り向けば終わり。振り向けば、死ぬ。振り向けば…振り向けば…?
振り向けば、どうなるんだっけ?死ぬ…?死ぬの?私死んじゃうの…?嫌…!嫌だ…!
私は全速力で駆けた。
「…」
「嫌…!嫌だ…!」
「…生きるのに必死だね。まぁ人間自分に危機があればそうなるモンさ」
「うっうるさいよ…!はっ早くしないと…!」
「―――その意気や良し、ほら、そこなら隠れられる」
私は、直ぐ様、瓦礫の山に隠れ、身を伏せた。
…このままこれが見つからなかったら、死んでいたかもしれない。
「ハァ…ハァ…!」
「危なかったね。あと少しでペッチャンコだったよ」
「そっそうだね…」
「まぁでも、ずっと此処にいるなんて事は無理だね、ヤツは時期に僕等を見つけ出す筈さ」
「え…!?」
「大丈夫大丈夫!安心しなよ!その為の僕さ」
「改めて説明しよう。僕はキャロット、さっきみたいな。『異端』を倒す為の力を持つ。魔法少女のサポートをするマスコットさ」
「…魔法少女?」
「そう、『異端』はね、この世界で生まれたマガイモノ。ホンモノを嫌い、自らが生きるために通る物全てを破壊するいわゆるバーサーカーみたいなモンさ」
「そんな『異端』を倒し奴等の源であるカケラを僕が浄化すれば、奴等を倒すことが出来るんだ」
「そうなんだ…でっでもどうやって…?」
「僕達マスコットと契約する。僕等はキミの様な少女を魔法少女に出来る力を持ってるんだけど…その際、一つ叶えたい願いを教えてもらうんだ」
「それを僕等が受け入れれば契約成立、晴れて魔法少女に、そしてキミの願いが叶う…そんなシステムさ」
「…?」
余りにも唐突な事に、私の脳はついてこれなかった。何となくキャロットさんの言っていたことを思い出しながら脳内でまとめる。つまり、キャロットさんに願いを言えば魔法少女になり、あの『異端』って言うのを倒せるって事だ。
―――叶えたい願い?考えては見たが、思い付かなかった。けど、早くしないと、あの『異端』が私達を見つけてしまう。早く…早――――。
――――お姉ちゃん、私いつかね、■■■とお姉ちゃん…それに皆と一緒に、元気一杯お外で遊びたいんだ。それでね、ずっと、ずーぅっと、お姉ちゃんが笑ってるとこが見たいの。
――――なら、一つ約束させてくれ。お前が何かあったら僕は必ずお前を助けてやる。『それだけ』の単純なセリフさ。…だから…さ。そんな暗い顔すんなよ。
「――――」
―――私は、私はの叶えたい願いは。大切な人を―――!
「…キャロットさん」
「ん?叶えたい願いが決まったのかい?ほら、僕の頭に手を添えて」
――私は、キャロットさんの頭に手を添える。
「さんは良いよ」
そして、少しゆっくり、ゆっくりと深呼吸をして。
「■■■■■■■■■■」
「…は?マジで言ってる?まぁ別に良いけど…」
「後悔すんなよ?」
「しないよ」
―――私の身体が光に包まれる。
「――――」
「そっそこまでだよ!」
「―――?」
「…スゥ」
「わっ私の名前は『紡 理代』!まっ魔法少女!始めました!」
「貴女を―――倒します!」
一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?
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おー……ええやん
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影薄過ぎない?
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ロリコン
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今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
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ヤンデレに×××されろ