――友達が、欲しかった。
幼い頃から無口な性格の所為で、誰からも好かれずずっと一人だった。
それどころか、忌み嫌われ、いじめが続く毎日だった。
そんな時、私に手を差し伸べてくれた彼女に、私は唯一心を赦した。
気付けば私も笑うようになり、いじめもなくなって、充実した毎日を彼女と共に送っていた。
―――中学になると、彼女の周りには沢山の友達がいて、私と話せる日なんてないにも等しかった。
元から彼女が人から好かれやすい性格なのは知っていた。だから寂しいだとかそんな感情は無かった。
それからは、虚無な毎日が進んでいった。
私の方が彼女の事を知っているのに
それからと言うもの、私は以前と同じように一人でいる時間が多くなっていた。
暗く、無口で、それでいて人との関わりも薄い私は本当に生きてて良いのだろうかと何度も思った。
そんなある日、私はキャロットに出会った。
魔法少女になれば、どんな願いだって叶えてくれる。
――ただし、『異端』と戦う使命を持たなければいけない。
全てが叶う。けれど、それと同時に死も近づいてくる。
簡単な二択問題。普通の人ならどちらを選ぶだろう?
リスクを伴っても願いの為だけに魔法少女になるか、魔法少女にならず、願いが叶うかも分からない人生を生きるか。
私はそんな簡単な問題を前に、迷わず、一つの選択を選んだ。
――魔法少女になるという選択を選んだのだ。
これが正しいかどうかなんて、私には分からない。
ただ、この頃の私は『それ』を選ぶことなんてないということだけは、私にも分かる。
…友達が欲しい。どうすれば作れる?人に話しかけるなんて出来ない。だったらどうする?どの道を選ぶ?
―――誰かの役にたてれば、友達化出来る?
あぁ、そう、そうなんだ。誰かの役に立てばいいんだ。
だから、役に立つために私は『異端』と戦う道を選んだんだ。
―――もう、引き返せないんだ。
それからは戦って、戦って、戦ってきた。
気付けば沢山の仲間ができて、笑顔が増えてきて、また幸せな人生が始まった。
もう、彼女の事を考えずに済むのかな。
そんな考えもせず、時間は過ぎて行って――――。
死体の山に、私は立っていた。
あぁ、結局私に幸せなんてこないんだ。
これが、『私』の結果なんだ。
「…何で」
何で?何でなの?どうしていつもいつもいつも!私は一人になってしまうの!!何で私だけみんなの元に行けないの!ただ友達が欲しかっただけなのに!ただ孤独でいるのに不安になっただけなのに!誰かに愛されたかっただけなのに!手を差し伸べて欲しかっただけなのに!笑いたかった泣きたかった喧嘩したかった遊びたかった話したかった隣りにいたかった理解し合いたかったさよならを言いたかった!
それだけなのに!何でなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
nなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!
―――何で。
「―――ぱい」
何で私を。
「―――ほ先輩」
何で私は貴方達に。
―――私はどうなろうたって構いません。
―――私の大切な人が幸せでいて、私の特別が隣りにいてくれるだけで、良いんです。
――――それが、私の生きる意味です。
何で、貴女は。
「―――じぼ先輩…!」
――何で、貴方は。
「良かっだ…やっど…づい…」
何で貴方達は私を―――――。
あの日、理代ちゃんに出会った。
強く当たってしまったけれど、皆と触れ合うに連れて、私も彼女に心を赦していった。
皆も、同じだった。
あの日、理代ちゃんから歩君の事を聞いた。
私以外の三人は圧を掛けるかのように理代ちゃんにその事を聞いたが、私には不安しかなかった。
彼がやって来た。相談役を降りろと強く当たっても、彼は一切自分の信念を曲げなかった。
再度話を持ちかけた時も、同じだった。
今だって、ほら、同じように。
あぁ、そうか、そうだったのね。
私の隣にはもう、大切な仲間がいたんだ。
理代ちゃんも、歩君も、私にとっての理想だったんだ。
私は、朧気な意識の中、彼の倒れだしていく身体を受け止める。
血が溢れ出し、右肩が取れかけている。
どうすれば良いのか、分からない。
それでも、私は絶対に助け出す。
例え、どんな事があろうとも、理代ちゃんと彼だけは守り抜きたい。
そんな事を考えながら、私は彼を受け止めた姿勢で意識を失った。
●○■□●○
「――歩君!しほ先輩!!」
「…不味いわね、二人共意識が途切れてるわ」
「どっどうすれば…!」
どうしよう…どうしようどうしよう…!歩君の身体中から血が沢山溢れ出しちゃってる…!嫌だ…!死なないでよ…!歩君が死んだら…私…!
「お困りかい?」
「…へ?」
「アンタ…!」
――その時、わたしたちの目の前に、キャロットが現れた。
「何やら大変な事になっているようだねぇ…おやおや、歩くん血塗れじゃないか!こりゃ大変だ死んでしまう!」
「…何もする気なく煽るだけしに来ただけなら貴方の長い耳を千切るわ」
「ごめんアイデンティティ取んないで、…まぁ、治せない方法も無いという訳じゃないよ?例えば病院に連れてくとか」
「治るの?」
「
「彼はまぁまぁ面白い奴だからね」
おまけ『異端』との闘い。
からしゅ「何よコイツテレビ壊したらすごい弱いじゃない。えい」
りよしゃん「あっ…終わった…」
一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?
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おー……ええやん
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影薄過ぎない?
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ロリコン
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今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
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ヤンデレに×××されろ