「…ん?」
目が覚めると、電子音が鳴り響く白い部屋にいた。
仰向けのまま、いつもとは違うベットの中で、多数のチューブが僕に取り付けられていた。
「痛てて…あれ、いつの間に僕病院に…、確かしほ先輩に…」
「あら、起きたのね」
身体を上げ、声の聞こえる方へと顔を向けると、病院の椅子でゆったり、病室のテレビを見ている枯羅統の姿が目に映った。
「案外早かったわね、かれこれもう2日は経ってるわ」
「…僕そんなに寝てたのか」
「ええ、それはもうぐっすりと死んだかのように」
「不謹慎な事を言うな、実際死んでたらどうしてたんだ」
「――――死なないでしょ」
「ん?なんか言ったか?」
「何でもないわ、何?気になる?」
「いや……良いよ」
どうせロクな事じゃないのは承知の上だ。その上で断る。
「……てか、あれから二日か…、あの後どうなったんだよ」
「……あのしほって娘は何とか正気を取り戻したわ、それから貴方を病院に連れてってなんか色々あってこのザマよ」
「何か後半可笑しいぞオイ」
何途中で有耶無耶にしてんだ。その色々の間に何があったんだ。
……でも、しほ先輩無事だったんだな。話的に『異端』も倒せてると思うし、何とか一件落着だな。
「――あ、そうそう。その彼女達だげど…「歩君!?」」
突然、病室のドアが開き、一人の少女…理代が入ってきた。
「歩君!?目覚めたの!?大丈夫!?どこも痛くない!?後遺症はない!?大丈夫!?」
「…ッオイオイ…落ち着けって、無事だよ無事。もう元気モリモリだ」
「…そう…なの?」
「あぁ、もう大丈夫だ」
「よっ良かったぁ〜」
理代は空気が抜けたかのように肩をおろし、椅子に座った。
まぁ、確かに…今回は理代にかなり迷惑かけたよな…気付いたらこうなってたんだもん。
「ご機嫌よう理代。貴女一人?」
「へ?あっ…こんにちは枯羅統さん。えっと…一人じゃ無くて、他の皆…と言うか、メル子ちゃんとしほ先輩だけど…私は大急ぎで二人を置いてきちゃって…」
「オイオイ」
置いてっちゃんたんかい、お茶目だなぁ…。
「ツッコミが変ね」
「地の文を読むな」
何て会話をしていると、又もやドアが開き、今度はメル子がやって来た。
「…おっ目覚めたのね。良かったぁ〜あと数日寝てくれたら学校休めたけど良かったぁ〜」
「ぶっ飛ばすぞ」
「やってみなさい」
大敗北である。
「…あれ?おいメル子。しほ先輩は?」
「え?あの人?…あーえっと…アソコ」
メル子の指差す方を見ると、ドアの隙間から僕等を覗くしほ先輩の姿が映ったのだった。
「あっ……!しっしほ先輩!」
「……歩君」
「無事だったですね…良かった。『異端』も倒せたし何とか―――!?」
―――突然、しほ先輩が僕を抱き締める。
「……ごめんなさい」
「――?何で…謝るんですか?」
―――最低な返しである。
「―――それと、ありがとう」
そして、彼女の笑顔が僕の視界一面に映った。
少し不器用で、荒っぽい様な、可愛らしい笑顔。
―――何だか少し、気が楽になった気がする。
まぁ、それを遠目に見ながら手で視界を隠してるメル子となに食わぬ顔で見てる枯羅統を見なければだけど。
「―――――」
○●○●○●
「―――おや、来たようだね」
「何の用?こんな夜中の病院に呼び出して」
「―――分かってるくせに」
「ハハハ」
「……ねぇアンタがあの時言ってた事、嘘偽り無しで私に伝えたなら、あの娘達が知ったら不味い事になるわよ」
「大丈夫さ、そこは僕が何とかするよ」
「彼のあの事実を知れば、今回以上の事態が起きるからね」
「―――歩君、理代ちゃん」
「えぇ、そうよね」
「きっと、そうだわ」
「―――私は、必ず二人を…」
おまけ、現在の歩君の好感度
理代 ???
メルー 悪友
からす 相棒
キャロット 良いコマ
しほ先輩 上限突破のドロドロ湿気
一章最終話間近ですがここまでで歩君にどんな印象を感じました?
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おー……ええやん
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影薄過ぎない?
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ロリコン
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今からでも理代ちゃんに主役の座よこせ
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ヤンデレに×××されろ